笛吹き少年は少女と共に運命に抗う   作:ジャムカ

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また間が空いてしまいましたね。

それはさておき27話を始めます、ぶい。



笛吹き少年は罪を償わせた

「っ!!」

 

 

私は何をしているのだろう

 

 

 

花音を置いていった事じゃない。ずっと探していた人物に会えたのだけど、予測もしてないタイミングでご対面してしまうなんて。

 

 

 

心の準備もなく、私がとった行動は最低だ…

その場から逃げ出してしまうなんてね。

 

 

 

だって私は…

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

三年前、まだ中学生の私は一生拭い切れない罪を犯してしまった

 

 

 

 

 

女優の仕事でその時は関西で撮影があったのだけどスタッフさんの一人が心霊スポットを発見したとかでどこかに行ってしまった。

 

 

 

休憩中だった私はどういう訳か監督さんもその心霊スポットに行く気があったそうで、私も誘われた。

 

 

 

そこで断っていたら彼はきっと普通の生活をしていただろう。それを私は…

 

 

 

ーーー

 

 

そこは神社の奥にある山だった。洞窟を発見したスタッフさんがカメラを持っていてそこに入ると監督は工具を背負って入っていった。

 

 

「ダメ元で言ったみたけどさ…千聖ちゃんはよかったの?」

 

 

監督が聞いてきたけど

 

 

「大丈夫ですよ、と言いたいですけど…ここって

立ち入り禁止ではないのですか?」

 

 

照明カメラを持ったスタッフさんを先頭に私と監督は会話をしていた。

 

 

「書いてなかったし大丈夫じゃないの?」

 

「そ、そうですか…」

 

 

少し奥に進むと階段があった。明かりがカメラの

ライトと監督と私の懐中電灯しかないからかなり暗い。

 

 

「千聖ちゃん、暗いし滑りやすいから気を付けてね」

 

 

先頭を行くスタッフさんが注意を促してくれたけど私より監督のほうが…

 

 

「うわっ!」

 

 

ほら、やっぱり滑ってしまった。

 

 

「いてて…君、俺には何もないのか?全く…」

 

 

ぶつくさ言いながら先へ進む監督、それに続くスタッフさん。

 

 

階段を降りた先には明かりがあった、なんで?

 

 

 

「えぇ…?」

 

 

カメラさんがな怪訝(けげん)な声を上げると…

 

 

「大広間だな、何だよここは?」

 

 

監督まで不可思議な物を見た顔してる、確かにここはドラマでも見た事はない。

 

 

「私…怖いわ」

 

 

もう帰りたかった。

 

 

「いや、奥に何かありそうだから俺たちは行くけど

千聖ちゃんは帰ったほうがいいかな?」

 

「そうしますね」

 

 

 

私は帰ろうとして後ろを振り返ると

 

 

「きゃっ!」

 

 

「そこで何をしている!!」

 

 

 

階段前に誰か来ていた!?私は驚いてそこから逃げて監督の所まで走っていった。

 

 

「ちょちょちょ!もう見つかったのかよ!いくらなんでも早すぎだろ!?」

 

「ひょっとして監督、センサーか何かあったんじゃないすか?」

 

「知らねえよそんなもん!とにかく逃げるぞ!」

 

 

私達は奥の方へ逃げていったけど、大きな広間でも先は行き止まりだ。

 

 

「ちっ…広いだけで何もねぇじゃねえか!何が心霊スポットだよ」

 

「そうですね、とんだガセネタを掴まされましたよ」

 

 

監督とスタッフさんは帰っていきました。声のした人はこの神社の関係者だったので怒られてましたけどね。

 

 

 

この時、私に何かが取り憑かれたような感触に見舞われた。そう…これが悲劇の始まりだった。

 

 

「きゃっ!何か寒気が…」

 

 

そして体が動かなくなった。

 

 

「…!?いけない、このままじゃ…!」

 

 

そして笛の音色が聞こえてきたけど、私はそこで意識を失ってしまった。

 

 

 

 

 

…………

 

 

「まだ早かったな…これは」

 

「でも、そうしなければあの子は…」

 

 

話し声が聞こえている、まだ少し意識は朦朧(もうろう)としてるけど会話は聞こえる。

 

 

「あの子が立っていた所がまさに先祖代々封じられていた呪いの祭壇だったとはね…親父には何も聞かされてなかったから知らなかったよ」

 

 

呪い…?

 

 

「そもそもここの存在はあまりよく知らないしな

神子神社の神主やってるのになぁ、勉強不足だよ」

 

「そんな呑気な事を言ってないで、気絶してるあの子の事はどう説明する気なの?」

 

「そうだな…」

 

「どういう、こと…ですか?」

 

「「!?」」

 

 

神職衣装を着ていた夫婦は驚いた。

 

 

「や、やあ起きたんだね。えっと…」

 

「白鷺、千聖です。あ、あの!私はどうしてここで…」

 

「私はここの神社の神主をしている神子(かみこ)雅之(まさゆき)だ」

 

「同じく巫女をやってる妻の(さち)です。貴女はさっき境内で撮影していた女優さんかしら?」

 

 

髪を長く結った神主さんと、お揃いの髪型をした巫女さん、この二人は夫婦だ。

 

 

「は、はい…そうです」

 

 

思わず答えちゃったけど、そんなのはどうでもよかった。だからその人は表情を強張らせていた

 

 

「君には残酷な話になるけどね」

 

「はい…」

 

 

この話を聞かなかったら私はきっと…

 

 

「君が立ってた場所はね、祭壇なんだ。そして私の先祖代々がその場所を管理していてね」

 

「……」

 

私は黙って話を聞くことにした。

 

 

「それでここからが大事なんだ、その祭壇から悪霊…といったほうがわかりやすいかな。それが出てきてしまったんだ」

 

「!?」

 

 

じゃああの寒気はまさか…!

 

 

「でも大丈夫だよ、()()()()()()()()()()()()

 

「それって、どういう事…ですか?」

 

 

私の質問に神主さんは、とても言いづらそうに答えた。

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()安心してくれていいんだよ」

 

「え…?」

 

 

それって、身代わりになったって事?でもどうやって…?

 

 

「その疑問は笛にあるんだ、我が家系に代々伝わる旋律で君の身代わりになったと言う訳さ」

 

「そんな…」

 

 

私のせいで…こんな事って……

 

 

「うっ…、ごめんなさい…!!」

 

 

私は泣いてしまった。

 

 

「謝る必要はないよ、君は何も悪くない。それにこれは元々私達が受ける筈だったからね」

 

「そうよ貴女は悪くはないわ。だからここで起こったことは他言無用よ?スタッフさん達にもキツく言っておくわね」

 

「悪いのは私ですのに!!どうして…どうしてそんなにも…うっ、ぐすっ!」

 

 

駄目だ、もう声にならない。

 

 

「人を助ける為に自分の体も張る!それが私の信条だからね」

 

「はぁ…あなた、カッコつけすぎよ?」

 

「むぅ」

 

 

何て呑気な会話なんだろうか?

 

 

「さあ、もう出るよ…白鷺千聖ちゃん」

 

「はい…っ!」

 

 

 

その日の撮影などとても出来るわけもなく、監督やスタッフさんは撮影中止して打ち切ろうとしたらしいけど、私の強い要望でなんとか全て終える事が出来た。

 

 

 

それからも暇をみては関西へ、神子さん夫婦に会いにいった。

 

 

勿論呪いの事は聞かなかったし言わなかった。

 

 

志吹という息子がいる事、私の一つ下だって。会ってみたかったけど本人は神事があるので一度も会えなかった。

 

 

 

そして高校入学前に神子さん夫婦に会おうとまた訪ねて行ったら…

 

 

そう、呪いがついに神子さん夫婦の体を蝕んでしまったのだった。

 

呪いの正体、それは取り憑いた相手を数年かけて痛みと苦しみに苛まれ、最終的には死に至らしめるという。

 

しかも対象が亡くなると、それに近い血縁のに乗り移るという。

 

ある人物から教えて貰ったけど、あの人は何者なんだろうか?でもそんな事はどうでもいい。

 

私は彼の両親を殺めたのも同じだ。だから彼に会おうと何度も足を運んだけど彼について居場所も存在も親族関係者は誰も教えてくれなかった。

 

 

ある人は、まるで…ゴミを見るような目でこう言われた。

 

 

『もう私達の問題に部外者が関わるな!』

 

 

諦めるしかなく、私は帰っていった。だからこんな形で会えるとは思ってもいなかった…

 

 

「どう、したらいいのかしらね…私は」

 

 

羽沢さんの店から出て随分と走った訳ではないのに、商店街を抜けて、私の住むマンションまで来ていた。

 

 

「どうしたらいいとは、やっぱり白鷺先輩は…

俺の両親を知ってるのですね?」

 

「っ!?」

 

 

声をした方を向くと、どことなく雅之さんの面影と幸さんとも面影が似ている人物、神子…志吹くんがそこにいた。

 

 

「教えてくれますか、両親の事を」

 

 

彼の質問にどう答えればいいのだろう、私のせいで彼の両親がああなってしまったと言ったら…彼は

きっと私を許さない。

 

 

「……ここでは人目につくから、マンションの中で話しましょう。

私、そこに住んでるから」

 

「……わかりました」

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

俺はあの後白鷺先輩を追った、松原先輩はずっと狼狽えていたけどつぐみがすぐに追ったほうがいいと言ってくれてたから。

 

つぐみは先輩の事を知ってるのかな?

 

 

そんな疑問はさておき、店を出て先輩の姿がまだ見えたので走って追ったけど…あの人は一体何をしたのだろうか?

 

 

そして商店街を抜けてマンション前でようやく白鷺先輩は走るのをやめた。息を整えてから俺は話し掛けに向かった。

 

 

そしてそこのマンションに住んでるから、そこで話すと言った。そして今、白鷺先輩の自宅にいる。

 

 

「……」

 

「……」

 

 

そして、やたら広いリビングでテーブルを挟んで俺と白鷺先輩が向かい合っているが…

 

 

「あの、白鷺先輩?」

 

 

俺がそう訪ねると白鷺先輩は先程からの怯え顔から更に怯えてしまった。

 

 

「っ!……ごめんなさい…ごめんなさい!」

 

 

泣き出してしまった、やっぱりこの人は…

 

 

「私は…とても許されないのよ、貴方の、両親を…!」

 

 

かなりの涙声で、しかも吃りながらだけどなんとか答えて三年前の事件の全貌を話してくれた。

 

 

「これが、全て…よ…ひっ、ぐすっ…!」

 

「…………」

 

 

正直、なんとも言えない感情だ

 

 

俺の両親は、白鷺先輩の身代わりとなって呪いを受けたとは言ったが…確かにそうだ。あそこで身代わりとならなければ白鷺先輩はもう生きてはいないだろう。

 

だから父さん、母さんは…それにいつかその呪いは受けてしまうのだから少しばかり早くなっただけだと思う。

 

だったら俺のとる言葉はひとつしかないよな。

 

 

「白鷺先輩」

 

「……っ、」

 

 

テーブルに顔を伏している先輩に声をかけた。

 

 

「俺は、許すも許さないもありませんよ。父さんも言ってたのでしょう?」

 

 

『人を助ける為に自分の体も張る!それが私の信条だからね』

 

 

「俺は父さんの信条を尊敬してるし、俺もそうしたいのですよ。仮に俺がその場に居たらきっと同じ事をしてると思いますし、気に病む必要もないのですよ」

 

「それに悪いのはそのスタッフさんでしょう?ですから先輩は被害者なんですから…」

 

「…………そ」

 

「そんな訳にはいかないでしょ!!私は、私は…!」

 

 

机にうつ伏してた先輩が突然起き上がって俺に向かってきた。

 

 

「私は…貴方の両親を間接的とはいえ殺めてしまったのよ?なのに…どうして、どうしてそんな事を言えるのよ!!」

 

 

白鷺先輩が俺の胸ぐらを掴んでそう言ってきた。

 

 

「自己犠牲なんて…馬鹿な真似したせいで…!」

 

 

白鷺先輩はそのまま泣き崩れてしまった、俺の胸に顔を埋めている。でもそこに笛があるんだよなぁ。

 

 

「…………あっ…」

 

 

気づかれたか

 

 

「笛、なの?」

 

「ええ、俺も宮司ですから笛は常備は基本です。そして父さんが先輩にやった旋律も…俺は出来ます」

 

 

俺は父さんが白鷺先輩にやった旋律を説明した。といっても身代わりの旋律だけどね。

 

ただし、呪いの移りは深刻な影響を与えたらしく父さん母さんの死期がかなり早くなった事は言わないでおこう。

 

 

「まあ今さら説明しなくても察してましたよね。不思議な事ですけど、これは秘匿にしてくれますと助かります」

 

 

まあもっとも、神職関係者は周知の通りだろうけど。

 

 

「…………笛、何か演奏できるの?」

 

 

白鷺先輩は弱々しくだけど、俺に訪ねてきた。

 

 

「ええ」

 

「だったら、今やってくれる?」

 

 

突然そう言ってきたけど近所迷惑じゃないかな?

 

 

「心配する必要はないわ、この部屋周辺は誰も借りてないから……お願い」

 

 

先輩はまだ涙目だけど

 

 

「…わかりました、では」

 

 

俺は立って白鷺先輩から少し離れて部屋の壁で演奏を始めた。

 

 

(そういえばさっきまでお互い近くにいたの意識してるのかな?)

 

 

 

~~~♪~~♪♪♪♪~

 

 

 

心安らかになる"野風"を演奏した。野の春とは違うよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「落ち着きましたか?」

 

 

程なくして演奏を終えて、俺は先輩に問いかけた。

 

 

「ええ…もう大丈夫よ。私の、三年間の…罪はまだ償えるわよね?」

 

 

「ですから、それは…」

 

「いえ、償わせて頂戴。じゃないと私は…きっと罪の意識に苛まれるの」

 

 

そこまでして…この人は。

 

 

「でしたら、夏に…俺と一緒に墓参りしましょう。場所は知らないでしょう?」

 

「!!、是非お願い。それと、私の事は名前で呼んでくれるかしら。私も志吹って呼ぶから」

 

「ありがとうございます、千聖さん」

 

「お礼を言うのはこっちよ…志吹」

 

 

俺と千聖さんは固い握手をした。それは誓いともとれるかはわからないが。そして俺のスマホから着信がきていた、つぐみからだ。

 

 

「あー、つぐみが心配してくれてますね。戻りましょうか」

 

「ふふっ、そうね。花音も心配させちゃったし。お昼まだだったからお腹空かせてるかもね」

 

 

 

俺と千聖さんはつぐみの店に戻った。つぐみからは色々聞かれたし千聖さんも松原先輩から色々聞かれたらしい。

 

 

俺の両親と千聖さんが知り合いという説明をしてなんとかなったが、一つ問題が起こった。

 

 

「何で志吹くんは千聖さんって呼んでるの?千聖さんも志吹って呼んでるし」

 

「「あっ…」」

 

 

なんとか誤魔化すのには成功したけど、かなり怪しんでるなこりゃ。

 

そして何故か松原先輩まで名前で呼んでほしいと言われるし、今日会ったばっかりなのに何でだ?

 

 

「それじゃ俺はこれで失礼しますね、千聖さん、花音さん」

 

 

あと連絡先も交換した、まあ千聖さんは後で必須だけど。

 

 

「つぐみ、また明日学校でな」

 

「う、うん…また明日ね。志吹くん…」

 

 

俺はつぐみの店を出て自宅に帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼▼▼

 

 

 

「ねえ千聖ちゃん、これって…」

 

「何かしら彩ちゃん?」

 

 

練習の休憩中に、彩ちゃんがまたお得意のエゴサーチして何かを発見したのか、それを私に画面を見せてきた。

 

 

「なっ…!」

 

 

そこに写っていたのは私と志吹と二人で歩いている所だった。

 

 

「いつの間に…でも、問題ないじゃないの」

 

「ほんとだ、あの白鷺千聖と並んでる女性は一体誰なんだろう?とか書かれてるね」

 

 

彼の容姿が女性っぽくて助かったわね。でも本当に花音が見間違えるのも頷ける程に綺麗に見えるから。

 

 

「千聖ちゃん、神子くんと知り合いだったの?」

 

「ええそうよ」

 

「ふーん…」

 

「あ、ブッキーだ。千聖ちゃん、ブッキーと知り合いだったんだね」

 

 

もうエンドレスになりそうだから、休憩を終わりにして無理矢理再開させた。

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

自宅に帰ると鍵かけ忘れたのか開いていた。

 

 

「なんだ舞衣か」

 

「なんだじゃないでしょ?どこに行ってたのよ」

 

 

玄関先で舞衣が立っていた、随分久し振りに会った気がするよ。

 

 

「つぐみの店でお昼食べてて、その後色々喋っていたからな、少し遅くなったんだよ。てかそれより舞衣こそ帰ってくるなら連絡くれよ」

 

 

全く、人の事言えた義理じゃねえな。

 

 

「わたしの事はどうでもいいのよ!それよりも話があるからちょっと来てくれる?」

 

 

舞衣はそのままリビングに向かっていった、俺も靴を脱いで舞衣の後を付いていった。

 

 

「三つ報告があるわ、近々わたしはここを出ていくから。でも花咲はそのまま通うけどね。単に部屋を探してくれるだけだからね?」

 

「ああ…それで次は?」

 

「……詩音がこちらの学校に転校して来るわ。いつになるかはわからないけど」

 

 

以前の俺は絶望しただろう、だけど紗夜さんのおかげてなんとか前向きに考えるようになったから今は、少しましに捉えている。

 

 

「……マジか、俺の事…何て言ってた?」

 

「待ってて、と一言だけ」

 

「そうか…」

 

 

……会いたくないんだけど。俺がどんだけ嫌ってるのかあいつは知らない訳じゃないんだがな。なのにどうして…?

 

 

「で、三つ目は?」

 

「ごめん、やっぱり二つでいいかしら?これって志吹にはあまり関係ない事だしね」

 

 

突然二つにされた、だけどな…

 

 

「いいよ、関係なくても教えてくれよ」

 

「はぁ…志吹、覚えてるかしら。珠手ちゆの事」

 

 

珠手(たまで)ちゆ?

 

 

「ああ…中学三年の時に全国模試で詩音と満点とったヤツだろ?」

 

 

確かそんなんだったな、俺は三位だったし。

 

 

「ええそうよ、その人が詩音と話していたのよ。そして口論になってて…怒ってどっかいっちゃったみたいなの」

 

「ふーん…」

 

「ふーん、って…まあわたしが報告する事はこれで全部よ」

 

 

本当に最後のはどうでもよかったな。

 

 

「それより志吹、わたし居ない間に部屋に入ったでしょ?」

 

「俺じゃなく蘭だけどな」

 

 

やっぱり何か仕掛けていたのか!

 

 

「蘭が?まあいいわ、あの部屋に志吹が入ってきたら警報が鳴るようにしてあるもの。でもそうか…蘭だったのね」

 

「……」

 

 

 

舞衣の意図不明な仕掛けをされて呆れている俺だった。

 

 

千聖さんが呪いの事を何でそこまで知ってるのか、後で聞いてみよう。

 

 

今日でGWも終わりだし、明日から学校だ!




ほぼ千聖さん回と言っても過言ではないね
でも少し、いやかなり真相に近づいた?


感想でも指摘でもメッセージにて送ってもらっても構いませんので、なんでもごされですので、どうぞ
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