遊戯王BELIEVER ~遊戯王の新作シリーズをフラゲしてきた(笑)~ 作:ミスタータイムマン
名もなきA・弐さん、いつも感想ありがとうございます。
から揚げ隊長さん、初感想ありがとうございます。感想の返信を数回書き換えてしまい申し訳ありませんでした。
降りしきる雨の深夜の街。
その闇夜の中、一際光り輝く存在があった。
「『
・
・
・
【AMAZING LAST PLAYER ATTACK!】
「大分この状態も使えるようになってきたな」
奥田遊士-ビリーバー:レゾナンスはこの場所にいる最後のテラーを切り裂いて、一息ついた。
『フム、まさか下級テラーはデュエルせずに倒せるようになるとはな』
「そうだな」
思わぬ収穫だった。ただし、上級テラーは今まで通りデュエルしないといけないが。
しかも今まで以上の身体能力だけでなく離れた場所に斬撃を出したり斬撃した場所に瞬間移動できたり、かなり便利になった。
離れた場所に斬撃→瞬間移動→離れた場所に斬撃のループはかなり爽快だった。
相応に疲労したけど・・・。
「この辺のテラーも全部倒したし、帰るか」
ザッ
「ビリーバー、何か姿が変わってね?」
「ジンさん・お久しぶりです」
忍者、久しぶりの登場である。
「男子3日会わざれば刮目して見よというが、アームドナイトの姿も変わっているとはな、どういうことだ?」
まだ他の人に話してなかったっけ。
この姿、デュエル・レゾナンスが発現したときの話をする。
何回かやってみて分かったが、俺とザンブが共鳴することで新たな姿、ビリーバー:エクステンドになるっぽいのだ。
「ジンさん、何か知っていますか」
「知らん、何それ、こわ・・・」
仁さんも知らないのか。
「特殊な形態なんですか、コレ?」
「そうだぜ。そんなの*1聞いたことねぇ。まぁ、なんにせよ秘密にしておいた方が良いな」
うん?
『何故だ?』
「ビリーバーも《ザンブレイド・ドラゴン》も誕生が特殊だしな。必殺魔法っぽい能力を内蔵したアームドナイトのカードなんて今までなかったしな。ビリーバーだけのパワーアップ形態の可能性がある」
「俺だけってことですか。みんなが使えるようになれば、と思ったんですけどね」
「確かにそれができればいいんだがレゾナンスの訓練に時間をかけて、できなかったら特訓の時間が無駄になるしな」
「はぁ」
「ま、ココぞという時に使う方がより効果的だと思うぜ。切り札に頼りすぎると鈍るしな。その方がカッコイイだろ?」
「そうですか」
そういうものか。下級テラーを直接倒すとユナイトモンスターがドロップしないしな。
「じゃ、そういう事で。早く帰ろよ。明日の試合、早いんだろ。悟もやる気充分だし、明日の試合、期待しているぜ」
明日はチームA.ギートの試合の日だ。気を引きしめないとな。
雨足も弱まってきた。明日はデュエル日和かな?
29話 vsチーム武勇 前編
―――――――――――――――
―在府市民公園―
「俺たち、チームA.ギートはあの修行の日々で生まれ変わった!この試合、勝つぜ!」
「ええ、みんな強くなったはずよ」
「はい、自分たちの弱点も把握できました」
今までの戦い方の問題点も更に洗い出して、良い作戦を立てることができた。
今までは長所が出せなかったけど、これなら行ける筈だ。
―――〔ただ今より、チーム武勇対チームA.ギートのフラッグデュエル*2を開始します。〕―――
相手のチーム武勇は、2部ランク38位*3の三国志や水滸伝をモチーフにした獣戦士族や戦士族デッキの使い手のチームだ。
中華風の衣装が様になっている。
特に警戒すべきメンバーはリーダーの
欠伸を書いていて、髪を虎の尻尾のような束ねているのがリーダーさん。
彼は中国のとある古武術の使い手で、その古武術をデュエルに応用しているという。
更に古武術由来の高い機動力はフラッグデュエルにおいてかなり厄介になる。
ココアシガレットを口にしているロングヘアーの女性が道場さん。
彼の三国志の軍師、諸葛亮をリスペクトしていて彼の戦略をフラッグデュエルで再現している2部リーグ屈指の戦略家だ。
残りのメンバーである
「チーム武勇の皆さん、よろしくお願いします。今日は良いデュエルをしましょう」
悟がリーダーの李さんへ挨拶に向かった。
しかし、李さんは怪訝そうな顔をする。
「お前がリーダー?冗談だろ?白砂お嬢様じゃねぇのか?金魚の糞かと思ったぜ」
は?
「
「相手の実力は一目で分かる。一際大きな“気”に、後はソコソコ。ワンマンチームの典型じゃねぇか」
「てめぇ!」
道芭さんの制止も利かず、そんな事を声高に喋る李。
相手の冷静さを崩す盤外戦術だろう。
地下デュエルではよくある話だ。
「翔太、落ち着け。デュエルで証明すればいいだけの話だろ。それに侮ってくれた方がありがたいだろ?」
「ごめん、焦っていた」
「遊士、流石だぜ。俺はクソ兄貴のお陰で煽り慣れているがな」
やっているところは容易に想像できるけど・・・。
「何はともあれ、良いデュエルにしましょう」
微笑むアイナ先輩。どこかプレッシャーを感じるぜ。
「ええ、私達の勝利で終えてみせますよ」
「チームメイト全員で勝利をつかんでみせますよ」
挑発する道芭さんにアイナ先輩はそう返した。
~
「ジンフー、毎度思っていたが、あなたの態度は礼節さに欠く。穏便にできないのか」
「ハッ、デュエルでは言葉にしないだけで似たようなことをやるんだ。いつやっても同じだろう」
「俺達も鈴子の姉御に同感だ。どのような場でも尊敬して接する事が師の教えだろう」
そう叱責するのは火上永一だ。ジンフーも思うところがあるのか、顔を背ける。
「・・・言い方間違えたぜ。だが、会敵必殺。敵を前にしたらもう戦いは始まっているんだ。尊敬の精神は試合の後だ」
「あなたの言い分はわかります。納得する面もあるが、相手に敵愾心を与えるのは今後に響いてきます」
水原は静かにたしなめる。
「水原・・・。わかったよ、そういうのはなるべく避ける」
「漸く纏まったわね。それにしても、チームメイトを諭した彼、奥田遊士君といったかしら。彼は要警戒よ」
「ヤツにはそこまでの“気”はなかったぞ」
「前の2試合、全然活躍できていなかったぞ」
怪訝そうな顔のジンフーと火上永二に鈴子は溜息を漏らす。
「確かに彼は前の2試合パッとしないように見えたけど、2人相手にしばらく凌いでいたわよ、それに・・・」
彼女は一度、言葉を止め息を継ぐ。
「彼は昇格戦の際に、あのアマツ相手に互角に渡り合っていたわ」
「アマツ相手に互角・・・!」
「そうは見えなかったぞ・・・!」
ジンフーも驚愕する。そんな強者が何故、あれだけの”気”しか持ちえないのか・・・。
「彼の来歴は謎が多いわ。昔、彼が住んでいた頃のデータを調べてみたけど、公式戦に出た経歴は0。ショップ大会に1度出て優勝したくらいしかなかったわ」
「そんなヤツも紛れ込んでいるのか。それならこの試合は楽しめそうだ」
故郷では眠れる黄金の虎と呼ばれるジンフーの目覚めが刻一刻と迫っていた。
野外公園、一体にリアルソリッドビジョンが展開された。
戦場は森。木々が増え、見通しが悪くなる。
中立陣は公園7割程度の規模とかなりの広さになる。
「遊士、まずは俺達で先行するぞ!」
「ああ!」
遊士は悟とツーマンセルで相手陣に向けて走り出した。
基本的に、自陣から相手陣までは一直線だ。
だからこそ真っ直ぐに進む。フラッグデュエルの基本戦術である。
勿論、相手チームでも同じことだ―――――。
「早速お出ましね」
遊士達と相対するのは道芭鈴子と火上永二。
4人は互いにデュエルディスクからデュエルラインの光帯を飛ばす。
【Duel Stand by!】【Duel Stand by!】
【Duel Stand by!】【Duel Stand by!】
【Duel accept!Mode select:Battle royale mode*4!】
【【【【Set Player card】】】】
【Accept!You are a Cyborg Duelist!*5】
【Accept!You are a Kizuna Duelist!*6】
【【Accept!You are a Budo Duelist!*7】】
「「「「「デュエル!!」」」」」
デュエルの火蓋が切って落とされた。
「先行は俺だ!俺のターン、《マシンナーズ・ギアフレーム》(レベル4 ATK1800)を召喚!」(悟 ユナイトカウンター0→1)
【Summon】
悟はプレイヤーカードのソリッドビジョンで機械化した右手でカードをデュエルディスクにセットした。
この戦いから悟はプレイヤーカードを新調していた。
《サイボーグ・デュエリスト》
プレイヤーカード ATK 0
①:自分フィールド上に機械族モンスターが召喚・特殊召喚される場合、このカードの上にユナイトカウンターを1個のせる。この効果は1ターンに4度まで発動する事ができる。
②:自分は機械族以外のモンスターを召喚・特殊召喚する事ができない。
③:自分が機械族ユナイトモンスターを装備している場合、攻撃力が600アップする。
【Effect】
「ギアフレームの効果で《マシンナーズ・フォートレス》を手札に加える。《マシンナーズ・フォートレス》の効果を発動。手札から《マシンナーズ・カーネル》を墓地に送り、現れろ!レベル7《マシンナーズ・フォートレス》(ATK2500)!」(悟 ユナイトカウンター1→2)
【Effect Summon】
機械人形の次に現れたのはロボットの戦車。悟の十八番の戦略である。
「更に行くぜ!墓地の《マシンナーズ・カーネル》を装備して、手札から特殊召喚!レベル8《セリオンズ“キング”レギュラス》(ATK2800)!」(悟 ユナイトカウンター2→3)
【Effect Summon】
続けて現れたのは獅子の仮面の機械戦士。巨大な両腕はマシンナーズ・カーネルのパーツを纏い、イラストよりも巨大化している。
「俺のユナイトカウンターは3つ!俺は《マシンナーズ・ギアフレーム》とユナイトカウンター3個でコーリング!」
【Accept 3 Unite counters・・・】
3つの光が宙を舞い、オーロラに輝く円を描き出す。
「ユナイトイクイップ!万物を焦がす雷霆よ、我が元に結実せよ!《マシン・ヴォルテクス》(装備ATK+1900)」
【UNITE EQUIP! Lightning hammer!】
悟が破城槌を手に取ると機械の腕の文様が光り輝く。
「俺は《サイボーグ・デュエリスト》の効果で攻撃力は更に600アップする」
悟:《サイボーグ・デュエリスト》ATK0→1900→2500
「カードを1枚セットしてターン終了だ」
【Turn End】
仲町悟 LP4000
場:《マシンナーズ・フォートレス》(ATK2500)、《セリオンズ“キング”レギュラス》(ATK2800)
伏せカード1枚
プレイヤーカード:《サイボーグ・デュエリスト》(《マシン・ヴォルテクス》装備)ATK2500、ユナイトカウンター0個
手札:2枚
《マシン・ヴォルテクス》
レベル7光属性機械族・ユナイト・効果ATK2400 DEF2400/装備ATK+1900
機械族モンスター1体+ユナイトカウンター3個
モンスター効果
①:?
②:このカードが破壊され、墓地に送られた場合、相手プレイヤーと相手フィールド上のモンスターの攻撃力はターン終了時まで500ダウンする。
ユナイト効果
①:バトルフェイズ中、このカードはカードの効果で破壊されない。
「私のターン!」
【Draw】
鈴子と永二はドローと同時に林に向かって駆けていく。
「どこへ行くんだよ!?」
「2部リーグでは常識よ。少しでもフラッグに近付く方策の1つ。それに私達を見失ったら、カードの発動タイミングを逃す事になるわよ」
フラッグデュエル、自分のターン中なら声が聞こえなくても進める事ができる。
最悪の場合、好き勝手に展開しながら見えない場所から奇襲をかける事になる。
「やべぇ!俺達も行くぞ!」
悟と遊士も慌てて後を追う。
「私は永続魔法《戦華史略-三顧礼迎》を発動」
【Effect】
「相手フィールド上にのみモンスターが存在するため、手札からレベル7《戦華の義-関雲》(ATK2500)を特殊召喚!」(道芭鈴子 ユナイトカウンター0→1)
【Summon】
「《戦華史略-三顧礼迎》の効果で《戦華の雄-張徳》を手札に加える」
【Effect Search 1 monster】
鈴子は移動しながら、的確にカードを操っていく。
長年の経験の努力の賜物だ。
「《戦華の義-関雲》の効果を発動。《セリオンズ“キング”レギュラス》を破壊する」
【Effect Select 1 monster:Destroy!】
レギュラスに方天戟が振るわれ、一刀両断される。
「《セリオンズ“キング”レギュラス》の効果を使っても意味がない・・・」
万能カウンターをもつレギュラスだが、セリオンズのモンスターがいなければ、本領を発揮できないのだ。
「《戦華の徳-劉玄》(レベル4 ATK1400)を召喚」(道芭鈴子 ユナイトカウンター1→2)
【Summon】
「戦華モンスターが2体以上いるため、手札からレベル7《戦華の雄-張徳》(ATK2700→3000)を特殊召喚」(道芭鈴子 ユナイトカウンター2→3)
【Summon】
「攻撃力3000・・・」
「フフ、バトル!《戦華の雄-張徳》で《マシンナーズ・フォートレス》を攻撃!《戦華の徳-劉玄》の効果で1枚ドロー」
【Effect 1 Draw】
【Attack!】
仲町悟LP4000→3500
「くっ、《マシンナーズ・フォートレス》の効果を発動!相手フィールドのカード1枚を破壊する!」
「私の場には《戦華の徳-劉玄》がいるわ。相手はこのカード以外の戦華モンスターを対象にできない!」
「知っているさ。俺は《戦華の徳-劉玄》を破壊する!」
【Effect】
「では破壊効果にチェーンして、手札から《D.D.クロウ》の効果を発動!墓地の《マシンナーズ・カーネル》を除外します」
【Effect】
「マジかよ」
「予測していないとでも?」
「なんてな、リバースカードオープン《リビングデットの呼び声》!蘇れ!《セリオンズ“キング”レギュラス》!これでアンタの戦略を1手封じられるぜ!」
墓地メタは悟が苦手な分野だ。そのため2つの手を用意しておいたのだ。
「やるわね、メインフェイズ2に移行。私は《戦華の徳-劉玄》とユナイトカウンター3個でコーリング!」
【Accept 3 Unite counters・・・UNITE SUMMON】
「ユナイト召喚!事象の理を見極め、翼をはためかせろ!レベル7《風仙大聖 飛廉》(ATK2600)」
《風仙大聖 飛廉》にはバウンス効果があるが、今回は使えない。次の作戦に備える算段だ。
「カードを1枚伏せ、ターンを終了します」
【Turn End】
道芭鈴子 LP4000
場:《戦華の雄-張徳》(ATK3000)《風仙大聖 飛廉》(ATK2600)
伏せカード1枚
プレイヤーカード:《武道デュエリスト》ATK0、ユナイトカウンター0個
手札:2枚
「俺のターン、ドロー」
【Draw】
遊士はデュエルディスクからカードを自然体で引き抜く。
鈴子は彼から恐気のようなものを感じた。
ゾクッ
この感覚は何なのだろう。
「奥田遊士君、アマツに肉薄したという実力を見せてもらいましょう!」
彼女はまだ知らなかった。自分は狩られる側の人間であったという事を・・・。
――――――
一方―――、
「森のステージは、俺にピッタリだな」
火上永一は森の奥からA.ギートのフラッグを視界に納めながら、そう呟いた。
森のステージは隠れる場所が多い。特に永一はチーム武勇の中で最も小柄で随一の敏捷性を誇る。
ド派手に相手を攻め立て、次につなぐ作戦だ。
最も永一のデュエルの腕はチーム武勇のナンバー2。
過去の試合のレベルを見るに1対2でも勝利の目はあると永一は考えていた。
行くぜ――――――
森から出てフラッグへと向かう。フラッグまでの空間を遮る者は誰もいない――――――、
――――――筈だった。
【【Duel Stand by!】】
永一のデュエルディスクにデュエルラインが伸びていた。
「何ィ!」
「来ましたね。流石は悟君といったところかしら」
白砂アイナだと・・・。
彼女の実力は知る人ぞ知るレベル*8だが、在府の孔明と呼ばれる道場鈴子のチームメイトである永一は知っていた。
彼女の実力は1部リーグにも匹敵している。
「みんなが私を避けていくなら、必ず行かざるを得ない場所にいれば良いと」
過去のA.ギートの試合、前衛だったアイナは相手チームから徹底的に避けられた。後衛だった時は前衛のみんなが狙われた。
故に悟はこの作戦を提案したのだ。
「やるしかねぇ、火上永一の炎のデュエルをみせてやるぜ」
【【Set Player card】】
【Accept!You are a Oracle Duelist!*9】
【Accept!You are a Budo Duelist!*10】
「私のターン、《強欲で貪欲な壺》を発動します。デッキトップ10枚を裏向きで除外して、2枚ドロー」
アイナも新たなプレイヤーカードを新調した。ゆったりとした長い袖。その姿はまるで神官。
【Effect Draw】
「《神の居城―ヴァルハラ》を発動」
【Effect】
「その効果で手札からレベル6《光神テテュス》(ATK2400)を特殊召喚します」
【Effect Summon】
クリスティアじゃない・・・、
永一はホッと息を付く。かの《大天使クリスティア》は特殊召喚を封じる先行1ターン目に出されると非常に厳しいカードだ。
対してテテュスはドロー効果があるものの妨害力はない。
「次に《救済のレイヤード》(レベル4 ATK1400)を召喚します」(白砂アイナユナイトカウンター0→1)
次に現れたのは芸術作品のような、のっぺりとした天使。
このカードは、カウンタートラップを発動時にドロー効果を持つカード。
待てよ・・・、これはかなり不味いのでは・・・?
「カードを3枚セットして、ターンを終了します」
【Turn End】
もしかして詰んだか・・・?
白砂アイナ LP4000
場:《光神テテュス》(ATK2400) 《救済のレイヤード》(ATK1400)《神の居城―ヴァルハラ》 伏せカード3枚
プレイヤーカード:《オラクル・デュエリスト》ATK0、ユナイトカウンター1個
手札:0枚
《オラクル・デュエリスト》
プレイヤーカード ATK 0
①:自分のターン中、自分がメインモンスターゾーンに天使族モンスターを召喚または罠カードが発動した時、このカードの上にユナイトカウンターを1個のせる。この効果は1ターンに4度まで発動する事ができる。
②:自分は天使族以外のモンスターを召喚・特殊召喚する事ができない。
③:自分のEXモンスターゾーンにモンスターが存在する場合の相手ターン中、プレイヤーの攻撃力は600アップし、自分の天使モンスターの攻撃力と守備力は400アップする。
「俺のターンだ!」
【Draw】
「カウンター罠《強烈な叩き落とし》を発動します。ドローしたカードを墓地に送ってください」
【Chain Effect!】
「いきなりかよ!」
「カウンター罠が発動した事で《救済のレイヤード》の効果で1枚ドロー」
【Chain Effect 1 draw】
「ドローしたカードは《緑光の宣告者》。天使族モンスターをドローしたため、《光神テテュス》の効果で1枚ドロー」
【Chain Effect draw】
「次にドローしたのは《朱光の宣告者》。更にドロー」
【And draw】
「次は《イーバ》。追加でドロー《天空の宝札》。ここで途切れましたか」
【And draw】
「4枚ドローだとぉ!」
アドバンテージ差が急速に詰まっていく。
「俺は負けない!《炎舞-「天璣」》を発動!」
獣戦士族デッキの要のカードだ。ここから立て直す!
【Chain Effect:Invalid!】
「手札を1枚捨て、《マジック・ジャマー》を発動しました。私の伏せカードはまだありますよ」
「げっ・・・」
「カウンター罠が発動した事で《救済のレイヤード》の効果で1枚ドロー」
【Chain Effect 1 draw】
「ドローしたカードは《朱光の宣告者》。天使族モンスターをドローしたため、《光神テテュス》の効果で1枚ドロー」
【Chain Effect 1 draw】
「次にドローしたのは《大天使クリスティア》。更にドロー」
【And draw】
「次は《緑光の宣告者》。追加でドロー《神の警告》」
【And draw】
白砂アイナ 手札7枚
「・・・」
相手の手札には大量の宣告者に天使族を補給するイーバまである。この後の展開を永一は一瞬で考える。
・・・無理だろ、勝つの。
【Surrender】
「サレンダーですか・・・」
「チームのためです。早く負けた方がよっぽど良い」
――――――
アイナが火上永一を倒した頃、遊士達のデュエルは佳境を迎えていた。
「な・・・何なの、アナタ・・・」
道芭鈴子 フィールド0枚 LP400
彼女の周囲を空牙団のモンスター達がズラリと並び、武器を構えて取り囲んでいる。
私は油断なく構えていた。
にもかかわらず、あの奥田遊士はその上を行った。
構えていた妨害は1つ1つ破られ、打ち手は全く残っていない。
強い決闘者は何人も知っている。だが彼からは同時に恐ろしさも感じる。まるで肉食獣と対峙しているかのよう。
「ク、ハハ。やっぱり愉しいなぁ、自らを強者だと思っているヤツを弱者だと分からせるのは」
「う、あ・・・」
理解した。ヤツにとってこれは狩り。私は獲物でしかない。
アレは私から“勝利”を貪ろうとするなのだ。
「遊士、迫力あるなぁ。よっ、元地下ランカー」「はっ、挑発の空気に当てられてやっちまったっ!悟、今のなし!忘れろ!」
師匠からかつて師匠に質問した話が頭によぎっていた。
~~~
数年前、
「師匠、もし自分達では勝てない強大な敵を打ち倒す、どうすれば良いのでしょう」
「逃げるが勝ちじゃ」
「師匠!」
「今、勝てんもんには勝てんじゃろ。一度逃げて戦う為の策を練るのが肝要じゃ」
「もし逃げられない場合は?」
「あきめろぃ」
「なっ!」
「じゃが、ワシは信じておるぞ。お主ならそのような事態に陥らないと。人事を尽くしたお主なら天命は必ずやってくるのじゃ」
「師匠・・・。撫でて良いですか?」
私は目の前の黒髪ロリ幼女を持ち上げて抱きついた。
「待て、持ち上げるではない!床に足が着かんではないか!」
じたばた
「その長い髪は床に着いているから良いではないですか」
「ぬぁーーー!」
~~~
「人事を尽くして天命を待つ・・・」
「これで終わりだ。《空牙団の剣士ビート》でダイレクト―――」
「ホゥワアァアア!」
ドッゴオオン!
空から人が落下。その勢いのまま、震脚で地面を抉る。
そんな事ができるのは、この場でただ1人。
「ジンフー!」
「リーダーオーダー起動!」
李金虎だ。彼は崑崙組の若手で随一の武道家でもある。
永一が降参してすぐに駆けつけたのだ。
この流れは永一の早期の降参と、金虎が危機を察知して最速で駆けつけた事で成されたものだ。
正に人事を尽くした結果と言えよう。
【LEADER ORDER:ACCEPT!*11】
仲町悟LP3500→3750
道場鈴子LP400→2250
【DUEL ENDED*12】
「後もう少しだったのに。リーダーオーダーかよ」
時間をかけすぎたか、と遊士は独りごちる。
「この荒々しい“気”はお前か。まさか、“気”を偽るヤツがいるとはな」
「俺が昔いたところでは基本技能だぜ。弱く見せないと
「修羅か。道理でな」
「ジンフー、助かった。フラッグの下に行くぞ」
「しおらしいのはもう終わりか。見物だったぜ」
鈴子はジンフーをギロリと睨み付ける。
「逃げる気か」
「そのまま
「任せろ、[
「霧っ!?しかも煙っぽいぞ」
遊士と悟の前に霧が濃くなり、砂埃も舞う。
石兵八陣とは創作物において諸葛孔明が陸遜を閉じ込めたとされる岩の八極陣、その再現である。
「昨日、雨が降っていたから湿度は充分。先程の震脚で巻き上げた砂埃が舞っている」
「姉御がここまで誘導したのさ。この場所から、アンタ等は逃げられないぜ、これぞ姉御が“在府の孔明”と呼ばれる所以だ」
「何もしてないヤツが何を偉そうにしているんだよっ」
自信満々に説明する永二に悟がツッコミを入れる。
「てな訳だ。じゃあな」
そう言うとチーム武勇達はスッと霧のように消えていった。
―――
「ジンフー、苦労をかけた」
「別に良いさ。アレはお前等では荷が重いからな」
「アレがお前が言う“気”か。今まで眉唾だと思っていたぜ」
あの獣のような荒々しい“気”は鋭敏でない永二にも分かった。
「アレは例外だろうがな。いつか
「お前がそこまで言うのか・・・。だが、結果として作戦通りだ。このままフラッグを奪う!」
アイナと翔太、正志との対決が迫っていた。
・5vs5のチーム戦。性質上、タッグデュエルや1vs2となることが多い。
・勝利条件は相手プレイヤー3人の撃破か相手陣のフラッグの奪取。
・第2部リーグではエリアは自陣、中立陣、相手陣に別れている。自陣と相手陣は畳20畳程度のスペース。
・中立陣は1チーム、3人まで送りこめる。
・自陣には控えプレイヤーが待機。控えプレイヤーは自陣まで来た相手プレイヤーとデュエルが可能。主にフラッグを守る。前衛も来てもよい。
・フラッグデュエル内でのデュエルの申請はデュエルディスクから出る光線(デュエルライン)を相手のデュエルディスクに当てて行う。5Dsの
・リーダーは1度だけ、自分以外が行っているデュエルを中断させる、リーダーオーダーを持つ。
・デュエルが終了するか中断した場合、失ったライフの半分を回復する。
また、1ターン経過したプレイヤーに攻撃を仕掛けることが可能。
つまり、プレイヤーC・Dが行動していなくてもプレイヤーBは先に行動していたプレイヤーAにバトルを仕掛けることができる。
フィールド上と書かれているカードは全てのプレイヤーのフィールドに影響を与えるが、相手フィールドは相手プレイヤー1人のフィールドを指定する形になる。
プレイヤーカード ATK 0
①:自分フィールド上に機械族モンスターが召喚・特殊召喚される場合、このカードの上にユナイトカウンターを1個のせる。この効果は1ターンに4度まで発動する事ができる。
②:自分は機械族以外のモンスターを召喚・特殊召喚する事ができない。
③:自分が機械族ユナイトモンスターを装備している場合、攻撃力が600アップする。
プレイヤーカード ATK 0
①:自分のターン中、自分がメインモンスターゾーンにモンスターを召喚・特殊召喚する度、このカードの上にユナイトカウンターを1個のせる。この効果は1ターンに4度まで発動する事ができる。
②:自分はEXデッキからメインモンスターゾーンにモンスターを特殊召喚できない。
③:自分のEXモンスターゾーンにモンスターが存在する場合、このカードと自分EXモンスターゾーンのモンスターの攻撃力は300アップする。
プレイヤーカード ATK 0
①:獣戦士族モンスターが召喚・特殊召喚される場合、このカードの上にユナイトカウンターを1個のせる。この効果は1ターンに4度まで発動する事ができる。
②:自分は獣戦士族以外のモンスターを召喚・特殊召喚する事ができない。
③:自分が獣戦士族ユナイトモンスターを装備している場合、プレイヤーの攻撃力は500アップし、自分フィールド上の獣戦士族ユナイトモンスターの攻撃力と守備力は200アップする。
プレイヤーカード ATK 0
①:自分のターン中、自分がメインモンスターゾーンに天使族モンスターを召喚または罠カードが発動した時、このカードの上にユナイトカウンターを1個のせる。この効果は1ターンに4度まで発動する事ができる。
②:自分は天使族以外のモンスターを召喚・特殊召喚する事ができない。
③:自分のEXモンスターゾーンにモンスターが存在する場合の相手ターン中、プレイヤーの攻撃力は600アップし、自分の天使モンスターの攻撃力と守備力は400アップする。
プレイヤーカード ATK 0
①:獣戦士族モンスターが召喚・特殊召喚される場合、このカードの上にユナイトカウンターを1個のせる。この効果は1ターンに4度まで発動する事ができる。
②:自分は獣戦士族以外のモンスターを召喚・特殊召喚する事ができない。
③:自分が獣戦士族ユナイトモンスターを装備している場合、プレイヤーの攻撃力は500アップし、自分フィールド上の獣戦士族ユナイトモンスターの攻撃力と守備力は200アップする。
また長くなりすぎました。
相変わらず、フラッグデュエルは書くのが大変過ぎる。
次回はしっかりしたデュエル描写になります。
今話からフラッグデュエルのリーダーオーダーを『デュエルを中断』に変更しています。
感想やお気に入り登録、評価をしていただけたら嬉しいです。
P.S.活動報告を更新しました。
アニメ遊戯王の世界観・時系列について
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=304228&uid=156641
こちらもよろしければ見てくれるとありがたいです。
10/25総括がわかりにくそうなので、結論を更新。
基本、わかりにくい文章だと思います。