最近、ずっとwarthunderやってます。頑張ってF-104の研究進めるんじゃぁ・・・・
でもF86F-40のBR設定がおかしくて、ちょっとイライラすることがある今日この頃。
関係ない話はさておいて、本編どうぞ
「状況は?」
パタジンは王城内に設置されている軍総司令部庁舎の司令室に入るなり、近くにいた幹部にそう聞いた。
「はい。今から15分ほど前にハーク港の海軍総司令部から”敵鉄竜による攻撃を受けつつあり、至急航空支援を求む”との連絡が入りました。しかし、10分ほど前からは連絡がつかず、こちらも混乱しています」
「そうか・・・・。ワイバーンは出したのか?」
パタジンの脳裏に海軍総司令部が壊滅している可能性が浮かぶ。
「はい。王都防衛の4個竜騎士団のうち、3個竜騎士団75騎に発進命令を出しました。もう1個竜騎士団は基地の地上待機で敵別動隊が出てきた際に当たらせます。もう間もなく発進するかと」
「さすが、早いな」
「兵は神速を尊ぶ、と申しますから」
幹部はそう言った。パタジンは、この有能な幹部に感謝しつつ、竜騎士団の活躍を祈った。
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ハーク港上空15000m。
ワイバーンはおろか鳥ですら飛んでいない高高度を、1機の
「フランクリン・D・ルーズベルト」の第125早期警戒飛行隊所属E-2Fと護衛の第195戦闘攻撃飛行隊所属のF-37B2機であった。
レーダー画面には味方機を表す多数の青いシンボルが表示されている。すると
「
『This is Eagle03
『
そんな返答の後、地上攻撃をしている部隊から離れた位置を飛んでいた編隊から2機の戦闘機が離脱してアンノウンの方角へ向かう。
ボギーというのは敵性航空機の可能性のある所属不明機のことだ。確実に敵機である保証はない。ロウリア軍艦隊を攻撃した際に支援に出てきたワイバーンはロウリア軍の専用発着場から発進してきたため、ロウリア軍のワイバーンであるという確証があったが、王都近くのワイバーン発着場はロウリア軍以外にも大型火喰い鳥と呼ばれる民間の輸送用のものも使っている。誤射を防ぐために確実にロウリア軍のワイバーンでないか確認する必要があるのだ。
40マイルというのは、超音速で飛ぶ戦闘機にとっては一瞬である。すぐに確認に向かわせたイーグル03、04から無線が入る。
『This is Eagle03。
「一度待て!
ミッションコマンダーはすぐさま交戦許可を出す。すぐに第115戦闘攻撃飛行隊の隊長機と日本国防海軍第21戦闘飛行隊の隊長機が返答する。
『This is Eagle01。
『ディスイズ ブルーモンスター01。
今度は制空戦闘機隊から24機の戦闘機が分離して、ロウリア軍ワイバーンの方に向かっている。ミッションコマンダーはすぐに指示を出した。
「戦闘機隊リーダーはEagle01!Eagle03、04は合流してから戦闘を開始せよ」
『Aye』
短く答えるとワイバーン編隊の近くを飛んでいた2機の戦闘機は友軍編隊に向かっていく。
その間にレーダーオペレーターはAIが自動で割り振った目標情報を制空戦闘機隊に送っている。送信作業が終わると、ミッションコマンダーがレーダー画面を確認しイーグル03と04が合流したことを確認して、再び指示を出す。
「This is Tigertail04。
『This is Eagle01。
その瞬間、レーダー画面できれいな編隊を組んでいた26機の戦闘機が2機編隊ずつ散開する。
『
その瞬間、無線からアクティブレーダーホーミングミサイルの発射コールが聞こえてくる。同時にレーダー画面に合計52発のミサイルを表すアイコンが現れ、ワイバーン編隊に向かっていく。
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王都、ジン・ハークの上空をワイバーンが飛ぶ。1個竜騎士団は25騎のワイバーンで編成されており、1個竜騎士団がダイアモンド形陣形を組み、それら3個の25騎編隊が逆V字形を描くように編隊を組んでいた。
その3個編隊の右側を担当する第2竜騎士団の竜騎士、セルファーム・ターナケインはハーク港救援に向かう3個竜騎士団75騎に混じって飛んでいた。
彼は新人であるが、竜に好かれ、竜の扱いにも光るものがあった。そのため新人としては異例の、王都防衛竜騎士隊に配属された。とはいっても新人であるため、彼が飛んでいるのは比較的安全な編隊の中央である。逆にベテランの竜騎士は編隊の先頭や隅に配置されていて、360度全周をひっきりなしに警戒していた。
空の王者であるワイバーン。それが75騎も飛んでいるのだ。これだけいれば、どんな敵であっても跳ね返せるような万能感につつまれる。
「ん?」
その時、中央を飛ぶ第3竜騎士団の先頭のワイバーンが何かに慌てたように編隊を崩そうとした。ターナケインが何かと思ったその時、中央を飛ぶ第3竜騎士団の25騎とその両脇を飛ぶ第2竜騎士団の13騎と第4竜騎士団の14騎が爆炎につつまれた。
ターナケインの前方と右を飛んでいた先輩竜騎士たちが爆炎につつまれ、黒焦げになって落ちていく、
「なっ!」
新人の彼に良くしてくれた上官や厳しく指導してくれた親分肌の先任竜騎士、ちょっとおちゃらけた性格の騎士団のムードメーカーだった先輩など少なくない竜騎士たちが爆炎につつまれていく。
それぞれに恋人や妻子、年老いた親がいる。しかし、そんなことなど知らないとばかりに、敵と戦い華々しく散ることすら許されず、ただただ機械的に処理されていく。
「そんな・・・・うわっ!?」
感傷に浸る前に、彼のワイバーンが勝手に急降下を始める。
「おい!勝手に・・・・動くな・・・・!」
ターナケインは必死にワイバーンを操作しようとするも、彼の指示などお構いなしとばかりに高度をドンと下げていく。
――ぶつかる!
地面に衝突するかと思われたその時、ワイバーンは羽ばたいて姿勢を立て直すと王都の城壁に隠れるように着陸した。あまりの勢いにターナケインとワイバーンを結んでいた命綱がちぎれる。
「ぐえっ・・・・」
地面にたたきつけられ、情けない声を出すターナケインは立ち上がると口の中に入った土をペッと吐き出す。そして、少し怒り気味にワイバーンに近づき、愛騎を叱咤しようとしたとき、再び爆発音が上空から響き渡った。
「っ!」
はじかれたようにターナケインが上を見ると、残っていた22騎のワイバーンも先の52騎と同じように爆炎につつまれ、黒焦げになって落ちていく。
「そ、そんな!?」
先ほどまで堂々たる雄姿を見せつけていた75騎のワイバーンは、たった1騎のワイバーンを残して全滅した。
これにより、戦前は500騎を誇ったロウリア軍竜騎士団は26騎にまで数を減らすこととなった。
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ハーク港西側15kmの海岸線。
海岸の沖合には日本国防海軍の強襲揚陸艦やドック型揚陸艦、護衛のイージス巡洋艦や駆逐艦らが浮かんでおり、上空は日本海兵隊のF-37C、F-35B戦闘機とAH-64攻撃ヘリ、UH-60、UH-71汎用ヘリ、CH-47輸送ヘリが埋め尽くす。
そして海岸線にはアムトラックや水陸両用歩兵戦闘車が殺到している。
彼らは王都攻略軍集団第1軍に属する日本国海兵隊第1海兵師団20,000名であった。戦車や装甲車などを有する彼らは、だれもいない海岸線に順調に橋頭保を築き上げている。
ここ以外にも2つの海岸線で米海兵隊第1海兵師団や韓国陸軍第1海兵師団、仏陸軍第9海兵歩兵連隊が同様の上陸作戦を敢行していた。
もともと何もない砂浜への上陸作戦をロウリア軍が想定していなかったことに加え、ロウリア海軍基地への空襲作戦に対処能力がさかれており、彼らは大した戦闘を行うことなく橋頭保を確保していった。
戦争の終結は近い。
いかがでしたでしょうか?
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では、また次回。さようなら
次回 EP22 王都攻略戦(地上部隊侵攻)
お楽しみに