小早川皆光(こばやかわみなみつ)
職業 男子高校生
年齢17歳
身長172cm 体重56kg
容姿 黒髪 黒目の至って普通の男子高校生。イケメンの類ではあるが、彼女いない歴=年齢な模様。
性格 現代っ子にしては、変わっている。順応性が高く、コミュ力は高い。しかし、口に出していること(口調)と、思っている事(思考)が釣り合っていない事が多々ある。周囲のクラスメートからは、顔はいいけど、変人、優しいけど変人とよく言われる。女性とは、この人いい人で終わるタイプ。腹が少し黒い。割とメンタル面が弱く、すぐに折れる。
感情が表に出やすいタイプ。
クラスメート曰く、怒ると泣きたくなる、らしい。
現代っ子なのに諸葛亮や、司馬仲達と言った、神算鬼謀の軍師に憧れている。憧れるだけあって、それなりに頭はいい。
運動は得意な部類ではあるが、動く必要性を感じない時はテコでも動かない。
好物 鯖 漬物 豆腐
嫌いな物 豆
好きな事 歴史書を読むこと。弓道。妄想。将棋。馬の世話。
嫌いなこと パリピに混ざる。うるさい。やかましい。喧騒。
憧れの有名人 天才軍師と名高い人。
将来の夢 軍師(時代錯誤)
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どうも作者です。
3日から、一週間に1度のペースで投稿させていただきます。
拙い文章ではございますが、何卒、よろしくお願い致します。
また、一話、二話では、主人公の性格等、知って頂くため、主人公視点で書かせて頂いていますが、三話目以降は、三人称視点で書かせて頂いておりますので、御容赦ください。
ストックは十話まででございます。
順次、執筆しながら、ストックを放出させていただきます。
それでは・・・皆様が、お楽しみいただけることを願って・・・(・ω・)ノシ
飛ばされた先は戦乱の世
私、小早川皆光(こばやかわみなみつ)現在馬に乗って逃走中である。
事の発端は今朝にまで遡る。
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今日は日曜日。
高校生である私は、安眠を貪っていた。
私の名前は小早川皆光。
身長172cm体重56kg。
黒髪黒目の至って普通の男子高校生だ。
それなりにモテる容姿はしているらしい。まぁ、周囲から見て浮いている、変わっていると言われるが。
それなりの田舎で、一人っ子として育った。
父親は、古風な頑固オヤジ。
母親は、あらあらまぁまぁな、ちょっと緩い人。
祖父母も似たような感じだ。
そんな両親に育てられ、スクスク成長し、普通で普通な高校に通う、高校三年生となったわけだ。
趣味は歴史書。それと弓道。
弓道に着いては、たまたま通う高校に弓道部があったという理由と、私が小さい頃からやっている(やらされている)流鏑馬(やぶさめ)による影響が大きい。
私が中学三年生の時、祖父が飼っていた3頭の馬、梅・花・賢。
その梅と賢の間に子供が産まれた。
元々家に必ず馬がいる環境ゆえか、一番好きな動物と聞かれると、馬、と答えるくらいに、馬が好きだ。
私はその子馬に、八(ハチ)と名付け、可愛がった。
祖父が、真(まこと)と、名前をつけたが、真と祖父が名前を呼んでも一切振り向かない。(計画通り)
というか、何故か大層懐かれた。
とまぁ、馬に乗ったり、世話をしたり、としていると、父から、祭りの行事の為に、馬上から弓矢を射る、流鏑馬を教わった。
そもそも流鏑馬のお陰か、弓道部のお陰か。何やかんや両方サボらず出た上に適正があったのか・・・高校一年生の時点で他の同級生、先輩達と比べて、腕はよかった・・・と思う。
とまぁ、私の身の上話は以上だ。
ん?話し方?まぁ俺やら、僕と言うと、祖父が俺なんて汚い言葉を使うなとか、僕なんて弱々しい言葉を使うなと拳が飛んできたからね。
その話はまぁ、いいだろう。
そんな訳で、とまぁ私は誰に説明しているのやら。
もう少し睡眠を食い散らかしたかったのだが、残念ながら、稽古の時間だ。
とは言っても、毎年行われる祭事には、出たことは無いが、今年からどうやら出さして貰えるらしい。
そんな訳で、私服ではなく、今年から着る祖母自慢の狩装束を着る。
全体的に赤くて所々に金があしらわれた上衣にこれまた全体的に黒く、所々金があしらわれた行縢(むかばき)そして、白い水干の下(しも)
まぁ伝統的な衣装さ。
面倒だから烏帽子やらは省き、
衣装だけをただし、見た目だけの模造刀を腰に引っ下げる。
何度も射る為、矢筒も腰の後ろに回し、父お手製の矢(刃引きされている・・・尖っているので意味は余りないらしい)
を矢筒に詰め込み、馬小屋に行く。
既に誰かが餌を上げたのか、豆やら草やら私達からすれば(サラダが嫌いな私からすれば)嫌な光景だ。
私の愛馬、八は綺麗な黒鹿毛の馬である。チャーミングな白い面構えがなんとも言えない。あと、泣きそうな顔をしている。(偏見だが)その割には結構ヤンチャな可愛いやつである。(頭で放り投げられた事がある)
きちんと八に鞍を繋いで、手綱を握り乗馬し、少しつづ歩き出す。そして、八に顔を近づけ、
「頼むぞ」
と、声をかけた。
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まぁ、前を見ると、家の前でも馬小屋の前でもなんでもなかった訳だが。
というか、なんか戦争しとるお。
あちこちで聞こえる嫌な音に、逃げちゃダメだを連呼しているが、まぁ、たとえ東京都民全員に聞いたとしてもまぁ、逃げると思うよ。
必死に叫ぶオサーンの声とか、なんか硬質でカンカンなミュージックとか、競馬場でも聞こえないような量の馬蹄の轟とか。
まぁもうほんとに、あぁえげつないったらありゃしない。
これなら家で煎餅かじりながら・・・まぁ、何もしないんだけどな。
考え事している間にもケツからお馬さんに乗った白馬の王子様が・・・来てたら気持ち悪いが、残念、必死の形相で追いかけて来ているのは鎧武者達でした。(男です)
残念どの道気持ち悪いというかあの槍めっちゃ刺さりそう。(ツンツンしないで)
「あの格好!織田方の名のある武将に違いない!」
「捉えて殺せ!」
「ヒャッハー!」
後ろがすごく・・・世紀末です・・・というか、最後変なの混じってた。
ん?織田方?
「ま・・・まさか・・・」
相手の旗持ちの旗は・・・。
「ひぇっ・・・今川の二引両じゃないですかヤダー・・・」
拝啓・・・おっとさん、おっかさん、クソジジイとばあちゃん・・・私は今、マジエモンの戦国時代に来たかもしれません。(まじ笑えんもん)
「ヒャッハー!豚のような悲鳴をあげろ!」
「ぶひぃーーーってな!」
お前らちょっと待て、何故愛で空が落ちてきそうな雰囲気になってんだ。
相手の馬も心做しか舌出しやべー顔してる気がする。
おもむろに手に持った弓に矢筒から抜いた矢を宛てがう。
人間、境地に立たされると何するかわからないとはよくも行ったものだ。
だだっ広い戦場のど真ん中、あちこちでぶつかり合う足軽たち。
このままじゃ、逃げれない・・・。
矢を引き、弓を立てる。
力を込め、引き絞り、狙いは先頭の武将らしき男。(何となく、装備が少し煌びやかな奴、あとブサイク)
八の進路を少し逸らし、それを追おうとする、敵の騎馬兵。
狙い目は・・・今!
「シィ!」
果たして矢は・・・・・・。
当たった。というか・・・なんかごめん。
矢は綺麗に武将の腿に突き刺さる。
頭の中では親指を立てている親父がいた。(刃引き意味なかった)
武将はもんどり打って落馬、追従する兵達は、気を取られ、そして、落馬した人物に駆け寄る。
まぁ、上司が落馬したらそりゃ守るわな。ここ一応戦場だし。
私はそれを後目に、そのまま走り去ろうとして・・・。
「坊主!あぶないみゃあ!」
急に目の前に足軽が飛び出してきた。
「ッッ!」
急いで八の手綱を引き、止める。そしてその進行方向に、数本の矢が突き刺さる。
嫌な汗と、八が、そして自身が助かったと言う事に安堵した。
「こっちみゃ!坊主!」
そして、名も知らぬ足軽は、そのまま林の中へ俺を誘い、また俺も、それに釣られて入っていってしまった。
(罠・・・なのかね?ならまぁ、さっき助けるなんて事はしないか・・・)
少し行くとおもむろに足軽は木を背に座り込んだ。
私は、多少困惑しながらも、八から降りて、頭を下げて礼を言った。
「ありがとう。貴方は、何故私を助けてくださったのですか?」
「坊主、お前は織田方の武将だみゃ?それに馬上から矢を的確に当てる腕と言いただ者ではないみゃ」
私がただ者かそうでないかより、みゃーみゃーのほうが気になるみゃ。
と、わりとアホな事を考えている自分がいる。
「う〜ん」
「わしは今川の殿さまに仕えておったが、あのお方はブサイクな男が嫌いでみゃあ。出世出来なさそうになかったぎゃ」
まぁ、確かに猿顔と言えば猿顔だが、そこまで酷いか?それとも今川の殿様は男色とか?ホモォなのか
「それでこの戦のどさくさに、織田方へ寝返ろうと考えておった。なあ坊主、わしを織田の殿さまに紹介してくれんか?」
まぁ、私の事を織田方と勘違いしていたくらいだし、あの旗で相手が今川であることも分かった。それに、この足軽自身の証言がそれを裏付けてくれた。
「どうじゃ?」
「あ〜、助けてくださった事は感謝しているのですが、私は織田方の武将では・・・」
「違うのきゃ?」
「私の名前は小早川皆光。ただの浪人です」
ここで・・・高校生と言えたらどれだけ良かっただろう・・・。
あぁ・・・別世界どころか、過去だよ・・・うぉーい。
「ふむ・・・坊主も苦労しとるみゃあ。じゃが、今は乱世じゃ。合戦で手柄を立てれば出世できるにゃあも。わしの夢は一国一城の主になることじゃ」
「一国一城の主・・・ですか・・・」
や、正直やばい気がするんで勘弁願えますか?(あとなんかこのオッサンが言うと不純・・・)
話に乗ったことで興が乗ったのか、握り拳を作りながら自らの夢を語る足軽。
何故か鼻の下が伸びとる。えらい伸びとる。
「おうよ。男としてこの世に生を受け、一国一城を望まぬ生き方などわしにはできんみゃあ!だってお城の主となれば、女の子にモテモテだみゃあ!」
俺は思わず首を折って、少しばかり呆れたのと、童貞・・・ゲフンゲフン。
未だ未使用・・・グハァ。
少しばかり下々の事を気にした。
「確かに・・・良い夢でございますね」
「だみゃあ!お主!さては、わしに匹敵する女好きだにゃ?」
んなわけねぇだろ。
「まぁ、(大いに)多少は・・・それはそうとして、そうですね。共に織田方に行ってみましょうか?」
「おお、ありがたいにゃ坊主!ならば、わしの弟分になれみゃ!」
(もうこの人のペースについていけない・・・というか、全てにおいて私の事を誤解しているよ・・・)
「いいですね。旅は道ずれ世は情けと、貴方と共に行きましょう。そして行く行くは大名へと」
まぁ、私でも役に立てることくらいはあるだろう。何せ、命の恩人さ。
「よろしく頼むにゃあも」
一人のスケベと一人の現代っ子は手を取り合い、足軽は立ち上がると、西へ抜ける街道へと、向かった。
歴史書の知識で今が大体どの辺か・・・大雑把ながらに分かる。
まぁ、とりあえず東は三河、西は尾張という事だ。
だが、林を抜けて街道へ出た時だった。
先導していた足軽がいきなり胸を押さえてうずくまる。
「どうしました?」
「・・・流れ弾に当たったみゃあ・・・運がなかったみゃあ」
「ッッ!?なんですって!?」
急いで道の脇、地蔵の隣へと足軽を引きながら身を隠し、足軽を寝かせ、状態を確認すると、鎧の胸当てには、何かで穿ったような穴と、そこから溢れ出る血で染まっていた。
死・・・。テレビでよく聞いた単語だ。殺人・・・自殺、事故。
その頃は、何気なしに聞き流し、無関係を貫いてきた。
しかし今・・・。
「・・・坊主。わしはこれまでだみゃ。お主だけでも行けい」
「ですが!?まだ助かるかも知れませんよ!」
ダメだ・・・声が、体が震える。
「野望に憑かれた者はいつ死ぬか分からぬ。これが戦国乱世の世の常よ・・・わしの相方をお主にくれてやる、一国一城モテモテの夢をお主が果たしてくれい」
もう限界だろう・・・瞼が落ちていきつつある。
「・・・夢は・・・それなりにモテモテな一国一城の主、目指しましょう・・・貴方のお名前を教えていただけませんか?」
「ありがとみゃあ・・・わしの名は・・・木下・・・藤吉郎・・・」
「うぇ・・・・・・」
本日2度目となる、変な声出た。いや、驚きすぎて。だって・・・
(豊臣秀吉じゃないですかヤダー)
「・・・貴方が死ねば・・・歴史は・・・どうなるのでしょう。織田信長公に仕えるのは・・・」
「信長とは誰じゃ?・・・織田の殿さまの名は・・・のぶ・・・な・・・」
「・・・逝って・・・しまわれたか。」
心做しか八も悲しそうな顔をしている。いや、こいつは元からだったか。と現実逃避してみる。
貴方が亡くなれば・・・歴史は・・・。
「そうか。木下氏が死んだか・・・南無阿弥陀仏、でござる」
後ろに少女というか幼女というか・・・まぁ女の子立ってた。あとちょっと舌足らず。
外見的に・・・忍者なのか・・・?
「拙者の名は、蜂須賀五右衛門でござる。これより木下氏にかわり、ご主君におちゅかえするといたちゅ」
噛み噛みやな。失礼、かみまみたやって見る?や、素で噛んでるんやったな。失礼。
「や、失敬。拙者、長台詞が苦手ゆえ」
「いえ、大丈夫です。(年齢的に)個性だと思いますよ。木下殿のお知り合い・・・ですか?」
だとしたらヤバめの犯罪である。
上がった株価が大暴落する程度には引く。(つまり盛大に引く)
そして何故か盛大に、ニッコリと笑顔を向けられた後。関係を聞いた。
まぁ、相方でした。(木下殿・・・これはあかんやろ)
「して、ご主君、名をなんと申す?」
「小早川皆光と申します」
「では、拙者、ただいまより郎党【川並衆】を率いて小早川氏にお仕えいたす」
勝手に決められたぁ〜!?相方をやろうって・・・きっさま木下許さんぞぉおおぉ・・・。
「今は文無しですので・・・」
「なれば織田家に仕官すれば良いでござるよ。あそこは給料の支払いがいい」
そして、私は逃げられなくなりましたとさ。。。
本日は誠にありがとうございます。
感想、評価等、励みになりますので、宜しければつけて行ってください( ˙ㅿ˙ )