西側諸国召喚   作:RIM-156 SM-2ER

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ハイ皆さんどうも、SM-2です。
今回は原子力空母2隻が出てきます。書いてて思ったのが、もしロウリア王国戦で西側諸国が本気で叩き潰しにかかったら米海軍が1隻を欧州防衛に、1隻を日本や韓国、台湾防衛に、本国防衛に2隻残していても7隻の原子力空母が派遣できる。そこに、フランスやら強化された日本やらの原子力空母計3隻を足したら、ロウリア近海に10隻の原子力空母が・・・・・。ロウリア王国、NATOの海軍だけで終わりましたね。

※外交官を乗せる艦艇を汎用駆逐艦「ゆきぐも」から汎用駆逐艦「はぎかぜ」に変更
※ヘリコプターをSH-71AからSV-280シーバローに変更。


EP1 派遣

各国の哨戒機や偵察機の情報収集の結果発見された新大陸に向け2隻の原子力空母を中心とする2つの艦隊が進んでいた。

一方は日本国国防海軍に所属する「あかぎ」を中心とした第1空母打撃艦隊。もう一方は、アメリカ海軍のジェラルド・R・フォード級原子力空母の6番艦「ジェームズ・モンロー」を中心とする米第5艦隊から抽出された護衛艦艇5隻であった。

この2つの艦隊は発見された未知の国家と国交を結ぶため日米両国の外交官が乗っていた。何が起こるか分からないため即応性に富む、この2つの艦隊が派遣されていた。

中国やロシアがいなくなった今、転移してきた地球各国で最も軍事力があるのはアメリカと日本であった。この2国は各国から先んじて未知の国家と国交を結び、足りない資源(石油やプラチナなど)をどうにか入手できるよう、情報収集などをする必要があった。

 

「しかし、西側各国が転移・・・・・・か。信じられんな・・・・」

 

「ジェームズ・モンロー」の艦橋で、第50任務部隊の司令官リチャード・ブラウン海軍少将はそうつぶやいた。原子力空母2隻を含む16隻の連合艦隊は、外交官を護衛するだけでなく、万が一何かがあれば艦載機や護衛の駆逐艦、巡洋艦に搭載してある巡航ミサイル、同行している米海軍の特殊部隊「ネイビー・シールズ」、日本国防海軍の特殊部隊「特殊任務群」を使い対処する任務が与えられていた。

艦隊上空には日米双方のE-2Dが哨戒しており、いつもより万全の防空体制が築かれていた。また、艦隊直掩には日本のF-35JC4機、アメリカのF-35C4機の計8機が飛んでいた。

 

(しかし・・・・・・万が一とはいえ、原子力空母が2隻も必要か?)

 

原子力空母は1隻いるだけで、中小規模の発展途上国を滅ぼせるだけの戦力である。偵察の結果、相手の技術レベルは中世ヨーロッパほどらしい、そんな国に原子力空母2隻を含む12隻の艦隊は過剰である。

 

「まぁ、考えても仕方がないな・・・・・・」

 

リチャード少将はそうつぶやいて、コーヒーを一口飲む。すると、後ろからこの「ジェームズ・モンロー」の艦長トーマス・ジョーンズ大佐が近づいてきた。

 

「司令。E-2より報告です。本艦隊の前方30km地点を航行する小型船舶ですが、進路を変更しなければ1時間半程で接触します」

「わかった・・・・・・。今治司令と協議する。つないでくれ」

 

リチャード少将はそういう、1分ほどすると艦橋に設置されたモニターに一人の男が映る。

 

「やぁ、今治少将」

 

男は今治仁志、この艦隊と行動を共にする第1空母打撃艦隊の司令で日本国国防海軍少将だ。

 

「リチャード少将か・・・・・。早速本題に入ろうか。艦隊前方の小型船舶だろう?」

「ああ、漁船かと思ったんだが、それにしても船速が遅いのでね・・・・。貴官はどう思う?」

 

今治は顎に手をあて、少し考えこんだ。

 

「・・・・・・まさか、手漕ぎボートや帆船の類じゃないか・・・・・?」

 

リチャード少将は豪快に笑った。

 

「まさか!北の連中じゃあるまいし・・・・」

 

北の将軍が治める某国は食料が足りず、エンジンのついていない帆船や手漕ぎボートまで使って漁をさせている。そのため、船が遭難しやすく遭難した船が日本に流れ着くことなどしょっちゅうだった。

 

「だが、航空偵察では相手は中世ヨーロッパほどの技術力だそうだ。ないわけじゃあるまい?」

 

自身の考えの甘さを指摘されリチャード少将はうなった。今治はため息をつくとこう言った。

 

「とにかく接触してみよう。そうしなければ何も始まらない」

「だが、相手は一隻だ。原子力空母2隻を含むこの12隻の艦隊では変に相手を威圧しかねない」

 

リチャード少将はそういった。原子力空母は戦略兵器だ。簡単に言ってしまえば弾道ミサイルと同じだけ他国の脅威となりうるのだ。

 

「ならば、わが艦隊から『はぎかぜ』をだそう。小回りも聞くし即応性もある。外交官をヘリで『はぎかぜ』に乗せ、バックアップで対艦ミサイル搭載のF/A-3BとF−35を上空に飛ばしておこう」

「なるほど、それなら相手を変に威圧しないだろう」

「ではその方針で・・・・・・」

 

2人の司令官はうなずきあうと通信を切った。リチャード少将はF-35C 2機にJSM対艦ミサイルを搭載し発艦させるように指示した。また、アメリカ国務省の外交官、ウィル・バーク外交官をSV-280シーバローにのせて日本国国防海軍の汎用駆逐艦「はぎかぜ」に移した。

20分後「ジェームズ・モンロー」からF-35C 2機が、「あかぎ」からF/A-3B2機が対艦ミサイルを満載し発艦した。それと同時に両国の外交官を乗せた「はぎかぜ」が艦隊を離脱し、所属不明の小型船舶を目指した。

 




いかがでしたでしょうか?
「ジェームズ・モンロー」ですが近未来になり、古くなったニミッツ級原子力空母の後継です。あと、使節団派遣、原子力空母2隻も必要なかったなぁと後悔しています。まぁ、めんどくさいので直しませんが。
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次回 EP2 接触

お楽しみに!
―――――――――
・SV-280 シーバロー >目次
種別:対潜哨戒ティルトローター機
運用部隊:国防海軍
乗員:4名(操縦士、副操縦士、対潜オペレーター、機内兵装整備員)+6名
全長/胴体幅/全高:18.2m/24.93m/7m
主回転翼直径:10.7m
エンジン:T64-GE-510 ターボシャフトエンジン(4,900hp) 2基 
虚空重量/ペイロード/最大重量:8.72t/不明/14.9t
超過禁止速度/巡航速度:575km/525km
上昇率:14m/s
航続距離:3,900km
実用限界高度:8,000m
武装:<ドアガン>2
   搭載可能武装:36式8.58㎜汎用機関銃
          M240 7.62㎜汎用機関銃
          AGU-17/A 7.62mmミニガン
          M339 8.58㎜ミニガンⅡ
          ブローニングM2 50口径12.7㎜重機関銃
   <ハードポイント数>8
   武装ステーション位置:左翼端 1番
              左翼 2番
              ウェポンベイ左 3番
              ウェポンベイ右 4番
              右翼 5番
              右翼端 6番
   搭載可能武装:25式携帯地対空誘導弾改 (2,5番4連装ランチャー:8発/1,6番連装ランチャー:4発)
          AIM-9Y/Z サイドワインダー (1,2,5,6番:4発/3,4番連装ランチャー:4発)
          AGM-179 JAGM (2,5番4連装ランチャー:8発/1,6番:2発) 
          M261ハイドラ70mmロケット弾発射機 (2,5番)
         短魚雷 (2,5番:2発/3,4番連装ラック:4発)
         Mk 44 Mod 0 30mmキャノン砲 (2,5番:2門)
         AGU-17/A 7.62mmミニガン ガンポット (全ステーション:4門)
         ブローニングM2 50口径12.7㎜重機関銃 ガンポット (全ステーション:4門)
    31式90口径20㎜CTA機関砲ガンポット (2,3番:2門)
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