今を生きる魔法使いはその輝きを両手に宿し、
「絶望」を「希望」に変える。
あれから少し経ち…
【二課】
晴人「んー……やっぱ“はんぐり〜”のじゃないとダメだな……」
ソファに座ってプレーンシュガーを食べてる
晴人「……」
(…皆……元気してるかな……)
…そういえば、今日は翼ちゃんと手合わせする約束だっけ。
それじゃ、トレーニングルームに行くか。
その時、奥から人影が、
晴人「ん……?」
その人影の方に向かう
響「…あ!晴人さん!」
晴人を見ると、元気よく手を振りながら走ってくる
晴人「あれ、響ちゃん、どーしたの?今日は特に予定が無いから寮の方に居るんじゃなかったっけ?」
響「えっと、その…今日、晴人さんと翼さんがトレーニングするって聞いて…よ、良ければ見学させて貰えたらなー…なんて……」
えへへ…、と少し苦笑いしながら
晴人「あ〜…なるほど、俺は構わないよ?」
響「ほ、ホントですか!!」
キラキラと目を輝かせてる
晴人「うん、今から行く所だし、一緒に行こっか。」
少し微笑む
響「はい!是非!!」
嬉しそうにニコッと微笑んでいる
そこから少し移動すると、トレーニングルームが見えてくる。
そしてルームの前にはそわそわした翼と、その様子をニヤニヤと眺めている奏が立っている。
晴人「翼ちゃん、おまたせ〜って、あれ?奏ちゃんも一緒なんだ。」
奏「いやー、なんか面白そうだな〜と思って、翼に無理言って参加させて貰ったんだ」
翼「……」
(むぅ……奏は兎も角、何故か立花まで…ふ、2人きりになれると思ってたのに……)
奏「わりーな、翼、2人きりになんてさせねーよ?」
ニヤニヤと翼に耳打ちする。
翼「か、奏!///」
晴人「どーしたの?2人とも」
首をぶんぶんっ、と横に振りながら
翼「い、いえ!何でもありません!!///」
翼「そ、そんな事より晴人さん、それでそろそろ手合わせの方を……」
晴人「あ、そうだね、それで…別々に手合わせする?それとも、同時に相手してもいいけど?」
奏「おいおい、いくら晴人でも2人同時なんてキツイんじゃねぇーのか?」
晴人「ん?ま、大丈夫大丈夫」
奏「そか?なら、2人で頼むぜ!晴人!」
【トレーニングルーム内】
奏「んじゃ!始めっか!」
『
翼「ええ、行きましょう」
『
2人ともシンフォギアを纏う。
ドライバーオンウィザードリングを自身のベルトにかざす
『ドライバー・オン』
すると銀色のドライバー、ウィザードライバーが出現する。
そして左手に赤色の指輪、フレイムウィザードリングをはめ、ドライバーの横のパーツをスライドさせる。
『シャバドゥビ・タッチ・ヘンシン!シャバドゥビ・タッチ・ヘンシン!』
晴人「――変身。」
ドライバーにかざす。
『フレイム・プリーズ』
左手を横にかざすと、赤い魔法陣が現れる。
『ヒー・ヒー・ヒーヒーヒー!』
魔法陣が晴人を通過すると、姿が変わる。
ウィザード「よし、じゃあやろう。」
奏「うしっ!行くぞ翼ッ!」
翼「あぁ!推して参るッ!」
奏は撃槍を、翼は剣を構え、一気に詰め寄る
翼の素早い連撃、奏の重い一振り一振りを、冷静に躱すウィザード。
響「…奏さんも翼さんも凄いけど、全て完璧に見切った上に躱す晴人さんも……す、凄い……」
奏「オラオラッ!!!躱すだけか!!ならここで一気に………っ!」
勝ちを確信したかのようにニヤリとした奏だったが、ここまで躱すだけだったウィザードが動く。
右手の指輪を付け替え、ドライバーにかざす
『ディフェンド・プリーズ』
炎の壁が奏の周りを囲む
翼「奏っ!!」
ウィザード「確かに、2人ともいいコンビネーションだけど、1人になっちゃったらどうする?翼ちゃん。」
翼「くっ……ですが、まだまだ!!」
アームドギアを構え直す
『蒼ノ一閃』
大型化させたアームドギアを振り降ろし、巨大な青いエネルギー刃を放つ。
ウィザード「ならコイツだ」
左手の指輪を付け替え、ドライバーにかざす
『ウォーター・プリーズ』
手を上に構えると、上空に青色の魔法陣が出現し、蒼ノ一閃を弾く。
『スイ~スイースイースイ~』
青色の魔法陣がウィザードを通過すると、先程の赤い姿、フレイムスタイルから、ウォータースタイルに変わる。
翼「っ!ならコレです!!」
『千ノ落涙』
空間から大量の剣を具現化し、上空から落下させる
ウィザード「お次はコレだ」
右手の指輪を付け替え、ドライバーにかざす
『リキッド・プリーズ』
自身を液状化させ、千ノ落涙を無力化させる
そしてもう一度右手の指輪を付け替える
『バインド・プリーズ』
魔法陣から鎖を召喚し翼を拘束する。
翼「なっ!?」
ウィザード「勝負あり、かな?」
翼「…はい……」
ウィザード「ふぃ〜、終わった〜」
変身を解く。
すると翼を拘束していた鎖や、奏の周りの炎の壁が消える
奏「くっそ〜、負けちまったか」
翼「…完敗です」
2人ともシンフォギアを解く
晴人「いや、俺も割と焦ったよ、まさかあそこまで2人が息ピッタリなんてさ」
微笑みながら
奏「そ、そうか?」
翼「あ、ありがとう…ございます…///」
響「み、皆さんやっぱり凄いですね…わ、わたしなんか……どれだけ頑張ってもあんまりで……」
少し俯きながら
翼「…立花、貴女は貴女らしく出来ることをすればいい。」
奏「翼の言う通りだぜ、響、そんな焦ったところで良い事なんてねぇんだしさ」
響「で、でも……」
手のひらをギュッと握る
晴人「……前にさ、響ちゃん言ってたよね、誰かの希望になれるかって」
響「は、はい!」
晴人「じゃあ、こんな所で諦めていいの?」
響「い、嫌です!!わ、わたし!晴人さんや未来の希望になれるくらい強くなるって……」
少し固まる
ん……晴人さんや未来の希望……
………っ!!//
こ、ここここれじゃままままるでぷっ…ぷぷ、プロポーズッ!!?///
改めて自分の言った言葉を思い出し、顔が赤くなる
響「あ、いや!その、えと!////」
晴人「…ふふ」
少し微笑み、響の頭に手をのせる
晴人「うん、やっぱり響ちゃんは明るい方が良いよ」
響の頭を撫でる
響「ぁ…ぅ……/////」
翼「むぅ……」
(立花ばかりずるい……わ、私も晴人さんに撫でて…って、な、何を考えているのだ私はッ!///)
奏「……」
(いいな〜響のやつ〜……あたしも晴人に甘えたら、撫でたりしてくれるのかな…///)
その時…
弦十郎「はははっ!人気者だな!操真君は!」
了子「こほん……青春してる所悪いんだけど、今ちょっと良いかしら?」
晴人「ん?了子さんに弦十郎さん、なんかあったの?」
了子「…貴方について、なんだけど。」
晴人「俺?俺についてって、なんかあったっけ?」
了子「……仮面ライダーウィザードについて、と言えばいいかしら?」
晴人「…へぇ…もう調べたんだ。」
奏「んー?なんだなんだ?」
翼「一体何の話を…?」
了子「みんなも居るなら丁度いいわね、これについて聞きたいと思ってね」
タブレットの画面を皆に見せる
響「……」
画面を見てる
翼「仮面ライダーウィザード……?これは一体……」
奏「それにこれ……」
響「は、晴人さんが変身した姿と…同じ……」
弦十郎「操真君、君は一体……何者なんだ?」
晴人「……俺、この世界の人間じゃないんだ。」
弦十郎「何…?」
了子「……そう…」
(やはりか………)
少し俯いている
響「この世界の…」
翼「人間ではない……?」
晴人「そ、こことは違う別の世界から来たんだ、俺。」
その瞬間、色々な場所にノイズが出現する
弦十郎「……!こんな時にノイズかッ!!」
了子「皆、行ける?」
響「は、はい!」
翼「行けます。」
奏「了解〜」
弦十郎「晴人君、頼めるか?」
晴人「あぁ、任せてよ。」
【そして各地に、晴人と装者たちが向かう】
ウィザード「ふぃ〜、ここはこんなもんかな」
変身を解こうとする
と、その時…
??「見つ…けた……!」
ウィザード「ん…?」
振り返る
??「やっと…見つけた…ッ!あたしの…あたしだけの最後の希望ッ!」
次回、魔法戦姫シンフォギア
「そいつらに…何かされたんだな?大丈夫だ、あたしがすぐ助けてやる……」
『俺が言いたいのは、過去ばっかり見て、今を捨てんなって事!』
「ここが、ウィザード…いや、シンフォギアの世界か。」
「あたしの希望をッ!返せぇえ!!」
「じゃあ見てみるか、操真晴人の過去を。」
『さぁ、ショータイムだ。』