謀っ子世にはばかる〜織田信奈の野望   作:☆蛇☆

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終わらせたかった・・・んですが、思いの外前の話で話が進まず・・・。

昨日一日休みを貰えたので、少しでも話に進展を!と思い書き上げたのはいいですが・・・。

あ、ちなみに伊勢編は次話完結となります。
次は既に五割は書けているので、確定で終わります。
長らくオリジナル展開にお付き合い頂きありがとうございました。


伊勢の伝説

 

 

皆光が撤退した少し後。

 

巫女装束の少女は、ぶつくさと文句を垂れながら木々生い茂る森の中を進んでいた。

巫女服にこそ汚れは見られないが、自慢の黒髪に葉っぱをくっつけ、顔は酷く仏頂面。

滝川一益である。

 

一時は斎藤龍興に手を貸した一益。

その返す足で、彼女は大河内城へと向かった。

皆光から命じられた事は、皆光が本隊を引き付けているあいだに、美濃・稲葉山城と並ぶ堅城、大河内城を落城させるというものである。

 

一益の後ろを着いていく九鬼嘉隆は次に皆光にあったら殺すとばかりに殺気立っている。

 

そんな彼女等を静かに見据えるのは、皆光配下の忍び、伊賀崎奏順である。

 

「何故姫はこんな草木生い茂る場所におるんじゃろうの」

 

力のない声、力のない覇気、完全に思考を捨てた滝川一益がふと、そう零した。

まるで、心底面倒だとでも言ってるかの如き表情だ。

そんな一益を横目に、奏順が口を開いた。

 

「さぁな。大将の考える事がおいらに分かる筈が無いダロ?ただあんたにこう言っとけって言われたな。【し】に打ち勝てば城は落ちましょうってな」

 

「死?あの小僧は姫様をここで殺す気か!」

 

「馬鹿。声がでけぇヨ」

 

思わず声を上げた嘉隆を奏順が素早く諌める。

 

「だが!」

 

「くっきー。お主は黙っておれ。そこな乱波の言う通りじゃ。それに、みっちーが姫をそうやすやすと殺すと思うてか?」

 

何処か気の立った様子の一益。

そんな一益に、思わず嘉隆も押し黙る。

 

「【し】に勝てと言うておったのか。お主ら、何か隠しておることはありゃせんか?」

 

「さぁナ。おいらは大将に拾われた身だ。それまでに何があったのカ、何をしていたのカ、おいら達にゃ分からネェヨ」

 

「ふん。姫も忍び上がりじゃが、お主らのような乱波は嫌いじゃ」

 

「そりゃどうモ」

 

一瞬にして険悪な雰囲気になりつつある場に、奏順は嫌気が差してきた。

チラリ、と奏順が一益を見ると、一益は何やら自分の手を見詰めていた。

そんな彼女に、奏順はため息を吐きながら、再度口を開いた。

 

「大将の言うことには意味がアル。決して生き死にの話ではねぇと思うけどナ」

 

「分かっておる」

 

一言だけ、簡潔に返事をした一益は、目の前に広がる断崖絶壁を見詰めていた。

 

「じゃがことこれに限って言えば、みっちーは姫を殺す気じゃろ」

 

一益が思わずそう零さずには居られないほどの断崖絶壁である。

皆光から借り受けた兵達も、その壮大さに思わず口を開け呆けている。

 

「だからおいらが来たんだヨ。おいらの相手は人なんてちっぽけなもんじゃねぇからナ」

 

一益率いる一軍、彼女達が居る場所は、大河内城の本丸が建つその真下。

通称をまむし谷と言うその場所は、史実滝川一益率いる織田軍が大敗を喫し、後にまむし谷の血決戦と謳われた場所である。

 

ここまで来れば、もういっそヤケである。

一益は我慢に我慢を重ね、帰ったら信奈にあることない事色々と吹き込んでやると意気込み、崖に手を掛ける。

 

その横で、まるで軽業師とばかりにひょいひょいと登っていく奏順。

 

負けじと一益も、忍びとして培ったその身体能力でぴょんぴょんと登っていく。

 

九鬼嘉隆が唖然としながらも崖に手をつけ、織田の兵達も種子島を背中に回し、それを追いかける。

 

切り立った崖と言う程でもないが、それでも十分に落ちれば死ぬほどの絶壁。

 

ひょいひょいと登っていた奏順と一益が何かに気付いたのか、壁に張り付き、まるで何かから隠れるかのように身を小さくする。

 

数秒か、数分か。

静かに息を殺していた二人。

そんな中、間の抜けた声と共に、嘉隆が一益のいる場所へと到達した。

 

「姫様〜!ご無事ですか!?」

 

「馬鹿者!」

 

一益は、思わずそう叫んでいた。

二人が息を潜めていたその原因は、頭上。

その場所に、複数の兵達が立っていたのだ。

 

静かな谷に響く声、それに気づかない者はいない。

頭上が慌ただしくなる。

この時ばかりは流石の一益も、舌を鳴らしたいばかりであった。

 

「者共!火縄に火をつけよ!くっきーは後で仕置きじゃからの・・・」

 

「も・・・申し訳ありません・・・」

 

「こりゃまずいナ。おいらも計算外ダ」

 

慣れない体勢ながら、皆光の鉄砲隊は火縄に火をつける。

しかし、装填が出来るかと言えば、いつもの倍は時間がかかるだろう。

 

「決して一斉に撃ってはならんぞ。むしろ散発的に撃てば良い。敵の頭はそれで隠れるじゃろうからな」

 

そんな兵達を見て、一益は的確に指示を飛ばした。

 

「乱波よ」

 

「なんダ?」

 

「お主の手前、ちと拝見とさせてもらおうか」

 

それを聞いた奏順は、にやり、と悪戯な笑みを浮かべて返事を返す間もなく崖下へと飛び降りた。

 

「【し】に勝て・・・か。後で意味は聞くとしようかの」

 

頭上から顔を出した敵兵、その手には種子島が握られている。

その他にも、弓や槍、丸石を持っている者までいる。

 

一益は自らの種子島を構え、敵兵に向かって発砲した。

弾丸は容易く敵兵の頭を撃ち抜き、敵兵は力なく谷底へと落ちていった。

 

一益は、種子島を嘉隆へと投げた。

 

「わわっ!姫様!」

 

情けない声を出しながらそれをわたわたと受け取る嘉隆。

 

「次じゃ」

 

一益は、背後の鉄砲隊へと手を出した。

一益の手を見て、首を傾げる兵。

 

「はよう寄越さんか!」

 

一益が怒鳴りつけ、やっと意味が分かったとばかりに兵は自らの種子島を彼女に手渡した。

 

一益はそれをすぐさま構え、再度引き金を引いた。

また兵が落ちていく。

 

「次」

 

次々と種子島を取り替え、敵兵を穿つ。

敵を的確に一撃で屠っていく一益のその姿は史実に伝えられた通り・・・鉄砲の名手としての姿であった。

 

その頃には、一益の背後の鉄砲隊も各々がばらばらに射撃を開始した。

飛んでくる弾に頭を出せずにいる大河内城の兵士たち。

一益は種子島を撃ちながら、憎々しげにこう呟いた。

 

「みっちーも後で仕置きじゃの」

 

次の瞬間、一益の真横を弾丸が掠め、髪が数本散っていく。

それと同時に、背後でくぐもった声が聞こえ、何かが落ちていった。

 

一益は背後を見ることなく、持ち主のいなくなった種子島を適当に背後に投げ捨てた。

 

「次じゃ」

 

再度、一益の手に種子島が握られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小高い丘で皆光と五右衛門は北畠の兵達に囲まれている木造城を見詰めていた。

堰を切ったように殺到する北畠軍に対して、投石や弓矢で対抗する木造城兵達。

 

「貴様が撤退したと聞いた時は耳を疑ったが、なるほど。自慢の鉄砲隊が無ければ何も出来ぬか」

 

何処か挑発的な声で皆光へと話しかける義龍が兵も連れずに一人で皆光の元を訪れていた。

長野戦線へと赴いていた義龍であったが、長野軍は予想に反して数はいたものの義龍の攻勢から僅か四半刻と持たずに敗走。

敵の大将である長野具藤は長野城へと篭ってしまった為、攻めあぐねていた。

そんな時、五右衛門からの報告を聞き急遽軍を返したのである。

 

「目には目を歯には歯を、鉄砲には鉄砲ですよ。準備無き戦に勝利はない。私は何処か、慢心していたのかも知れませんね」

 

「慢心?違うな。貴様は敵を軽視していたのだ。儂に勝った男が・・・哀れなものだな」

 

返す言葉もない、とばかりに沈黙を貫く皆光。そんな皆光を見て鼻を鳴らし、義龍はその場を去っていった。

 

「あの言い方はないでござろう」

 

と五右衛門が憤慨するが、皆光は静かに五右衛門を諌める。

 

「良いのです。あれは彼なりの激です。油断、軽視、慢心。全ては己が身を滅ぼすものばかり。今一度、気を引き締めよ・・・と言いたかったのでしょう」

 

道三と似て何処か不器用なその姿に、皆光は思わず苦笑する。

ふと、皆光の背後から、何かが落ちたような音がした。

 

「主君・・・ご報告・・・」

 

皆光が背後へ向き直ると、そこには静かに跪く右衛門がいた。

右衛門は対六角戦において、一時斎藤龍興の指揮下に入っていた。

 

「報告を聞きましょう」

 

「六角軍・・・撤退・・・龍興・・・いつでも動けるとの由・・・」

 

これで準備は揃ったと皆光は天を仰ぐ。

後は滝川一益率いる大河内城の戦線のみである。

 

「右衛門、龍興殿に動くように伝えなさい。その後各所に散っている忍び衆を集め、大河内城を攻めている滝川一益殿の増援へ向かうのです」

 

「御意・・・」

 

静かにその場から消える右衛門。

 

「我等は再度、北畠の軍勢を攻め立てます。五右衛門、木造城へ潜入し木造具政に接触を。そろそろ木造具政も気付くでしょう。北畠具教が本気で城を落とすつもりだと。夜まで持ち堪えるように伝えてきただけますか?」

 

「御意にござる。夜と言うと・・・夜襲でござるか?」

 

「城攻めをしている北畠の軍勢は恐らく慣れない地での戦闘に疲弊している筈。休ませること無くその疲弊している状態を狙います」

 

「なるほど・・・相も変わらず流石の知略でござる」

 

何処か嬉しそうな五右衛門の言葉に、皆光は自嘲気味に笑った。

 

「半兵衛がいなければ今頃、そうなっていたのは私の方ですよ。・・・さて、日暮れまではあまり時間が無い・・・頼みましたよ」

 

「御意!」

 

そう言って、五右衛門が立ち去ったのを見届けた皆光は、義龍の元へ向かった。

義龍の元へ着くと、義龍、半兵衛と今いる諸将がその場にいた。

心做しか半兵衛が震えているが、未だに義龍の事が怖いのだろうか。

チラチラと義龍の顔色を伺っている辺り、恐らくそうなんだろう。

 

「決まったか?」

 

義龍が皆光にそう尋ねる。

 

「腹ですか?それとも策ですか?」

 

「策に決まっておろう」

 

皆光は悪戯げにくすくすと笑う。

ようやく本調子に戻った様子の皆光に、義龍も何も言うことは無いのか、さっさとしろという視線を皆光に浴びせる。

皆光は肩を竦めると、勿体ぶらずに口を開いた。

 

「義龍殿、あなたの兵に騎馬兵は幾らほど?」

 

「五百だ。先の戦線で戦死したものもおろう。それらを差っ引いても四百は下らん」

 

「半兵衛、我らの軍備で弓矢、油はどれほど準備出来そうですか?」

 

「弓が三百・・・油は四十斤(現代量約26㎏相当)は集められるかと・・・」

 

皆光は、それで充分・・・と薄く笑う。

そんな皆光を見て半兵衛は皆光の策を悟った。

 

「夜襲・・・それも火矢を使った火攻め・・・ですか?」

 

「正解です。流石は半兵衛ですね。既に木造城へは五右衛門を向かわせています」

 

皆光は半兵衛の頭を一度優しく撫で、すぐに手を離す。

何処と無く残念そうな半兵衛を後目に、鋭い目付きで二人を交互に見つめた。

皆光の空気が変わったのを感じ取った二人は、負けじと皆光を見つめ返す。

 

「義龍殿は騎馬隊を率いて先鋒として敵の陣中を荒らし回って頂きたい・・・但し、先手は半兵衛です。半兵衛は、弓兵を指揮し、敵の兵糧・・・そして野営地を焼き払って頂く。煌々と燃やしてしまえば、突入した兵達の同士討ちも抑えられましょう。それと同時に敵の継戦能力も奪えます。そこへ義龍殿が突入するのです。敵は慌てふためき・・・突入してくる騎馬に恐れ戦き道を開けるでしょう。そこへ私が残りの歩兵二千を率いて義龍殿が切り開いた道で敵の中枢を叩きます!」

 

この戦国時代・・・街灯もなく街の篝火も無い為、夜の野外は一寸先も闇。

松明が唯一の光源となるが、それもあくまで陣地に限った話。

松明を持ったまま戦は出来ず・・・かと言ってまともな光源もないままに戦をすると、十中十に同士討ちが始まってしまう。

だからこそ、夜は戦をしないのがこの時代の暗黙の了解であった。

 

しかし・・・勿論例外もある。

敵が城を攻めている時だ。

 

城攻めの際は、敵を城に閉じ込め囲い込むため、城の周辺で野営陣地を構築するのが基本だ。

野営陣地ともなれば、敵に動きがあるかをつぶさに観察する為、常に陣地に明かりが灯る。

勿論、それは見張りをする兵達の為である。

それはつまり、敵のいる場所は常に分かる状態となるのだ。

そこに向かって適当に火矢を打ち込めば、たちまち陣地は炎上する。

そうなれば、その炎上が巨大な光源となって、敵味方も区別がつくようになる。

 

戦国時代を巻き起こした、戦国大名の祖と名高い北条早雲も、大量の松明を牛に括りつけて敵陣地へ走らせ、それを夜襲と勘違いし、攻撃を始めた敵兵に対して牛とは反対方向から奇襲している。

これは一重に、判別のつかない闇夜を逆手に、牛に向かって行った者を敵として敵味方の判別をつける為に行ったと言われる。

 

つまり光源と言う問題が解決すれば、夜襲とはどんな奇襲をも凌駕する最高の効果を発揮するのだ。

 

皆光の話を聞いた義龍はその手があったかと凶悪な笑みを浮かべている。

半兵衛は、流石ですとばかりに目を光らせている。

 

「見事な策です。敵は足軽さん達が大半・・・夜ということもあり、逃亡する者もいると思われますから・・・敵の戦力を著しく低下させる事が出来るかと」

 

「ふん」

 

「決行は今夜・・・敵の退路は・・・龍興殿に任せましょう」

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜まむし谷〜

 

谷底には、夥しい数の屍が転がっていた。

壁面から滑落した者、丸石に頭を潰された者、体に矢を突き立てとめどなく赤い飛沫を上げる者、頭蓋を穿たれ虚ろに虚空を見つめる者、高所からの落下により体が軟体と化した者。

 

正しく地獄絵図。

耐性の無い者が見れば、それだけでえづき、吐き気を通り越して吐瀉するだろう。

 

ここに一人、鬼神の如き働きを見せる者がいた。

自慢の巫女服は今や見る影も無く、返り血に濡れている。

滝川一益が率いる約百の鉄砲隊。

九鬼嘉隆が率いる五百の武者達。

その数は今や半数を切ろうとしていた。

 

誰もが息を荒らげ、自身に何も当たらないようにと心から祈りながら、崖上からの攻撃に対して決死に反撃している。

 

「・・・はっ・・・はっ・・・次じゃ・・・つっ!」

 

絶え間なく種子島を受け取り、巧みな射撃で敵を屠ってきた一益。

そんな彼女の華奢な手は、擦り切れ、手を滲ませている。

急な刺すような痛みに、思わず一益は種子島を手放してしまった。

 

「姫様!・・・これは・・・」

 

一益は限界だった。

如何に奮戦しようとも減らない敵兵。

そして次々と減っていく自軍。

限界なのは、一益だけではなかった。

誰もが足を震わせ、今にも落ちそうなほどに疲弊している。

無理な体制をしているせいか、いつも以上に疲弊し、その疲弊はやがて・・・その場で踏ん張る力を奪っていく。

 

また一人、落ちていった。

叫びを上げられないほどに疲弊したその者は、落ちていく最中に震える声で・・・こう呟いた。

 

「申し訳ありません・・・我が殿・・・」

 

鈍く・・・聞くにも耐えない音が、一益の背後から木霊した。

幾度と無く聞いた音・・・しかし一益は慣れることなく・・・むしろ今すぐにでもここから去りたい・・・自分も落ちてしまいたいと言う気持ちでいっぱいだった。

 

彼女を支えているのは、あるひとつの思いである。

織田信奈の行く末を見届け・・・そして共に海へ出る。

世界を見る信奈の隣にありたい・・・。

ただそれだけである。

 

「これじゃから・・・陸は嫌いじゃ・・・」

 

血なま臭く・・・泥に濡れた汚れた世界。

澄み切って何処までも続く海とは大違いじゃ・・・と一益は目に涙を浮かべる。

 

限界だった・・・いや、限界などとうに越えているかもしれない。

震える足は、今すぐにでも地上を捨てたがっている。

その時・・・ずるっ・・・と一益の右足が宙に浮いた。

 

「あ・・・・・」

 

やってしまった・・・と一益は呆然とする。

あまりにも辛い体制に、一度足場を変えようとしただけであった。

しかし、疲労に耐えかねた一益の右足は、今一度地に足を固定することが出来なかった。

 

嘉隆が一益の異変に気付き、一益の手を掴もうと手を伸ばす。

嘉隆の手が後もう少し・・・という所で、嘉隆の手は宙を握った。

 

「姫様っ!!!!」

 

嘉隆の叫びが、谷に響き渡る。

 

「戦とは・・・まっこと・・・醜いもんじゃのう」

 

一益の手が・・・天に伸びる。

 

今一度・・・のぶなちゃんに会いたかったのう・・・。

これが無念と言うやつか・・・・・と、一益は己の中で自問自答する。

 

落ちていく一益・・・天に伸びた腕を掴むものは・・・誰も居ない。

一益が横を通って初めて・・・一益の落下に気付いたように、伸ばされた腕は全て一益から遠のいて行く。

 

最後に・・・一益は悪戯な笑みを浮かべた。

地面に激突する寸前・・・一益は大きな声で、叫んだ。

 

「みっちーよ!化けて出てやるからの!覚悟するが良いわ!」

 

その時、まむし谷の頂上が・・・轟音と共に土煙を巻き上げた。

 

 

 

 






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