私自身、リアルでのやる事が多すぎまして
中々執筆作業に入れないのと
先週あまりにも睡眠不足によるブラックアウトを遂に経験してしまいました。
なのでほんのちょっと睡眠時間を増やしましたのという訳でございます。
と、まあそんな話はどうでもいいですよね。
それでは、11話スタートです!
Afterglowの演奏を聞いた翌日の日曜日、朝9時に俺は目を覚ます。
ここずっと悪夢は見ない、本当に初日だけだったんだな、などと思っていた。
「ここに来てからずっと楽しい事ばっかりだったからかな、蘭、モカ、ひまり、巴、つぐみ達に出会って、それとりみとも再会したしな」
本当に毎日が充実してるよ。俺の呪いの事を忘れる程に楽しい事ばかりだ。
だけど
俺は充電バッチリのスマホに電源を入れる、通知は何も来ていない。
「遥さんもあれから連絡来ないな、まだ奥州サミット長引いてるのかな?」
今から羽丘神社に行こうと決めた。
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家を出て真っ直ぐ羽丘神社には向かわず、商店街のやまぶきベーカリーに向かっていった。昼飯を買っていくからね、今日は神社でまた練習かな。
(カラン!)
「いらっしゃいませー」
店に入ると前にりみと再会した時と同じ店員さんがレジにいた。そういえばりみと同じ花咲川でクラスメイトとか言ってたな。
「さて、朝も食べてないし少し多めに買うかな。大好きなメロンパンとチョココロネをそれぞれ3つ取ってトレイの上に、あとクリームパンを二つ…これモカいたら奪われそうだな」
トレイに一杯のパンを乗せてレジへ。
「すご、こんなに沢山…あっ!失礼しました、880円になりますね」
安っ!パン8つもあって千円しないとかどんだけ。
「あの…あなたは前に牛込さんと店で話してた人でしたよね?」
パンを袋に詰め終わって俺に渡して来たあと茶色のポニーテールさんこと山吹沙綾さんが話しかけてきた。
「そうですけど、君はりみのクラスメイトの……」
確か前にりみが言ってたな、確か名前は…
「うん、私は山吹沙綾って言うの。キミは神子志吹君でいいんだよね?」
「そうだけど、何で俺の名前を知ってるの?」
「う~んとね、牛込さんとはお昼一緒に食べたりしてるし、ここのパンもほぼ毎日買ってくれるから学校ではよくお喋りとかしてるんだ」
「それで、話してる内に神子君と話していたあの日の事を牛込さんに聞いてみたの。それで名前を知ったんだよね」
そっか、りみは花咲川でもう上手くやれてるみたいだな。だけど関西弁はうっかり出すなよ、からかわれるからな。俺もやらかしそうだけど。
「山吹さん」
「沙綾でいいよ、それで何かな?」
「ん…じゃあ沙綾、これからもりみとは仲良くしてくれるかな?」
「勿論、牛込さんはもうウチの常連さんだしクラスメイトだからね。神子君も常連になってくれたら…嬉しい、かな?」
沙綾は少し照れくさそうに言った。
「常連になれるか保証は出来ないけど、なるべく来るようにはするよ、それじゃまたな沙綾」
俺はやまぶきベーカリーを後にして羽丘神社に向かっていった。
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「いらっしゃいませー……って牛込さん?」
彼が店を出て数分後に牛込さんがやってきた。
あちゃータイミング悪いなぁ~。
「?…どうしたの、山吹さん?」
「さっきまで…彼、神子君が来てたよ。パン買いに」
「えっ、そうだったの!?」
牛込さんは少し驚いた顔をしていたけど、そのあといつものチョココロネを4つトレイに乗せて持ってきていた。
「神子くんもチョココロネ好きなんだね、沢山買っていたからさ」
他にも買っていたけど真っ先にチョココロネから取っていたのを私は見たからね。
「そっかぁ、
牛込さんはチョココロネを見ながら、どういう訳か遠い目をしていた。
彼と牛込さん、二人に何があったのだろうか?
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「そうなんですか、遥さんも東北へ行ってしまったのですか……」
「ええ、昨日出発したそうです。何でも連絡がこないので心配になって、あとついでにわんこそば食べるとか」
羽丘神社に着くなり近くにいた神職さんに遥さんの事を訪ねてみたら、神主からサミットの連絡もないからと心配になって、いてもたってもいられなかったらしい。
……てか遥さんってそんなに偉い人だったのかな。実はわんこそばが食べたいだけで心配とかは口実じゃないの?
「居ないなら仕方がないか、まずはパン食べるか」
ついでにパンの袋の中身をスマホで撮ってモカにLI○Eで送り付けてやった。そしたらモカからすぐに返信きた。
「しーくん……そこは羽丘神社だね~?今からしーくんのパンを食べに向かいたいけどモカちゃん、今からバイトだからいけないのだ~」
「俺からの奪うの前提で話すのやめてくれますかな
モカさんよ!?」
「昨日あたし達の演奏代をまだ払ってないからなのだ~」
「パン(金)とんのかい!」
モカ……がめつい奴め!✕印のスタンプやってパンを食べ始めた。
やまぶきベーカリーで買ったパンを半分食べ終わり、ふとスマホの時計を見てみたらまだ11時だ。
「んじゃ、笛の練習するかな」
首に掛けていた笛を取りだして。
「まずはあいつらのカバー曲からやっていくか!」
昨日聞いたAfterglowのカバー曲は、どういう訳か笛一つでも出来るんだよな。
「~~♪~~~~♪♪」
あっ、遥さんいなかったけど笛吹く許可はさっきの人にちゃんと貰ってるからね。
数時間後
「ふう……少し水分採らないとな。流石にキツくなってきたし」
近くにあった自動販売機で桃の○然水を買うと、半分くらい一気に飲み干してしまった。
(そういえば桃の天○水ってここずっと見ないような気がするけど気のせいかな?)
「休憩がてら残ったパンを食べるかな」
袋からチョココロネを取り出して、ふと思った。
「りみにも送ってやるか」
チョココロネを食べる寸前のをカメラで撮り、それをりみに送った。
残ったパンを全て食べてまた再開した。
「次は…アレやるか、猫がそこら辺にいるしな」
俺は猫を呼び寄せる超音波に近い音を出してみた。
猫笛の要領でな、
♪♪~♪♪~♪♪♪♪~
近くにいた猫が俺の回りに集まってきた。そして階段のほうからも猫が列を作っているかの様に並び、こちらに向かっていた。
俺は気にせず猫笛を続けていた。
数十分後
俺の回りには猫が50匹はいるのではないかと、わんさかと猫が集まっていた。だがその中で……
「……っ!」
俺は思わず演奏を止めてしまった。
何故ならそこには……ロングの銀髪をした人が猫と一緒に混じっていたからだ。
「「あっ……」」
その人と目が合ってしまった。
▼▼▼▼▼▼▼
ー数十分前ー
「友希那~、今日の練習キツくなかったー?」
「そうかしら?でも私達Roseliaに甘えは…!?」
「アタシはもうヘトヘト…って友希那、どうしたの?」
「リサ、この音……聞こえるかしら?」
リサは耳を澄ましてみたが。
「んー?何も聞こえないけど、友希那は聞こえるの?」
「ちょっと行ってみるわ、神社のほうから流れてるみたいね」
「アタシには全然聞こえないけど、友希那が聞こえるなら一緒に行くよ」
二人は羽丘神社に向かって行き、神社の前に着いた時に信じられないのを目にした。
「何これ?猫の行列ができてる…友希那?」
「にゃーんちゃんの行列…ここは
「友希那!しっかりしてよ、友希那!」
「ハッ…!ごめんなさいリサ。でもこのにゃ…猫の行列の先が気になるわね」
「うん、行ってみよう」
猫と一緒に階段を上り始めた二人は、そのまま神社の境内まで辿り着くとそこには猫の密集が出来ていて、その中心に人がいた。
「あの人が猫を集めているのかな?でも何も音とか聞こえないけど?」
「何言ってるのリサ、私には聞こえるわよ。あの笛から音出してるもの、大分低い音だけど…」
「友希那?」
「…………」
友希那はフラフラと猫の集団に混ざっていった。
「にゃんちゃんに囲まれて、幸せ……」
「(う~~ん…まっ、いっか。友希那があんな幸せそうな顔するのは久しぶりに見たから、暫く見守っとくかな?)」
リサは猫の集団から少し離れていった。
「(あの人、どこかで見た気がするんだよね。アタシのクラスでも話題になってた可愛い新入生がいるって、中性的な顔立ちで髪も長いって聞いたけど、まさかね?)」
「にゃーんちゃん……(撫でたいけど触れたら逃げちゃうかもしれないのよね、残念だわ)」
突然音が止まったので顔を上げて、演奏をしている彼の顔を見てたら。
「「あっ……」」
彼と目が合ってしまった。
▽▽▽▽▽▽▽
俺は目の前にいる銀髪の人と目が合ってしまい、ただ呆然としていた。
「「あっ…」」
猫の集団が一斉に逃げ出してしまった!演奏をやめたからだ。散り散りに猫が走り出して、もう境内には一匹も猫がいなくなった。
「あ……あ……にゃーんちゃん達が…」
猫に混じっていた人は泣きそうな顔をしていた。
「………」
どう反応すればいいのだろうかと思っていたが、ウェーブがかかった茶髪の人が心配そうにやってきた。てかもう一人いたのかい!?
「ゆ、友希那…しっかりして!」
「リサ…私は……」
倒れそうな所をリサと呼ばれた人が支えている、何だこの人達は?
「あ、あの~?」
「ごめんネ、この子が迷惑かけちゃって」
「そ、それはいいんですけど…あの!まさかとは思いますけどその人は猫が逃げたから、大変落ち込んでおりますのですか?」
「その通りよ」
わっ!復活したよ。
「にゃ…コホン、猫を呼んでいたのはその笛の音色からなのよね?」
「そうですけど、まさか聞こえておりましたので?」
「聞こえていたわ、かなりの低周波音だったけどね」
マジっすか、この人の耳は猫に近いんじゃないの?
「あの音はかなりの低音で演奏次第では猫とか呼べるのですよ、所謂猫笛ってやつですね」
「すごいね君…」
「ありがとうございます、俺の特技ですので」
本当は嘘だけどな。
「ところで君って羽丘学園の一年生だよね?」
「そうですけど、どうしてそれがわかったのです?」
突然の質問に真面目に答えてしまった。何この人、何でわかるの!?
「あははは、それはねぇ、男子生徒の新入生で一人だけ可愛いのがいるってアタシ達の学年では有名なんだ。容姿も髪型も当てはまるからまさかと思ったけど」
「私は知らなかったのだけど」
「友希那は音楽以外は無頓着だしね。あっ、ゴメンね、自己紹介がまだだったね。アタシは今井リサ、羽丘学園二年A組、気軽にリサって呼んでいいよ☆」
「湊友希那、クラスは二年B組よ。好きに呼んでくれても構わないわ」
二人は自己紹介を終えると今度は俺が自己紹介をし始めた。
「えっと、一年A組の神子志吹です、友希那先輩、リサ先輩、よろしくお願いします!」
何をよろしくかは置いといて。
「こちらこそ宜しく~志吹」
「よろしく、志吹」
猫が切っ掛けで知り合った羽丘の先輩方でしたこの日、そしてりみからの返信があったのを、完全に忘れたいたのを後で後悔する事になろうとは…この時の志吹君にはまだ知る由もなかった。
やる事多すぎて多すぎて本当に進まないこの私をお許しください。
ですのでまた更新がまた遅くなります。
感想でも指摘でもメッセージにて送ってもらっても構いませんので、なんでもござれですので、どうぞ