決して夏アニメの生視聴とかではありませんよ!
………本当ですよ?
で、では…第9話、スタートです!
蘭達Afterglowに俺が宮司ってのを話した日の夜にスマホから通知が来た、もう11時になろうとしているのに誰だろうか?
スマホを触る前にさっきまでの事を思い出していた。
俺はあの後は蘭達とは別れて自宅に帰って行こうとしたのだが、つぐみが顔を赤くしていて熱でも
ありそうだったから羽沢珈琲店まで送っていく事にした。
なぜかモカと巴はニヤニヤしていたが、何だったんだろうか?全くもってわからんかった。
つぐみの家まで10分くらいの距離だけど、心配だしな。
蘭とひまりは不満そうな顔していた、どうしてだ。
そして俺とつぐみ、二人で羽沢珈琲店に向かっているのだが、どうもつぐみの様子がおかしい。
「つぐみ、バンド練習終わった後に神社に来たのか?」
「う、うん……そうだ、よ」
やはりおかしい、言葉に詰まってるしきっと疲れているんだな。
「大丈夫か?疲れているのだったら……」
おんぶでもしてあげようと考えたがつぐみ達とは、まだそんな仲ではないよな…馴れ馴れしい真似はよそう。いくらさっきの話で俺は感動したからって、みんなはそうは思ってはないだろうから。
「つ、疲れてはいるけど大丈夫だよ!それに、さっきの志吹くんの笛の音色で少し疲れが取れた気がするよ」
「ははっ、それはどういたしまして」
「神社には結局何の用で来たの?まさかまた夕焼けでも見にきた……訳じゃなさそうだしな。時間はもう6時になってたし」
「えっと、ね…CIRCLEから神社の方角に笛の音が聞こえたの。それで皆で行こうって話になって、階段を上ったら志吹くんがいたから。でもね演奏してる志吹くんを邪魔しちゃ悪いと思って終わるまでみんなで聞いていたの」
「よく聞こえたなぁ、結構距離あるよ?」
「実は、モカちゃんが最初なんだけどね、聞こえたのは。私と蘭ちゃんはわずかにしか聞こえなかったよ」
モカは凄いなぁ、あいつは鼻もよかったりしてな?
「あっ…」
つぐみと話をしていたら羽沢珈琲店に着いてしまった。
「志吹くん、送ってくれてありがとうね」
「何言ってるんだ?つぐみが体調悪そうだったし心配だったからな」
「~~っ!本当にごめんね。でも今はもう大丈夫だから、ね?」
さっきまで大丈夫そうだったけど、今はまた顔が赤くなってきている。
「つぐみ、今日は早く寝たほうがいいよ。風邪引いたんじゃないのか?」
「う、うん!今日は早く寝るね。それじゃ志吹くん、おやすみなさい。また明日学校でね」
「ああ、また明日学校でな」
俺は羽沢珈琲店を後にして自宅へと帰っていった。
▼▼▼▼▼▼▼
「志吹くん、笛吹いている時の姿はカッコよすぎるよ」
つぐみは自分の部屋のベッドの上で足をバタバタしながら枕に顔を埋めていた。
「また見れないかなぁ?笛吹いて欲しいって言ったら迷惑だよね?でもあの姿はあの時すごく目に焼き付いてたし音も凄く透き通る感じ、まるで私の心も……」
何言ってるの私!でも、あの音色はまるで……。
志吹くんの事を考えていましたら寝てしまいました、まだ8時ですのに。
▽▽▽▽▽▽▽
そして11時、回想終了。
『時は動き出す』
スマホを見るとLI○Eからの通知だった、相手は…
舞衣からだった。
『来月GWにはそちらに向かうから、待ってなさいよ!』
と送ってきた、マジかよ。
こりゃあ俺の来月のGWはひと波乱ありそうだな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日、昼休みに屋上でみんなと昼を食べている時に
ひまりが授業が難しいとぼやいていたが。
「ひーちゃん、せんせーの話はちゃんと聞いてるのー?」
「モカには言われたくないよ!いつも寝てる癖に」
「あはは、ひまりちゃんもモカちゃんも授業中はぼーっとしたり寝ないほうがいい、かな」
「巴はちゃんと聞いてるのか?」
「アタシは真面目にやってるぞ?まさか志吹、アタシもあの二人と同じだと思ってたのか、このー!」
隣にいた巴が俺にヘッドロックをかけてきやがった!おい、やめろ!顔近い!顔近い!巴から女の子特有の匂いが……。
「巴、俺弁当持ったままだから!落としそうだから離してくれ!」
「あっははは!志吹、顔赤いぞ~~?」
「ったく、人が食事中なのに技かけやがって」
離してはくれたけど巴め。いつか仕返しをしてやる!
「巴!何してるの!」
「巴ちゃん!だ、だ、だ駄目だよぉ!」
蘭とつぐみは顔を赤くして抗議していた、なんで抗議?
「で、蘭と志吹くんは授業どうなの?」
ひまりが自分がこんなだから俺と蘭も同じムジナにでも思ってるのか、そう聞いてきた。
「あたしは…な、何とか大丈夫」
「蘭、見栄を張るなよ。休み時間、俺にノートを貸しているから蘭もひまりと同じようなもんだろ?」
「志吹!その事は言わないでって言ったじゃん!!」
「あれ?そうだっけ?」
蘭は向かいにいたからすぐにパンチが飛んできた!
だがそれを俺は割り箸で受け止める!
「おっと危ない!」
「ぐっ‥!」
「しーくん、宮本武蔵みたーい」
あの人はハエを掴んでいたっけ。
「俺は授業は問題ないかな、って箸にヒビ入ってるじゃねーか!まだ割ってもないのに」
蘭はどや顔になっていた、いばるな。
学力やばそうなのは蘭とひまりか、来月末の中間テスト大丈夫なのか、不安だな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
授業も終わり、今は放課後だ。
「志吹、帰ろ」
蘭と二人で帰る事となったけどB組の四人はどうしたかというと。
巴はダンス部
ひまりはテニス部
つぐみは生徒会
モカはパンが呼んでる~とか言って超速攻で帰ったと連絡が来た。
仕方ないので俺は蘭の家まで一緒に帰る事にした。
「蘭、次のバンド練習っていつなんだ?一応念のために今週の予定は空けておくけど」
「明後日土曜の午後1時から。その時にあたし達の音楽を聞かせてあげるよ。あと意見とかも言ってほしいし」
「土曜か、うん大丈夫。でも俺はバンドの事に関しては全くの素人だから的はずれな事言っちゃうかもしれないけどそれでもいいのか?」
「それでも構わない、ただ練習してるだけだと上手くはならないから。それにあたし達Afterglowの初ライブもいつかはやりたいからね」
「そっか」
「志吹こそ、その、笛の練習はさ、毎日やってるの?」
「ああ、毎日やってるよ。自宅に防音施設の場所があるからね」
毎日やらなきゃ俺は地獄の苦しみを味わうのだからな。
「ふーん、防音施設ねぇ……」
蘭は何か考え込んでいた。
「おいコラ赤メッシュ、何を考えてる?」
自宅に来る気じゃないだろうな?
「なんでもない」
怪しいな、でもまぁいいか…あとで来客用の菓子とか買ってこよう。
蘭を家まで送ったあと俺はスーパーに向かい
お菓子とか買っていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして明後日の12時55分にはライブハウスCIRCLEの前に着いたがみんなはもう中に入ってた。
『話は通してあるから、まりなさんに言ってね』
と連絡が来たが、まりなさんって誰だよ。あそこにいる受付の人か?
「すいません、Afterglowの知り合いの神子と申しますが」
受付の人にそう言った。
「ああ、君がひまりちゃん達が言ってた神子…志吹君で合ってるのよね?」
「ええ、そうですよ」
受付の女の人はニッコリとした顔をして。
「そっかそっか……あっ、ごめんね。私は月島まりな、ここCIRCLEのオーナーやってるの。まりなって気軽に呼んでね」
まりなさんか、オーナーやってるには随分若そうだな、雅さんよりも幾分年下なのは確実か。
「それとひまりちゃん達Afterglowは2番スタジオよ、そこの奥がそうだから」
まりなさんに礼を言い、俺は2番スタジオの中に入っていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
~~~2番スタジオ内~~~
「志吹!遅いよ、何をやっていたの?」
入ってすぐに蘭からのお叱りの声が。
「ごめんごめん、ひまりのせいでな」
「ちょっとお!なんでわたしのせいなの!?」
「だってさあ、まりなさんって言われても誰だかわかるかよ、おかげでこっちは少し躊躇ったんだからな」
全く、説明不足もいいとこだな。
「まーまー、ひーちゃんやー、今はそんなやりとりしてる場合じゃないっしょ~」
「そうだぞひまり、志吹にアタシ達の音楽を聞かせにきたんだからな」
「あはは、私は少し緊張しちゃったけど、ひまりちゃんのおかげで楽になったよ」
「つぐみ、緊張してたの?」
「う、うん!だって今回は志吹くんに聞かせるから、緊張しゃって」
「そ、そっか」
「あれれー?もしかして蘭も緊張してるのー?」
「し、してないから!ほら、さっさと準備するよ!」
そう言って蘭、モカ、ひまり、モカ、つぐみはスタジオのステージに移動して楽器の最終チェックをしていた。
「志吹はそこに座って、あたし達『いつも通り』の演奏を聞かせてあげるから」
蘭はマイクでそう言い、俺は椅子に座った。
「聞いてください! 『That is How I RoII!』」
蘭の号令と共に演奏が始まった……!!
ガールズバンドを知るとかこの話のタイトルながら
最後になってしまうとは。
前後半に分けましたのでそれでご勘弁を!
感想でも指摘でも何でもござれですので、どうぞ