この素晴らしい世界に祝福を!ー孤独の放浪者ー   作:KIA_E-Iva119

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第12話「古き友人と再会」

ーこの素晴らしい世界に祝福を!ー

             ー孤独の放浪者ー

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ー街のとある建物の部屋にてー

 

次の日

 

あの後、めぐみんは起きて…

 

めぐみん「私…私はアレンがもし死んだらと思うと悲しいんです…っ!あの時何も出来ない自分が悔しくて…っ」

 

アレン「…気にするな、今こうして安心して眠れるのは君がここにいてくれただけでも、助かっている…」

 

めぐみん「本当ですか…?それなら…良かったです

あ、私カズマ達に呼ばれてるのでここで失礼しますね、ゆっくり休んで下さい」

 

アレン「あぁ」

 

そして今、体はもう動けるようにはなったが暫く寝ていた為体が訛っている

 

…少しずつ体力を戻していくか

 

その前にギルドに行かなければならんな

 

装備は部屋に隅に置かれているのを確認した

 

見てみると、所々破損箇所が酷く修理が必要だ

 

アレン「…後で拠点に持ち帰って、直すとするか」

 

 

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ーギルドにてー

 

 

ギルドの扉を開け入ると…

 

…「放浪者だ!!」

 

…「アレンが来たぞ!!」

 

…「「「おぉおおおぉおおっ!!!」」」

 

…何が起きている

 

彼らは歓喜の声を、俺の名を上げ称えられているのが分かる

 

アレン「…俺は何もしていないのだが」

 

…「何言ってんだよ、お前の戦いっぷり見せてもらったぜ」

 

…「すげぇよな、デュラハンに予想つかないような手を使うんだからよ」

 

…「本当にそれ、しかも致命傷負っていたのにも関わらずあの速さ!」

 

…まぁいいか、それよりもだ

 

アレン「すまない、デュラハン討伐に参加していた者だが」

 

受付嬢「あっ!お目覚めになられていたんですね!昨日カズマさんからは大体のこと聞きました…本当に生きてて良かったです…っ」

 

アレン「…そうか

それで報酬というのは」

 

受付嬢「あっはい!なんとデュラハンを討伐した功績により3億エリスが贈られます!」

 

…「「「おぉおおおぉーっ!!!」」」

 

…「いいなぁ!!」

 

…「おーアレン!!奢ってくれよ!!」

 

受付嬢「ただ…一つお聞きしてもよろしいですか?」

 

アレン「なんだ」

 

受付嬢「その、貴方はカズマさんのパーティーのメンバーでしょうか…?」

 

アレン「いや、俺は元から1人だ」

 

受付嬢「そうですか…それなら良かったです

実言うとカズマさんのパーティーにその…外壁を壊したことによって弁償金が求められているんです」

 

アレン「…アクアだな」

 

あの大洪水クラスの水を放てるのはアクアしかいないな

 

受付嬢「…はい、それで彼らには3億4000万エリスの借金があり、彼らの報酬金から差し引いて残り4000万エリスなのです

あ、これ個人の情報なので内緒にお願いします」

 

アレン「…それは俺が聞いてもいい話なのか」

 

受付嬢「信頼しているので」

 

アレン「…そうか、なら頼みがある」

 

受付嬢「はい?なんでしょう」

 

彼らには借りがある、返さないわけにはいかないな

 

アレン「俺の報酬金1億から、彼らの借金4000万エリスを返済、残り6000万エリスは渡してくれ」

 

受付嬢「えっ!?それでよろしいのですか!」

 

アレン「構わない、彼らには借りがある」

 

受付嬢「わ、分かりました!!カズマさんのパーティーに後々伝えさせていただきます!!

アレンさん…結構お優しい方なのですね」

 

アレン「やめてくれ…その言葉は俺には合わん」

 

受付嬢「ふふっそうですか?意外と合うかもしれないじゃないですか」

 

アレン「む…」

 

受付嬢「あ、結構な金額なので

下ろす時はギルドに来てもらわなければ出来ないのでそこの所ご了承下さい」

 

アレン「了解した、とりあえず今は40万エリス出せるか?」

 

受付嬢「はい!少々お待ち下さいませ!」

 

それでも結構な額が手に入ったものだな…

 

しかしあまり使わないでおこう、万が一の為に貯めるのが一番だ

 

受付嬢「お待たせしました、こちら40万エリスとなります」

 

アレン「あぁ、確かに受け取った

また来る」

 

受付嬢「はい!お待ちしてますね!」

 

さて…拠点に戻るとするか

 

 

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ー市場にてー

 

 

…ザワ…

 

…ザワザワ…

 

ここは人が賑わうこの街最大の市場だ

 

装備は異空間にしまっている、その為今は白シャツにカーキ色の軍用ズボンのみだ

 

もちろん貴重品等は異空間だ、盗まれたらたまったものではないからな

 

とりあえず食料を調達するとしよう…

 

人々をかき分けて進んでいく

 

そして俺はある1人の女性に目を疑う

 

…まさか、いやそんなはずは…

 

俺はその女性を追いかけ、名前を呼ぶ

 

アレン「クロエ…っ!お前なのか」

 

名前を呼ばれた事に気付いてこちらに振り向くと

 

…「え…?その声…もしかして…っ!?」

 

アレン「…久しいな」

 

クロエ「…っアレン、ここで会えるなんて思いもしなかったぜ…」

 

アレン「本当だな、まさかお前がここにいるなんてな…て事は、クロエ

お前もしかして…」

 

クロエ「…そうだよ、オレも転生者なんだ」

 

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次回part13「彼らの過去」

 

 

 




さぁさぁオリキャラ2人目!!
クロエさんの登場です!!実際リアルの友人を元にして、キャラ作成を相談してやっと今回から登場です!!
また、3人目も近々登場させる予定なのでどんなキャラか想像し楽しみに待ってて下さいね!

以上キア_エイヴァ119からでしたー

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