この物語は、原作とは展開などが違うと思いますが、そういう作品と思って頂けると嬉しいです。ちなみに、日向が転生するまでの展開は同じ設定です。
では、どうぞ!
「ここが初心者の町、アクセル...なのか?」
と、俺は女神様を疑った。
女神様は俺を転生させる前にこう言っていた。
「まずは初心者の町、アクセルにあなたを飛ばします。それと、一つ注意です。あなたが男から女になったこと、つまり自分が元男だと言うことは絶対内緒にしてくださいね。」
と。
そこで俺は転生したのだが、初心者の町という割には都会すぎる気が...
そう疑問に思いつつも俺はどーすることも出来ないので受け入れることにした。
「さてと。まずはどうするかな。」
ゲームをやったことのない俺は、このファンタジー世界で最初にどう動けばいいかも分からない。だから、人に聞くことにした。
「怖くなさそうな人...あ、あのお兄さんにしよう!」
前方を歩いていたごつい剣を持った、金髪の優しそうなお兄さんに情報を聞くべく、歩き出...
ドンッ
そうとしたその時、前を走って横切ろうとした少女とぶつかってしまった。
「いたた...あ!大丈夫ですか?」
目の前に倒れる少女は、金髪で、小学校高学年くらいの少女、いや美少女だった。
(すげぇ可愛い子。さすがファンタジー。)
そう感心しながら手を差し伸べると、
「いえ、こちらの不注意で、ごめんなさい。」
そう謝りながら俺の手を取った。丁度良い。あのお兄さんも見失ったし、この子に情報を聞こう。
「なぁなぁ...じゃなくて、ね、ねぇねぇ。私最近ここに来たばかりなんだけど、色々聞いてもいいかな?」
途中で言葉遣いに気付き、女言葉でそう聞いた。
「よろしいですよ。でも、その前にちょっと場所を変えましょう。」
そう言われ、俺はこの子と一緒に少し離れた路地裏に移動した。
「場所を移動する必要はあったの?」
と、少し気になったことを聞いてみた。
「..気にしないで下さい。それで、何を聞きたいのですか?」
と、少女は言ってきた。まぁ気にして欲しくないなら気にしないけどさ。
「まずは...ここって、初心者の町アクセルだよね?それにしては都会すぎない?」
「いえ、ここはアクセルではなく、ベルゼルグ王国の王都です。」
...は?
「ちょっとまって!ここ、王都なの!?」
「はい。」
まじか。あの女神...転生に失敗しやがったのか!?
「はっくしゅん!!」
その頃女神はくしゃみをしていた。
「それじゃあさ、最近ここに来たんだけど、何したらいいか分からないんだよね。まずどうすればいいのかな?」
流石にこの質問は曖昧すぎたかな?そう思っていたが、
「えーっとですね。まずは冒険者登録をしてみてはいかがでしょう!」
と、答えてくれた。
なるほど、冒険者かぁ。まぁ、ファンタジーだもんな。
「じゃあそうするよ。登録はどこでできるの?」
「ギルドでできますよ。ついてきてください!」
と、楽しそうに歩いていく少女を追いかけて俺は歩いていった。
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「なんですかこの片寄ったステータス!」
そう、もらった冒険者カードを少女に見せると、そう言われた。
「生命力と幸運、特に幸運が低すぎます!それに比べて、魔力と知力はかなり高いですね!」
と、興奮気味に言われた。生命力と幸運が低いとか、生前のトラウマ入ってませんか?大丈夫ですか?知力は確かに小学校時代勉強頑張ってたしな。魔力は知らん。
「で、役職なんだけど、どれがいいと思う?」
俺は少女に聞いた。正直、冒険者とかウィザードとかよく分からん。だから、自分より詳しそうな少女に聞いてみた。
「えーっとですね。このステータスなら、ウィザードが向いていると思います。」
「へー。じゃあ、それにするね!」
と、いうわけで俺はウィザードになった。そこで俺は気付いた。ギルドの人たちが俺たちに少し怯えていることに。
(ウィザードってそんなに珍しいのかな。)
そう思いながら俺は少女に言われるままにクエストを選び、ギルドを出ていった。
「ジャイアント・トード討伐...かぁ。ねぇ、えと...そういえば、名前聞いてなかったね。」
と、俺は今さらながらに少女に言った。
「確かにまだお互い、お名前知りませんね。」
と、少女も今さら気付いたようだ。
「私の名前はアイリ...いえ、イリスと申します。イリスでいいですよ!お姉さんは?」
お姉さん...いい響きだな。そういえば妹欲しいってずっと思ってたっけ。まぁ、理由は親の虐待を防ぐためだろうけどさ。
「イリス...かぁ。私は斎藤 日向。日向でいいよ。」
「ヒナタ...お兄様みたいなお名前ですね。」
「お兄様...?それより、今からクエストだけど、イリスも付いてくるの?」
「当然です!せっかくですし、お供させてください!」
「でも、イリスさ子供だし、危ないんじゃ...」
「子供扱しないで下さい!それに、冒険者になりたてのヒナタよりは戦えます!」
うっ...!確かに。まぁ、一人で行くよりは頼もしいか。
「じゃあ、いこっか。」
「はい!」
そうして俺達は、王都を出てクエストに向かうのだった。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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