はんこつポケモンが身体に住み着いたよ!!   作:旅キャタピー

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4話 赤髪のあのこ。

 

 

 

今日は土曜日。久しぶりの休暇なわけだからスイーツに関する知識を深めていこうと思う。

 

この世界ではいつかその情報が役に立つかもしれないからね。

 

さて、まずはお試しでスイーツを作ってみたいから材料とスイーツ作り方特集的な本を探しに行きますか。

 

 

先に近くの本屋に行ってとっとと本を買ってしまおう。

 

 

 

白金は身支度を整え家を出た。

 

 

 

本屋に向かう途中でギラティナが話しかけてきた。

 

 

《白金は料理とかしたことあるのか?》

 

 

うーん…ほとんどないかな。

作れるものといったら適当に余った具材でチャーハンとか焼きそばを作ったことがあるくらいだね。

 

 

《ほぉ、なるほど。

よし、今日の夕飯はそれにしてくれ。興味がでた》

 

 

はいはい、わかったよ。

 

 

それはそうと、異世界だからという理由からかタイプ相性を考えなくてよかったが、

今後タイプ相性が悪い敵が現れたらどうするんだ?

 

フェアリータイプなんて出てきたらいよいよおしまいだぞ?

 

正直最初の頃プリキュアはみんなフェアリータイプだと思ってたからマジで怖かったんだからな!!

 

《うむ…基本的には大丈夫だと思うんだがたしかに何発もくらうとまずいな…。

その時は射程外からシャドーボールなり撃ってチマチマやっていくしかないな》

 

…そうだ忘れていた。このギラティナはゲームのポケモンではなくア二ポケに近い性能を持つポケモンだということを。

 

 

あれ?本屋の前にいるうちの制服を着たあの子達は……?

あぁ!琴爪ゆかりのファンクラブの子達か!

なんでこんなところに集まっているんだろうか。

 

「おーい、君たちー」

 

「あ、先生。こんにちはー」

 

「うん、こんにちはー。こんなとこで琴爪のファンクラブのみんなは一体何してるの?」

 

 

「この辺りでゆかり様の目撃情報があったのでこれを機にと、要件を伝えにきたのですが……当てが外れてしまいました。先生はどこかでゆかり様を見かけませんでしたか?」

 

 

「うーん、みてないなぁ」

 

「そうですか…ありがとうございました」

 

それからほどなくして彼女達はどこかへ行った。一体何を伝えたかったのだろうか。

 

 

まぁ正直そんなこと気にしても何の意味もないのでとっとと本を買ってしまおう。

 

 

 

 

カー、カー

 

 

《さて、本を買ったわけだが。つぎは材料か?》

 

そうだね、材料もとっとと買って早く家に帰ろう。

 

 

 

ん?あのこは……?

 

 

「えっと、ここからさっきの場所に行く途中に落としたって言ってたよね…」

 

そう言うと彼女は犬のような姿勢になり、あたりの地面を凝視しながら歩き(?)始めた。

 

 

うわぁ……

早くあの奇行を止めなきゃ。

うわっ、しかも周りの犬にすごい吠えられてるし…

 

 

 

「あー、お嬢さん?そんなことしてたら汚れちゃうよ?」

 

彼女は立ち上がってこちらを見ると、照れ臭そうな顔を浮かべた。

 

 

「すいません、お気遣いありがとうご………って、お嬢さん?」

 

 

「うん。え、もしかして違かったかな?」

 

 

「い、いえ。あってますけど……。初対面で女の子だとわかった人は初めてで…」

 

 

「いやいや、こんなに可愛らしい顔をしてるのにそれはないだろう」

 

 

「あ、ありがとうございます……///

あっ!そうだ!早く見つけなくちゃ…!」

 

 

「見つけなくちゃって、何か探し物?」

 

「はい、じつは………」

 

 

彼女から、おばあさんがしている指輪のエメラルドをどこかで無くしたとのこと。そして、彼女は今それを探していることを聞いた。

 

 

「うーん……やっぱり見つけ出すのは難しいと思うよ?」

 

 

「そうですか……。それじゃあ「まって」…え?」

 

 

「俺も手伝うよ。指輪についてる宝石なんてすごい小さいだろうから人手は多い方がいいでしょ?」

 

 

「!ありがとうございます!!」

 

彼女は嬉しそうな顔をしながら、お礼を言った。

 

やっぱり整った顔の子が笑うと可愛いよね!!?

 

 

《……どうした急に》

 

いや別に。

 

「さて、じゃあさっさと探しちゃいますか!おばあさんはそこに行くまでにどこに寄ったって言ってた?」

 

 

「えっと、この先にある公園に寄ったって言ってました」

 

「じゃあこの道探しつつその公園に行こうか」

 

《ダルいから寝ていい?》

 

いいだろう

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

「見つからなかったね….。あとはこの公園にあるといいんだけどなぁ……」

 

「そうですね……とりあえず探してみましょう!」

 

 

 

それから10分ほど公園で探し続けたが見つからなかった。

 

 

「風に飛ばされたりしてどこか言っちゃったのかな……」

 

 

あぁ、叱られた犬みたいにシュンとしてる……。なんとかして見つけてあげたいなぁ。

 

 

 

ん?もしかして………

 

 

「まだ、探してない場所があったよ」

 

「え!?どこですか?」

 

「ほら、あそこ」

 

そう言って俺は公園の木の上にあるカラスの巣を指差した。

 

「カラスって確か光るものを集める習性があったよね? 早速確かめてくるよ」

 

「え!危ないですよ!」

 

 

「大丈夫だって」

 

木によじ登って巣の中を見ると………

ビンゴ!!やっぱりエメラルドの宝石があった!親のカラスが来たら面倒だからとっとと退散して…「危ない!!」…え?

 

 

ガァー!!ガァー!!

 

!!クソ!帰ってきやがった!痛い痛い痛い!!突つくなひっかくな畜生め!!

 

ズルッ

 

 

あ、足踏み外した。

 

ヒュン、ズドン!!

 

 

イッテェェェ!!!!!

 

 

「大丈夫ですか!?」

 

「イテテ……うん。大丈夫?だよ。それよりほら、見つけたよ。エメラルド」

 

 

「!ホントだ……。って!血が出てるじゃないですか」

 

 

「え?あ、ホントだ。でもこれくらいの傷は大丈夫だよ」

 

 

「そんなわけないでしょう!とりあえずわたしの家に….」

 

彼女は優しく俺の手を握った。

 

「っ! そ、それよりほら、おばあさんがまってるんだろ?早くこれ持って行きな」

 

「!わかりました。またどこかで会えたらお礼をします!本当にありがとうございました!」

 

 

そう言って彼女は走り去っていった……

 

 

 

 

………女の子に手を触ってもらったのなんて久しぶりすぎて照れちゃったじゃんか…。

 

 

 

《キモい》

 

…お前はお前でいつから起きてたんだよ……

 






あきらさんフラグたちましたぁぁぁ!!!(大歓喜)
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