着ぐるみ分の距離   作:(「・ω・)「伊咲濤

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どもども、伊咲濤で~御座います!

なんか忘れそうだったのでフライングします!


御託はここまで!本編へどうぞ!


息が抜けない息抜き
#間隔1 正体見たりてかわいいな


~亮side~

 

 

今日は何の日か知っているだろうか、そう!今日はハロウィンだ、仮装をして定例文を言うとご褒美(お菓子)がもらえるありがたいビッグイベントだ、実をいうと僕はお菓子が好きだ、だけどこの歳になるとこういう行事に対して牽制しがちになっちゃうんだよねぇ…つまり何を言いたいかって?

 

 

「まりなさん、俺この歳になって仮装とかそこそこ恥ずかしいんですけど…」

「まぁまぁ、毎年恒例だからあきらめてねー」

魔女みたいな三角帽かぶったまりなさんに諫められた

 

 

「まりなさんはいいですよ帽子だけなので、僕なんて道化師ですよ!しかも全身、どこにあったんですか…」

「前にここで勤めていたバイトの子が作ったんだよー、すごい出来だよねー、しかも結構ホラーテイストに作られてて怖いよねー」

「他人事ですね…こっちは今日来たと思ったらいきなり渡されて着さされた俺の気持ちにもなってくださいよ」

「いいじゃないのー、結構似合ってるんだからー」

「全然うれしくない誉め言葉をありがとうございます」

「大丈夫大丈夫!今日のライブのコンセプトが”お化けだらけのパーティー”だからキャストも観客も仮装してるから」

「それはパンフ見たら十二分に伝わってますから、問題はそこじゃないんですって」

くそっ、この人微妙に論点ずらしてくる

 

 

「はぁ、もうこの服装のことはいいです、そんなことより今日の出演者はどこですか?」

「今日はねー…ポピパとハロハピかなー」

「なん…ですって?」

つまり今日はいつもかわいいミッシェルのかわいい仮装姿が見れるということか

 

 

「まりなさん、なんだかすごくやる気が出てきました」

「うん、理由もわかるしいつもしっかり仕事してるからそこはいいんだけど…なんだか不純なんだよなぁ、しかも自覚がないから余計に質が悪い」

ひどい言われようだなぁ、好きなもののために頑張るのは当たり前のことだと思うんだけどなぁ

 

 

「それで、ライブは予定通り一時間半後で大丈夫ですか?」

「うん、出演者は30分後、お客さんは一時間後に入る予定だからそれまでに掃除と装飾の最終点検、ドリンクバーの在庫チェックをしてそれが終わったらっしばらく休憩してて大丈夫だからね」

「わかりました、とりあえず速攻終わらしてあの子が来るの待ってますね」

「…はじめてきたときはすごくまじめそうで好青年だなって思ってたけど、いや今も仕事はまじめだし好青年なんだけどいかんせん暴走するとなぁ、今日もそうならなければいいんだけどね…」

まりなさんの予言は僕に届かず、天にも届かないのだった

 

 

~美咲side inミッシェル~

 

 

「この季節になってくるとちょうどいいあったかさになるんだよねぇ」

今日も今日とてあたしはミッシェルの中にいる、最初は着て動くのもつらかったのだが今となっては体の一部並みに動かせるようになった、のだが…

 

 

「今日はまたすごい装飾だなぁ」

実はミッシェル、イベントごとにいろんな服になる、今回はジャックオーランタンみたいなカッコになっていた、毎回思うんだけどミッシェルの服ってどうやって着せてるんだ?

 

 

「ミッシェル~用意はできたかしら?」

「ちょっと待ってねこころちゃん、いまいくよ~」

っとこころに呼ばれたしそろそろいきますかー

 

 

「お待たせこころちゃん」

「いいえ!全然待ってないわ!さぁ行きましょ?」

もうすでに暴れたくてわくわくしてらっしゃる…

 

 

「今日は何事もなく平和にいきたいなぁ」

この言葉はだれにも届くことなく、天にも届かないのだった…

 

 

~亮side ofピエロ~(謎テンションnow)

 

仕事は滞りなく終わらした、それはもう漏れも穴もなく完璧に、なんでそこまでしたのはこの後来るエデンへ踏み入れるための儀式でもあるのだ

 

 

「まりなさん、もうすぐ来るんですよね?」

「うん、そのはずだけど…なんでそんなテンション高いの?」

まりなさんがわかりきったことを僕に聞いてくる

 

 

「えっ?それはですね…[ガチャン!]「お邪魔するわよ!」こういうことです」

「ちょっとこころ、いそがなくても大丈夫だよー集合時間までまだ少しあるし…あっ」

僕の愛しい熊と目が合った

 

 

「ミッシェル今日のコスチュームもかわいいね!抱き着いてもいいですか?」

「もう抱き着いてるじゃん///ちょっ、ちょっと確かに了承得たら抱き着いてもいいといったけど聞きながら抱き着いてくるのは了承を得たとは言わないなぁ…だから一回離れて?」

「やだ!もっとこのモフモフフワフワでいい匂いの君を楽しむんだ!」

「その言い方ちょっとやめてほしいなぁ///…まりなさんたすけてぇ」

僕がミッシェルを堪能しているとついに少し涙声になったミッシェルがまりなさんに助けを求めた

 

 

「うーん、でも亮君みさk…ミッシェルをモフるためにすごく精力的に働いてくれたからなぁ…うん、今回は亮君の側につきます」

「そんなぁ、こころぉ」

まりなさんは珍しく僕の味方をしてくれている、そしてミッシェルが助けを求めてる間ずっと僕はもふってる、相変わらずいい毛並みだなぁ

 

 

「亮!いい笑顔ね!やっぱり笑顔が一番大事だわ!」

「そうだ、この子は笑顔の味方だった…どうしよう、だれか、誰か助けてぇ…」

後に10分後、そこには喜色満面のピエロと泣き崩れた女子みたいになった熊がM原さんによって発見された、M原さん曰く「ふえぇ…」だったそうです

 

 

~美咲side inミッシェル~

 

さっきはひどい目にあった、結局花音さんが助けてくれたからよかったけど、止めなかったらどこまでやるつもりだったの…まぁ気にしても仕方ない、この仕返しはいつかするとして、今はライブのことを考えよう

 

 

「美咲ちゃん、大丈夫だった?」

「はい、一応は…そんなことより花音さんは準備できましたか?」

「うん、私はもうアップもすまして完璧だよ!」

花音さんは相変わらずか弱そうに見えて芯が強いんだよなぁ

 

 

「さぁ皆!準備はできたかしら!」

「さて、花音さん、こころも読んでいることですし、いきましょう?」

「うん!頑張ろうね美咲ちゃん!」




いつもの謝辞を…いつも見てくださる皆様、感想をくださる方誠にありがとうございます!つたない文脈ではありますが、少しでも楽しんで見てくだされば幸いでございます!


ではでは、次話次話次話も楽しんでくれると嬉しいな!

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