大変長らくお待たせしました…
なかなかネタが思いつかずで……
やっと思いついたので書けました。
最近いいネタが思いつかない上に思いついても投稿してない小説の方だったりで……
とまあそういうのは置いておいて、今回もごゆっくり、見ていってください。
ある日の休日、俺とミーシャの2人で、少し出かけていた。
そしてその出先で楽しみ、帰路についているときだった。
「……あ。ミーシャ、ちょっとガンショップ寄っていいか?この近くに行きつけの店があるんだ」
「いいですよ、どうしたんですか?」
「いや、すぐに必要…って訳じゃないんだが、買いだめしてあった銃のメンテナンス用のガンクリーナーがもうすぐで無くなりそうでな、ちょうど近いし買いに行きたいんだ」
「了解です、ご主人に任せますよ」
「助かる」
そう言い、俺は帰路から少し外れ、行きつけのガンショップへと行くことにした。
少し街の外れへ行くと、半ば荒野のような所にある『My Dear Son of a Bit○h(親愛なるクソッタレ野郎)』という名の店へと到着する。
駐車場に車を停め、ミーシャにすぐ戻ると伝えて車で待ってもらい、俺は店内へと入っていった。
この店はガンショップ兼射撃場でもあるので、わざわざ店の方へと来ると銃声が激しいのだ。
店内に入り、慣れた動きで欲しいものを見つけて手に取り、カウンターへと向かう。
すると、そこにはいつも通りのしかめっ面をした、店主のオッサンが立っていた。
商品を手渡して精算をしていると、いつも通りオッサンとの雑談が始まった。
「タク、最近どうだ?傭兵家業は上手くいってんのか?」
「お陰様で、今は手に職をつけてPMCで働いてるよ」
「ほう?あの独りでおっかねぇ顔してただ黙々と雇われをしてたお前が?一体何があった?」
「色々とな、オッサンの方はどうだ?」
「相も変わらず傭兵共に仕事を紹介したり射撃場を使うクソッタレのガンマニア共や客を相手に商売してるよ、あの頃から変わらずな」
「そりゃあ良かった、未だにお客のことをクソッタレって言えてるだけ衰えちゃいねぇな」
「お前の方こそ、こんなちっちゃかったお前がまだ立派に傭兵やってるとはな、すぐに死ぬと思ってたよ」
そんな会話をしていると、店のドアが開き、見覚えのある茶色い髪のショートカットの少女が入ってきた。
「あ!タクさん!どもっす!」
「お?なんだクルミか、お前もここ使ってたんだな」
「はいっす、傭兵やる前からお世話になってるっす」
そんな会話をしていると、店主のオッサンが物珍しいものを見るような顔をして、
「お前…女と喋れるようになったんだな」
と、言ってきた。
「コイツとはPMCに入った時の同期でね、正直コイツとあと1人2人くらいしかまともに会話出来る女なんていねぇよ」
「そうか…にしてもなんだ、お前ら同期だったのか」
「はいっす、タクさんは本当にいい人っすよ!」
「まあタクは根は良い奴だからな……クソド陰キャの一人狼(笑)だが」
「一言余計だオッサン」
その会話でクルミが笑い、場が和みつつある時、クルミがこんな質問をしてきた。
「タクさんとおやっさんって、何年くらいの知り合いなんすか?かなりの知り合いそうですけど」
「そうだなぁ…少なくともタクがまだガキンチョの頃から知ってるな、あの時は死んだ魚見てぇな目をしてるガキだと思ったもんだ」
「あの時は両親も死んじまって荒れてたんだよ、仕方ねぇだろ」
「前会った時まであの調子だったと思うが?いつまで荒れてやがんだお前はよ…まあ話を戻すが、その時に銃の撃ち方を教えてくれって言われてな、教えてやってたら今度は俺を傭兵にしてくれなんて言い出しやがったんだ、こんなちっせぇガキがだぞ」
そうオッサンは言うと、タバコを1本取りだして火をつけて吸い始め、一息ついてからまた話し出した。
「んで仕方ねぇから傭兵学校に放り込んでやった、どうせ泣きわめいてすぐに辞めるだろうと思っていたが…結果はわかるだろ?割と高ぇ成績を収めて傭兵資格を取得して帰ってきやがった」
「へぇ…タクさんもおやっさんに傭兵学校に推薦してもらったんすね、初めて知りましたよ」
「ああそうか、嬢ちゃんも俺が推薦したんだっけか」
「そうですよ!あの頃の私は割と黒歴史ですけど……」
「そういやそうだったな、傭兵学校でシゴかれて丸くはなったが…あの頃はただの頭のネジがイカれたバカみてぇだったな」
「ほう?それは気になるな、どんなだったんだ?」
そう、やめてー!言わないでー!と悲痛な叫びを上げるクルミを無視してオッサンに尋ねると、オッサンは愉悦に浸るような表情を浮かべながら、
「あの時の嬢ちゃんはな…殺すことや危険なことを楽しむ命知らずのソシオパス…いやサイコパスか?何にせよ頭のネジがイカれてやがったんだよ、俺の店に来た理由もアレだ、射撃場で合法的な生きた的を撃たせろって言いに来てな、流石に断ったら今度は生き物を殺せる仕事を紹介しろと来た」
「へぇ…随分とブッ飛んでるな」
「だろう?まあその時はまだ傭兵資格を持ってなかったから、そんなに殺しの仕事がしてぇなら傭兵になったらどうだって言って傭兵学校を教えてやったんだ、こん時はタクの件もあったから推薦枠みてぇなちょっとした優遇枠をくれるってなってな、流石に笑いが止まらなかった」
「へぇ…そんなにその学校に信頼されるようなことしてたのか?」
「なんもしちゃいねぇよ、ただ俺はお前や嬢ちゃんの時みてぇにうちの店で銃の取り扱いスキル認定ライセンスを発行したバカ共の中の傭兵になりたいロクデナシどもにその学校を教えただけだ。ただそいつらが優秀な成績をなんでか知らねぇが収めてきやかっただけさ」
「へぇ…それで私入学してから割といい対応受けてたんすね…タクさんのお陰だったとは驚きっす…」
「俺はなんもしてねぇよ、ただそのスキル認定ライセンスを発行したオッサンの見る目があっただけだろ」
そんな会話をしていると、オッサンがまた物珍しいものを見るような顔をして、
「お前…女と喋れるようになるだけじゃなくて性格もまん丸になりやがったか?一体前に来た時から何があった?あれからまだ半年ちょっとしか経ってねぇと思うが」
「何って言われてもな…大したことは起きてねぇよ」
「本当かぁ?……ってん?おいお前、左手につけてるそれって……」
そう俺の左手を見てオッサンは言うと、ニヤリと笑ってから、
「なるほど、女か……そりゃあ喋れるようにもなるし丸くなるわな」
「うっせぇ、俺は何も変わっちゃいねぇよ」
「自覚してねぇだけだよバカ、それはそうと、今度紹介してくれよ、お前の嫁さん」
「……はいはい、また今度な、じゃ、俺はここで、これ以上待たせちゃ悪いからな」
そう行って商品を受け取って店を出て車に戻ると、ミーシャがほっぺたを丸く膨らませて怒っていた。
その日は帰りにアイスを買って帰るという事で許して貰えたが、怒ったミーシャも実にかわい……いや、なんでもない。
それに、オッサンは丸くなったと言ってきたが、本当に俺は丸くなったのだろうか。
そもそも尖っていた自覚もない俺には到底理解できそうにないが、長年付き合いのあるオッサンがああ言ったならそうなのだろう。
まあどうだっていい。
丸くなってようがなってなかろうが、俺には俺を好きでいてくれる人がいるのだ。
その人に優しく接してやれるならば、それでいい。
このまま何事もなく過ごしていこう、そう思いながら、俺たちは家に帰り、その日を楽しく終えた。
いかがでしょうか?
最後の方、どう見てもフラグがたってる気がしてなりませんね()
まあとりあえずは考えてるネタはあるので後はこれをどう書いていくか…ワンチャンボツになる可能性があるのが怖いですね…
それに過去の話も書いた方がいい…のかもしれなくなってきましたしね…
とまあ後書きはこの程度にして、また次回、お会いしましょう!
話の流れについて
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このままで良い。
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もう少し日常感を出して欲しい。
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もっとハチャメチャでも良い。
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もっとラブコメの波動を出して欲しい。
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その他(コメントでお願いします)