なお、不定期投稿です。
はじめまして、俺はfgoの世界に転生したモブだ。
神様なんかにも会わなかったからチートもないただのモブ。唯一の救いと言っていいのか分からないが、一応魔術師の家庭に生まれた。
うちの家系は魔術師と言っても根源を目指すことに熱心ではなく普通に育ててもらった。
一応前世と同じ日本人として生まれてきたので生活に不便はなかった。
さて、今どこにいるかというと、そうカルデアだ。
最初にfgoだと気づいたのは高校で主人公、藤丸立香が居たことだ。
俺は前世と変わらずオタクをしていたので会話はほとんど無かった。しかし、遠目から見ても常に周りに人がいる陽キャオブ陽キャだった。
そんな俺がカルデアに何故居るのかと言われたら何のひねりもない答えだが主人公と同じ数合わせのための人員としてスカウトされたということだ。この時点で出来るだけ物語に変化がないよう物語に関わらずに生き残ろうと決意した。
自己紹介はこんなところにして、今どうなっているのか話そう。俺はそう、特異点F冬木の街にいる。
辺り一面は真っ赤な炎に包まれていて近くには竜骨兵がいた。さてと、終わったな。
人生終了のお知らせだ。サーヴァントなし、一応戦闘に使える魔術はあるがそのうち魔力が切れて終わりだ。
とりあえずカルデアから通信が来るまで生き残ろう。それが今一番の目標だな。
「さて、とりあえずは安全そうな場所に移動するか。」
そう呟き歩き出そうとした直後、
「もしもし誠君かい?こちらカルデア管制室だ、聞こえたら返事をしてくれ!?」
タイミングが良いのか悪いのか。
「聞こえてるよ、そっちは無事かロマン?」
「全然無事じゃないさ。それより君以外にもそっちにマシュと立香君がいる。そこから1キロ先の霊脈地に向かってくれ。」
「わかった、急いで向かう。」
さてと、なんとかなりそうだ。
本当に良かった。
「おっ アレッぽいな。」
やっと見つけた。少し迷ったがなんとかなってよかった。
「先輩、誠さんがいらっしゃいました。」
「どうも、初めまして、藤丸立香です。」
「敬語じゃなくていいさ、俺は高橋誠。キミと同じ日本人だ。」
「挨拶もそこら辺にして。まだやることがあるんだから。」
オルガマリー所長だ。
「その事は僕から説明するよ。二人にはサーヴァントを召喚してもらう。マシュの盾を触媒にして、縁召喚になるが頑張ってくれよ二人とも。」
とうとうだ、とうとう俺のサーヴァントを召喚出来る。贅沢は言わない。意思疎通が出来れば良いんだ。
「俺から召喚します。」
さあ、どんなサーヴァントだ!意思疎通が出来れば良い!
「あー……あ? はいはい、アサシンの刑部姫でーす。ね、もう帰っていいかな? ダメ?」
「えっ、だっダメです。」
「あっそう。」
おっきーだ!やったぜ!引きこもりバンザイ!