輝き。それは"ポケモンマスター" 作:ルビィちゃんキャンディー
前回の、ポケライブ!
スクスタ地方にある小さな島に住む千歌は、幼馴染の曜と共にポケモン図鑑を手に入れ、ケロマツをパートナーとして選んだ。これから千歌達の壮大な冒険がはじまる!!
千歌「よろしくね!ケロマツ!」
ケロマツ「ケロ!」
曜「ケロマツ!」
美渡「へぇ…意外だなぁ」
千歌がケロマツを選んだことに、美渡は驚いたようだ。
これで旅にでる準備は整った。
千歌はケロマツをモンスターボールの中に戻そうとしたが、
曜「あれ?千歌ちゃん、ケロマツを戻さないの?」
千歌「ケロマツとはなるべく一緒にいたいと思ったの!」
ケロマツ「ケロッ!」ピョン!
ケロマツはその通り!と言わんばかりに千歌の肩に乗る。
もうすでに千歌とケロマツは心を通わせ始めていた
美渡「ケロマツって確か、ちょっと気難しいポケモンだったよね…?」
美奈「そうね…千歌ちゃんも一瞬でケロマツを選んだから、なかなか興味深いわね♪」
千歌と曜は図鑑を手に入れ、パートナーもいる。
すぐに出発しよう!そう思ったのだが…
千歌、曜「船がない!?」
美奈「次の定期船が3時間後だからねぇ…」
ウチウラ島は離れ島。
定期船に乗らなければ旅などできない。
その定期船がウチウラ港に着くのは3時間後…要するに、千歌と曜は今すぐに旅に出たくても出れないのだ
曜「どうする、千歌ちゃん?」
千歌「うーん…泳ぐ?」
千歌の案で海に行こうとした時だった。
美奈から提案があった
美奈「あ、二人とも果南ちゃんには会ったの?」
千歌、曜「……」
美渡「まさか、何も言わずに行く気だったの??」
千歌、曜「忘れてたあぁぁぁぁ!!!!!!」
――――――――――――――――――
ウチウラ島の西にポケモン研究所と港。
南にはダイビングショップがある。
ウチウラ島の北と東の沖は激流と渦潮が多数存在する危険な海域。
しかし、西と南の沖はサンゴ礁で観光でも有名である
ー ダイビングショップ ー
「まったく…まさか忘れてるなんてね」
千歌「ご、ごめんね果南ちゃん」
曜「ポケモン図鑑を貰うのが楽しみすぎて…」
千歌と曜が話している少女は、この島の数少ない少女の一人、"松浦果南"。
この島で両親とダイビングショップを営んでいる。
千歌と曜とは1歳違いで、姉妹同然の仲である
果南「まぁ、分からなくはないけどね。船が来るのは?」
曜「あと2時間後ぐらいかな?」
果南「そっか。寂しくなるね…」
千歌「…果南ちゃん」
産まれる前からの付き合いだった。
毎日、いつでも、この3人は一緒だった。
実感はわかない。
きっと、いなくなってから分かるんだろうなぁ…果南は二人を見ながらそう思った
果南「言いたい事は山ほどあるけどさ…」
千歌、曜「?」
果南「とりあえずハグ、しよっか!」
千歌、曜「うん!」
日常的にハグはしているが、ここまで離したくないと思ったハグは初めてだった
――――――――――――――――――
千歌「じゃあ、そろそろ行くね!」
果南「うむ!たまには連絡してね」
腕を組み、二人を見送る果南。
二人の姉として見送るその目には……
果南「涙が、なんて思った?」クルッ
果南は二人を最後までは見送らなかった。
千歌達がこの島に戻ってくる前に"これ"を作らなければならなかったからだ
果南「涙はこれを作ったあとかなん?」
果南は腕をまくり、まだ骨組みだけの建物の建設作業に戻った
果南「千歌のケロマツ、すっごくいい目をしてたなぁ…」
――――――――――――――――――
ー ウチウラ港 ー
美奈「何かあったら連絡ちょうだいね」
千歌「それ果南ちゃんにも言われた!」
千歌と曜の旅立ちと聞いて、島の住民達が見送りに来ていた。
若い人が島がいなくなるのは寂しいが、それ以上に千歌達に期待を持っていた
「千歌ちゃんと曜ちゃんのポケモンは、どちらもいい目をしていますな」
「えぇ!二人には頑張ってもらわないと」
曜「千歌ちゃん、船が出るよ!」
千歌「うん!行こ!」
千歌達は船に乗り込んだ。
ついに、千歌と曜の壮大な旅が始まるのだ
美奈「頑張ってね〜」
美渡「バカチカ!泣くんじゃねーぞ!」
美奈「美渡ちゃんが泣いてどうするのよ…」
美渡「ば!?泣いてない…」グスッ
千歌「あはは…」
船が徐々に見えなくなる。
今回は町に遊びに行くのではない。
この世界を冒険し、ケロマツとポケモンマスターを目指す。
千歌の気持ちは高ぶり、弾け飛びそうだった
千歌「私達のポケモントレーナーとしての最初の町は"ホシウラシティ"!!」
曜「ついに始まったんだね…私達の冒険が!」
ケロマツ「ケロ!」
リオル「リオ!」
今は名も無きポケモントレーナー。
将来、この二人、そしてポケモン達が世界を震撼させる存在になるとは…まだ誰も。
そして本人達でさえ知らない
ー 空港 ー
「ここがスクスタ地方ね」
一人の少女がスクスタの地に降り立った。
リュックを背負ってスマホ片手に目的地であるホシウラシティを目指す
「あなた達を使うことが起こらなければいいけど…」
スクスタの太陽に照らされた少女のバレッタはどの宝石よりも輝いていた
ー ??? ー
「シンオウ地方へ行っていた幹部から報告が入った。無事に回収出来たようだ」
「…そうですか、これであと少しですね」
「あぁ。私達の野望が実現するのは近い。そして、」
「お前の願いもな」
「……」
ローブに身を包んだ人物の顔はわからない。
しかし、うっすらと見える目にーーー
ーーー色などなかった
次回あたりでポケモン勝負させたいですね…