今回のオリ主の設定
友希那、リサと幼なじみ
太陽目が覚めて雲ひとつ無い晴天が広がる空の下、いつも通りおうちでY○u tubeで動画を見たり、ソファーに転がりながらポケ○ンをやる。それが俺の休日の過ごし方。
しかし今日はそういうわけにもいかないらしい。
「…………友希那さん?」
「何かしら。」
「そろそろ退けてくれませんかね?」
「嫌よ。」
今の状況を簡潔に説明しよう。
朝起きて、飯食って、何時ものようにswi○chを起動してゲームをしようとしていた時、突然玄関の呼び鈴が鳴った。
「はい。………ってあれ?」
「・・・・・・・・」
そこには俺の友人であり、幼なじみでもある湊友希那がいた。
「どうした?こんな時間に来るなんて珍しいな。何か用か?」
「……別に…。」
「そう?まあとりあえず上がって「そのつもりよ。」…お、おう?」
と、なにやら不機嫌なのかまともに目も会わせずに容赦なくうちに入っていった。
それからと言うものの俺が友希那を見るとそっぽを向くくせに、俺がゲームをしているとずっとこちらを見てくる。そしてそんなやり取りが暫く続き、痺れを切らしたのか彼女は俺に膝枕を要求してきた。……一体なんなんだ…。
「なあ、本当に何があったんだ?」
「…………フン。」
本当にわからない。なんだか不機嫌なのは伝わってくるが……まさかリサと喧嘩したか?いや、こいつらに限ってそんなことは無いだろう。多少反りが合わないことはあったが喧嘩なんて滅多にしなかったんだ。それともRoseliaでまたトラブル……は無いよな。仮にそうだったとしたらこんな感じじゃなくてもっと深刻そうな表情をしているだろうし。
だとすると後考えられるのは…
「なあ友希那…俺お前に何かしたか?」
やっぱりこれしかない。しかし、ここ最近友希那との喧嘩の火種となるようなことは思い付かない。いや、まさか…
「もしかしてこの間のねこまん食べたこと…怒ってるのか?」
そう、俺が友希那のものとは知らずに食べてしまったねこまん。後からリサに言われてわかったのだがあれは友希那が買ってきて、その可愛さに食べることを戸惑い結局近くのテーブルに置いていた。それを何も知らない俺が食べてしまったと言うわけだ。そして謝るタイミングを逃し、そのままになっていた。
「いや、あの件は知らなかったとはいえ悪かったよ…。でもあの時完全に謝るタイミング逃しちゃってたし…」
必死に謝罪するが本人からの反応は無し。誠実さが足りないとでもいうのか?
「……一昨日」
「え?」
突然友希那が謎のワードを出してくる。一昨日?一昨日って確か…
「リサと映画行ってたでしょ。」
「ああ…。なんか『観たい映画があるけど男女割で凄く安くなるから付き合って』って言われてな…」
「それでその後ショッピングモール行ってたでしょ。」
「……何で知ってんの?」
いや、怖いよ。どうしたのこの子。
「それでこの前の日曜はあこと燐子と一緒だったじゃない。」
「それは…NFOの限定グッズの発売日で色々と一緒に見て回ろうって2人に誘われて…」
「……1週間前は紗夜と羽沢さんのお店にいたじゃない。」
「あれは紗夜に相談があって……それのお礼にあそこの美味しいケーキを奢る約束してたから…」
いや本当にどうしたの?というか何で俺の行動そんなに知ってるの?もしかしてこの子ストーカーしてる?
「あのー友希那さん?何でそんなに詳しいんですかね~?」
「…………くせに…」
「え?」
何か小声で呟いていた。よく聞こえなかったので彼女に聞き直したところ…
「私の誘いは全部断ったくせに。」
「……え?」
「まさかもう忘れたの?」
友希那の言葉に俺は首を傾げた。そして考えること数分…。
「あ。」
思い出した。一昨日、この前の日曜、そして1週間前、全て友希那に何か誘われていたのだがあいにく彼女たちと先に約束していたので断っていたのだ。
「私の誘いは蹴るのにリサたちの誘いは受け入れるのね。」
「………もしかして…拗ねてる?」
そう言ったところ彼女の体が一瞬動いたように感じた。どうやら図星らしい。
「……友希那?」
「そんなわけ無いじゃない。大体どうして私が拗ねるようなことをする必要があるのかしら?あなたは私よりもリサたちと一緒にいたかった、ただそれだけのことよ。それなのに私が嫉妬する要素なんで何処にもないわ。だいたい…」
「あの~…大分墓穴を掘ってるように聞こえるのは俺の気のせいか?」
とりあえず友希那を落ち着かせ話を続ける。
「あのさ…とりあえず落ち着こ?」
「何を言ってるのかしら?私は常に冷静よ。それにあなたの事なんてそこまで興味ないわよ。だいたいこれを知ってるのだって偶々その現場を見ただけであって何もあなたの行動を探っていた訳じゃ」
「オッケーわかった。とりあえずわかったから一体止めよう。」
このままじゃ話が続かないと判断した俺は一端話を中断させた。なんとか落ち着いたのか暫くの間彼女は黙り込んだ。しかし、その時間が数分続いたことで今度は逆に気まずくなりなんとかこの状況を打開すべく色々と話の種を探していたのだが、如何せんいい感じの話のネタが無く俺は内心焦っていた。
「……今度の日曜、猫カフェに連れていきなさい。」
「え?」
そんな中、口を開いたのは友希那だった。
「聞こえなかったかしら?今度隣町の猫カフェに連れていきなさい。それでこれまで私の誘いを蹴った分は言わないであげるわ。」
「わかったよ。」
「……次他に予定を入れたら承知しないわよ。」
そっぽを向いたままそう言った。そんな彼女を見ながら俺は「素直に寂しかったって言えば良いのに。」と想いながらなんだか微笑ましくなった。
「あ、それともう1つ言い忘れていたわ。」
何かを思い出したように再び口を開いた友希那はそのまま言葉を続けた。
「私のネコまんを食べた犯人はあなただったのね。」
……確かに言いましたねそんなこと(ド忘れ)
「・・・・・・ジッー」
「……わかったよ。今度新しいの買ってくるから…。」
「それで良いのよ。」
そう言うと友希那はそのまま明後日の方を向いた。
「やれやれ…」と思いながらも目の前にある歌姫の頭を毛筋に沿うように優しく撫でた。一瞬ビクッと反応はしたものの、その後は何の反応も無かった。いや、気がつけば眠ってしまっていたのだ。
「全く…手間のかかる歌姫さんだなぁ。」
でもそんなところが可愛いんだよなぁ。
そう想いながら俺を背に眠っている友希那を見る。その表情を見ることは叶わないが何となく凄く心地よさそうな顔で眠っているのは容易に想像出来た。
因みに後日、ちゃんと猫カフェには行きましたし、ネコまんも買ってあげました。
おまけ
「友希那、これ。」
学校の屋上、友希那を呼び出した俺は包装紙に包まれた1つの箱を彼女に手渡す。それを受け取った友希那は「開けてもかしら?」と聞いてきたのでおれは黙って頷く。友希那が丁寧に包装紙を剥がし、箱を開けると…
「ネックレス…?」
真ん中に紫の小さな宝石が入ったネックレスがそこにあった。頑張ってバイトして買いました。因みに声には出さないけどこれでバイト代2ヶ月分飛びましたねハイ。
そのネックレスを手に取ると、そのまま彼女は自分の首にネックレスを取り付けた。
「……似合ってるよ。」
「そうかしら?」
「……友希那、誕生日おめでとう。」
「ええ、ありがとう。」
その時の彼女の笑顔は、胸のネックレスの輝きよりも美しいものだった。
今回、ツンデレをイメージしながら書いたはずが友希那さん、何故か拗ねちゃった子になったんですが…何で?そんでもってこれ大丈夫なの?
それはともかく友希那さんお誕生日おめでとうございます!友希那さんはバンドリ始めて最初に出た☆4のキャラだったので結構思い入れは深いです。後どういうわけか一番☆4が多いキャラでもあるんですよね。
これからも頂点へ狂い咲いてください!
あ、それと余談ですが2つほど。
まず1つ目はリクエストについてですが、活動報告にリクエスト募集場所を設置しましたので今後はそちらにお願いします。
2つ目は設定についてです。殆どの読者様はご理解頂けてるとは思いますが、こちらの短編集はそのストーリーごとに色々と設定が変わってます。それ故にそれがいまいち伝わらずに「ん?」ってなる場合もあるかもしれないので、オリ主+その話での原作キャラの設定を毎回前書きで書くべきか悩んでるのですがどうした方がいいかアンケートをとろうと思います。良ければご協力ください。
それでは今後ともよろしくお願いします。
@kanata_kizuna
前書きにその話ごとの設定書いた方がいいですか?
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いる
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いらない