僕が最後の切り札なのは間違っているだろうか。   作:MASKED RIDER

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ダンまちと仮面ライダー剣をクロスオーバーしてみました。
キバ編はまだ製作中です!


剣姫と醒剣

私が幼い頃の話をしよう。幼い頃の私は、ティオナみたいに、

英雄譚を読むのが好きだった。その英雄譚の物語は、

"アンデッド"という不死のモンスターが人々を襲い、

人々を恐怖のどん底に陥れる時、"仮面ライダー"と呼ばれる

四人の英雄が、人々を守る為にアンデッドと戦う物語だ。

 

この物語には四人の主人公がいて、

 

醒剣の英雄、仮面ライダー剣。

この英雄は主にこの英雄譚の主軸となっていて、

どんな事があっても立ち上がり、決して諦めない。

手が届く限り、手を伸ばす。まさに英雄そのものだった。

信頼していた仲間に裏切られ、人を救えなかったとしても、

仮面ライダーであることを辞めなかった。そして、

自分の親友を救う為に自ら、アンデッドになる道を選んだ。

そして彼は、親友に人間達の中で生き続けるように言って、

何処かへ旅立ってしまった。世界を一人の親友を救う為に、

自らを犠牲にした誇り高き英雄だ。

 

醒弓の英雄、仮面ライダーカリス。

この英雄は自分がアンデッドでありながら、

大切な人を守る為に戦った。最初は剣と対立する事も

あったが、戦っていく内に友情が芽生え、協力して、

アンデッドを封印していくが、自分以外のアンデッドを

封印し終えたところで、世界の終わりが始まった。

カリスは、普通のアンデッドとは違って、バトルファイトという、

アンデット同士の戦いで勝利をすることで世界をリセット

する、ジョーカーと言われる存在だった。

ジョーカーという存在でも、人間として生きたいと

思うようになっていった。カリスは覚悟を決めて、

自身が封印される為に、親友である剣と戦いを申し込んだ。

戦う中で、剣がジョーカーとなる事で世界の終わりは免れた。

剣はカリスに人間達の中に生き続けろと言われ、彼が旅立つ姿

を見届けた。アンデッドになりながらも人間達の為に戦った

孤高の英雄だ。

 

醒銃の英雄、仮面ライダーギャレン。

この英雄は、剣よりも前に仮面ライダーとして活躍していたが、

仮面ライダーの力によって、自分自身の体が、ボロボロになる

事を恐れ、自分の体を治す為に、仲間である剣を裏切り、

アンデッド側についた事もあった。彼には、愛すべき人がいた。

けど、自分が肩入れしていたアンデッドに殺された。

失って初めて分かった時。眠っていた力が解き放たれる。

どれだけ傷付いても、亡くなってしまった愛する人の想いを

乗せて、剣、カリスと共にアンデッドを封印した。

自分の体がボロボロになりながらも愛する人の為に戦った、

悲しき英雄だ。

 

醒杖の英雄、仮面ライダーレンゲル。

この英雄は、アンデッドの力に支配されても、世界を

守る為に戦った。元々ひ弱な青年だったが、ある日、

ひょんな事から、仮面ライダーレンゲルとして戦った。

しかし、封印されていたアンデッドの強い支配によって、

人々を襲い初めてが、この力を人々を襲う為じゃなく、

人々を救う為に戦いたいという想いが強くなり、

自分を支配していた、アンデッドともう一度戦い、

自分の力で封印し、本当の仮面ライダーレンゲルとして、

剣、カリス、ギャレンと共にアンデッドを封印した。

優しき英雄だ。

 

この英雄譚はハッピーエンドだけど、親友である、

剣とカリスが離れ離れになるのが悲しかった。

何かを守るには何かを犠牲にしなければいけないと感じた。

私はこの英雄譚が大好きで、冒険者に憧れていた。

けど、私が幼い頃に起こったある出来事で、冒険者になろうと

決意した。これはその話だ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私が5歳の時だった。私は冒険者になる為、剣の練習をしていた。

練習する場所は森の中で家も近くにあったから、丁度良かった。

早速私は剣の素振りをした。素振りをしている最中、

「「「キシャァァァァ!!!」」」

背後から声が聞こえて、後ろを振り返ると、人型の黒いモンスター、

「ウォーシャドウ」が三体現れた。

当時の私は余りの怖さにその場から逃げてしまった。

焦ってたせいか、家とは逆方向に逃げていった。

どれくらい経っただろう。自分が何処にいるのかさえ

わからなくなった。怖く泣きそうだった。けど、今諦めたら、

憧れた英雄になれないと思ったから、泣きたくなるのを

我慢して、精一杯走った。その時、私はつまづいて転んでしまった。

立ち上がろうとしても、足をくじいてしまったから上手く立ち上がれ

ない。

辺りを見回すと三体だったウォーシャドウが十数匹に増えていた。

「怖いよ...助けて。」

悲痛なその叫びは誰にも届かず、ウォーシャドウ達がどんどん

近づいていく。もうダメだと思った。その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 変身! 」

TURN - UP

突然響き出す叫び声、それに応える無機質な声が聞こえた瞬間、

辺り一面が蒼く光り出した。

光りが消えた時、近づいてきた、ウォーシャドウが消えた。

正確に言えば、切り裂かれていた。光りから出てきたのは、

蒼い体に赤い複眼で銀の鎧を纏った騎士がいた。

まるで、私が大好きな英雄譚に出てくる英雄、仮面ライダー剣が

そこにいた。

騎士は周りにいたウォーシャドウを素早く切り裂さいていく。

その姿に私は見惚れていた。いつの間にか、周りにいた

ウォーシャドウが灰になって消えていた。

騎士は周りに残りがいないかを確認して、私の方を向く。

突然騎士の鎧が光り、騎士から人の姿になった。

その人は、中性的な顔立ちで白い髪をしており、赤い瞳を持った

男だった。

その男は私に近寄り、

「よく頑張ったね。もう大丈夫!僕がいるから!」

その言葉に溜まって感情が溢れた。私は生まれて初めて、

思いっきり泣いた。男は大丈夫だよ。よく頑張ったね。と

背中をトントンと優しく叩いてくれた。

泣き止んだ後私は質問した。

「...ねぇ。」

「何?」

「あなたは仮面ライダーなの?」

「ッ!?」

男は一瞬驚いた顔して私にこういう。

「何故そう思うんだい?」

「私はあの英雄譚が大好きで特に仮面ライダー剣が好き。

それに英雄譚に出てくる英雄、剣にそっくりだったから。」

男は黙って、口を開く。

「...君の言う通りだよ。ーー・ーーーー。又の名を

仮面ライダー剣。」

「ッ!?」

私は驚いた。私の目の前にいるのは、架空の存在で

皆から愛される、伝説の存在。その英雄が目の前にいる。

興奮しないわけないだろう。ティオナがいたら興奮どころ

じゃないと思う。

「驚いた?」

「うん!かっこいい!」

「いやぁ〜そこまで言われると照れちゃうなぁ〜」

その後私達は家に帰った。家に帰る時、ブルースペイダーという

バイクという乗り物をベースに作った、剣専用の乗り物

らしい。私達はブルースペイダーに乗り家に帰った。

それから、彼は旅人らしく、一定の期間私の家に泊まる事に

なった。泊まっている間、剣の修業に付き合ってくれたり、

英雄時代の話をしてくれたり、ブルースペイダーで何処かへ

出掛けてくれたり充実した時間を過ごした。だけど、そんな時間も

長くはなかった。彼がまた旅をすると言い出した。

「ねぇ、本当に行っちゃうの?」

「うん。君ともっといたかったけど、僕も旅人だ。

旅を続けないとね。」

「...でも、また会える?」

「うん。君が諦めずに頑張ればね。」

「じゃあ、約束して。」

「何かな?」

「もし、私が立派な冒険者になってまた会えたら、結婚して!」

「...いいの?けど僕は前に君に話した様に僕はジョーカーだ。

普通じゃない。」

「それでも、私はあなたが好き!ジョーカーでもいい!

だから約束して!また会えたら結婚するって!」

「...ありがとう。うん!わかった!」

「絶対...だよ?」

「約束するよ。」

「ありがとう、ーー。」

「どういたしまして、アイズちゃん。」

こうして彼はブルースペイダーに乗り何処かへ行ってしまった。

これは私が【剣姫】と呼ばれるまでの私の幼い頃の話。

 

 

 




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