遊戯王BELIEVER ~遊戯王の新作シリーズをフラゲしてきた(笑)~ 作:ミスタータイムマン
1話で終わらせようと思っていたフラッグデュエルも3話になる模様。
フラッグデュエル、書くの大変すぎる・・・。
「遊士君と悟君はまだ、戦っているみたいね」
「恐らくは。少なくとも負けてはいないみたいです」
アイナの言葉を受けて、正志はデュエルディスクの表示を確認する。ロックはまだ外れていない。
「さっき先輩が1人倒しましたから、もうそろそろ1人来るかもしれませんねって、いた!」
翔太が指を指した先に、中国の舞踏家のような男が走ってくるのが見えた。
「
単独の実力だけでは1部リーグレベルにも届くとも言われている男だ。皆、警戒を強める。
「その脇にまだ2人いるぞ!」
視力2.5の翔太の眼には更なる人影が映っていた。
道芭鈴子と火上永二だ。
「悟と遊士が戦っていたんじゃなかったのか!?」
正志は再びディスクに目を落とすが2人が負けた様子はない。
「まさか、リーダーオーダーでデュエルを中断させてから来たのか!?」
「ええ、2人は再び現れることはないわ。私の『石兵八陣』は完璧よ。この試合の間、2人は霧と砂嵐の中をさ迷い続ける!」
「悟と遊士、足止めかよ!」
こんなにも攻め込まれているのに、救援は望めないのか。
正志と翔太は歯噛みする。
そんな最中、朗々たる声が響き渡る。
「2人とも、ココが正念場です。このフラッグデュエル、2人を倒せば私達の勝ちです!」
「アイナさんの言う通りだ」
「だな、俺達が美味しいところをもっていってやろうぜ」
翔太と正志に闘志が漲っていく。
「士気が一気に・・・」
白砂アイナの一声にこれ程までの力があるとは。
まるで神話の英雄か王族かと見紛う程。
「才能だな。そういうのを破ってこそ俺は更に強くなる!」
「ジンフー、任せたぞ!」
金虎は空を飛ぶようにアイナの元へ跳躍する。
「崑崙会の次期エース、相手にとって不足はありません」
アイナはデュエルディスクからデュエルラインを放つ。
デュエルラインを命中させた方が先攻を取る事ができる。
如何に相手にデュエルラインを当てるかも、フラッグデュエルの重要な要素なのだ。
アイナはユニティガーディアンのエース、ハクアとして君臨している。デュエルラインに関する駆け引きは1部リーグトップくらすだ。
アイナが放ったデュエルラインは空中にいるジンフーに吸い込まれていく。避ける事は不可能だ。
しかし―――、
「フッ!」
地面を蹴り、地に着いた足を軸に回転。その勢いのまま、アイナの側面に移動する。
「な・・・!」
人間離れした動きにアイナは呆気にとられた。
崑崙会の1部リーグチーム、チーム崑崙のメンバーにもこのような動きをする者はいないからだ。そんな事ができるのは崑崙会の大師範位だ。
何という逸材・・・。
【【Duel Stand by!】】
「先攻は俺という事だ」
【Set Player card】【Set Player card】
【Accept!You are a Oracle Duelist!*1】
【Accept!You are a Werewolf Duelist!*2】
「「デュエル!」」
「俺のターン!《ユナイトイベント―強敵邂逅》を発動!」
【Effect Summon 1 enemy and draw】
【And Get 3 unite counters】
「相手は1枚ドローし、相手フィールド上に攻撃力2700の強敵トークンを特殊召喚する。その代償にユナイトカウンターを3個得る!」(金虎ユナイトカウンター0→3)
《ユナイトイベント―強敵邂逅》
通常魔法
このカード名は1ターンに1度しか発動することができない。
①:相手フィールド上に「強敵トークン」(悪魔族・闇・星7・攻2500/守1000)1体を攻撃表示で特殊召喚し、そのコントローラーはカードを1枚ドローする。プレイヤーカードにユナイトカウンターを3個のせる。
「相手フィールド上にのみモンスターが存在するため、手札からレベル5《天昇星テンマ》(ATK2100)を召喚」(金虎ユナイトカウンター3→4)
【Summon】
【Summoned Effect】
「テンマの召喚時の効果により手札からレベル5《地葬星カイザ》(DEF2100)を守備表示で特殊召喚!」(金虎ユナイトカウンター4→5)
大地に降り立つ鎧武者達。
彼らから獣の形をしたオーラが沸き上がる。
「更に我がプレイヤーカード、《ワーウルフ・デュエリスト》はユナイトカウンターがあるかユナイトモンスターを装備している限り、自分フィールド上と墓地の戦士族と魔法使い族モンスターは獣戦士族モンスターになる!」
《天昇星テンマ》戦士族→獣戦士族
《地葬星カイザ》戦士族→獣戦士族
「俺は地属性獣戦士族の《地葬星カイザ》とユナイトカウンター3個でコーリング!」
【Accept 3 Unite counters】
「ユナイトイクイップ!荒ぶる大地の使者よ!その力を我が元に!《地仙大聖 猪九戒》(+ATK1800)」
【UNITE EQUIP GRAVITY LANCE!】
《ワーウルフ・デュエリスト》ATK0→1800
「なるほど、《ワーウルフ・デュエリスト》なんて珍しいカードを採用したのはこのためですか」
《ワーウルフ・デュエリスト》はプレイヤーカードの能力そのものは他のプレイヤーカードに比べて攻撃性能は乏しい。
そもそも、市場にあまり出回っていないカードだ。
だが、種族の変更能力は唯一無二の能力だ。
「《地仙大聖 猪九戒》を装備したことで1枚ドロー」
【Effect 1 draw】
《地仙大聖 猪九戒》
レベル7地属性獣戦士族・ユナイト・効果ATK2200 DEF2100/装備ATK+1800
地属性獣戦士族モンスター1体+ユナイトカウンター3個
モンスター効果
①:?
ユナイト効果
このカード名の①効果は1ターンに1度しか発動する事ができない。
①:このカードが装備された場合、自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。
②:プレイヤーが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
「まだだ!《ユナイト・ウィッシュ》*3を発動。ユナイトカウンターはさらに増え、4個に!」(金虎 ユナイトカウンター2→4)」
【Get 2 Unite counters】
「光属性獣戦士族の《天昇星テンマ》とユナイトカウンター4個でコーリング!」
【Accept 4 Unite counters・・・】
「ユナイトイクイップ!輝ける珠玉の龍よ!天上たるその力を我が元に!《光仙大聖 八武天龍》(+ATK2200)」
【UNITE EQUIP LIGHTING WHIP!】
《ワーウルフ・デュエリスト》ATK1900→4100
「ハァ!」
左手に槍、右手に雷を纏った竜鱗の鞭をクルクルと演舞のように回転させるその姿は天と地の饗宴。
崑崙会が信条とする太極の図である。
「プレイヤーへの上級ユナイトモンスターの二重装備・・・。噂に違わぬプレイヤー強化特化型ですね」
あの光の魔王、光導ナツメを彷彿とさせるプレイヤーの強化。
最もユナイトモンスターの特徴を活かしたプレイスタイルだ。
「カードを1枚セットして、手番終了だ!」
【Turn End】
李金虎 LP4000
手札:1枚
場:伏せカード1枚
プレイヤーカード:《ワーウルフ・デュエリスト》ATK4000(《光仙大聖 八武天龍》、《地仙大聖 猪九戒》装備)、ユナイトカウンター0個
―――
「私のターン」
【Draw】
「《神の居城―ヴァルハラ》を発動」
【Effect】
「それは通さねぇ。《光仙大聖 八武天龍》の効果を発動。1ターンに1度、攻撃力2000以上のモンスター以外のカードを破壊する!」
ジンフーが右腕を振り払うと、電撃の鞭が《神の居城―ヴァルハラ》のカード目掛けて殺到した。
《光仙大聖 八武天龍》
レベル8光属性ドラゴン族・ユナイト・効果ATK2800 DEF2200/装備ATK+2200
光属性獣戦士族モンスター1体+ユナイトカウンター4個
モンスター効果
①:?
②:?
ユナイト効果
このカード名の①効果は1ターンに1度しか発動する事ができない。
①:フィールドの表側表示の攻撃力2000以上のモンスターでないカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。
「《手札抹殺》を発動します。私は手札を5枚捨て、5枚ドロー」
【Effect Bury and Draw】
「チッ、俺は1枚捨て1枚ドロー」
相手の墓地肥やしを極力抑えて自分はその5倍もの墓地肥やしとドロー。
完璧な《手札抹殺》の発動タイミングである。
高い手札と墓地の循環。太極を掲げる崑崙会に所属している李金虎だからこそ、この手がいかに完璧だったかが身に染みて分かるのだ。
彼にとって、この“気”の流れは不味い。
「墓地から《命の代行者ネプチューン》をゲームから除外し、手札からレベル8《マスター・ヒュペリオン》(ATK2800)を特殊召喚します」
【Effect Summon】
鎧の天使が胸の前に掲げた両手からエネルギー弾が生成されていく。
「《マスター・ヒュペリオン》の効果を発動。墓地の《朱光の宣告者》を除外し、装備状態の《光仙大聖 八武天龍》を破壊します」
【Effect Select 1 card: Destroy!】
光弾がジンフーの右手、鞭へと姿を変えた《光仙大聖 八武天龍》を衝突し塵へと変えた。
《ワーウルフ・デュエリスト》ATK4000→1800
「天使族モンスターの効果が発動した事で手札からレベル7《守護天霊ロガエス》(ATK2400)を特殊召喚します」
【Effect Summon】
「除外カードか。ソッチは通さねぇ。伏せ札発動!
《ユナイト・パニッシュメント》*4《守護天使ロガエス》の特殊召喚を無効にし、破壊する!更にユナイトカウンターを1個得る」(金虎ユナイトカウンター0→1)
【Chain Effect: Invarid!】
【Get 1 Unite counter】
「ですがあなたは伏せカードを使いきりました。バトルです!《マスター・ヒュペリオン》でダイレクトアタック!」
【Attack!】
「クッ」
光弾を黒い槍で受け止め、切り払ったが槍は役目を終えたかのように消滅した。
李金虎 LP4000→3000
《ワーウルフ・デュエリスト》ATK1800→0
「カードを2枚セット」
初ダメージだが、アイナは警戒の表情を崩さない。このタイミングでカウンターを切ったのか、初動で切った方がダメージを抑えられる筈だからだ。
「警戒しているな。倒される猪九戒を守ったか、その種明かしといかせてもらおう。墓地の《光仙大聖 八武天龍》の効果を発動、このカードが破壊されたターン終了時、墓地から獣戦士族モンスターを除外することでこのカードを装備か特殊召喚できる!龍は地に伏すのはほんの一時だけだ」
【Effect Equip】
「自己再生能力ですか・・・厄介ですね。ターンを終了します」
【Turn End】
白砂アイナ LP4000
場:《マスター・ヒュペリオン》(ATK2800) 伏せカード2枚
プレイヤーカード:《オラクル・デュエリスト》ATK0、ユナイトカウンター0個
手札:1枚
――――――
その頃―――、
「ジンフーはデュエルを始めたな。姉御、俺達も行くぜ!」
永二の言葉に鈴子はコクリと頷く。
「翔太。アイナさんが勝っても俺達が負けたらフラッグが捕られる。この闘い、俺達にかかっているぞ」
「ああ。修行の成果を見せてやろうぜ!」
【Duel Stand by!】【Duel Stand by!】
【Duel Stand by!】【Duel Stand by!】
【Duel accept!Mode select:Battle royale mode!】
【【【【Set Player card】】】】
【Accept!You are a Mason Duelist!*5】
【Accept!You are a Bird Master!*6】
【【Accept!You are a Budo Duelist!*7】】
「「「「デュエル!!」」」」*8
正志のターンからだ。
「EXデッキから6枚のカードを裏向きで除外し、《強欲で金満な壺》を発動。カードを2枚ドローする!」
【Effect 2 Draw】
手札を確認した後、そこから4枚引き抜くと流れるようにデュエルディスクにセットした。
「俺のターンからだ。モンスターをセット、カードを3枚セット、ターン終了だ」
剛田正志 LP4000
場:セットモンスター1体 伏せカード3枚
プレイヤーカード:《メイソン・デュエリスト》ATK0、ユナイトカウンター0個
手札:2枚
―――
「随分消極的だな。そんなんじゃ俺のマグマのような侵略には勝てないぜ」
次は火上永二のターンだ。先程のデュエルでは何もできず燻っていた。
だが、このデュエルはフラッグデュエル全体から見て大一番だ。
だからこそ彼は今、ハゲしく燃え上がっている。
「俺のターン!」
【Draw】
「永続魔法《炎舞―天璣》を発動!デッキから《戦華の詭-賈文》を手札に加える!」
【Effect Search 1 monster】
「レベル5《機炎星-ゴヨウテ》(ATK2100→2200)を自身の効果で特殊召喚」(火上永二 ユナイトカウンター0→1)
【Summon】
「俺のマグマのような攻めはここから始まる。速攻魔法《サイクロン》を発動!右側の伏せカードを破壊する!」
【Effect Select 1 magic trap card:Destroy!】
「ならば、チェーンして伏せカード、《メタバース》を発動。デッキからフィールド魔法《岩投げエリア》を発動!」
【Chain Effect】
「うまく避けたか。だが相手のカードが破壊された事でレベル8《戦華の孟-曹徳》(ATK3000→3100)を特殊召喚する!」(火上永二 ユナイトカウンター1→2)
「甘い!伏せカード《岩投げアタック》を発動。《タックルセイダー》相手プレイヤーに500ダメージを与える。対象は道芭女史!」(剛田正志 ユナイトカウンター0→1)
道芭鈴子LP2200→1700
「効果ダメージ・・・」
飛び火ならぬ飛び岩。
ライフが少ない間を狙うのはバトルロイヤルの定石だ。
元々、ライフが少なくなっている道芭鈴子にとってはかなりキツイ。
【Effect】
「よくも姉御をっ!」
「よそ見して良いのか。墓地に送った《タックルセイダー》の効果は既に発動している。《戦華の孟-曹徳》は裏守備表示になってもらう!」
正志は永二が戦華モンスターを手札に加えているのを確認している。
《戦華の孟-曹徳》は他の戦華モンスターがいると対象耐性をもってしまう。
だからこそ、このタイミングで《岩投げアタック》を切ったのだ。
更に、正志は新たなプレイヤーカード《メイソン・デュエリスト》の効果でユナイトカウンターを1個、得ている。
《メイソン・デュエリスト》
プレイヤーカード ATK 0
①:自分フィールド上に岩石族モンスターが召喚されるか墓地に送られる場合、このカードの上にユナイトカウンターを1個のせる。この効果は1ターンに3度まで発動する事ができる。
②:自分は岩石族以外のモンスターを召喚・特殊召喚する事ができない。
③:相手ターン中、自分が岩石族ユナイトモンスターを装備している場合、攻撃力が800アップする。
「クソっ!《戦華の詭-賈文》(レベル4 ATK1400→1500)を召喚」(ユナイトカウンター2→3)
【Summon】
「俺は炎属性獣戦士族の《戦華の詭-賈文》とユナイトカウンター3個でコーリング!」
【Accept 3 Unite counters・・・UNITE SUMMON!】
「ユナイト召喚!岩より生まれし炎の英雄よ!その力で全てを打ち払え!現れよ!レベル7《炎仙大聖 悟天》(ATK2500→2600)!」
赤色の猿の仙人は炎でできた棒を巨大化させ、セットモンスターに振るわれる。
【Effect Select 1 monster:Destroy!】
「《炎仙大聖 悟天》がユナイト召喚に成功した場合、相手モンスター1体を破壊する!戦闘破壊耐性なんて関係ないぜ」
《炎仙大聖 悟天》
レベル7炎属性獣戦士族・ユナイト・効果ATK2500 DEF200/装備ATK+2000
炎属性獣戦士族モンスター1体+ユナイトカウンター3個
モンスター効果
①:このカードがユナイト召喚に成功した場合、相手フィールド上のモンスター1体を選択して、発動する。そのモンスターを破壊する。
ユナイト効果
このカード名の①効果は1ターンに1度しか発動する事ができない。
①:?
②:?
「ユナイトカウンターを1つ取り除き、手札から《ユナイト・ヴァニッシュ》*9を発動!ターン終了時まで《炎仙大聖 悟天》のモンスター効果を無効にする!」
【Chain effect:Invalid!】
「だったら、バトルだ!《機炎星-ゴヨウテ》でセットモンスターを攻撃!」
【Attack!】
「勇み足だな。セットモンスターは《伝説の柔術家》だ。《機炎星-ゴヨウテ》はデッキトップに戻る。更に《岩投げエリア》の効果を発動。《岩石の番兵》を墓地に送り、《伝説の柔術家》は戦闘耐性を得る」(剛田正志 ユナイトカウンター0→1)
「《伝説の柔術家》か・・・。カードを1枚セットして、ターンエンドだ!」
この選択は永二にとっても苦渋の選択だ。
《伝説の柔術家》は《炎仙大聖 悟天》で戦闘破壊は可能だが、デッキに戻ってしまう。デッキトップが固定され、場のカードはセットモンスターとセットカードの2枚しかなくなるのは、あまりにも脆い次の相手2人のターンで総攻撃を受ければ、ひとたまりもないのだ。
こういった駆け引きこそがバトルロイヤルの醍醐味と言える
【Turn End】
火上永二 LP4000
場:セットモンスター(《戦華の孟-曹徳》)、《炎仙大聖 悟天》(ATK2600)
《炎舞―天璣》、伏せカード1枚
プレイヤーカード:《武道デュエリスト》ATK0、ユナイトカウンター0個
手札:1枚
―――
「俺のターンだ!」
【Draw】
「新たにパックから出てきたカード達の御披露目と行くぜ!永続魔法《ふわんだりぃずと未知の風》を発動!」
翔太が発動したのは絵本の1ページのような柔らかいタッチで描かれた夕焼けのイラストのカード。
する。
【Effect】
翔太が発動したのは絵本の1ページのような柔らかいタッチで描かれた夕焼けのイラストのカード。最新パックのカードのようだ。
「ふわんだりぃず?平仮名のテーマか?初めて聞くな」
「姉御でも知らないのか?」
鈴子は神妙な顔で表示されたカードの効果を確認する。
アドバンス召喚をテーマにしたカードか?待て、《帝王の烈旋》内蔵!?
「《ふわんだりぃず×ろびーな》(レベル1 ATK600)を召喚!召喚成功時、デッキから《ふわんだりぃず×いぐるん》を手札に加えて召喚するぜ!」(戸部翔太 ユナイトカウンター0→1)
【Summon】
【Effect Search 1 monster】
「《ふわんだりぃず×いぐるん》(レベル1 ATK800)を召喚!」(戸部翔太 ユナイトカウンター1→2)
【Summon】
続いて現れたのは可愛らしいコマドリと鷲のカードだ。小さな翼を大きく見せるように広げる姿に鈴子は内心、キュンとしてしまう。
どのようなカードなのか、ディスクに写し出されたカードの情報を読み込んでいく。
「《ふわんだりぃず×いぐるん》の召喚時の効果を発動するぜ!デッキからレベル7以上の鳥獣族モンスター、《ダークネス・シムルグ》を手札に加える。更に俺はこのターン、鳥獣族モンスターを召喚できる!」
【Effect Search 1 monster】
「何その害鳥!?書いている事がおかしくない!?」
【ADVANCE SUMMON!】
《ふわんだりぃず×ろびーな》と《戦華の孟-曹徳》が光になって登っていく。
「俺は《ふわんだりぃず×ろびーな》と《戦華の孟-曹徳》をリリース!アドバンス召喚!レベル8!《ダークネス・シムルグ》(ATK2900)!」(戸部翔太 ユナイトカウンター2→3)
フィールドに舞い降りたのは黒き翼の大聖鳥。
「俺の曹徳が!?」
「《ふわんだりぃずと未知の風》がある限り、最上級モンスターのリリース素材の1体を相手モンスターも指定できるのさ」
イラストの可愛らしさにあるまじき、鬼畜とも言える効果、それが”ふわんだりぃず“だ。
最も翔太が所有している”ふわんだりぃず“のカードは10枚にも満たない。
翔太がこれらのカードを入手したのはあの合宿の時だ。
~~~
夜―――、
「『こういうのは合宿にはつきものだろ』って兄貴が50パックくれたから、みんなで開けようぜ」
「最新弾じゃねぇか!?悟、そんなものを隠し持っていたのか!」
そんな感じでみんなでパックをワイワイ開けることになった。
・
・
・
「《セリオンズ“キング”レギュラス》、何かすごそうなのをゲットしたぜ!」
「ツいているな悟。俺は俺で《空牙団の積荷レクス》をゲットできたから良かったぜ」
「新しい空牙団カードか。俺は汎用カードだな」
「《強欲で金満な壺》ですか、壺カードは強力なものが多いですからね。正志君、運がいいですね。私も天使族と戦士族のカードがいくつか手に入りました。1番面白そうなものは《ユナイトイベント―強敵邂逅》ですね」
「みんな良いなぁ、俺も鳥獣族関連のカードはあったけど、あんまり強くなさそうだしなぁ・・・。《ふわんだりぃず×いぐるん》ってのは、何とか使えそうな感じがするんだけどなぁ」
ツイてねぇなぁ・・・。ん、遊士が固まっていないか。
「“ふわんだりぃず“かよ!?しかもこんなに?大当たりだぞ、翔太!」
そうなのか?
「こんなにもカワイイのに、強力なカードなんですか?」
首をコテンと傾げるアイナさん、こっちもかわいい。
「はい。さっき話していた地下ランク1位の人が使っていたシリーズカードの1つです」
「地下ランク1位って、アマツ並って言っていたよな?」
「その通りだ悟。あの人は気分によっていろいろなデッキを使うんだけど、その中の1つだ。俺もあのクソバード共に何度苦汁を嘗めさせられたことか・・・」
「クソバードって言い方・・・」
「どれだけヤツ等が危険なのか、説明するからちょっと待ってろ」
遊士、目つきが据わっている・・・。そんなことを思いながら俺達は説明を聞いていく。
・
・
・
「手札を全然減らさずに除去しながら展開・・・。しかも《霞の谷の巨神鳥》が相手のターンにも出てきて、特殊召喚メタも入れられるって・・・」
「絵柄に反して外道すぎンだろ・・・」
「確かに・・・、コレは・・・。アマツさんと同レベルの方が扱うデッキの1つというのも納得です」
俺でも分かった。このカード達、まとまるとヤバい。
そんな強力なカードを持っているって思うと手が震えてくるな。
まるで一等の宝くじを持っている気分だ。
「なるほど。コイツ等全部デッキに入れるぜ!」
~~~
「驚いたか。俺はユナイトカウンター3個でコーリング!」
【Accept 3 Unite counters・・・】
「ユナイトイクイップ!我が手に宿れ!風を切り裂く刃よ!《ソードウィング・ホーク》(+ATK1600)!」
【UNITE EQUIP Aero Blade!】
《バードマスター》ATK0→1600
「鳥獣族ユナイトモンスターが装備されているため、俺の鳥獣族モンスターの攻撃力は500アップする!」
《ダークネス・シムルグ》ATK2900→3300
《ふわんだりぃず×いぐるん》ATK800→1200
《バードマスター》
プレイヤーカード ATK 0
①:自分フィールド上に鳥獣族モンスターが召喚・特殊召喚される場合、このカードの上にユナイトカウンターを1個のせる。この効果は1ターンに4度まで発動する事ができる。
②:自分は鳥獣族以外のモンスターを召喚・特殊召喚する事ができない。
③:自分が鳥獣族ユナイトモンスターを装備している場合、自分フィールド上の鳥獣族モンスターの攻撃力は400アップする。
「バトルだ!《ダークネス・シムルグ》で《機炎星-ゴヨウテ》に攻撃!」
【Attack!Dark Hurricane Sonic!】
「チッ!《心太砲式》を発動!《烈風の覇者シムルグ》をデッキに戻す!」
【Effect Select 1 monster:Bounce!】
「《ダークネス・シムルグ》の効果を発動するぜ!《ふわんだりぃず×いぐるん》をリリースして、《心太砲式》の効果を無効にする!」
【Chain Effect Invaid!】
火上永二LP4000→2900
「いくぜ、オラァ!」
【Player Attack!】
翼を模した剣が永二を袈裟切りにする。
火上永二LP2900→1300
「くそっ」
「俺はカードを3枚セットしてターンエンドだ!」
【Turn End】
戸部翔太 LP4000
場:《ダークネス・シムルグ》(ATK3300)
伏せカード3枚
プレイヤーカード:《バードマスター》ATK1600、ユナイトカウンター0個
手札:1枚
プレイヤーカード ATK 0
①:自分のターン中、自分がメインモンスターゾーンに天使族モンスターを召喚または罠カードが発動した時、このカードの上にユナイトカウンターを1個のせる。この効果は1ターンに4度まで発動する事ができる。
②:自分は天使族以外のモンスターを召喚・特殊召喚する事ができない。
③:自分のEXモンスターゾーンにモンスターが存在する場合の相手ターン中、プレイヤーの攻撃力は600アップし、自分の天使モンスターの攻撃力と守備力は400アップする。
プレイヤーカード ATK 0
①:モンスターが召喚・特殊召喚される場合、このカードの上にユナイトカウンターを1個のせる。この効果は1ターンに4度まで発動する事ができる。
②:自分はEXデッキからメインモンスターゾーンにモンスターを特殊召喚する事ができない。
③:自分がユナイトモンスターを装備しているかこのカードにユナイトカウンターがのっている場合、自分フィールド上と墓地の戦士族または魔法使い族モンスターの種族は獣戦士族になる。
《ユナイト・ウィッシュ》
通常魔法
このカード名は1ターンに1度しか発動することができない。
①:プレイヤーカードにユナイトカウンターを2個のせる。
《ユナイト・パニッシュメント》
カウンター罠
①:相手がモンスターの特殊召喚かユナイトモンスターを装備した場合に、自分フィールド上のユナイトモンスター1体をリリースして発動できる。それを無効にし、破壊する。ユナイトカウンターを1個得る。
プレイヤーカード ATK 0
①:自分フィールド上に岩石族モンスターが召喚されるか墓地に送られる場合、このカードの上にユナイトカウンターを1個のせる。この効果は1ターンに3度まで発動する事ができる。
②:自分は岩石族以外のモンスターを召喚・特殊召喚する事ができない。
③:相手ターン中、自分が岩石族ユナイトモンスターを装備している場合、攻撃力が800アップする。
プレイヤーカード ATK 0
①:自分フィールド上に鳥獣族モンスターが召喚・特殊召喚される場合、このカードの上にユナイトカウンターを1個のせる。この効果は1ターンに4度まで発動する事ができる。
②:自分は鳥獣族以外のモンスターを召喚・特殊召喚する事ができない。
③:自分が鳥獣族ユナイトモンスターを装備している場合、自分フィールド上の鳥獣族モンスターの攻撃力は400アップする。
プレイヤーカード ATK 0
①:獣戦士族モンスターが召喚・特殊召喚される場合、このカードの上にユナイトカウンターを1個のせる。この効果は1ターンに4度まで発動する事ができる。
②:自分は獣戦士族以外のモンスターを召喚・特殊召喚する事ができない。
③:自分が獣戦士族ユナイトモンスターを装備している場合、プレイヤーの攻撃力は500アップし、自分フィールド上の獣戦士族ユナイトモンスターの攻撃力と守備力は200アップする。
通常罠
このカードはユナイトカウンターを1個取り除く事で手札から発動する事もできる。
①:相手フィールド上のモンスター1体を対象として発動する事ができる。そのモンスターのモンスター効果はターン終了時まで無効になる。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
今話はふわんだりぃず無双でした。あいつ等ファンデッキ殺しだよなぁ。
オマケ ~かつての地下デュエル場での一幕~
“
“占い師”「ウフフ。私、唯華ちゃんと
唯華「良いですね。それなら私の【
ちなみに活動報告に東鬼唯華が使う予定のオリカを掲載しました。よかったら見てください。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=304777&uid=156641
感想やお気に入り登録、評価をしていただけたら嬉しいです。