遊戯王BELIEVER ~遊戯王の新作シリーズをフラゲしてきた(笑)~ 作:ミスタータイムマン
桃色青りんごさん、誤字報告ありがとうございます。
最近、紙で【ティアラメンツ】を組んでみました。
ランダム墓地肥やしでプレイングが変わるのが良いです。
今度、【ジャンクドッペル】と混ぜてみようかな?
「敗北の歴史をその身に刻め!」
【LAST PLAYER ATTACK!】
ハイテラー:ストリア LP700→0
項垂れるストリア、いやステイル。
彼はテラーの因子が抜け落ちて、元の青色の姿に戻っていた。半透明になり、実体もない。
『そんな、ボクが負けるなんて・・・。こんなんじゃ、皆を助けてあげられない・・・』
膝をついて鋼鉄の床を掴むように、ギュっと拳を握りしめる。その頬からは涙が伝う。
「ステイル・・・って、え!?」
俺はどう言葉をかけるべきか、そっと近づくとふと別の気配を感じて上を向くと目を剥いた。
『ステイル』 『ステイル!』
「にぃにぃ、ねぇねぇ・・・」
そこには、半透明のクラフトとサクナの姿があった。
憮然とした表現でクラフトは口を開く。
『ステイル、俺達は固まった後も朧気ながら意識があった。多くの人々を犠牲にしたみたいだな』
『う、ごめんなさい・・・ボク・・・。本当にみんなにひどいことを・・・』
フ、とクラフトは表情を和らげ、ポンポンとストリアの頭に手をのせた。
『でも、お前が無事で良かったよ』
『ステイル、本当に無事で良かった。でもあなたのしたことは許されることではないわ。私達の為に行ったとはいえ、アナタは罪を償わないといけない』
ギュッとステイルを抱きしめたサクナは俺の方にステイルごと向く。
『う~、遊士ごめんなさい』
「・・・謝罪は受け入れるよ。物的被害はあるけど、人的被害は何とか防げたからな」
『これからは遊士達の為に戦うよ』
「ああ。そういえば2人とも石になったって聞いていたけど、どうして復活できたんだ?」
『マスター。こうして直接会うのは初めてだな。かつてのマスターは俺達を見えなかったからな。フム、その鎧の影響だろうか?』
そういえば今は見えるな。アームドナイトになったせいか?
『また、物思いにふけるところだった。先の答えだが、ステイルがデュエルで負けた瞬間に俺達を縛っていた力が消滅したんだ』
『ふぅむ。アームドナイトのプラスの力とテラーのマイナスの力、2つの正反対の力がぶつかり合ったせいか?』
『ザンブレイド・ドラゴン殿、あなたの力は最上級クラスですからね。その力によるところは大きいと思います』
正負のエネルギーを浴びた事での復活・・・。
そうなると2人の硬化は何らかの影響を直接受けていた可能性が高いな。
「2人共、硬化の原因に心当たりはあるか?」
『あの時、私達は物資を手に入れて帰るところだったんだけど、だんだん霧が出てきて気が付いたらああなってしまっていたの』
そう答えたのはサクナ。
「その霧が原因という事か」
『あの辺りに霧は出ない筈なんだがな』
クラフトは腕組みして考え込む。
作為的な気配がするな。精霊界に詳しいグレーテスト・レイヴンなら何か知っているかな?
そんなことをボンヤリと考えていた。
すると―――、
「アレをやったのはブレイウルスですよ」
朗々としたソプラノボイスが工場に響き渡った。
またブレイウルスかよ。マッチポンプじゃねぇか。
アイツ、暗躍し過ぎだろう。
いや待て・・・、今話したのは誰だ・・・?
振り返ると、青いドレス姿で腰まで届く波のようなロングヘアーの妙齢の女性。
その皮膚は青み係人間とは思えない美しさを放っている。
『ティアフィネル・・・』
ストリアははっきりとそう呟いた。
24話 決着、ティアフィネル襲来
「フフフ、初めましてビリーバー。私はマスターテラー、ティアフィネル。”深淵”の称号を賜っています」
3人目のマスターテラー・・・!?
慌てて距離ををとり、剣を構える。どうやってここに?
いや待てよ・・・。
「そうか、ここはまだRAJ空間だったな。さっきまでは気にならなかったけど、アンタがいたから解除されなかったんのか」
「察しが良いですね。この空間に干渉させていただきました。彼にマーカーを付けていましたからね。干渉は簡単でした」
『気づかなかった・・・』
寧ろ警戒感が強まるぜ。いくらタイミングを計れるとはいえ、ココは通常空間の1000倍以上のスピードで流れている。それをこともなげに接続するなんて常軌を逸している。ヒュドボロスを基準としても尚、異様に感じる。プレッシャーも全く感じられないし。
「少々、遊ばせてもらおうかしら。ヒュドボロスやブレイウルスも随分楽しんでいるようですし」
「遊びに・・・だと・・・?」
「ええ、私達は当初の目的を達成しましたからね。私達のデュエルエナジーに余裕ができましたので。それもブレイウルスの子達と貴方達のおかげです。テラーの存在、概念をこの都市に流布することができましたからね」
そうか。この一件でテラーの存在は世に知られつつある状況。これが狙いだったのか。
『そんな。ボクのせいで・・・』
「えぇ。ブレイウルスの子だった者、あなたの働きは理想的でした。隠密性のあるゲートに効果的な侵略、共に素晴らしいモノでした」
『掌の上だったという訳か・・・』
「それにこのデュエルフェスタの空気、闘争本能を刺激されます。ですので、私も少し遊んでみたくなりました。デュエルモンスターズで」
ティアフィネルが手を下にかざすと一筋の水滴が床に落ち波紋が広がる。
勝手にデュエルディスクが展開される。強制デュエルって事か。
まぁ考え方によってはマスターテラーを倒すチャンスでもある。
―――――DUEL!―――――
「私のターン、永続魔法《カジノステージ ルーレットキャッスル》を発動」
【Effect】
「《カジノディーラー ベガス》(レベル4 ATK1600)を召喚」
召喚されたのはチョビヒゲを生やしたタキシード姿の男性。
カジノステージにカジノディーラー。初めて見るカードだ。
【Summon】
【Effect Search 1 monster】
「召喚時、《カジノステージ もふもふバックギャモン》を手札に加えます。更に《カジノディーラー ベガス》が召喚された次の私のターン開始時まで、私が1度に受けるダメージは400になります」
ベガスはトランプを弧を描くように空中でシャッフルし、中の1枚をティアフィネルへ投げ飛ばした。
《カジノディーラー ベガス》
レベル4/水属性/魔法使い族・効果/ATK1600/DEF1300
自分フィールド上に「カジノステージ」カードが存在する場合のみ、 このカードは表側表示で召喚できる。
①:このカードが召喚に成功した時、自分のデッキから「カジノステージ」カード1枚を手札に加える。この効果を発動した次の自分のターンのスタンバイフェイズ時まで、お互いのプレイヤーが1度に受ける戦闘ダメージは400になる。
②:このカードが相手のカードの効果の対象か攻撃対象になった場合、このカードと同じ縦列の「カジノステージ」カードを相手プレイヤーは1度、発動する。
ダメージ軽減効果は厄介だ。
5回の攻撃でもライフが2000しか削れないからな。
「デッキの上からカードを3枚上から墓地に送り、《カジノステージ ルーレットキャッスル》の効果を発動。コイントスを行い、コインが表ならカードを1枚引きます」
《カジノステージ ルーレット・キャッスル》
永続魔法
自分はこのカードの(1)の効果を1ターンに1度しか発動する事ができない。
①:お互いのプレイヤーは自分メインフェイズ時に、デッキの上からカード3枚を裏向きで除外して発動できる。コイントスを1回行う。表が出た場合、自分のデッキの上からカードを1枚ドローする。この効果は相手プレイヤーでも発動する事ができる。
【Random Effect:Right Side-Draw!】
「良い運勢ですね。カードを1枚引きます」
カジノっていうのはそういう事か。
カジノをプレイする事で強力なメリット効果をランダムに得るってワケか。
「手札に加えた《カジノステージ もふもふバックギャモン》を発動。デッキの上からカードを2枚裏向きで除外して《カジノステージ モフモフバックギャモン》の効果を発動。サイコロの1・3・5・6が出た場合、ライフを500回復します」
《カジノステージ もふもふバックギャモン》
永続魔法
自分はこのカードの(1)の効果を1ターンに1度しか発動する事ができない。
①:お互いのプレイヤーは自分メインフェイズ時にデッキの上からカード2枚を裏向きで除外して発動できる。サイコロを1回振る。1か3か5か6が出た場合、500ライフを回復する。この効果は相手プレイヤーでも発動する事ができる。
【Random Effect:Number 2ーFail!】
「2・・・ですか。残念ですね。私のターンはこれで終わりとします」
【Turn End】
マスターテラー 深淵のティアフィネル
LP4000 手札4枚
場:《カジノディーラー ベガス》ATK1600、《カジノステージ ルーレットキャッスル》《カジノステージ もふもふバックギャモン》
プレイヤーカード:《マスターテラー:ティアフィネル》ATK800 ユナイトカウンター0個
《マスターテラー:ティアフィネル》
プレイヤーカード ATK800
①:自分はEXデッキからモンスターを攻撃表示で特殊召喚できない。
②:?
「俺のターン、ドロー!」
あのダメージ軽減効果が厄介だ。なかなかダメージを与えられない。
まずは展開して布陣を固めるのが先決。相手にアドバンテージを与えないようにしないとな。
「1つ、お伝えしましょう。私のカジノステージ達は、相手プレイヤーも発動できます」
え?
「加えて、相手プレイヤーは何度でも発動できます」
何だ、そのデカいデメリット。普通なら採用しないカードだ。
デメリットが重すぎる。余裕のつもりなのか?
「随分、気前がいいな」
「そう受け取っても構いません。ですが、よくお考えください。貴方の選択は本当に正しいのかと」
「デッキの上からカードを3枚上から墓地に送り、《カジノステージ ルーレットキャッスル》の効果を発動。コイントスを行う」
【Random Effect:Right Side‐Draw!】
「1枚ドロー。もう1回!」
【Random Effect:Flip SideーFail!】
「《テクノロギア・サーベルタイガー》(レベル4 ATK1800)を召喚。デッキから《テクノロギア・マテリアル》(レベル1 DEF100)を守備表示で特殊召喚」(ビリーバー ユナイトカウンター0→1→2)
【Summon】
【Effect summon】
「《テクノロギア・サーベルタイガー》をリリースして、《テクノロギア・ソーディアン》(レベル5 ATk2000)を特殊召喚」(ビリーバー ユナイトカウンター2→3)
【Summon】
「《テクノロギア・マテリアル》の効果が発動。自分フィールド上のモンスターの攻撃力が100アップ」
【Effect Attack plus】
《テクノロギア・ファイター》ATK2000→2100
「マテリアルの隣にいる《テクノロギア・ソーディアン》の効果が誘発!デッキから《テクノロギア・ハウンド》を手札に加える」
【Effect Search 1 Monster】
「《テクノロギア・ハウンド》*1(レベル3DEF200)を特殊召喚。《テクノロギア・マテリアル》の効果が発動。自分フィールド上のモンスターの攻撃力が100アップ」(ビリーバー ユナイトカウンター3→4)
【Summon】
【Effect Attack plus】
《テクノロギア・ファイター》ATK2100→2200
「現れろ!歴史を刻むサーキット!」
ストリア―ステイルと和解した事で俺のデッキにはテクノロギアのリンクモンスター達が戻ってきた。
今こそ俺のテクノロギア達はフルパワーを出せる。
「《テクノロギア・ハウンド》をリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!リンク召喚!」
【LINK SUMMON!】
「現れろ!天工機巧の幼き担い手!リンク1《テクノロギアマイスター ステイル》*2(ATK500)!」
『いくよ、ビリーバー!』
「《テクノロギア・マテリアル》の効果が発動。自分フィールド上のモンスターの攻撃力が100アップ」
【Effect Attack plus】
《テクノロギア・ソーディアン》ATK2200→2300
《テクノロギアマイスター ステイル》ATK500→600
「《テクノロギアマイスター ステイル》がリンク召喚に成功した場合、《テクノロギア・マテリアル》を手札に加える」
【Effect Search 1 Monster】
「《テクノロギア・ソーディアン》をリリースして、特殊召喚!現われろ!《テクノロギア・ファイター》(レベル6 ATK2100)!」
【Summon】
「ファイターが特殊召喚されたため、《テクノロギア・マテリアル》の効果が発動。自分フィールド上のモンスターの攻撃力が100アップ」
【Effect Attack plus】
《テクノロギア・ソーディアン》ATK2100→2200
《テクノロギアマイスター ステイル》ATK600→700
「《テクノロギア・ファイター》の効果が誘発!デッキから《テクノロギア・ワイルドキャット》(レベル4 ATK1700)を特殊召喚!」
ソーディアンが剣を手元で軽く一振りすると、魔方陣が出現し、ヤマネコの姿が浮かび上がる。
【Effect Summon】
《テクノロギア・ファイター》
レベル5光属性機械族・効果ATK2100DEF1500
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか発動することができない。
①:このカードは自分の手札かフィールド上から「テクノロギア」モンスター1体をリリースすることで手札から特殊召喚する事ができる。
②:このカードの隣のモンスターカードゾーンでモンスター効果が発動した場合に発動する事ができる。自分のデッキからレベル4以下の「テクノロギア」モンスター1体を特殊召喚する。
③:自分の墓地のカードが8枚以上あり、このカードが相手によって破壊された場合、フィールドのカード1枚を対象として発動する。そのカードを破壊する。
「《テクノロギア・マテリアル》の効果が発動。自分フィールド上のモンスターの攻撃力が100アップ」
【Effect Attack plus】
《テクノロギア・ファイター》ATK2200→2300
《テクノロギアマイスター ステイル》ATK700→800
《テクノロギア・ワイルドキャット》ATK1700→1800
「《テクノロギア・ワイルドキャット》の効果でデッキから《テクノロギア・マテリアル》を墓地に送る」
【Effect】
「《テクノロギアマイスター ステイル》の効果を発動。《カジノディーラー ベガス》の攻撃力をターン終了時まで500ダウンさせる!」
『いくよっ!』
ステイルの杖から波動が放たれ、ベガスを襲う。
《カジノディーラー ベガス》ATK1600→1100
「現れろ!歴史を刻むサーキット!《テクノロギアマイスター ステイル》と《テクノロギア・ワイルドキャット》をリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!リンク召喚!」
【LINK SUMMON!】
「来い!リンク2《テクノロギアマイスター サクナ》*3(ATK1000)!」
スパナ型の杖をバトン回しのようにクルクルと回し、決めポーズをとっての登場。いつもこんな感じだったな。
『いきます!それからマスター、私の召喚時にも口上をください』
『オレのも頼む』
お前ら、口上がなかったのを気にしてたのか。
今はそんなこと話す場合じゃないんだけどな。
「また今度な。リンク召喚時効果で手札の《テクノロギア・マテリアル》を1枚捨て、《テクノロギアン・デベロップメント》を手札に加える」
【Effect Bounce 1 Monster】
「《テクノロギア・マテリアル》の効果が発動。自分フィールド上のモンスターの攻撃力が100アップ」
【Effect Attack plus】
《テクノロギア・ファイター》ATK2300→2400
《テクノロギアマイスター サクナ》ATK1000→1100
「俺は《テクノロギア・マテリアル》とユナイトカウンター4個でコーリング!」
【Accept 4 Unite counters・・・】
「ユナイトイクイップ!我が手に宿れ!戦場で勝鬨をあげる勇猛なる竜の牙! 《ザンブレイド・ドラゴン》*4!」
【UNITE EQUIP! Fatal Blade!】
《アームドナイト・ビリーバー》 ATK300→2300
これで墓地に《テクノロギア・マテリアル》が3枚揃う。
「《テクノロギアン・デベロップメント》*5を発動。墓地から《テクノロギア・ソーディアン》を特殊召喚」
【Effect Summon】
「《テクノロギア・マテリアル》の効果が発動。自分フィールド上のモンスターの攻撃力が100アップ」
【Effect Attack plus】
《テクノロギア・ファイター》ATK2400→2500
《テクノロギアマイスター サクナ》ATK1100→1200
《テクノロギア・ソーディアン》ATK2000→2100
「バトルだ!」
「《テクノロギア・ソーディアン》で《カジノディーラー ベガス》を攻撃!」
【Attack!】
マスターテラー:ティアフィネルLP4000→3600(ATK800)
大ダメージと行きたいところだが、生憎、《カジノディーラー ベガス》の効果でこのターンの戦闘ダメージは400固定だ。
「《テクノロギア・ファイター》でダイレクトアタック!」
【Attack!】
ファイターの拳がティアフィネルに迫る。
しかし、その拳を遮るようにティアフィネルの足元から水流が壁のように吹き出し、攻撃を遮る。
マスターテラー:ティアフィネルLP3600→3200(ATK800)
「殴られるのは好きではないので防がせていただきます。ルール上、問題はない筈ですね」
「《テクノロギアマイスター サクナ》でダイレクトアタック!」
【Attack!】
マスターテラー:ティアフィネルLP3200→2800
サクナのスパナでの攻撃も楽々防ぐ。
『流石に私では突破できませんね。マスター!』
サクナが攻撃後、脇に逸れると俺がティアフィネルに相対する形になる。サクナの攻撃に合わせて接近しておいたのだ。
【Player Attack!】
「はぁ!」
気合を入れた横凪ぎが水流を叩き切る。
「こうした催しも楽しいですが、残念な事に随分と軽い一撃ですね」
折れそうな程のか細い指が刃を掴んでいた。
動かそうにもビクともしない。どこにそんな力が・・・!
「ちっ、メインフェイズ2!現れろ!歴史を刻むサーキット!《テクノロギアマイスター サクナ》、《テクノロギア・ファイター》と《テクノロギア・ソーディアン》をリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!」
【LINK SUMMON!】
「天工機巧の頂点たる竜の姿を見よ!リンク召喚!リンク4《ハイテクノロギア・ファーヴリル》*6(ATK3000)!」
久々に扱う黄土色のギアドラゴンがズシンと大地に降り立つ。
やはり味方だと心強い。
「カードを1枚セットして、ターンエンド!」
【Turn End】
アームドナイト ビリーバー(奥田遊士)
LP4000 手札2枚
場:《ハイテクノロギア・ファーヴリル》ATK3000、リバースカード1枚
プレイヤーカード:《アームドナイト ビリーバー》ATK2000(《ザンブレイド・ドラゴン》装備) ユナイトカウンター0個
「私のターンです」
【Draw】
「《カジノディーラー チアンマ》(レベル3 ATK1400)を召喚します」
ピンク色のツインテールの女性が現れる。
おそらく、このカードもダメージ軽減効果を持つ筈。
「甘い。トラップカード《ブレイクスルー・スキル》を発動。その効果で相手のモンスター効果を1度だけ、無効にする」
【Effect Select 1 Monster:Invalid!】
「なるほどそう来ましたか。では少々ペースを上げていきましょう。永続魔法《魂吸収》を発動します」
【Effect】
「《魂吸収》!?」
確か、カードが1枚除外される毎にライフを500回復するカードだ。10枚除外の《強欲で貪欲な壺》との併用でライフを5000も回復するコンボが有名だ。
不味い。カジノステージの発動条件からすると、一気にライフを回復してしまう。
「デッキの上からカードを3枚上から墓地に送り、《カジノステージ ルーレットキャッスル》の効果を発動。コイントスを行い、表ならカードを1枚引きます」
【Random Effect:Right Side-Draw】
「1枚引きます。またカードが3枚除外されたことでライフを1500回復します」
マスターテラー ティアフィネルLP2800→4300
「《カジノステージ もふもふバックギャモン》を発動。デッキの上からカードを2枚裏向きで除外して《カジノステージ モフモフバックギャモン》の効果を発動。サイコロの1・3・5・6が出た場合、ライフを500回復します」
【Random Effect:Number 3-Recover】
「2つの永続魔法の効果で私のライフは更に1500回復します」
マスターテラー ティアフィネルLP4300→5800
ライフを3000も回復しやがった。
「これで終わりではありません。魔法カード《強欲で貪欲な壺》を発動。デッキの上からカードを10枚除外して、2枚引きます」
そいつもあるのかよ!?
マスターテラー ティアフィネルLP5800→10800
「ライフ10000オーバーだと!?」
「除外された裏向きのカードを4枚、デッキに戻して手札より特殊召喚。現れなさい!レベル8《カジノキーパー グシオン》(DEF4000)!」
巨大な亀のような悪魔がのそりと鎌首をもたげる。
《カジノキーパー グシオン》
レベル8/闇属性/悪魔族・特殊召喚・効果/ATK2000/DEF4000
このカードは通常召喚できない。
自分が裏向きでゲームから除外したカードが8枚以上ある場合、その内の4枚をデッキに戻す事で手札から自分フィールド上の「カジノステージ」カードと同じ縦列に特殊召喚できる。
①:このカードとこのカードと同じ縦列の「カジノステージ」カードは相手のカードの効果をフィールドから離れない。
②:相手プレイヤーがこのカードと同じ縦列の「カジノステージ」カードの効果を発動する度、このカードの守備力は500ダウンする。
「続けて除外された裏向きのカードを4枚をデッキに戻して手札より特殊召喚。現れなさい!レベル8《カジノキーパー フラウロス》(ATK4000)!」
次に現れたのは、チーターのような姿の巨大な悪魔だ。
《カジノキーパー フラウロス》
レベル8/闇属性/悪魔族・特殊召喚・効果/ATK4000/DEF1000
このカードは通常召喚できない。
このカード名はフィールド上に1枚しか、存在することができない。
自分が裏向きでゲームから除外したカードが8枚以上ある場合、その内の4枚をデッキに戻す事で手札から自分フィールド上の「カジノステージ」カードと同じ縦列に特殊召喚できる。
①:このカードとこのカードと同じ縦列の「カジノステージ」カードは相手のカードの効果でフィールドから離れない。.
②:相手プレイヤーがこのカードと同じ縦列の「カジノステージ」カードの効果を発動する度、ターン終了時までこのカードの攻撃力は800ダウンする。
「《カジノキーパー グシオン》と《カジノキーパー フラウロス》と同じ縦列の2体のカジノステージはカードの効果ではフィールドから離れません。では、バトルフェイズといきましょう。《カジノキーパー フラウロス》で《ハイテクノロギア・ファーヴリル》を攻撃します」
獣の悪魔の爪撃。だがファーヴリルには無意味だ。
【Effect Summon 1 Monster】
「《ハイテクノロギア・ファーヴリル》が攻撃対象に選択されたため、効果を発動。墓地から《テクノロギア・ソーディアン》(DEF1500→750)を特殊召喚し、攻撃対象をソーディアンに変更する」
ファーヴリルは粒子化して攻撃をかわすとともに機械剣士をその場に残す。
機械剣士は一撃で破壊されるが、《カジノディーラー チアンマ》の下へ飛び爆発した。
【Effect Select 1 Monster:Destroy!】
「自分の墓地のカードが8枚以上の場合、《テクノロギア・ソーディアン》が相手によって破壊された事で相手フィールド上のモンスター1体を破壊する」
「では私はこれでターン終了とします。さてこの悪魔達をどのように攻略しますか?」
【Turn End】
マスターテラー 深淵のティアフィネル
LP10800 手札2枚
場:《カジノディーラーチアンマ》ATK1400、《カジノキーパー フラウロス》ATK4000(縦列にモフモフバックギャモン)、《カジノディーラー グシオン》DEF4000(縦列にルーレットキャッスル)、《カジノステージ ルーレットキャッスル》《カジノステージ もふもふバックギャモン》、《魂吸収》
プレイヤーカード:《マスターテラー:ティアフィネル》ATK800 ユナイトカウンター0個
「俺のターン、ドロー」
【Draw】
「まずは《魂吸収》を破壊する。《ハーピィの羽箒》!相手の魔法・罠カードを全て破壊する」
【Effect All Magic & Trap Card Destroy!】
「カジノステージはカジノキーパー達が存在する限り、破壊されません」
最も、カジノステージは破壊する気はないけどな。
やはり、完全耐性の攻撃力4000と守備力4000のカジノキーパー達が厄介だ。
『戦闘でしか打倒できんという訳か』
厄介だとザンブは唸る。
「ええ、ですがグシオン達はあくまで、《カジノステージ》の監視者。このカードと同じ縦列の《カジノステージ》カードを発動する度にパラメータが500ポイントダウンします」
フラウロスの後ろがライフ回復のカジノステージ、グシオンの後方がドローのカジノステージだ。
どのような組み合わせでカジノステージを発動させるかという事か。だけど、この違和感は何だ?
『こちらもデメリット持ちという事か。どうするビリーバー』
一見、カジノステージを発動してステータスをダウンさせる事がセオリーに見える。相手にアドバンテージを与えるカジノステージにカジノステージを使われる事で弱体化するカジノキーパー。
これではまるで、カジノステージの使用を強要されている・・・?
「まさか・・・!?」
ビリーバー 残りデッキ23枚
「お気づきになりましたね。カジノデッキのコンセプトはデッキ破壊です。己自身の手で自分の身を破滅させるなんて素敵でしょう」
彼女は頬に手を当て恍惚の表情でビリーバーを見つめる。
深淵のティアフィネルは、あのように人の破滅を見るのに悦楽を覚える快楽主義者なのだ。
《テクノロギア・ハウンド》
レベル4光属性獣族・効果ATK1700DEF500
このカード名の①と②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動する事ができない。
①:自分フィールドに「テクノロギア」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:自分の墓地にこのカードと《テクノロギア・マテリアル》が存在する場合、墓地のこのカードをゲームから除外して発動する。墓地の「テクノロギア」魔法・罠カード1枚を選択して、手札に戻す。
リンク1光属性サイキック族・リンクATK500 リンクマーカー:下
「テクノロギア」モンスター1体
このカード名の①効果は1ターンに1度しか発動する事ができない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。自分のデッキか墓地から《テクノロギア・マテリアル》1枚を手札に加える。この効果を発動するターン、「テクノロギア」モンスター以外のモンスターを特殊召喚する事ができない、
②:1ターンに1度、フィールド上のモンスター1体を選択して発動する。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで500ダウンする。
リンク2光属性サイキック族・リンクATK1000 リンクマーカー:左・下
トークンでないモンスター2体
このカード名の①効果は1ターンに1度しか発動する事ができない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に手札を1枚捨て、自分の墓地の「テクノロギア」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に戻す。この効果を発動するターン、「テクノロギア」モンスター以外のモンスターを特殊召喚する事ができない、
②:1ターンに1度、自分の魔法・罠ゾーンのカード1枚を選択して発動する。そのカードを空いている魔法・罠カードゾーンに移動する。
レベル8地属性ドラゴン族・ユナイト・効果ATK2500DEF2000/装備ATK+2000
モンスター1体+ユナイトカウンター4個
モンスター効果
このカード名の①か②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか発動する事ができない。
①:互いのメインフェイズ中か自分のバトルフェイズ中、魔法・罠・モンスター効果を発動した場合に発動する事ができる。このカードをプレイヤーカードに装備する。
②:このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、装備状態のユナイトモンスターを自分メインモンスターゾーンに特殊召喚する事ができる。
ユナイト効果
①:自分が直接攻撃を受ける場合、このカードをメインモンスターゾーンに特殊召喚する事ができる。
永続魔法
①:1ターンに1度、デッキの1番上のカード1枚を墓地に送って発動できる。手札からレベル5以下の「テクノロギア」モンスター1体を特殊召喚することができる。自分の墓地に「テクノロギア・マテリアル」が3枚存在する場合、代わりに墓地の「テクノロギア」モンスター1体を選択して特殊召喚することができる。
リンク4光属性ドラゴン族・リンクATK3000 リンクマーカー:左・上・下・右
種族が異なる効果モンスター2体以上
このカード名の①効果は1ターンに1度しか発動する事ができない。
①:1ターンに1度、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動する。そのモンスターを破壊する。このカードが「テクノロギア」リンクモンスターと相互リンクしている場合は、魔法・罠カードも対象にでき、相手メインフェイズにも発動できる。
②:このカードが攻撃対象か、相手のカードの効果の対象になった場合に発動できる。自分の墓地から「テクノロギア」モンスター1体を選択し、守備力を半分にして表側守備表示で特殊召喚し、その攻撃対象か効果対象を特殊召喚したモンスターに移す。(この効果で特殊召喚したモンスターの効果はタイミングを逃さない。)
という訳でティアラメンツならぬ、ティアフィネルの登場でした。
オリカの【カジノ】は昔作ったお気に入りのシリーズです。
ストリアは闇落ちの原因を全て取り除く+罪を償うで味方化となりました。全部、ブレイウルスって奴のせいなんだ。