ご注文は冒険ですか?   作:なな77

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小説投稿初心者です。
ごちうさとペルソナの世界観が一緒になったら面白いんじゃないかと思い書いてみました。

ペルソナ要素が出るのは3話目くらいからです。それまで風呂敷広げさせてくださいm(_ _)m


序章
僕と鬼畜和菓子娘


(1)

『拝啓 お父様、お母様いかがお過ごしでしょうか。

 

私が「木組みと石畳の街」と呼び声がある土地に来まして、はや数日が経過しました。

 

慣れない土地ですが、楽しく過ごしています。

同居人はいつも僕を気にかけてくれているのです。

ある日は、「目が覚めるでしょ?」と言って朝から激甘噌汁を飲まされ。

またある日は、狂気眠る白銀の宝石と称したゲテモ…新商品を食べさせてくれたり。

 

強く生きていきたいと思います。

 

まぁ、僕は元気ですので心ー〜〜ー』

 

あ、ちょっ、手がなんか震えてきた。

 

心做しか呼吸も荒いんだけど。

 

あれよあれよという間に視界がブラックアウトした。

 

 

(いや、おい…あの餅にマジで何入れたんだ…。)

 

 

(?)

古い…古い夢を見ている気がする。

 

「あの時………けなかった………お姉ちゃんは…………しん……あたなのせい!!」

 

僕はこの時のことを一生忘れることはないだろう。

 

泣きじゃくる女の子が僕を力いっぱい叩いてくる。

 

僕は何も言えず俯くばかり、何も出来なかった。

 

こんな顔をさせたかった訳じゃなかった。

 

笑顔になって欲しかった。

 

だが、現実はどうだ。

 

このザマだ。

 

謝っても。謝っても。決して取り返しはつかない。

 

ならば僕に出来ることは……なんだ?

 

 

 

この問の答えは、未だに出せていない。

 

 

 

 

 

(2)

…小鳥のさえずりが聞こえる。

手紙書いてたら気絶したとか怖すぎる。

これはあの殺人兵器が店に出回る前に何としても止めなければならない。

赤い跡が出来てしまった額を摩りながら、体の向きを変えると

 

ーーーードラムの用意をしていた同居人と目が合った。

 

「宇治松さん」

そうか、つまり君はそういうやつなんだな。

ここ数日の騒動で大分宇治松さんのキャラがわかってきた。

 

「おはよう〜ユウキくん」

すごい万遍の笑みだ。

これは接客業を行う人の鏡だな。お客さんみんなを笑顔に出来るだろう。

だけどね。

今僕は君の笑顔見るととても腹が立つんだ。

 

「それは?」

一応確認のため聞いてみた。

 

いや、キョトンと可愛く首傾げても許す…じゃなかった。許さないよ?

 

「ユウキくんいつもなかなか起きないから、これならと思って…ね」

 

くっ…てへぺろ!だと!?

 

僕に先程の攻撃効かないと分かって新たなバリエーションを増やしたな、おのれ…。

 

「僕を毎度起こしてくれるのは感謝していますけど、流石に近所迷惑にもなりますから…」

 

「大丈夫よ、ちゃんと許可取ってあるから」

 

「地固めがすごい!!?」

恐るべしアマウサアン、もう近所の支配は磐石のようだ。

 

ふぅ…とため息を吐いて一言。

「ていうか起こす時間早くないですか?」

 

あ、宇治松さんに呆れ顔されたわ。ありがとうございます。

 

「もう!昨日も言ったけど今日から学校よ?」

 

「いや、出発の2時間前に起こすやつがおるか!!」

 

「ナイスつっこみよー!」

 

僕は漫才をしにこの街に来たわけじゃないわい!!




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