では、第二十七話、よろしくお願いします。
僕は夢を見る、長い、長い、『彼女』の夢を見る
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私、進藤話花は人間の高校生だった
今では幻想郷の地下で今起こっている『精霊異変』の元凶だけど
『精霊異変』の目的は人間を滅ぼす事
幻想郷だけでなく、外の、私の住んでいた世界の人間も
どうして人間を滅ぼすのかって?
それは・・・・人間が・・・・憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎くて堪らないからよ!!!!!!!・・・・
すべての始まりは、中学生の時、私が虐められ始めてからだろうか
虐め、それはクラス中、どころか、中学生の時の狭い人間関係の中では、自分以外の人間が敵になった恐怖、そして、誰も助けてくれない絶望、その二つを私は味わった
その時から私は人間に対して憎悪の感情を抱いていたように思う
そんな私はすぐに能力ーーー『【精霊と会話し、使役する】程度の能力』を使って人間を傷つけてしまう、爆弾の様な状態であった
しかし、その状態の私を救ってくれたのは、日下部真言君だった
彼は私と同じく能力持ちで、私の境遇を理解してくれた
私にとって彼は救世主のような存在だった
彼と過ごした時は楽しかった、全てが輝いて見えた、虐めは止まることは無かったが、彼がいるだけで、耐えることができた
そのまま、私は彼と同じ高校に入学し、高校生になった
私への虐めは止むことは無かったが、過去のように人を憎む程では無かった
しかし、数ヶ月が経ったある日、事件が起こった
その日の放課後、私は汚された制服を能力で洗って乾かすために屋上にいた
乾かしている最中、私を虐めていた人達のグループが来たので、とっさに屋上の物陰に隠れた
そして、私は彼等の会話を耳にした
「おい、お前ら日下部真言って知ってっか?」
「ああ、あの女みたいなだせえ顔してる奴?」
「え〜、私、ああいう顔好きなんだけど〜」
「でさ、あいつがよく進藤話花と連んでるの知ってる?」
「ええ〜マジ〜?ちょ〜ガッカリなんですけど〜狙ってたのに〜」
「だから、あいつ、締めね?」
「おお、いいね!」
「さんせ〜」
その会話が聞こえた瞬間、私は人間への憎しみを思い出した
・・・・どうして!?どうして、あんなに優しい真言君が傷つけられなきゃならないの!?
・・・・あ、そうか、それが人間なんだ
醜く、卑しい、気に入らない人間を傷つけ、不幸にし、他人の不幸を嘲笑う、汚い生物ーーーそれが人間なんだ
私は彼等の前に飛び出し、能力を使って炎の精霊を使役し、炎を生み出し、彼等に火傷を負わせ、病院行きにした
その頃だったか、私の能力は『【精霊と会話し、使役する】程度の能力』から『【精霊を支配する】程度の能力』に変わっていたのだと思う
時は少し、流れ、私は運命の出会いを果たす、そう、八雲紫との出会いだ
「あら、貴女、人にして人に在らざる力を持っているわね」
「貴女は?」
「私は八雲紫、妖怪よ」
「よう・・・・かい・・・・」
「そう、妖怪よ、で、貴女の持っている能力は人が持つには強力過ぎる、だから、私は貴女を連れて行かなければなりません、妖怪が巣食う理想郷、『幻想郷』へ
だけど、貴女の能力は未だ、開花したばかり、ですから、貴女には選択肢が有ります、私と共に幻想郷へ行くか、それとも、多くを偽ってここで生き続けるのか、その二択です」
「い、一週間時間をくれませんか?」
「いいわよ
その代わり、私が貴女を監視させてもらうけど、いいわね?」
「いいですよ、私は進藤話花、よろしくお願いします」
「ええ、よろしく、話花」
その後、一週間は紫と共に生活した、紫は人間には見えないよう術を使ってたらしいので、私は普段通りの生活を送ることができていた
その間、私と紫は沢山話をした、幻想郷についてとか、妖怪についてとか
私の家系は昔、有名な陰陽師の家系『神道』だったので、妖怪についての書物が実家の書庫に数多く残っていたので、妖怪について私にはある程度の知識があった
一週間が経った頃には、私と紫はお互いを友達だと言い合える関係になっていた
「ねえ、紫?」
「なあに?」
「私、幻想郷に行こうと思う」
「そう、歓迎するわ、友人」
「ありがとう、友人」
死んだというふうにした方が後々楽だと紫が言っていたので
私は、屋上から飛び降り、紫のスキマに入って私は幻想郷に辿り着いた
そこは、紫の言う通り、妖怪だらけの理想郷だった
・・・・しかし、人間がいないわけではなかった
人里、そこは妖怪だらけの幻想郷の中で、人間達が暮らしている集落、そこは一見、人間達がお互いを支え合い、楽しそうに暮らしている様に見えた
けれど、人里でも、人間は人間だった
自分の幸福の為には他人を蹴落とすことをなんとも思わない生物に変わりは無かった
私が見たのは、一人の人間を囲み、それを大勢の人間が袋叩きにする光景
「お前のせいで!」
「お前がいるから!」
「お前の所為で、今年は凶作なんだよ!」
「この疫病神が!」
「この人里から出ていけ!」
・・・・ああ、これが人間・・・・イラナイイラナイイラナイイラナイイラナイイラナイイラナイイラナイイラナイイラナイイラナイイラナイイラナイイラナイイラナイイラナイイラナイ
私は覚悟を決めて、紫を呼び出す
「ねえ、紫?出て来て?」
「何か用かしら?話花?」
「私の言うこと聞いて?」
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私は自分の『【精霊を支配する】程度の能力』で紫を支配下に置いた後、人間を滅ぼす計画を立てた
全ての妖怪を支配下に置き、手始めに、人里を襲い、それから、外の世界の人間を妖怪の圧倒的な力で滅ぼす、それだけ
けれど、全ての妖怪を私の支配下に置くためには、私の力が足りない、だから、私は紫のスキマを使って、幻想郷各地の強力な妖怪を誘拐し、その力を少しずつ奪う、全部奪ったら、人間を滅ぼすための戦力にならなくなってしまうからね
そして、今、私は地底の地霊殿を乗っ取り、全幻想郷の妖怪を支配下に置くため、幻想郷中に自分の能力を網のように張り巡らせ、人里を襲わせる『第二浸蝕』を発動させた
今の私は幻想郷中で、強大な力を持つ妖怪達の力を奪っているため、幻想郷中で最強と言っても過言ではないと思う
私は・・・・人間が憎い、けど、真言君、貴方だけは・・・・
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「にゃっ!?」
変な声をあげて、僕は目を覚ました
・・・・なんか変な夢を見ていた気がする
僕は着替えて・・・・あれ!?
なんで、僕は学ランからパジャマに着替えたんだろうか!?まさか、誰かが僕を着替えさせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぼくは、かんがえるのをやめた
僕は学ランはボロボロだから、ワイシャツとズボンに着替えて、外に出る
「あ、霊夢さん」
外に出たら、霊夢さんが札と針で作られた術式の前で胡座をかいていた
「あら、真言さんじゃない、身体は大丈夫?」
「あ、はい、お陰様で、ばっちりです
で、霊夢さん、一体何をしているんですか?」
「あの結界の保持よ」
霊夢さんが指差した方向、人里の空を見ると、薄い天幕のようなものが張られているのが分かった
「あれは、結界、あれが張られている限り、私が認めたもの以外の侵入を許さないわ
強度に限界があるけどね、でも操られてるような弱小妖怪に破壊できるようなショボいものじゃないから、安心していいわよ」
「そうか」
霊夢さんは僕の方を向いて
「何か言いたいことがあるのかしら?」
「実は・・・・」
僕は霊夢さんに僕の親友ーーー進藤話花について、そして、彼女がこの異変を起こしている元凶だという可能性が高いということについて話をした
「で、貴方は、もし、本当に親友が異変を起こしているとしたらどうするの?」
「僕は・・・・
もし、他人に異変を起こすことを強要されているのなら、強要した奴をぶちのめします
そして、もし、彼女が自分の意志で異変を起こしているというのなら、ぶん殴ってでも止めます、それが親友である僕の仕事だと思いますから」
「そう・・・・で、皆聞いたかしら?」
「ふぇ?」
「「「「「ええ、もちろん」」」」」
そこには、魔理沙、アリス、妖夢さん、咲夜さん、妹紅さんがいた
「異変を解決するためなら、幾らでも力を貸すぜ?」
「乗りかかった船よ、ここまで来たらどこまでも行ってやるわよ」
「幽々子様・・・・魂魄妖夢、今から参ります!」
「お嬢様・・・・咲夜は今から参りますよ」
「輝夜がいるらしいからな・・・・」
おいおい、一人ずつ目的が違うじゃないか、
でも、それが俺達らしい
「じゃあ、行くわよ、異変を解決しにね」
「ああ、いざーーー」
「「「「「「「地底へ」」」」」」」
ああ、続くよ、神である私が保証する