提督が鎮守府より“出撃”しました。これより艦隊の指揮に入りま………え? 作:夏夜月怪像
街を泣かせる悪党を懲らしめるべく、ハーフボイルド探偵が仕掛けます!!
※長いこと間を空けてしまい、申し訳ありません!
『
「………ビンゴだ、相棒!謎は全て解かれた!!」
『ホントか!?』
「ああ。今回の事件の黒幕、そして犯人が用いたメモリは―――」
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風都市内の一区、
そこに建つ、一軒の手相占い屋へと翔太郎は訪れた。
ちなみに、この時も望月が同伴していた。
ベルを鳴らした後、鼻を摘んで声を変えながら呼びかける翔太郎。
「ごめんくださーい。郵便で〜す」
「どうぞ〜」という返事から、翔太郎たちはドアを開ける。
奥から小太りの中年男性が現れ、翔太郎らの顔を見る。
すると、翔太郎は開口一番。店主と思しき男性にこう呼びかけた。
「せっかくの人気店だってのに、本業は休んでばっかりかい?そんなにホームページのチェックが忙しいかよ……
「いや・・・《コネクション・ドーパント》!!」
中年男性こと張田の『裏の顔』、そして彼が所有しているガイアメモリの名を投げかけた瞬間。張田の表情が驚愕したものに一変する。
「なっ……何の話ですっ!?」
何を言い出すんだといった様子で抗議しようとする張田に、望月がファイルを突きつけた。
「はーい、これはアンタが掲載してるホームページの、今朝までの記録ね。言っとくけど、捏造だとか言いがかりつけるのは無駄だかんね?お巡りさんにも、ちゃ〜んと見てもらったから」
「そ、それこそ捏造じゃないのか!?確かに、わたしゃホームページも開設してはいるが……」
「だが!アンタのホームページに寄せられた『喜びの声』と、別の掲示板に書き込まれた『被害者の訴え』の内容が、時間的にも違和感が無いんだよ。それこそ、
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―――事件の捜査が難航していた時。望月が何気なく口にした「結び目」というワード。
この一言が、翔太郎たちの大きな助けとなった。
「やったよ、翔太郎!!津島狩幹夫と水面川ゆかり達を結びつけている原因は、確かに磁力だが、磁石その物ではなかった!怪現象の原因とメモリの存在を関連付けることに拘り過ぎた為に、僕たちは肝心な本質を見落としていたんだ!!」
興奮混じりに解説するフィリップの声を受話器越しに聞いていた翔太郎達だったが、一部の艦娘は、フィリップの普段とのあまりの違いに戸惑いを隠せずに居た。瑞鶴と摩耶に至っては、若干引いていた。
「……それで、だ。メモリの正体は分かったのか?相棒」
どうにかフィリップを落ち着かせ、本題に戻す翔太郎。
「ああ、すまない。久しぶりに、ちょっと興奮してしまった」
今でも時々、漣さえ引くほどのテンションの上げっぷりを見せてくれるんだが……と内心苦笑いしつつ、翔太郎達は改めて耳を傾けた。
『コネクション』―――『結合の記憶』を内包したガイアメモリは、磁石同士や金属同士といった無機物のみならず、有機物同士や、磁石と非磁石による接合・分離をも自在に操るという。
「これが、磁気を操るだけのメモリなら良かったんだが……結合という事は、対象物が磁石である必要は無い訳だ」
「と、言いますと?」
フィリップの指摘に対し、首を傾げる漣であったが、そこへ瑞鶴がフォローしてくれた。
「要するに、何かしらの物を繋ぎ合わせる部品とかを好きに出来ちゃうって事よ。例えば、ビルの鉄骨を繋ぎ合わせるボルトとか……」
「ふげぇえっ!?そそ、そしたらメッチャクチャやばいじゃん!!翔太郎くん、フィリップくん!!」
「落ち着け、亜樹子!!幸い……なんて言いたかねえが、現在のドーパントの行動は、あくまで人と人を無理矢理引っ付き合わせる事に留まってる!巣穴から引っ張り出すチャンスがあるとしたら、今のうちだな……!!」
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「……これでも、まだシラを切るつもりか?」
翔太郎の問いかけに、黙り込んでしまった張田。
………しかし、突然笑い出した。
「クッ…クヒヒヒ……。そんな事を確認しに、わざわざ足を運んできたのかい?」
「なに……」
「ッ!?提督!!避けてッ!!」
望月が違和感を察知、翔太郎を逃がそうと動いたが、一歩遅かった。
『コネクション!』
次回、後半に突入なるか!?
そして、この悪党を倒すことは出来るのか!!?
「これで決まりだ!!」