とりあえず話しかけるか。
「えっと、どうしたの?大丈夫?膝、擦りむいてるけど」
「え?あっ、ホントだ」
流石に怪我してる女の子をそのまま放置できるはずもないので、
「まってて、確か絆創膏あったはずだから」
とりあえずの応急処置として、さっき買ったばかりの水と絆創膏をだす。
「ちょっとヒヤッとするけど我慢してね」
擦りむいて血が滲んでる場所に水をかけて、タオルで拭いたあと絆創膏を貼る。
「すいません…ご迷惑をおかけしちゃって……」
「いや、大丈夫だよ。気にしないで。それより何かあったの?できる範囲のことなら手伝うよ?」
「えっと、その、今セール中でフルーツが安くなってるんですが…」
そう言って悲しそうな顔で指をさした先にあるフルーツ屋を見ると、
「あぁ……おばちゃん達にとばされちゃったわけね」
「はい……」
……よし!ここでやらなきゃ男が廃るな!
「あー、お嬢ちゃん?何が買いたかったんだい?」
「え……いちごとぶどうですけど……。
え!もしかして行ってくださるんですか!?」
「もちろん、流石に困ってる人を無視して素通りとかできるほど図太い神経持ってるわけじゃないからね。 それじゃ、行ってくるよ」
諸君、刮目せよ!ここから先は戦場だ!!俺の勇姿をとくと見よ!!
オォォォォォォォ!!!!
〜5分後〜
目的のものは手に入れたが思っていた以上に押し合いへし合いがすごかったです。はい。
勝ち取った戦利品を先ほどの女の子に見せると嬉しそうな笑顔を浮かべてくれた。
「わぁっ!ありがとうございます。今お金の方を……」
……俺はセールということに関して何かを忘れている気がする。
あ、俺もセールに行かなきゃいけないの忘れてた。
「ごめん!!急いでるから!!じゃあね!!」
今すぐスーパーに行かないとまずいので、女の子からの返事を待たずに駆け出した。いざ、第2の決戦の地へ!!
〜〜 スーパー 〜〜〜〜
……やっぱり間に合わなかった…
《おい、白金。今日の夕飯はアップルパイをお願いしたよな………?》
ヒイィィィ!?ごめんって!マジでごめん!!
《暴れさせろよおい、最近俺何もできてないからイライラしてんだよ》
………少なくとも5月14日にはプリキュアも敵も動き出すと思うよ。
《…?なんでそう言えるんだよ》
今回もアルセウスからいまのプリキュア達のテーマを教えてもらったんだ。
今回のプリキュアはスイーツと深く結びついているらしい。
そして5月14日にあるお祭りがある。
その名も スイーツフェスティバル こんなお祭りにプリキュアの奴らが参加しない道理はないだろう。
そしてさらに、プリキュアがそこに集うなら敵もそこに集うに違いない。
《ほぉ……そこでなら存分に暴れられるな》
もちろんだ。
それはそれとして毎回思うんだがアルセウスからの一方的なメッセージってすごい不便じゃね?
《ソードゥーアイ、だな》
え?俺ギラティナに英語教えたっけ?
《最近寝ても疲れが取れない時があるだろう?
お前が寝てる時に勝手に身体を使ったのだ》
なるほど、ふざけんな。
《どれもこれもお前が最近暴れてないのが悪い。お前は最近甘すぎる。敵に情けをかけすぎだ》
そう…かな?
たしかに最近は相手が例え反省してなくてもいつか反省して元の物語に戻れるだろうと期待して殺さないでいる。
《これからはもう少し強気でやれ》
…わかったよ。これからはあまり情けもかけないようにする。
あ。
《?どうした》
最近金欠気味なのにさっきの女の子に奢った空気になっちゃったわ。
うーん、
でも今更返してもらうのも気がひけるなぁ…。
《………アホだな》
ギラティナの力使うのもう少し先になりそう………
早くつかいてぇぇ!!