この素晴らしい世界に祝福を!ー孤独の放浪者ー   作:KIA_E-Iva119

11 / 21
第11話「首無し鎧との戦い(後編)」

ーこの素晴らしい世界に祝福を!ー

             ー孤独の放浪者ー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

……ン

 

…レ…ン…っ

 

…アレンっ!!

 

アレン「…っ!ガハッ…ゴホッ…」

 

アクア「良かった!今回復魔法かけてるからじっとしてちょうだい!」

 

アレン「…くっ…状況…はっ」

 

アクア「今カズマが抑えてくれているわ」

 

どこにいるのか辺りを探すと…

 

カズマ「クリエイトウォーター!!」

 

ベルディア「だからなんのつもりだ!!小僧!!」

 

カズマ「水だあぁあああっ!!」

 

カズマの掛け声によって後ろにいた魔道士らが魔法を唱え、放つ

 

…「「「クリエイトウォーターっ!!」」」

 

何故…水を…

 

ベルディア「やめろっ!そんな攻撃なんぞにっ!!」

 

…ただの水で何故かわす必要が…?

 

そうか…あいつは水が弱点なのか

 

しかし水が弱点でも、その後はどうするつもりだ

 

アレン「…ぐぁっ」

 

アクア「っ!?まだ動いちゃダメよ!」

 

アレン「いや…今動かなければいずれ彼らの魔力が尽きてしまう…その前、にっ」

 

ヴゥ…ッヴヴ…ッヴゥーンッ…

 

…左手はもう駄目だが、なに…腕一本あれば…

 

十分だ

 

このままではあいつの動きを封じることが出来ん、使ってみるか…

 

アレン「…オーバードライヴシステム、作動」

 

ー『オーバードライヴシステム作動』ー

 

一定時間、身体能力ヲ大幅ニ向上シマス

 

⚠︎注意、不具合ガ生ジル危険性ガアリマス!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

カズマ「当たれ!当たれ!くそっ魔力が尽きちまう!!」

 

…「アイツに水さえ当てれば、いいのだな…?」

 

カズマ「え、そうだけど…っ!?アレン!?

お前まだ動いたらダメだろ!確かアクアに回復魔法を…」

 

アレン「回復魔法に時間をかければ…先に君らの魔力が尽きるのが早い、だったらアイツの動きさえ…封じ込めればいい…っ」

 

カズマ「ア、アレン…お前、片腕動かないのか?それに…」

 

アレンの装備の所々の切れ目から赤く光っていて、そこから蒸気のようなものが出ている

 

誰からどう見ても異常に見えるのが分かる

 

カズマ「無茶するな!」

 

アレン「無茶…しなければ、今やらなくてどうする…っ」

 

そう言うとアレンは有り得ない素早さで、デュラハンに向かっていく

 

カズマ「あっ!ちょっ!!」

 

ああもう分かったよ!!後でしっかり治療させてやるからな!!

 

カズマ「アレンがデュラハンを足止めする!その間に水を当てろ!!」

 

…「分かったわ!」

 

…「了解!!」

 

アクア「なになに?アレンは危ない所なのに水遊びしてるの?馬鹿なの?」

 

カズマ「ちっがうわ!アイツ水が弱点なんだよ!」

 

アクア「水ね!大洪水クラスの水を放つことも出来るけど!!」

 

カズマ「待てっ!それやったらアレンや俺達も巻き添えになる!!」

 

アクア「あぁもう!分かったわよ!少し強力な水を当てればいいのね!!水の女神の力、見せてやるんだから!!」

 

カズマ「あぁ!頼むぞ!」

 

アレンがあいつを封じ込んで、弱った隙にアレンを救出する!!

 

カズマ「おぉおお!クリエイトウォーター!!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

アレン「フーッ…フゥ…っ」

 

ベルディア「ちょ!貴様らっ!!

ん?お前…その体でまだ俺に立ち向かうというのか」

 

アレン「いいや…こうするまでだ!」

 

俺は…ベルディアの背後に回り、飛び付いて地面に抑える

 

ベルディア「なっ何ぃ!??貴様っ!!さっきとは様子が違うな!何をした!!」

 

アレン「どうも…っしてないさ…っ!」

 

そして俺はカズマに

 

アレン「今だっ!!やれっ!!」

 

カズマ「よし今だ!!クリエイトウォーター!!」

 

アクア「セイクリッド!!やや抑え目の♪クリエイトウォーターッ!!!」

 

…「「「クリエイトウォーター!!!」」」

 

ベルディア「なっみ、水がぁあ!!!あぁあああっ!!」

 

一斉に水がこちらに放たれる

 

俺が最後に覚えているのは、水に飲み込まれる寸前までベルディアの悲鳴が聞こえていたという事だ

 

 

……

 

………

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー街のとある建物の部屋にてー

 

…チュン

 

……チュン…チュン

 

…ここは、何処だ…

 

あの後、どうなったんだ…

 

む…右手に誰かに握られている、少し体を起こしそちらを見ると

 

めぐみんが寝ていた…よく目のあたりを見れば涙を流した跡がある

 

…まだ、関わって間もないというのに何故涙を流す必要がある…

 

コンコンっと、扉をノックする音が聞こえた

 

アレン「…どうぞ」

 

ガチャっと扉を開け、そこにいたのは…

 

カズマ「おっ!アレン!!起きたのな!!」

 

アクア「目が覚めたのね!!全く…心配させるんじゃないわよ!」

 

ダクネス「失礼するぞ、身体の具合はどうだ?」

 

アレン「…君こそ大丈夫か」

 

ダクネス「私はクルセイダーだから人並みより身体は丈夫なんだ…ってまさか身体が丈夫という理由でこの私を…っ!?流石にそこまで丈夫に出来ていないから優しめに…っ」

 

カズマ「(駄目だこいつ…)んっん!悪いな、こういう奴なんだ…」

 

アレン「いや、大丈夫だ」

 

アクア「身体の怪我とか…もう痛くない?」

 

アレン「全くないと言えば嘘になるが…あの時よりはマシになった」

 

アクア「そっ…良かったわ、ゆっくり治す事ね!」

 

カズマ「そうだな…っと差し入れ持ってきたんだ、ほらリンゴとバナナだ」

 

アレン「…この世界にこんな果物あるのだな…」

 

カズマ「おうよ、割とそこらの市場で買えるぜ」

 

アレン「…すまないな」

 

めぐみん「ウゥーン…」

 

アレン「…」

 

カズマ「…あの後、アレンは重症負って気を失ったんだ

それからというもの、めぐみんはずっと動く事が出来ないままアレンを助ける事が出来なくて後悔してるのさ」

 

アレン「まぁ…1発放つのに魔力が無くなるのと身体が動かなくなるまで体力を使うからな

だが、気負う事は無い

俺が戦闘についてあまり経験が無かったからだ」

 

カズマ「…そっか、まぁめぐみん起きたら慰めてやってくれよ、アレンが言えばめぐみん納得するだろうから」

 

アレン「了解した」

 

カズマ「んじゃ、俺達ギルドに用があるから

失礼するな…その、ありがとうな

あれが無かったらデュラハン倒せなかったと思う」

 

アクア「私の浄化魔法が無かったら今頃ここにいないわよ、感謝しなさいな」

 

カズマ「お前なー…」

 

ダクネス「まぁまぁ…私からも礼を言わせてもらおう、ありがとうな」

 

アレン「…あぁ」

 

俺とめぐみんをこの部屋に残して、彼らはギルドに向かった

 

…明 日には恐らくもう動けるだろうから、今は休むとしよう…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次回part12「古き友人と再会」

 




首無し鎧との戦い、ついに決着!
主人公は瀕死になりながらも装備に内蔵されているシステムを作動させます!!
やっぱこういうのは王道だと思います(主人公が何かしらの超凄いパワーっていうやつ)
けど、こう無双ばかりだと話的につまらなくなる…ので
無双させないあくまでも策略的に攻めていくのがこの主人公らしい物語にしようと思っています

以上キア_エイヴァ119からでしたー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。