笛吹き少年は少女と共に運命に抗う   作:ジャムカ

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どうもです、少しずつでありますがUAやお気に入り登録してくれています人がおりますのでまだまだ続けられます。
(もっとも、途中で投げ出したくはないですが)


龍笛って何?って思った人は大河ドラマで「源義経」が普段吹いていた笛と思ってください。


今回でAfterglow全員登場します!

では、いつも通りの3話スタートです。




笛吹き少年はいつも通りの少女達と出会う(前編)

ショッピングモールから家具を買い揃えて自宅に戻ってきたら、つぐみから明日街の案内してくれるって連絡来たので感謝も込めて夜飯を羽沢珈琲店にしようと決めて今から向かっていった。

 

 

「こうも外食ばっかりだと問題あるよなぁ……明日、つぐみに案内して貰うからいい所を教えて貰おう」

 

 

一応俺は料理出来るゾ?向こうではよく大人達に料理を振る舞っていたからな、和洋中華なんでもござれだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー羽沢珈琲店前ーーーーー

 

などと考えていたらもう着いてしまったよ、体感5分も経ってないんだがなぁ……まあいいや、入ろう。

 

 

俺は羽沢珈琲店のドアノブに手をかけた。

 

 

 

 

 

(カランカラン)

 

ドアベルの音がして店のドアが開いて中に入っていくとそこにはここの珈琲店の制服だろうか白いワイシャツっぽいのをエプロンをしていたつぐみの姿があった。

 

「いらっしゃいませ!あっ、志吹くん早かったね!」

 

そういえば昨日来た時はスマホの充電切れててショックで店員の姿はよく見ていなかったよな……。

 

「うん、自分でもちょっと驚いてるよ走ってきた訳じゃないのにね」

 

「あはは…取りあえず昨日と同じカウンター席でいい?」

 

 

そう言って昨日と同じカウンター席てか同じ席に案内された。

 

 

 

昨日と違うのはまだ夕方も終わりかけて夜に差し掛かる時間だからか少しお客さんがいたからつぐみはそちらの応対にすぐに行ってしまった。

 

 

「昨日はコーヒーとケーキだけだったしな!今日は夕飯にするつもりで来たんだからじっくりとメニュー見ないとな」

 

 

その結果、ナポリタンスパゲティとフライドポテト(大)とブレンドコーヒーにしようと決めてつぐみではない女の人の店員に注文をした。

 

 

すぐに来たブレンドコーヒーをじっくりと飲みつつ他の注文が来るのを待っていた。

 

 

20分ほど待ってつぐみが注文した品を持ってきてくれた。

 

 

「こちら、ナポリタンスパゲティとフライドポテトになりますご注文は以上だよね?」

 

「うん、ありがとうね」

 

 

目の前にナポリタンスパゲティとピッツァに乗せるような容器に溢れんばかりのフライドポテトがあった。

 

 

「ポテトは少しサービスしちゃったからね、ゆっくりしていってね」

 

大サイズにサービスするとこんなおぞましい量になるんかい……食えるけどさ、俺はポルポのピッツァぐらいならいけるから問題ないんだよ。

 

もう二度とあんな黒板並みにデカイピッツァ食いたくないけどな!

 

 

ナポリタンスパゲティをクルクル巻いて食べては箸使ってフライドポテトをケチャップで食ってはよく味わって食ったかわからなくなってきたよ。

 

 

「ふぃ~~~~……」

 

30分後、全てを平らげてコーヒー(3杯目)を飲んでつぐみが食器を片付けにやってきていた。

 

「ご馳走さま……つぐみ、ポテトの大量サービスはもう勘弁してね……かなりキツかったから」

 

味わう余裕なかったわ!

 

 

「ご、ごめんね……常連になってくれる私からのサービスだったから」

 

なんじゃそりゃ。

 

 

回り見てみるとお客さんが少なくなってきたのかつぐみは俺と話をしに来てくれた。

 

「それでね、明日の事なんだけど……」

 

そうだった、明日つぐみに街の案内してくれるのだった。

 

 

「えっとね、明日どこで何時に待ち合わせしよっか?」

 

 

 

 

 

 

 

「つぐみの都合のいい時間で構わないよ?」

 

 

 

 

 

 

その結果

待ち合わせ場所は羽沢珈琲前10時と決まった。

 

▼▼▼▼▼▼▼

 

 

 

 

 

夜10時、つぐみは部屋のベットで幼馴染み4人とのLI○Eで

グループチャットで話をしていた。

 

「ねえみんな、隣の駅近くに美味しいスイーツ店がオープンしたから明日暇だったら皆で行かない?」

 

そう言ってきたのはひまりちゃんだった。

 

「おっ、いいね!アタシは明日暇だからいいぞ」

 

すぐに答えてきたのは巴ちゃん、早いなぁ。

 

「モカちゃんもおっけーなのだ~」

 

モカちゃんも早いよ、そんな語尾わざわざつけなくてもいいと毎回思うんだけどな。

 

「あたしも別にいいよ」

 

蘭ちゃんまで賛成かぁ……どうしよう?

 

「あれー?つぐだけ返事ないよー?」

 

「ほんとだ、つぐどうしたの?」

 

「もう寝ちゃったかもしれないな、結構話込んじゃったし」

 

「ごめんねつぐみ、眠かったんだよね」

 

みんなから心配されちゃった、急いで返信しないとね。

 

 

「えっとね」

 

「おー起きてたーつぐーがんばー」

 

「無理して返事しなくてもいいからな、つぐ。どうせひまりの思い付きだから別に明日じゃなくてもいいんだぞ」

 

「もぉー!ひどいよ巴!……確かに思い付きだったけど」

 

「もう寝たほうがいいよ、つぐみ」

 

「違うの、眠い事は確かなんだけどね。明日はちょっと朝から用事があるから行けないの。ごめんねひまりちゃん」

 

「ひまりの思い付きだから気にする必要ないよ」

 

「ひーちゃんの思い付きは上手くいった試しがないね~」

 

「いつも突然だもんな、ひまりの思い付きはさ」

 

「いいよいいよ気にしないで!てか蘭とモカと巴どーゆー事!?」

 

 

「でも明日つぐが行けないから改めて別の日にするね!」

 

 

「うん、本当にごめんねひまりちゃん。もう寝るね!みんなお休み」

 

「ああ、お休み!」

 

「うん、お休み。つぐ」

 

「おやすミント~」

 

「お休み、つぐみ」

 

そう言って私はLI○Eのアプリを閉じアラームをセットして眠りにつきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽▽▽▽▽▽▽

 

 

 

自宅に戻った俺は風呂に入ってテレビを見ながら日付か変わるのを待っていた。

 

 

 

 

 

 

午前0時ジャスト

 

ーーーーーーー自宅地下室ーーーーーー

 

 

「さて、始めるか……」

 

今日初めの笛の演奏をし始めた。

 

 

 

 

♪~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

いつまでこんな事すればいいんだ……早くこの苦しみから解放されたいんだ……!!

 

毎日毎日一日のどこかで演奏しなければ俺は……!!

 

 

 

 

 

 

演奏が終わって、すぐにベットに入り眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢は見たくないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

翌朝

 

 

 

アラームをセットし忘れた俺は起きた時、時計を観て驚愕した……9時50分!?

 

 

「やっべぇぇ!!寝坊したぁぁぁああ!!急いで着替えないと間に合わねぇぇぇええええ!!」

 

 

急いで着替えてすぐに家を出た、鍵を閉めるのを忘れずにな!

 

 

 

走って羽沢珈琲店まで向かっていった。

 

 

 

 

 

 




Afterglow出てきたと言ってもグルチャだけになっちゃってますが次回にちゃんと出しますから。


次回に神子志吹くんのプロフィールでも書いときます。


評価8 カルルスさん ありがとうございます!

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