笛吹き少年は少女と共に運命に抗う   作:ジャムカ

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どもです。

ジェットストリームアタック台風は勘弁してください。


いつ、関東に来るか怖いです……

ですが、慌てずに13話スタートです!


笛吹き少年は自宅に来訪者が来る

午後六時前になろうかという時間にて俺は考え事をしていた。日菜に少し複雑な思いを抱きながら帰路についた、が。

 

 

「はぁ……」

 

 

初めて笛(しかも普通の一般人にはまずお目にかかれない龍笛)を俺と遜色ない音色を聞かされて、複雑な気持ちだ。

 

(もしあの時に日菜が居たら俺のこの呪いも簡単に解決してくれそうな気がするよ、でも日菜の事はまだ何も知らないから話すわけにもいかない)

 

「考えても仕方ないな…よし、今日は羽沢珈琲店に行くかな。ここ数日コーヒーも飲んでないから、どうも変な気分になってたんだな!」

 

 

俺は帰路の途中で引き返し、羽沢珈琲店に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼▼▼

 

 

~少し前~

 

♪~~♪♪~~

 

 

「笛の音?これって志吹くんだよね。でもどこから?」

 

 

生徒会の仕事を終えて帰ろうとしましたら、どこからか笛の音が聞こえました。

羽丘学園に吹奏楽部はありますし、今も練習の音が聞こえます。

ですけど、志吹くんのは吹奏楽部の人達とは違う音色を出しています、私もバンドやっていますからそれくらいの音の聞き分けは出来ます。蘭ちゃんや

モカちゃん程ではありませんが。

 

一度目を瞑って集中します、うん、屋上から聞こえるね。

 

私は屋上へ行くことにしました。近くで志吹くんの音を聞きたいから、あの音色は私の心も……

って何を思ってるの私は!?

 

 

校舎の三階の階段を登り、屋上へ続く階段を上がろうとした時に音が少し変わった様な気がしました。

そして屋上のドアが少し開いてたので、そこから顔を覗き込むと…。

 

「(氷川、先輩?どうして志吹くんと一緒に…?それに何で志吹くんの笛を吹いているの!?)」

 

なんと二年生の氷川先輩が志吹くんの笛を持っていまして、演奏していたのです。

 

私はその光景をスマホのカメラに納めました。後で志吹くんに問いただしますから…

複雑な思いのまま私は急いでその場を後にして帰りました。

 

 

ーーー

 

「オカエリナサイマセ~、ツグミさん!」

 

「ただいま、イヴちゃん」

 

家に帰ったらイヴちゃんが出迎えてくれました。

 

 

「お父さん、今日は私も入るね」

 

「ん?あ、ああ…頼むよ」

 

今日はシフトは入ってませんが、さっきの事での気を紛らそうと思いました。

 

 

「マスター、今日のツグミさん変じゃナイデスカ?」

 

 

「そうだね…若宮君、後で聞いてきてくれるかい?」

 

「合点承知!」

 

 

つぐみは店の制服に着替えて出てきた、けど表情は少し暗めだ。

 

「はぁ……」

 

やっぱりとても気になりますから、後で志吹くんに電話しようと思います。

志吹くん、今日ここで食べに来てくれるといいんですけど、そんな都合のいい事は起こりませんよね。

 

 

(カランコロン)

 

あっ、お客さんが来ました。

 

「いらっしゃ……」

 

 

 

 

 

▽▽▽▽▽▽▽

 

 

 

 

「いらっしゃ……」

 

羽沢珈琲店のドアを開けたら目の前につぐみがいた。

 

 

「し、し、し…志吹くん!?」

 

「夜はここにしようと思…って、どうしたつぐみ?そんなに驚いて」

 

「う、ううん!何でもないよ!せ、席に案内しゅるね!」

 

 

おいおい、声が裏返ってるし吃(ども)ってるぞ?

 

 

 

「どうやら彼が原因のようだね」

 

「そうみたいデスネ、ココハワタシに任せてクダサイ!」

 

「やはりつぐみは彼の事を…」

 

奥でマスターとイヴが何か話していたけど、小声過ぎて聞こえないや。

 

 

「そ、それでは、ご注文が決まりでしたりゃ!

お呼びください……ぅぅ

 

 

どうしたんだろう、つぐみの様子が変だ。俺もさっき日菜のせいで内心は穏やかではないのだけどね。

 

 

とりあえず、ブレンドとミートドリアを頼もうとしたらイヴがこっちに来た。

 

 

「シブキさん、チョッとよろしいデスカ?」

 

「いや、こっちも注文したいけど……で、何?」

 

 

ここはレディーファーストだな、蘭や巴が聞いたらキモいって言ってくるのが容易に想像付くが。

 

「シブキさん、ツグミさんと何かアリマシタか?」

 

「……?特に何も」

 

一体何の話だろうか?そもそも今日、つぐみとは話してない気がする。さっきつぐみが俺を見て大慌てしたからそう感じたんかな?

 

「マジリアリーデスカ?」

 

「本当に本当だよ、つぐみに何かあったのか?」

 

「ンー、ワカリマセン!」

 

 

俺は盛大にずっこけた!イヴに注文を頼み、俺はコーヒーが来るまで考え事をしていた。

 

 

日菜の事、そしてあと一週間後には五月に入るから()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「お………志……ん」

 

舞衣が来たら彼奴らを紹介するか?いや、でも…

 

「志吹くん!」

 

「うわっ!!つ、つぐみ!?」

 

 

すぐ後ろにつぐみが立っていた。やべぇ、考え事してたせいで全く気がつかなかった。

 

 

「コーヒー、持ってきたんだけど…」

 

「あ、ああ…ありがとう、つぐみ」

 

 

つぐみからコーヒーを受けとると、勢いよく飲んだ。

 

 

「あ"っづ!」

 

 

舌を火傷した、慌てすぎだろ!

 

 

「だ、大丈夫?志吹くん……」

 

「大丈夫…ちょっと考え事してたから、さ」

 

「………………っ!」

 

 

何故かつぐみの表情が強張った、そして。

 

 

「考え事って、この事で?」

 

 

つぐみはスマホを俺に見せてきた、そこには……

日菜が俺の笛での吹いてる姿だった!

 

 

「つ、つぐみ!?……そっか、見たんだな」

 

 

出来れば見て欲しくなかったな、俺の情けない姿をな。

 

 

「ううん、いいの。氷川先輩って一年生でも憧れてる人は多いし、そんな先輩と志吹くんが一緒にいても私は気にしないよ」

 

「そっか、ありがとうつぐみ。あとこの事は誰にも言わないで欲しいんだけど」

 

「わかってるよ、氷川先輩との仲はまだ言えないんだよね?」

 

「えっ?」

 

「だってほら、今朝はRoseliaの二人と一緒に登校して色々学園中に噂になっちゃってるから、ね?」

 

「あの~つぐみさん?なんか勘違いしてませんか?俺が言いたいのは……」

 

 

俺はつぐみをなだめながら、屋上で日菜と会った時の事を話した。そしてその後で俺がどんな気持ちだったかのもな。

 

 

「と、言うわけなんだが……」

 

 

つぐみに情けない所見せちゃったな…恥ずかしい。

 

「そ、そうだったんだぁ…」

 

「納得してくれたか?納得してくれたらコーヒーのおかわり頼みたいんだけど?」

 

「うん!待ってね、すぐ持ってくるから♪」

 

 

なんかやたら上機嫌になったつぐみだった。その後つぐみは頼んだドリアとコーヒーを一緒に持ってきてくれた。

 

 

「つぐみ、この事はみんなにはご内密にね?」

 

「わかったよ志吹くん、えへへ…」

 

 

 

「ツグミさん、すっかりゴキゲンになりましたね」

 

「……そうだね」

 

 

 

結局、つぐみに話しただけでいい考えが纏まらなかったな。まあ少し気分が晴れただけでいいか。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

翌日の放課後、俺は蘭には先帰ると伝えて自宅へと走っていった。明日には舞衣がこっちに来て一緒に住むとか言い出しやがるから、準備とかしなくちゃいけないからな。

 

「ったく、あいつは自分が女の子ってのを忘れてないか?一人暮らしの男の家に一緒に住むとか神経イカれてるんかな?」

 

 

まあ昔からそんな男女な関係でもないし、お互いに意識もしてないからな。昔はな……!

だが今はお互いに高校生なんだからもっとこう、慎みを持ってな……。

 

家に着いたが使ってない二階でいいか、まずは掃除からだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ピンポーン!)

 

 

二階の部屋の掃除が終わった頃、家のインターホンが鳴った。まさかもう来たのか?一日フライングしやがって!

 

俺は勢いよく玄関の扉を開けた!

 

 

「やっほ~、しーくん」

 

「……ん、志吹」

 

 

そこにいたのは制服姿のモカと蘭、二人だった。

 

 

「何だ、モカと蘭か…てか何で俺の家知ってる?教えてはない筈だがな?」

 

「リサさんに教えて貰った~バイト仲間のよしみで今日の昼にね~」

 

 

リサぁ!!あとで怨みのLI○E送ってやる、リサとの初LI○Eがそれとはな……

 

「で、お二人さんは何の用ですかな?こっちは同居人が来るから部屋の掃除してたんですが」

 

「「同居人!?」」

 

「その話、詳しく~」

 

「話、聞かせて?」

 

「わかったから、二人とも落ち着けって…取りあえず上がってくれさ」

 

「はーい、お邪魔しまーす」

 

「お邪魔します///」

 

 

二人にはリビングに案内し、来客用の茶菓子と麦茶を出したが。

 

「で、同居人ってどんな人なの~?」

 

「ああ、関西にいた時にいた時の幼馴染だよ」

 

「その幼馴染って、女の人だよね?」

 

「まあ。そうだが」

 

「ちょ、幼馴染って言ったってさ、年頃の男女が一つ屋根の下で暮らすだなんて…」

 

「これは~由々しき事態だねぇ~蘭?」

 

 

まあ蘭の反応は当然だよな、俺だってそう思う。

 

 

「その、な…あいつは一度決めたら止まらない猪みたいな奴でな。多分一緒に住むとか考えてないんだろうと思う、だから数日したら出ていくよ、多分」

 

 

そんな事思ってはないのは確実なんだが、男女ってのも考えてないから出てはいかないだろーな。

 

 

「…………で、志吹はその人の事、どう思ってるの?」

 

「別に?ただの幼馴染み、それ以上でもそれ以下でもないが?」

 

「そっか~よかったね~蘭~」

 

「べっ、別に嬉しくはないよ…!それにモカだって…」

 

「…………、!」

 

「で、もうこの話はいいかな?二人共結局何しにウチに?」

 

「あ~」

 

「何だったっけ?」

 

「おいコラ」

 

 

忘れるなや。

 

「思い出した、志吹の家に防音施設あるって前に言ってたじゃん?」

 

「ああ、あるけど」

 

「ちょっと見に行きたいんだけど、いいかな?」

 

「わかった、案内するけど驚くなよ?」

 

「「??」」

 

 

俺は地下室に続く階段を開けて俺の後ろに蘭とモカも続いていった。

 

「足元気を付けてな、滑ったら一貫の終わりだからな」

 

 

 

~~自宅地下室~~

 

「ここがそうだが、どうだ感想は?」

 

「うん、広さも申し分ないし防音も大丈夫そう……うん、ここなら。ありがとう志吹、それで頼みがあるのだけど」

 

「大体想像つくが、言ってみ?」

 

「あたし達、CIRCLEの予約取れなかった時とかにさ、ここを練習場所として出来ないかな、って思ってさ」

 

「随分と厚かましい頼みだな、ええ?蘭さんよ」

 

 

このやろ、俺の地下施設を私物化する気か?

 

 

「駄目、かな?」

 

「いいよ、但し!使用料は蘭の赤メッシュでどうだ?」

 

 

 

「はあっ!?志吹、アンタ何言ってんの!馬鹿なの!?」

 

「しーくん……鬼?」

 

「別に嫌ならいいぞ?その場合は諦める事になるがな」

 

 

我ながら悪魔だな、蘭にこーゆー事するのはとってもスッキリするんだよな!

 

「くっ……わかったよ志吹。この髪が使用料でいいんでしょ?」

 

 

そう言って蘭は赤メッシュを掴んだ。

 

 

「……待て待て待て、冗談だよ!タダでいいよ、貸してやるからさ、早まった真似するなよ全く……」

 

 

本気でその赤メッシュ抜くつもりだったのか?

 

 

「じゃあ明日から早速来るね。放課後、あたしはギターと音響持ってくるから」

 

「モカちゃんもギター持ってくるね~」

 

「はぁ、俺の家はスタジオ代わりとはな……」

 

 

 

とんだ来訪者だ。

 

 




世間ではお盆休みに入っておりますが

私には全く関係ありません。
むしろ余計に忙しくなっとるわ!

ですが何故か今回は短い間隔での更新とはね……。

感想でも指摘でもメッセージにて送ってもらっても構いませんので、なんでもごされですので、どうぞ
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