崩壊3rd Destiny Eye   作:アーヴァレスト

11 / 90
2日目も終わった、相変わらずゾンビ共は多いけど敵にはならない
そろそろ敵になりそうなのは出てこないだろうか・・・処刑マ○ニくらいに


Day 3

「検査ですか?」

「えぇ、バルキリーとしての適性の検査をしてなかった事を思い出したのよ」

「あぁ、なるほど・・・」

「いきなりで悪いけど、着いてきてくれるかしら?」

「いいですよ」

 

学園長から直々にそう言われては仕方ない、着いていこう

 

「検査機に両手を付けて、しばらくしたら分かるわ」

「何か、拍子抜けするほど簡単ですね」

「それでも重要よ・・・あれ・・・?」

 

検査機がエラー吐いた、なぜに

 

「おかしいわね・・・」

「何故にエラー吐いた」

 

すると、何かに気が付く

というより体の変化に・・・なんか

 

「何か背中が熱いんですけど」

「服脱いでくれる?もしかしたら・・・」

 

そう言われたので服を脱ぐ、すると・・・

 

「やっぱり・・・天然聖痕・・・」

「嘘だと言ってよ・・・!!」

 

思わずその声が出てしまった、適正ありという事は厄介事に首を突っ込まざるを得ないという事でもある

 

「でも、見た事ない模様ね・・・」

「写真にとって私に見せてください」

 

スマホを渡してすぐにシャッター音が聞こえ、私に渡される

 

「これなんだけど・・・」

「つっ・・・!!」

 

それに衝撃を受けた、だってその模様は・・・

 

「知ってる・・・」

「え・・・?」

「コレは・・・私の両親と・・・両親の勤めていたPMCのマークです」

 

母の指揮する部隊、父の指揮する部隊・・・そしてPMCのシンボルマーク・・・

それが私の背中に、聖痕として宿っている

それは少しだけ残酷で、そして勇気をくれるモノだった

両親は・・・私のあこがれた人は・・・いつも私の背中を押してくれていた

それは世界を超えても一緒だと言ってくれているようで・・・とても嬉しい

でもそれと同時に、二度と会えない可能性もあると考えるだけで、同じだけ悲しい

 

「ヨタカとイヌワシ・・・二億五千万年前に存在した超大陸パンゲアと髑髏を模したマーク・・・懐かしいなぁ」

 

もう会えない・・・そんな可能性があると分かっていても・・・懐かしい思いは変わらない

 

「懐かしいって・・・どういう事?」

「いよいよ・・・話すときですかねぇ」

 

私はそう言って・・・ため息をこぼした

 

「私についての全てをお話しします」

 

決めたなら、立ち止まらず突き進め・・・私の在り方は常に前進あるのみ

それ以外はないのだから

 

「何と言うか・・・驚きを通り越して何も言えないわね・・・」

「でも、辻褄が合う・・・」

 

場所を変えて全てを話した、三人しかいないそこはお通夜ムードだ

 

「私自身、何故こうなったかの原因は不明です、帰れるなら帰りたいですが・・・無理なら無理と割り切ります」

「簡単に割り切れるモノでもないでしょう?」

「それでも、必要なら・・・」

 

覚悟は既に出来ている、だからこそ、迷いはない

 

「今、分かったわ・・・アナタから感じていた違和感の正体が」

 

姫子先生が思っていたことは私の推測するに・・・

 

「前進あるのみの、怪物みたいな子ね・・・あなたは」

「よく言われます、どんなに悲しい場面であっても泣かない私に・・・怪物じゃないか・・・と」

 

でも、だからこそ思う

 

「涙を流せば、同情は得られるでしょう・・・だがそれは何の足しにもなりはしない・・・私が思うに、必要なのは決して諦めない事・・・何度でも、そう何度でも、涙を拭って歩き出す意思が必要だと思うんです」

 

交わした約束をいつか形とするために・・・それが私の行動原理だ

不撓、不屈、不滅の誓いが私に永劫の前進を齎している

 

「立ち止まる事を知らないというの?」

「知っていても、止まらないというのが正しいですね・・・止まる気もないですが」

 

立ち止まった結果、地獄を見た人を私は知っている

その果てに、時が止まったかのように・・・全てに対して無感情になってしまった人をよく、知っている

 

「私は、なりたくない・・・全てに対して何も感じられないような・・・そんな人にはなりたくないんです」

 

自由な民と自由な世界で穏やかに安らげる日々を願いながら

それを幻想だと理解していても、叶えずにはいられなかった・・・そんな愚直であっても心の優しかった人が身近にいたからこそ

 

「夢や幻想でも構わないんです···憧れは誰にもあるものだから」

 

それこそが私の思い···生涯ブレることの無い決意だ

 

「そう···」

「難しいわよ···それは」

「えぇ、よく知ってます」

 

それでも、彼の取り零した理想を···叶えたかった夢を受け継ぎたい

 

「まぁ、少女の夢見た理想の世界ですよ···」

「馬鹿ね···」

 

よく出来た夢だ···叶わないだろう、その夢に挫折する事もあるだろう

だが、何度でも立ち上がり、涙を拭って歩き出そう

あの日交わした約束をいつか形とするため

 

「応援してあげるわ、教師として」

「ありがとうございます」

 

さて、湿っぽい話はこれまでにして···

 

「お菓子作ったんで、食べます?」

 

2人が反応した

 

「開けていいかしら?」

「えぇ、いいですよ?」

 

箱を開けると中にはクッキー

簡単に作ったものだが味は保証する

 

「姫子···」

「はっ!?」

 

姫子先生が一瞬いつもの凛々しさがどっかに行った表情をしていた

 

「いただきます」

「はい、どうぞ」

 

二人が食べる、その感想は···

 

「美味しい!!けど···何だか負けた気分になるわね···」

「才能がマルチすぎて···」

 

私は悲しい事が嫌いだ、だから笑顔を守りたい

笑顔が多い生活の方が、絶対に幸せだから

 

「簡単ですよ・・・奇をてらわず、見本通りに行うだけですから」

 

見本を忠実に再現する・・・それがとても美味しいメニューなら尚更だ

それを基に、自分なりの調節をしていけばいい

 

「まぁ、料理ならよりうまい人が居ますし、私はまだまだ素人に毛が生えた程度です」

 

私も食べる・・・うーん

 

「粉をもう少し細かくした方がいいかなぁ・・・少し粉っぽい」

「いや、十分美味しいわよ!?」

「うーん・・・今度はもっと美味しくしますね」

「コレ以上美味しくするというの・・・」

 

うん、問題も発見したし・・・次のほうも

 

「こちらもどうぞ」

「今度は・・・ケーキ!?」

「クッキーに続いてケーキまで・・・」

 

これは自信作だ、イチゴのショートケーキ

生クリームはかなりこだわって作って塗った

 

「一流店並みの美味しさよ・・・これ」

「完全敗北だわ・・・」

 

さて・・・と

 

「これからどうするの?」

「学生ですから・・・学校生活を楽しみますよ?」

「そう・・・」

 

渡されたのは・・・ようやく発行された学生証

 

「やっとですか」

「色々と大変だったのよ?」

「まぁ、そうですよね」

 

それを財布に入れて私は席を離れる

 

「それじゃあ、また明日」

「えぇ、また明日」

 

さぁて・・・どうしようかな・・・?




主人公の設定は後日
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。