提督が鎮守府より“出撃”しました。これより艦隊の指揮に入りま………え? 作:夏夜月怪像
本作はあくまで二次創作という名のフィクションです。
今回は、これまでに無いくらい原作を無視した作りになっているかもなので、ご容赦下さいませませm(_ _;)m
29話 : 喫茶店のマスターは提督
都内某所に設置された、牧歌的な雰囲気を持つ海軍基地《鎮守府喫茶ハカランダ》。
海から少し離れた立地であるが、とある大企業の支援により、海域へと直接出撃できる専用のラインが工廠内に設けられた為、艦娘への負担はそれほど重くはない。
何より、艦娘への扱いが非人道的なブラック鎮守府やブラック提督の話が絶えないこの時世にあって、当鎮守府の提督は艦娘のみならず、妖精たちからの評判も良好だった。
というのも、鎮守府“喫茶”と掲げているだけあって、任務や執務をこなす以外の時間は
「いらっしゃいませー!」
「……いらっしゃい」
一般市民も気軽に来店できる、純然たる『喫茶店』ハカランダとして運営していたのである。
「提督ー!…じゃなかった、“マスター”!ハカランダ・オリジナルブレンドとバナナクレープ2つお願いしまーす!」
「了解」
「おや、お兄さんがマスター?顔を見るのは初めてだけど、随分と若いねぇ!」
「…よく、言われます」
入店してきた男性に話しかけられ、はにかむ店長兼提督。
「名前、何ていうんだい?マスターって呼び方じゃちょいと堅苦しいし、よかったら教えてよ?」
男性の気さくな笑顔に促されるようにして、提督は応えた。
「
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「ありがとうございましたー!」
「ごちそうさまー!」
「また来るよー!」
この日も、ハカランダは鎮守府本来の機能よりも喫茶店としての役割の方に傾き、始や艦娘たちは多忙な一日を過ごした。
「司令官、ただいま遠征……じゃなかった、買い出し完了しましたー」
「おかえり、白雪。初雪や
食材やストローなどの買い出しから戻った、艦娘の白雪、初雪、陽炎を労う始。
「良いのいーの、買い出しも司令官からの立派な任務だし?」
「私だって、買い出しくらい出来るし……」
「そうだな。初雪だって、ちゃんと仕事出来るのはみんな解っているさ」
普段、周りと比べるとのんびり屋な雰囲気が強い初雪の頭を優しく撫でると、初雪は「むふーっ」と満足げに微笑むのだった。
「すみません……提督、ちょっとよろしいですか?」
すると、秘書艦である
「鳥海。――どうしたんだ?」
「提督にアトリエに来て欲しいと、秋雲ちゃんが。とんでもないモノを撮ってしまったとの事で……何やらひどく慌てて…というか、怯えている様子でした」
鳥海の心配そうな様子に、始もこれは尋常ではないなと直感。
承知すると、片付けと夕飯の支度を白雪たちに任せ、始は店内……もとい鎮守府の地下に設けられた写真機材等を置いているアトリエに向かった。
そこには、明るい茶髪をサイドテールに結わえた少女・艦娘《秋雲》が待っていた。
「あっ…提督……」
「すまん、待たせたな」
「ううん、そんな事無いよ!むしろ、こっちの心の準備が済むよりも早かったぐらい……って、んな事はどぉでもいいや……!」
「落ち着け……らしくないぞ?―――たしか今日は、石ノ森に新しい提督が来て、《六本脚鎮守府》の艦隊と初演習をするんだったよな?それの風景画を描きたい、との事で、単独での外出を許可した訳だが……」
「ぅん……その帰りに、ね?えらいなモンを見ちゃったんだ……あたし……」
秋雲がそう言って、始に差し出したのは、数枚の写真。
「…これは………」
それは、明らかにこの世のモノではない異形の姿を捉えた物ばかりだった。
そんな写真の中に、始の目に留まったものがあった。
「
それは、魚のような特徴を持った怪物に向かって殴りかかる一人の男が、
ハイ、まったくの別物感バリクソですよね(^_^;)
今回のパートはちゃんと出来るのか……
どうか、生暖かく見守ってやって下さいm(_ _;)m