黒うさぎ隊の5人組   作:田中太郎

1 / 4
はじめまして、もしくはお久しぶりです。

田中太郎です。


かつてにじふぁんにて掲載されていた小説で
削除した作品なのですが、このたびのにじふぁんのサービス終了で
こちらに避難したついでに、この小説も投稿します。

途中で切った小説なので、途中から更新速度が著しくさがることを
気にしない方、どうかよろしくおねがいします。


1-1 特別技術科

 

IS――インフィニットストラトスの登場によって世界は変わった。

女尊男卑の世界に変わった。

何故なら、ISは基本的に女性にしか反応しないからだ。

 

そして、その女尊男卑は軍隊にまで及んでいった。

 

 

ある日のドイツ軍基地…

 

金髪の男性がため息をつきながら歩いていた。

 

「…ハァ……」

 

そして、特別技術課と書かれたプレートのあるところへ入る。

中には、4人ほどの人が居た。

 

「皆、聞いてくれ。」

 

金髪の男性は、その金髪を掻き上げ言うと4人は、金髪の男に注意を向けた。

 

「今日の新パーツ、次世代型ミサイル試作機ver2.5のテストは中止になった。

(くそ、最近こればっかだ…)」

 

金髪の男も落胆しているように、他の4人も目に見えるように

落胆している。

 

「またですか~?これで138回目ですよ~?」

 

語尾を伸ばして喋る長い黒髪に黒メガネの青年は、バルト。

 

 

 

「また、ISっすか?うざいっすね、IS!」

 

部活等の後輩の様な喋り方をし、短髪の男はカーター。

 

 

「…………(´・ω・`)」

無言の彼は、ジャン、ニット帽をかぶっており、一度も外したところ

見た事がないそうだ。ちなみ、FPSをすると人が変わるらしい…

 

 

「それで?一応理由を聞きましょう。」

 

茶髪に眼鏡で丁寧な口調のおっさん(今年35歳)はアロン。似非紳士だ。

 

 

「カーターの言うとおり、ISの模擬戦をやるからそこどけ!…だそうだ…」

 

そして、この金髪の男はアルフレッド、通称アル、ちなみにここのリーダーである。

 

「やっぱりですか…」

 

アロンは、少しだけ残念な顔をする。

 

そして、部屋の空気が重くなる。

するとアルが…

 

「ま、こういう時は…呑みますか!」

 

そう言って、どこからかウイスキーと人数分のグラスを出す。

 

「おお!太っ腹っすね!いつもは、安いカップ酒なのに…」

 

カーターは、嬉々として、そのグラスを受け取り、ウイスキーが注がれると思いっきり破顔する。

 

「……………(^O^)/」

 

ジャンは、声には出さないがうれしそうな顔をしている。

 

「いいのですか?勤務中ですよ?」

 

アロンは、そんな真面目な事を言っているがしっかりとグラスを持っている。

 

「細かい事は、気にするなですよ~~」

 

にこにこしながら職務放棄宣言する、バルト。

 

そして、全員にウイスキーが渡った。

 

「それでは、か―――『ちょっと待って下さい。』……なんだよ?」

 

アルが乾杯しようとすると、アロンによって遮られる。

 

「そういえば、今日、なんか初めて男がISを動かしたそうですよ。」

 

アロンは、メガネを押し上げる。

 

「おお!そいつは、すごいな!ドイツからもでないかな?」

 

「そうです。それを確かめるために、とりあえず今ドイツ軍では、ISを

各部隊ごとに回しているんです。ちょうど家に回ってきているのですが、

私たちは、全員試しましたので後は、アルだけです。」

 

アロンが長々と説明をしていると、カーターがISを何故か、かついでくる。

 

「ふ~ん…(あいつらは、ダメだったのか…)それじゃ、試してみるか!」

 

アルがISに触れるとキィンと、甲高い音を上げて、起動する。

 

 

「………!と、とりあえず、上に報告を…」

 

「そ、そうっすね。」

 

「………(+_+)」

 

「さ、さすが~」

 

「……mjk」

 

いち早く石化の解けたアロンが上に電話をかけるが、他の人たちは、皆動揺している。

そして、当人であるアルは…

 

「……(ゑ?俺、どうなんの?)」

 

泣いていた。

 

 

アロンが、上の人に電話をして数分後、上の人3人が

あわただしく駆けこんできた。

もちろん、ウイスキーは処分済みだ。胃の中に…

 

「……(酒臭い…)んん!」

 

「「「「「ビクッ!(バレタ!?)」」」」

 

「?…アルフレッド=バウムガルト少尉」

 

高級軍人の一人がアルのフルネームと階級を言う。

 

「は、はい!」

 

緊張したアルは、声が裏返っている。

 

「……貴官は、本当にISを起動できるのか?」

 

さっきとは違う高級軍人がアルに疑問を抱く。

 

「出来ます。」

 

「では、実演したまえ。」

 

ちょび髭が似合う高級軍人が、偉そうに命令する。

実際に偉いのだから当たり前と言えば当たり前だが。

 

「はい(なんで、こいつらこんなに息あってるの?)」

 

嫌な顔一つせず、ISの起動を始める。

キィイン、先ほどと同じ様に起動する。

 

「おぉ!我がドイツでも…!」

 

高級軍人が感嘆の声を漏らす。

 

「……よし!それでは、貴官には本日付で黒ウサギ隊(シュバルツェア・ハーゼ)

に異動を命ずる!」

 

ちょび髭の高級軍人がまたもや、偉そうに命令する。

 

「はい…」

 

アルは、この特別技術課には特別な思い入れがあり、

今さらの異動は、かなり堪えるようだ。

 

その後、アルは二階級特進し、大尉となり

黒ウサギ隊に異動していった。

 

特別技術課のメンバーは…

 

「行ってしまいましたね。」

 

「そうっすね。」

 

「………(T_T)」

 

「なんか、寂しいですね~」

 

感傷に浸っていたら…

ひょこっと、高級軍人が顔を出している。

 

「……\(◎o◎)/!」

 

それに気付いたジャンが驚きのあまり、座っていた椅子から転がり落ちた。

 

「ジャン!どうしたんっすか?」

 

カーターが、ジャンを起こすとジャンは、高級軍人の方を指さす。

 

「?うお!!びっくりしたっす。」

 

「…無礼だね、君たちは…」

 

高級軍人の額には、青筋が出ている。

 

「申し訳ありません。

 

似非紳士が謝るが、依然として高級軍人の額の青筋は消えない。

 

「まあ、いいだろう。

君達4人もバウムガルト大尉と共に、黒ウサギ隊に異動だ。

大尉の強力な脅h――推しによって君たちの異動が決まった。」

 

高級軍人は説明するにつれて、どんどん顔が青くなって行くことから

アルが、どんな脅迫したかを考えると身震いする。

 

「そういうことだから、今日中に異動しとくように、では。」

 

そう言い残し、去っていく高級軍人。

 

「「「「…………」」」」

 

そして、4人は無言のまま荷物をまとめて黒ウサギ隊に向かった。

 

4人は、確かに感じていた、次の日は波乱の一日になると…

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。