「やっぱり大変だなぁ先生相手はさぁ!!」
斬り込むがそれをあっさりと見切った敵はお返しに反撃までしてきた
しかもその一撃は先生のそれと同一だ、早く鋭く正確な一太刀に一瞬背筋が凍る
「なにより腹立つのが、その豊満すぎる胸を自慢するかのように!!見せつけてくるところなんだけどねぇ!!」
剣戟の間にそう言うと、距離を一旦開けて相手を見る
「強い···」
確かに強い、圧倒的な強さだ。強すぎて笑いさえ起きやしない
だが相手は···
「なんで、そんな顔をするんだよ!!」
私を見て、笑うでもなく悔しがるでもない···何かを悔いているかのように涙を流していた
「あぁそうか!!そういう事かよクソッタレがァ!!」
ここに来るまでに、この遺跡に眠っていた存在の事を委員長に聞いた
「ふっざけんな!!古代の人間のクソ共がァ!!」
そう、彼女は力を持っていた。崩壊を止める力を、持っていたから
戦った、闘った、全ては守るべき人達の為に
そこに自分の意思はなく、ただ命じられたから戦った
最後の最後まで、自分の願いを押し殺して、その果てに心さえも擦り減らしてでも守るためだけに
その最後は今の遺跡と化したこの場所を守るための装置となる事
その事を後悔しているのではなく、そうすることしか出来なかった自分の人生を悔いているのだ
「結局、いいように利用されただけじゃないか!!」
この場に来て流れ込んでくる記憶はきっと彼女のもの
理解してもらおうなど、思ってないだろう
だが、言葉にしないからこそ伝わるものもある
「いいだろう終わらせてやる!!だから安心してあの世に行きやがれ!!」
そう言った瞬間、目の前の彼女は微笑んだ
自分を救ってくれる存在が来たのだと、安堵したかのように
「創成せよ、天に描いた星辰を、我らは煌めく流れ星!!」
そして、私は流れ込んで来るもう一つの力を発動させた
「愚かなり、
詠唱の内容は分からない、だがこれは世界を壊しかねない力だと理解できる
「この
焔が猛る、烈火を超えて断罪の剣が光を放つ
「融け墜おちていく飛翔さえ、恐れることは何もない。罪業を滅却すべく闇を斬り裂き、飛べ
この間にも攻撃を躱して、反撃も同時進行する
「勝利の光に焦がされながら、
裁きを下すは我が剣、剣が突破するのは世界という常識
「我が墜落の
そう、ただ安らかに息絶えろ
「
完全に詠唱を終えた瞬間、今までの出力が嘘のような爆発的なエネルギーが吹き荒れた
システムの設計限界ギリギリという最高出力が表示されている
「これで決める!!」
最高出力を維持して敵を切り裂く
姫子先生を殺さずに、敵だけを切る・・・繊細を突破したその斬撃を私は成功させた
「あぁ・・・ありがとう・・・異世界の者よ」
「安らかに逝くと良い・・・旧世界の守護者」
光の粒子となって敵は消えた、姫子先生は・・・だいぶ体力を使っていたようで息が荒い
「無茶苦茶してくれたわね・・・」
「あなたこそ、だいぶ抵抗していたようですね?」
「私の身体は私のモノよ、誰にも自由にさせないわ」
「さて、ここの探査はまだまだでしょう?」
それから私達は得ていた情報を元に探査を続け・・・この遺跡に来た目的、旧世界の遺物を発見した
やったぜ次からやっと本編だ(遅)