俺の幼馴染の親友達はただのヤバイ奴だった。   作:桜紅月音

29 / 33
結婚後ストーリーは告白編が終わってから書き始めます…。
平行しながら書くのは無理でした…。


牛込りみの告白

「和土、いらっしゃい」

 

「和土君!」

 

毎日のように、山吹ベーカリーに行くと、看板娘の沙綾とりみが居た。

 

「沙綾、いつものある?」

 

「そう言うと思って、ちゃんとあるよ」

 

と沙綾は、奥から僕の大好きなパンを出してくる。

 

「本当に悪いな…お父さんにもありがとうって言っててくれ」

 

「そういう事は直接言えばいいのに…」

 

「流石に、直接言うのは恥ずかしい…」

 

「だよね…はい。」

 

と言いながらも、沙綾からパンを貰って

 

「じゃ…そろそろ行くね。学校で」

 

と僕は山吹ベーカリーから出て、家に向かって歩いていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*****

 

山吹ベーカリーから出て、しばらく歩いていると、後ろから声が聞こえてきて、

 

「和土君!ちょっと待って」

 

「りみか…りみの家ってこっちじゃなかったよね?」

 

「うん…和土君に話したいことがあって…」

 

「あーそういう事か…じゃ…りみの家に向かいながらでもいいか?」

 

「うん。家に送ってくれてありがとう」

 

家に帰るのは遅くなるけど…一人暮らしだし…普段はこれ以上に遅く帰るから問題はない…。

 

「んで、りみが僕に話したい事って何?」

 

「さっきね、沙綾ちゃんと話したんだけどね」

 

沙綾と?

まぁ…彼女達の事だから、バンドの話でもしていたのだろう…。

でも…それなら、僕に話なんてないはずだけど…。

 

「自分のね…気持ちに整理をつけたいって思って…」

 

あれっ?話の方向が違う方に向かっていってるような気がする。

 

「気持ちを整理したいって…どういう事?」

 

「前から気づいていたんだけど…さっき沙綾ちゃんと話して気づいたの」

 

なんとなくだけど…今からの話の内容…分かった気がする。

 

「和土君の事が…私ね…」

 

あっ…これはそういう話か…

 

「私ね…和土君の事が大好きです!、和土君の返事を聞かせてもらえませんか?」

 

やっぱり…そういう話だったか…。

薄々…りみから告白されるかもしれないという事は、沙綾から聞いていたから感じてたのはあるけど…。

 

「まぁ…彩綾から言われてたから…薄々気づいてはいたんだけど…いざ、告白されるってこんな気持ちなんだな」

 

「えっ?彩綾ちゃんから聞いてたの!?」

 

りみがそんな感じで驚いている限り…沙綾から情報が漏れているとは思ってなかったのだろう。

いや…誰も情報が漏れてるなんて思わないか。

 

「聞いてたも何も…沙綾が話してただけなんだけどな…」

 

「沙綾ちゃん…」

 

これは…沙綾、後で怒られる奴だ…。

 

「それはいいとして…りみの話って…僕に告白するって事でいいの?」

 

「そうだよ?それ以外に話すことなんて特にないよ」

 

そりゃそうだよなぁ…。

 

「返事だっけ…?」

 

「うん、今、ここで返事出せないなら無理に言う必要はないよ?」

 

慌ててそう言ってくるけど…さっき、返事聞かせてと言われてるんだけどなぁ…。

急に言ったから、その辺は考慮してくれてるんだろうか…。

 

「いや…沙綾から聞いてたこともある訳だし…返事出すよ」

 

「言ってくれるんだ…」

 

「りみの事をもっと好きになりたいから…付き合いたいなぁ~って思ってたから、りみが告白してくれて嬉しかったよ?だから…もちろん、返事はOKって事」

 

というと、りみは僕に向かって走って来てそのまま抱き着いてきた。

そして…

 

「良かった…」

 

と小さく呟いていた。

りみなりに緊張していたんだろうな。そう思った僕は、りみをそのまま抱きしめた。

りみは、最初びっくりしていたけど…しばらくしたら落ち着いたから良かった…。

 

 




ヤンデレRoseliaの同時に更新してますのでよかったら見てください。

 ▲ページの一番上に飛ぶ
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。