アンケートへのご回答ありがとうございました。しかし、これだとかなり原作から離れますね・・・・。いやロウリア戦がもはや全くの別物だし、関係ないか・・・・。
では本編どうぞ
第3文明圏 パーパルディア皇国皇都エストシラント 国家戦略局庁舎
「なに?ロウリアが降伏しただと?」
一人の男が、手元の資料から執務机のそばに立つ部下に視線を移して、あからさまに不機嫌そうな声を出した。そして、ハァとため息をついた後こぶしを机に叩きつけて怒鳴る。
「どういうことだ!!奴らはただの群島国家の国家連合ではないのか!?」
「わかりません。しかし、現地連絡員からの連絡で、ロウリア王国は降伏したと・・・・」
再び男は深いため息をつく。
「・・・・ロウリアの現在の状況は?」
「現在、首都のジン・ハークやハーク港、ビーズルなどすでに占領あるいは包囲下にあった都市や地点には進駐軍が展開しており、そのほかの都市にも進駐軍による展開が始まっているとのことです」
「では、このままロウリアは分割、併合されるのか?」
男の予想に、部下は首を横に振って否定した。
「いえ、この後送られてくるロウリア軍事行政委員会の意向に従いつつ、王国政府の統治下におかれるようです。将来的には完全な独立をさせるようだと・・・・」
男は信じられないといったように首を傾げた。
「どういうことだ?奴らはいったい何のつもりなんだ?領土を獲得しないなど・・・・・」
「正直理解に苦しみますが、奴らには完全な領土併合を行い現地で起きるだけの反発を抑えるだけの国力がないのではないでしょうか?だからこそ、王国政府にすべてを任せることで、お茶を濁しているのだと思います」
「なるほど・・・・」
彼らはそう理解していたが、実態は若干違った。
NATOに加盟している国家のうち、アメリカや日本、フランス、イギリス、ドイツなどロウリアの領土を併合し、出てくる反発を簡単に抑えることが可能な国家は山ほどある。加えて、大半の国家は転移前の世界において、紛争地域などの不安定な地域での人心掌握などの経験が山ほどあるし、とくにイギリスは「分割して統治する」という方針と3枚の舌を持つ優秀な外交政策のもと日の沈まない帝国として、2世紀近く世界をまとめ上げていた実績がある。正直、占領して反発を抑えることは可能なのだ。
単純に、治安維持戦に投入される金や資源を嫌ったのである。加えて、領土となれば法律なども本国に即したものとしなければならないが、正直ロウリア王国の民衆の識字率はそこまでよくはないし、法律などわかるわけもない。それによって生み出されるトラブルを解決するのもおっくうなのだ。
であれば、ロウリアの実情を最も理解している王国政府を監視しながら、彼らに統治させたほうが手っ取り早いし、楽ができるというのがNATOの総意であった。
そんなことをわかるはずもない彼らはNATOの国力を決定的に勘違いしてしまっていた。
「それで?NATOの軍の情報は?」
「それが、現地連絡員との連絡が途絶えてしまったので、詳しいことは・・・・」
「そうか・・・・。しかし、現地連絡員が死んだのならちょうどいい*1」
上司の言葉が理解できなかったらしく、部下は「はい?」と漏らしてしまう。
「今回のことは、国家戦略局の独断だ。ロデニウス統一と同時にロウリア王国から手に入れられる食料や資源などの利益をもって、陛下に報告するつもりであったが、こうなってしまっては命すらあやしい。ロウリアとのつながりを示す書類類はすべて破棄しろ。我々が助かるためにな・・・・」
こうして、ロウリア王国を支援していたパーパルディア皇国国家戦略局はロデニウス紛争の情報を隠蔽し始めた。
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NATO加盟国など、転移してきた国々の中心であるアメリカ。その中枢であるホワイトハウスの大統領執務室で、第63代アメリカ大統領アリス・H・イェーガーは報告書に目を通していた。
そして、すべてを読み終えると眼鏡をはずして報告書を机の上に置いた。
「ようやく終わったわね・・・・」
アリスの言葉に大統領補佐官はコクリと頷いた。
「はい。現在、ロウリア軍事行政委員会設立準備に取り掛かっております。設立完了までは、ロデニウス派遣軍*2総司令部の監視下のもとロウリア王国政府に統治させております」
「ところで、ロウリアに手を貸していた国があったようだけれど・・・・」
「パーパルディア皇国のことですね?現地連絡員と思われる人物を拘束しており、現在CIAが尋問中です。どうにもパーパルディアは列強と呼ばれる強国の一国だと・・・・」
アリスは再び手元の資料に目をやる。その報告書の一角にはロウリア王国を援助していた国としてパーパルディア皇国の項目があり、現在、わかっていることのすべてが乗っていた。
「列強・・・・どのような国なのかわからないけれど、交渉には慎重を期すべきでしょうね」
「あ、それと嬉しいニュースもあります。ロウリア王国という地域強国を倒したことで、我々地球国家への注目が集まっており、近隣諸国より使節団が多数派遣されてきているようです。我が国は物理的に遠いですので、大半が日本やヨーロッパの国と接触しているようですが・・・・」
それは間違いなくいいニュースであった。自動車や飛行機などの先端技術が詰まったものは輸出できないものの、隔絶した技術で作られる鉄鋼や日常生活用品などはクワ・トイネやクイラなどに飛ぶように売れており、地球国家の経済は非常にゆっくりであるが回復しつつあったからだ。
「ビジネスの相手が増えるのはいいことだわ。早速、各国に仲介の準備をしてもらってちょうだい。我が国も国交締結に向けた交渉を行いましょう。それと・・・・例の電波について、わかったことはあるかしら?」
例の電波というのは開戦前や戦時中、ジン・ハークから発信されていた正体不明の電波のことであった。戦争中は特にその発信量が増えていることが米軍の電子偵察機によって観測されている。
すると、今まで黙っていたCIA長官が口を開いた。
「正直、電信用の電波であるということぐらいしかわかりません。現在は、軍による
「電波の発信源はわかっているのよね?なら、特殊部隊による作戦でゴーストの正体を暴いてみるのはどうかしら?」
「やってみる価値はあります。早速、CIAのほうで作戦を立案してまいります」
そういうとCIA長官は執務室から足早に出て行った。
この2日後、CIAから提出された「ゴースト・バスターズ作戦」はアリスのGOサインが出され、ロウリア王都から出る謎の通信電波の調査が行われることとなった。
いかがでしたでしょうか?
そういえば、最近86にめちゃめちゃはまってて、そっちも日本転移物の二次創作書こうかなと思ったんですが、よくよく考えたら、この私の書いてる強化済み日本、核兵器、弾道ミサイル、極超音速滑空体、極超音速ミサイルもってるんですよねぇ・・・・。
レギオンなんてものが出てきた時点で、人的資源の浪費を嫌って爆速で衛星ぶち上げて、レギオン支配領域後方のいたるところに核弾頭落として、前線にも運動エネルギー弾頭の極超音速滑空体をぶち落としてレギオン壊滅させそうと思ってやめました。
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ではまた次回!さようならぁ
次回 EP29 アンダーグラウンド
お楽しみに