田中太郎です。
かつてにじふぁんにて掲載されていた小説で
削除した作品なのですが、このたびのにじふぁんのサービス終了で
こちらに避難したついでに、この小説も投稿します。
途中で切った小説なので、途中から更新速度が著しくさがることを
気にしない方、どうかよろしくおねがいします。
IS――インフィニットストラトスの登場によって世界は変わった。
女尊男卑の世界に変わった。
何故なら、ISは基本的に女性にしか反応しないからだ。
そして、その女尊男卑は軍隊にまで及んでいった。
ある日のドイツ軍基地…
金髪の男性がため息をつきながら歩いていた。
「…ハァ……」
そして、特別技術課と書かれたプレートのあるところへ入る。
中には、4人ほどの人が居た。
「皆、聞いてくれ。」
金髪の男性は、その金髪を掻き上げ言うと4人は、金髪の男に注意を向けた。
「今日の新パーツ、次世代型ミサイル試作機ver2.5のテストは中止になった。
(くそ、最近こればっかだ…)」
金髪の男も落胆しているように、他の4人も目に見えるように
落胆している。
「またですか~?これで138回目ですよ~?」
語尾を伸ばして喋る長い黒髪に黒メガネの青年は、バルト。
「また、ISっすか?うざいっすね、IS!」
部活等の後輩の様な喋り方をし、短髪の男はカーター。
「…………(´・ω・`)」
無言の彼は、ジャン、ニット帽をかぶっており、一度も外したところ
見た事がないそうだ。ちなみ、FPSをすると人が変わるらしい…
「それで?一応理由を聞きましょう。」
茶髪に眼鏡で丁寧な口調のおっさん(今年35歳)はアロン。似非紳士だ。
「カーターの言うとおり、ISの模擬戦をやるからそこどけ!…だそうだ…」
そして、この金髪の男はアルフレッド、通称アル、ちなみにここのリーダーである。
「やっぱりですか…」
アロンは、少しだけ残念な顔をする。
そして、部屋の空気が重くなる。
するとアルが…
「ま、こういう時は…呑みますか!」
そう言って、どこからかウイスキーと人数分のグラスを出す。
「おお!太っ腹っすね!いつもは、安いカップ酒なのに…」
カーターは、嬉々として、そのグラスを受け取り、ウイスキーが注がれると思いっきり破顔する。
「……………(^O^)/」
ジャンは、声には出さないがうれしそうな顔をしている。
「いいのですか?勤務中ですよ?」
アロンは、そんな真面目な事を言っているがしっかりとグラスを持っている。
「細かい事は、気にするなですよ~~」
にこにこしながら職務放棄宣言する、バルト。
そして、全員にウイスキーが渡った。
「それでは、か―――『ちょっと待って下さい。』……なんだよ?」
アルが乾杯しようとすると、アロンによって遮られる。
「そういえば、今日、なんか初めて男がISを動かしたそうですよ。」
アロンは、メガネを押し上げる。
「おお!そいつは、すごいな!ドイツからもでないかな?」
「そうです。それを確かめるために、とりあえず今ドイツ軍では、ISを
各部隊ごとに回しているんです。ちょうど家に回ってきているのですが、
私たちは、全員試しましたので後は、アルだけです。」
アロンが長々と説明をしていると、カーターがISを何故か、かついでくる。
「ふ~ん…(あいつらは、ダメだったのか…)それじゃ、試してみるか!」
アルがISに触れるとキィンと、甲高い音を上げて、起動する。
「………!と、とりあえず、上に報告を…」
「そ、そうっすね。」
「………(+_+)」
「さ、さすが~」
「……mjk」
いち早く石化の解けたアロンが上に電話をかけるが、他の人たちは、皆動揺している。
そして、当人であるアルは…
「……(ゑ?俺、どうなんの?)」
泣いていた。
アロンが、上の人に電話をして数分後、上の人3人が
あわただしく駆けこんできた。
もちろん、ウイスキーは処分済みだ。胃の中に…
「……(酒臭い…)んん!」
「「「「「ビクッ!(バレタ!?)」」」」
「?…アルフレッド=バウムガルト少尉」
高級軍人の一人がアルのフルネームと階級を言う。
「は、はい!」
緊張したアルは、声が裏返っている。
「……貴官は、本当にISを起動できるのか?」
さっきとは違う高級軍人がアルに疑問を抱く。
「出来ます。」
「では、実演したまえ。」
ちょび髭が似合う高級軍人が、偉そうに命令する。
実際に偉いのだから当たり前と言えば当たり前だが。
「はい(なんで、こいつらこんなに息あってるの?)」
嫌な顔一つせず、ISの起動を始める。
キィイン、先ほどと同じ様に起動する。
「おぉ!我がドイツでも…!」
高級軍人が感嘆の声を漏らす。
「……よし!それでは、貴官には本日付で黒ウサギ隊(シュバルツェア・ハーゼ)
に異動を命ずる!」
ちょび髭の高級軍人がまたもや、偉そうに命令する。
「はい…」
アルは、この特別技術課には特別な思い入れがあり、
今さらの異動は、かなり堪えるようだ。
その後、アルは二階級特進し、大尉となり
黒ウサギ隊に異動していった。
特別技術課のメンバーは…
「行ってしまいましたね。」
「そうっすね。」
「………(T_T)」
「なんか、寂しいですね~」
感傷に浸っていたら…
ひょこっと、高級軍人が顔を出している。
「……\(◎o◎)/!」
それに気付いたジャンが驚きのあまり、座っていた椅子から転がり落ちた。
「ジャン!どうしたんっすか?」
カーターが、ジャンを起こすとジャンは、高級軍人の方を指さす。
「?うお!!びっくりしたっす。」
「…無礼だね、君たちは…」
高級軍人の額には、青筋が出ている。
「申し訳ありません。
似非紳士が謝るが、依然として高級軍人の額の青筋は消えない。
「まあ、いいだろう。
君達4人もバウムガルト大尉と共に、黒ウサギ隊に異動だ。
大尉の強力な脅h――推しによって君たちの異動が決まった。」
高級軍人は説明するにつれて、どんどん顔が青くなって行くことから
アルが、どんな脅迫したかを考えると身震いする。
「そういうことだから、今日中に異動しとくように、では。」
そう言い残し、去っていく高級軍人。
「「「「…………」」」」
そして、4人は無言のまま荷物をまとめて黒ウサギ隊に向かった。
4人は、確かに感じていた、次の日は波乱の一日になると…