しかし文明の進歩とともに魔法はいつしか忘れ去られた。
時は流れ、現代。
科学では解明できない恐怖を魔法で斬り払う一人の男がいた。
日食の日に行われたファントムを生み出す謎の儀式、「サバト」の生き残りである彼は、魔法を操る力を手に入れ、人々の希望を守るために戦う。
魔法使いウィザードとして。
第1幕 希望の魔法使い
??「ん〜……美味いんだけど、ちょっと硬いなぁ……」
プレーンシュガーを食べている青年。
するとそこに、赤い小さな鳥?のようなものが飛んでくる。
??「お、見つけたのかガルーダ」
??「しょーがない…コレは、お預けだな。」
ドーナツが入っている袋に戻す
そして、右手にはめている指輪を、手の様な形をしている自身のベルトにかざす。
『コネクト・プリーズ』
横に魔法陣が現れ、そこに手を突っ込むと、バイクが出てくる。
??「案内よろしく。」
バイクに乗り、走り出す
【場所は変わり、ボロボロになったコンサート会場】
巨大な槍の様なものを構えた女性は、
青髪の女性に対し、
??「行くよ、翼!」
それに対し、青髪の女性は、
翼「あぁ、奏!!」
と、刀のようなものを構える。
翼「やぁッ!!!」
『逆羅刹』
逆立ちと同時に横回転し、
展開した脚部のブレードで周囲を切り裂く。
奏「はぁッ!!!」
『STARDUST∞FOTON』
大量のノイズを吹き飛ばして行く。
息のあったコンビネーションで、2人は大量のノイズを蹴散らしていく。
少女「あれは………ぇ」
観客席から見つめる、
1人の少女。
まず奏が複数のノイズを蹴散らし、
そして翼がその隙にノイズの背後に回り込み、切り裂く。
そして奏が構え直した時、
奏「っ………時限式はここまでかよ……ッ」
その瞬間ノイズの攻撃により、
何とか防ぐが、吹き飛んでしまう。
奏「っ………はぁ……はぁ……」
少女「ぁっ……キャッ!?」
観客席が崩れる。
奏「っ!!!?」
少女「ぅ………痛っ………」
そして、
その少女目掛けて複数のノイズが向かってくる
少女「っ!!」
もうダメだと目を閉じた瞬間、
奏「っらぁ!!!」
そのノイズ達を切り裂く。
必死にその少女を守る奏、
奏「ッ…」パキッ
ギアにヒビが入る。
その時―――。
少女に何かが刺さり、大量の血を流す。
そのまま吹き飛び、壁に打ち付けられ倒れる。
奏「おいッ!死ぬな!!!」
その少女の元に駆け寄る。
奏「目を開けてくれ!生きるのを諦めるなッ!!」
必死にその少女に呼びかける。
少女「ぁ………」
その言葉に応えるかのように、
薄らとだが目を開ける。
奏はそれを見て、少し微笑む。
そして自身の槍を掴む。
奏「いつか……心と体…」
立ち上がり、
奏「全部空っぽにして、思いっきり歌いたかったんだよな……」
ノイズ達の方へ…
翼「かな、で……?」
(まさか…)
奏「今日はこんなに沢山の奴が聴いてくれるんだ……」
一歩、
また一歩と足を踏み出す
奏「だからアタシも…」
槍を上に構える。
奏「出し惜しみ無しで行く…」
構えた槍にはヒビが入っている。
奏「とっておきをくれてやるッ。」
奏「――絶唱」
その横顔は涙を流している。
奏「Gatrandis babel ziggurat――」
(もっと…翼や、皆と居たかったな――)
意識が朦朧としている少女、
「歌が……聴こえる……」
翼「いけない奏ぇ!!歌ってはダメぇええ!!!!」
(誰か…誰でもいい……お願い…奏を助けてッ!!)
??「――させるかよ。」
―――その瞬間、何者かの弾丸によって、奏の周囲のノイズが消滅していく。
奏「…!」
翼「!!」
少女「………?」
バイクに乗った青年が、
銃の様なものを構えている。
??「ふぃ〜…間に合ったかな?」
バイクから降りる。
少女の近くに行き、
??「良く頑張ったな…」
少し頭を撫で、
1つの指輪の様なものを指にはめる。
??「約束する、俺がお前の最後の希望だ。」
自身のベルトにその指輪をかざす
『リカバー・プリーズ』
大まかな傷(擦り傷など)が治っていき、
少女は安心したように眠る。
翼「あ、な…たは……?」
??「ん?俺?俺は操真晴人、仮面……あー…お節介な魔法使いさ。」
翼「魔法…使い……?」
晴人「そ…希望の、な。」
奏の元に行き、
晴人「あ、君も大丈夫?」
奏「あ、あぁ……」
晴人「とりあえず、ちょっとごめんね」
奏の指にも先程と同じ指輪をはめ、ベルトにかざす
『リカバー・プリーズ』
同じように傷や、時限式による負荷も軽減される。
奏「っ!か、身体が楽になった!?」
晴人「ふぅ、良かった…後は、アレを片付ければ終わりかな…」
ノイズ達を見る。
翼「む、無茶です!ノイズを倒せるのは私達だけです!」
晴人は少し微笑むと、
晴人「それはどうかな?」
右手の指輪をベルトにかざす、
『ドライバー・オン』
銀色のドライバーが出現する。
翼「……?」
奏「それは……?」
晴人「希望の力さ」
ドライバーの横のパーツをスライドさせる。
『シャバドゥビ・タッチ・ヘンシン!シャバドゥビ・タッチ・ヘンシン!』
横に付いている赤い指輪を左手にはめる。
晴人「――変身。」
ドライバーにかざす。
『フレイム・プリーズ』
左手を横にかざすと、赤い魔法陣が現れる。
奏「な、なんだ…?」
『ヒー・ヒー・ヒーヒーヒー!』
魔法陣が晴人を通過すると、姿が変わる。
ウィザード「さぁ、ショータイムだ。」
次回、魔法戦姫シンフォギア
「おい!アンタは一体…」
「なるほどね……」
『約束する、俺がお前の最後の希望だ。』
「あの人に会って、お礼が言いたいなぁ……」
「さぁ、ショータイムだ!」