この素晴らしい世界に祝福を!ー孤独の放浪者ー   作:KIA_E-Iva119

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第13話「彼らの過去」

ーこの素晴らしい世界に祝福を!ー

             ー孤独の放浪者ー

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ー市場にてー

 

クロエを見つけ、人々をかき分けながら市場をまわって行く

 

アレン「ここに来てどれくらいになる…?」

 

クロエ「来てそれ程経ってない、昨日転生したんだ」

 

アレン「なるほど…となると寝床とかどうしているんだ?」

 

クロエ「とりあえず宿を借りてる、アレンはどこで寝泊まりしてるの?」

 

アレン「俺は、ここから少し歩いて木々の生えた丘の所に拠点を建てている

ただ村人に見られる訳にもいかないから、今はホログラムで隠してる」

 

クロエ「おぉ…あ、じゃあさ頼みがあるんだけど、いい?」

 

アレン「あぁ、頼み事とは…?」

 

クロエ「暫くそっちの方で寝泊まりしていいか?宿を借りて寝泊まりしているが…如何せん今の所持金じゃ足りなくて…」

 

それもそうか…来てまだ間もないからな

 

長い付き合いだ、古き友人が困っているのなら

みすみす放っておく訳にはいかない

 

アレン「構わない、テント内にあるもの使ってくれてもいいからな」

 

クロエ「助かる…で、アレンは今何してるんだ?」

 

アレン「あぁ、食糧調達だ

一昨日デュラハンと戦って負傷し、昨日は1日寝ていたからな」

 

クロエ「へぇーデュラハン…んんっ!?デュラハン!??」

 

アレン「ん?デュラハンを知らないのか?それならせつめ」

 

クロエ「いやいや知ってるよ!!

じゃあその腕の包帯は、デュラハンと戦って…」

 

アレン「…まぁな、一時瀕死になったが」

 

クロエ「…おいおい、折角の異世界に転生したんだからすぐに死ぬような事はやめてくれよ…?」

 

アレン「いや、大丈夫だ」

 

クロエ「んーそうか…」

 

このスキルの事、話した方がいいだろうな…

 

自分の命を削って、現実化させる…

 

一見便利そうではあるが、使い方を間違えればすぐに死ぬかもしれん

 

諸刃の剣のようなものだ

 

アレン「と、こんな所か

何かまだ見ていきたいものとかないか?」

 

クロエ「ん、大丈夫だ」

 

アレン「そうか、それなら拠点に行くぞ」

 

クロエ「道案内よろしくな」

 

アレン「了解」

 

買い物を済まし、クロエと共に拠点に向かう

 

そういえばこの世界に転生してきたという事は、何か特典を選んだはずだ

 

後で聞いてみるか…

 

 

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ー大型テントにてー

 

クロエ「んと、どうやらここが拠点?っぽいが入口は何処?」

 

アレン「あぁ、待ってくれ

ホログラム解除」

 

すると、そこには何も無かった場所に大型テントが現れる

 

クロエ「…まるで秘密基地みたいだな」

 

アレン「似たようなものだ

さ、入ってくれ」

 

クロエ「お邪魔します…おぉー割としっかりしているんだな」

 

アレン「割とは失礼な」

 

クロエ「いやいや、これでも褒めてるんだよ」

 

アレン「まぁいいが…」

 

アレン「寝床は一つしかない、飯食べた後もうひとつ寝床を作る」

 

クロエ「おぉそれならオレも手伝うぜ」

 

アレン「頼む」

 

なんだろうな…見知った者がいるだけでこの安らぐような気持ちは…

 

俺は安心しているのか

 

…正直分からない、だが一つ言えることは

 

クロエは俺にとって、大切な友人だ

 

こんな俺でも、友人だと言ってくれる

 

アレン「飯作るから、その間くつろいでくれ」

 

クロエ「お、有難い

なんかごめんな、アレンばかり負担かけさせて」

 

アレン「構わない、それに俺が好きでやってる事だからな」

 

クロエ「そっか」

 

市場で調達してきた食材を切り、それを順番にフライパンで焼いていく

 

調味料を足して、食材を宙にあげる

 

アレン「ふ…っ!」

 

クロエ「ほほぉ、ちょっと上手くなってきたんじゃないか?」

 

アレン「まだまだだな、というより何故上から目線なんだ…」

 

クロエ「はははっ、悪ぃ悪ぃ」

 

アレン「ほら、出来たぞ」

 

出来たものは、あの世界でいう炒飯だ

 

ただこの世界の食材をあまり把握していない為

 

少しクセのある炒飯だが、まぁ…多分不味くはないと思う

 

クロエ「炒飯か!久々だなぁ」

 

アレン「ただ少しクセのある炒飯だから、あまり期待はするなよ」

 

クロエ「美味しけりゃなんでもいいさ、ほら

水」

 

アレン「ありがとう、それじゃ…」

 

アレン、クロエ「「いただきます」」

 

クロエ「…ふむふむ、おっ美味しいな!」

 

アレン「喜んで何よりだ、少し油入れ過ぎた感があるがな」

 

クロエ「オレは全然大丈夫、いけるいける」

 

アレン「そうか」

 

…こうして誰かと食事するのは、久しぶりだな

 

暫くは誰とも食事をせず1人で食べていたからな

 

それから食事を済まし、少し時間をおいて

 

寝床の製作に入った

 

アレン「ドライバーを」

 

クロエ「あいよ…っとこれ」

 

アレン「あぁ」

 

クロエ「…その、さ

前の世界で何があったんだ」

 

アレン「前の世界でって…つまりそれは」

 

クロエ「…死んだ理由さ」

 

アレン「…」

 

クロエ「まぁ無理に言わなくてもいいけどな」

 

アレン「…大型車両に轢かれて死んだ」

 

クロエ「…そっか

生活の方は…どうだった」

 

アレン「…ほぼ全体的にダメだったな

人間関係上手くいかない、仕事が出来る出来ないにも関わらずほとんどの仕事を任される」

 

クロエ「…」

 

アレン「それに何度も人を信じ裏切られる、それはもう分かっていた

だが心から信頼していた人から裏切られるのは…流石に堪えるな」

 

クロエ「…そうか

ごめんな、会いにいけなくて」

 

アレン「いや、いいんだ…それにクロエが謝る事ではない」

 

クロエ「ん…オレは、オレが前の世界で死んだ理由は…」

 

アレン「…あぁ」

 

クロエ「俺が傭兵をやっているのを覚えているよな」

 

アレン「覚えている」

 

クロエ「オレが務めているチームにある依頼が来たんだ、その依頼は重要人物を護衛する内容だった…」

 

アレン「ふむ…」

 

クロエ「もちろん護衛だから完全武装でその依頼を受け、重要人物を目的地まで送った…けど突然仲間が撃たれ、何が起きているか分からず混乱していた」

 

アレン「奇襲…だったのか」

 

クロエ「違う…オレは見たんだ重要人物が仲間を撃ち殺していくのを…オレはやられたフリをし隙を見て、持っていた手榴弾を自分ごとソイツと爆破した…」

 

アレン「お前…」

 

クロエ「…なんか、長々とゴメンなっ!」

 

クロエの方を見ると…涙を流していた

 

この世界に来てずっと我慢をしていたのだろう…

 

クロエ「でも、アレンがいるって分かったらなんか安心した…

君まで失ったら、オレは…この世界でどうしたらいいか分からなくなる」

 

アレン「…心配せずとも、俺は…すぐに死なん

ただ俺の持つスキルが少し厄介でな…」

 

クロエは涙を拭き、スキルの事を問いにくる

 

クロエ「厄介って、どういう事だ…?」

 

アレン「少し長くなる、まずは寝床を完成させてからだ」

 

クロエは頷き、寝床の製作を再開させた

 

完成して、スキルの事を話し始めたのは日付が変わってからだった

 

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次回part14「冬の到来」

 




最近体調悪いのか悪くないのか体は正直に答えてくれません…
時に投稿する予定がズレる事があるので、そこの所はごめんなさい…((

ですが!ストーリーの方は投稿してる分より先に書いているので少し余裕があります
ん?それだったら先書いてる分全部投稿したらいいって?
それだと楽しみがなくなるだるろぉおお(泣)

…やっぱ風邪なのかなぁ?

以上キア_エイヴァ119からでしたー
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