黒うさぎ隊の5人組   作:田中太郎

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1-4 テスト

 

 

アルが、アリーナに飛び出すと、ISにアロンから通信が入る。

 

『アル?とりあえず、今日は、ISの拡張領域に入っている二つのミサイルのテストをします。』

 

「ああ、わかった。」

 

そして、アルが拡張領域を確認すると、試作ミサイルが二つ入っていた。

それを呼び出していた、ミサイルポッドに装填する。

 

『それでは、適当に何か出しますので、撃ち落としてください。』

 

アロンが、そう言うがアルは、ほとんどISに乗った経験がない。

いきなり、そんな動く敵にミサイルをぶつけるなど、不可能なのだ。

 

「は?いや、ムリだろ?」

 

案の定、不可能だと告げるが、アロンはそんな事を気にするそぶりもない。

 

『できますよ、そろそろテストを始めたいんですが…』

 

「…お前さ、なんか怒ってないか?」

 

アロンの言葉から、怒りを感じ取ったアルは、疑問を投げかける。

 

『いえ、全く。貴方達が私を囮に助かろうなんてしたのなんて

全く、これっぽちも、小指の垢ほど気にしてませんよ!』

 

「めっちゃ、気にしてる!すごい怒ってるよ。」

 

『HAHAHA、KINISURUNA!』

 

アロンが、手元にあったボタンを押すとアルの眼の前にある、扉が開き

中から、おそろしい怪物が出てきた

 

「グオオオオオオ!!!」

 

雄たけびを上げて、牙をむき出しにして、今にもアルへ飛びかかろうとしている。

 

「…ゑ?あれ倒すの?」

 

アルの顔が青を通りこして、紫色になり、おろおろしている。

 

「…むぅ(こうしてても埒が明かないな…と、とりあえず…)」

 

覚悟を決め、サバイバルナイフをその怪物に分投げる。

ISの補助を受けているため、とんでもないスピードで飛んでいるが

怪物は、でこピンで弾き飛ばした。

 

「フン!…グルルル!!」

 

「(無理、無理無理無理、こいつは駄目だ…)」

 

アルの脳内では、デフォルメアル達がアラートを鳴らし続けている。

 

「ガオオオオオ!!」

 

ついに、怪物がアルに飛びかかった。

 

「イーヤアアアアアアア!!」

 

アルは、絶叫しながらミサイルを打ち出す。

 

ズドドドドド、

 

ミサイルポッドから、ミサイルが飛び出す。

そして、怪物がミサイルを避けるが、クネっと曲がり追尾し着弾する。

 

ドガーン

 

「グワアアアア!!」

 

怪物は、戦闘不能となった。

 

「…威力高!?」

 

そう、とてもビッグな怪物を数発のミサイルで仕留めるのだから、そのミサイルの

威力の高さが伺われる。

 

『ええ、今のが追尾型次世代ミサイルの試作機です。』

 

「ほうほう、やっぱミサイルはいいな、最高だ!どんどん行くぞ!」

 

『ええ!』

 

 

そして、この暴走した5人を止める事の出来る人間が居なく、テストは、夜まで続いた。

 

 

「うっ!つ、疲れた…もう、無理だ。…」

 

「さ、流石につかれましたね。」

 

「…(-.-)」

 

「もうだめ~」

 

「限界っす。」

 

5人は、ようやく暴走を止めた。

 

すると、タイミングを見計らっていたかのように、クラリッサが入ってきた。

 

「失礼する。」

 

その瞬間、アルの顔から疲れが吹っ飛び、むしろ、艶が見える。

 

「何ですか?姐さん?」

 

「おお、同志よ…っと今は、彼らに用事があるのだが…疲れているようだから

伝えてくれないか?」

 

「いいですよ。(姐さんの頼みならたとえ火の中…は遠慮したいな。)」

 

「では、彼らの正式な配属先が決まった。

黒ウサギ隊特別技術課、が彼らの新しい配属先だ。明日からは、そう名乗る様に…

こう、伝えといてくれ。最後に、貴官は普通の黒ウサギ隊だからな。」

 

「わかりました。姐さん。お疲れ様です。」

 

「ああ、それでは。明日以降また語ろうではないか。日本の文化について!では、明日朝に本部に来てくれ

隊長からのあいさつなどを行う。」

 

クラリッサの眼は、輝いているように見える。

 

「え、ええ!」

 

「それでは。」

 

そう言って、今度こそ去っていく。

アルは、配属先に事をを4人に伝えると、部屋に一人帰って行く。

 

理由は、簡単。

 

クラリッサに話を合わせるために、少女漫画及び同人誌等を覚えるためだ。

 

「(よし!勉強するかな!)」

 

合格と書かれた鉢巻きを締め、漫画を読み始めた。

 

結局、その日もオールナイトしたアルでした。

 

 

 

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