崩壊3rd Destiny Eye   作:アーヴァレスト

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それは運命の序章を飾るもの
取り戻すための戦いが始まる


Day 11.5

「よし、行くか」

 

なんとか本社ビル内に侵入した、目標の場所は不明であるため地道に全て調べる必要がある

 

「久しぶりじゃあないか、九条アヤカ君」

「つっ・・・!!」

 

監視カメラを即座に破壊した

 

「アリアス・・・!!」

「レベッカチェンバースには、改良版のウイルスを投与した。あと20分もすれば彼女も感染者の仲間入りだ、進化した彼女に会ってくれたまえ」

「ちっ・・・」

 

タイマーをセットする、この時間内に見つけ出し、処置をしないとレベッカが死ぬ!!

 

「君は仲間を失うのだ・・・ウイルス感染者の軍隊によって世界が変わる。近年の戦争における非対称性の是正だ。B.O.Wによって大国のエゴが打ち砕かれる瞬間をこれから実演しよう・・・一つ、また一つ」

「貴様はイカれている!!」

「残念ながら私は至って正気だ」

 

そういうやつの大抵はキチガイなんだよ!!

 

「よく言うものだ、大量殺戮が正当化される世界などあるはずがない!!そんな世界など誰にも作らせてやるものか!!」

「ならば仲間を助け出し、私を倒すことだ」

 

いいだろう、やってやる!!

 

「ゾンビ・・・!!」

「アニマニティウイルスの感染者達だ、君達と同じ人間を撃て・・・」

 

ためらいなく撃つ私にアリアスは一瞬黙った

 

「躊躇いもなく撃つのかね?」

「感染している以上自我は無い・・・躊躇いなく撃つ!!」

 

人殺しなのは分かっている、だがこれ以上増えるよりは何倍もマシだ!!

 

「せめて安らかに逝けるよう、痛みがないように殺してやる・・・!!」

 

M4を構えてゾンビを倒していく、マガジンを交換する際に腕を掴まれたが蹴り飛ばしながら残った弾丸で頭を正確に撃ち抜く

 

「く・・・!!」

 

キリがない、このままではジリ貧かな・・・そう思った時、レオンが現れた

 

「待たせたな」

「ここはお願い!!」

「任せろっ!!」

 

レベッカを助けるために力を貸すという約束は守ってくれるようだ

 

「あそこか」

 

警備の多い場所にいるはずと踏んでいたが、案の定、厳重な警備のある部屋を見つけた

そこにいるに違いない

 

「はっ・・・!!」

 

正確に2射で相手を倒し、私は扉を爆破する

 

「アヤカ・・・」

「助けにきた」

 

その一言だけを言い、迫ってきた手術着を着た人間を蹴り飛ばして足蹴にしながら質問する

 

「ワクチンは何処?」

「・・・」

 

無言か、ならば仕方ない

耳元に銃弾を1発叩き込み震え上がらせる

 

「どこか言え!!」

「社長しか知らない!!」

「ちっ・・・!!」

 

さっさとそう答えればいいものを無駄な時間工作しやがって

 

「眠ってろ、クソが」

 

腹を蹴って気絶させ、私はレベッカの拘束を解除する

 

「あの男は屋上の施設にいるはずだ・・・恐らくワクチンもその近くに・・・」

「分かった、今は私に任せて」

「あぁ・・・」

 

ウイルスに感染している状況下でそこまでの思考をしているレベッカに驚くと同時に、あの男を絶対に止めなくてはならないと決意を再度固くする

 

「そこのエレベーターが早い」

「ありがと」

 

エレベーターに入り、屋上を目指す

そして到着し、施設に入ろうとしたが射撃音と同時に

 

「あぐっ・・・!!」

「つっ・・・!?」

「仲間の救出を優先か、そこが君の甘さ、弱点だ」

「ふざけるな!!」

 

M4を声の方向に向けて乱射する、弾切れに驚くが、即座にハンドガンに持ち替えて出来るだけ背を低くして施設に近づく

 

「ふっ!!」

「ちぃ!!」

 

物陰から銃撃しようとした行動に反射的に反応し、こちらも応射する

それを同時に紙一重で躱しながら、相手の武器を落とそうとするが、それを読んでいたのか同じ行動を返された

 

「はぁぁ!!」

 

相手に組み付き、壁に叩きつけようとするが・・・

 

「はっ!!」

「がっ!!」

 

逆にこちらが壁に叩きつけられた

 

「くぅ・・・!!」

「ぐっ・・・!!」

 

お返しに膝蹴りを腹に叩き込み、距離を開ける

 

「死人に囲まれながら世界を燃やす・・・それがあなたの目的!?」

「あぁそうさ、私はずっと、これを見たかったのだ!!」

「そんな事で、復讐を完遂しようというの!?」

「では君ならどうする?」

 

無関係の他人を巻き込んで、復讐をするという相手、私の答えは決まっている

 

「相手の社会的地位を落とそうとは考えなかったの!?あなたならそれも出来たでしょう!?」

「確かに出来たかもしれないな。だがそれでは一時的なものに過ぎないのだ、またすぐに同じ事を繰り返す連中が現れる」

「つっ・・・」

「それで復讐などと笑える話ではないかね?」

「それでも、無関係な人達が多いこんな事より、何万倍もマシだ!!」

 

殴り合いに発展して戦いは続く

 

「そうか、ならばこう言わせてもらおう。人間など滅びてしまえばいいと」

「ほざくなッ!!」

 

強烈な一撃を叩き込み、私は告げる

 

「過去がどうであろうと私が知ったことか、間違いは正す、それだけだ!!」

「くっ・・・!!」

「あなたは間違っている、だから私が倒す!!」

「やってみろ、小娘がぁ!!」

 

互いに怒りを込めて殴る、私の方がほんの一歩早かった

 

「ぐっ···」

「はぁ···はぁ!!」

 

膝をついた相手を私は後ろ手に拘束して告げる

 

「確保、あなたには法の裁きが下ると覚悟しなさい」

「・・・」

 

そのあとすぐに駆けつけたレオンに彼をあずけ、私はワクチンを探し出す

建物全体を監視していた部屋の奥にそれはあった

 

「レベッカ・・・」

「・・・」

「良かった・・・」

 

なんとか間に合った、時間的猶予はほとんどなかったから心配したけど・・・

 

 




次話に続く

次話で新章突入だけどな!!
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