「久しぶりに模擬戦がしたい?」
「えぇ、貴女を倒すと息巻いてますよ」
「それはまぁ、何ともご苦労さまと言いたくなるわね・・・」
「どうします?」
「受けるに決まっているでしょ、フカ委員長」
ある日、私はフカ委員長からそう言われていた
キアナたちが私に模擬戦を挑んできているのだ
「よし、こんなものかな」
「これは・・・?」
「今後の行動予定」
私はそう言い、3人の待つ場所に向かう
「あ、来た!!」
「そりゃ誘われればくるわよ、で、今回は3人同時というわけね?」
「数で押すのは性にあわないけど、手段を選んでられないからね!!」
「それはまた何とも・・・でも負けてやらないわよ?」
3人が構えるのを見て、私は笑みを浮かべていた
3人とも構えに隙がないのだ、ブローニャに関しては元々無かった隙がさらに無くなっている
これは意外と苦戦するかもなぁ・・・
「さて・・・行くわよ!!」
同時に模擬戦は開始された
気迫の1歩で3人の少し先まで移動し芽衣を攻撃する
予測していた芽衣はそれを回避、スイッチするように現れたキアナのハンドガンの銃口を蹴り上げ、追撃を仕掛けるブローニャに牽制攻撃を与える
「ふぅ・・・今の連携は怖かったよ、危うく一撃貰うところだった」
「絶対に当ててやるんだから!!」
「それでは私もこう言わせてもらうわ、やれるものならどうぞ?」
「絶対倒す!!」
キアナの叫びと同時のファニングショットで私の武器が壊される
「つっ!?」
「もらったッ!!」
「甘いな」
蹴りを叩き込もうとした瞬間、私は迷わずガラ空きのボディに一撃を叩き込んでいた
同時に手に持っているハンドガンもバラしておくのも忘れずに
「なっ!?」
「ほら、ここぞと言う時に油断するからそうなる」
「はぁ!!」
「おっと、危ない」
キアナを盾にするという卑怯極まりない行動で芽衣とブローニャの行動を止める
「卑怯ッ!!」
「戦闘に卑怯もクソもないわよ?私はいつも言ってるでしょ?相手は常に自分の考える最悪の手段で来ると想定せよ。とね」
「つっ・・・!!」
そのままキアナを押し飛ばし、瞬時に横合いから芽衣の腕を掴んで捻り上げる
だが、ここで芽衣は驚きの行動を取った
「つっ!?」
捻り上げられたまま、私の脇腹に重い一撃を叩き込んできたのだ
「・・・やるわね」
「少しは効果があると思ったんですが・・・」
「効いているよ、今のは地味に想定外だった」
殴られた箇所を一瞬押え、再び構える
「そこまでです」
「おや、いつの間に後ろに?」
いつの間にかブローニャに後ろを取られている、私は振り返ることなくそう言い、同時にしゃがみながら足払いをしてブローニャの意識の裏をかく
「つっ!!」
「はい、躊躇したわね?」
ブローニャは一瞬躊躇した、その理由は簡単だ、自分の攻撃の射線上に二人がいたから
二人を巻き込む可能性があったため攻撃の判断がほんの一瞬遅れた
そのスキをついて、私は彼女の武装を使用不能にした
「はぁぁッ!!」
「ふっ!!」
背後から来たキアナを即座に迎撃、一瞬の攻防で位置を変えていたキアの奇襲であったが、私はそれを事前に予測している
「流石、裏をかくのは上手になったわね・・・」
「くっ!!」
「だけどまだまだ、私を倒すには能わない・・・見せてあげましょう、ほんの少しだけ、私の本気を」
その瞬間、私は持ちうる全能力をほんの一瞬だけ展開した
たったそれだけで、3人は地面に膝をつき顔面を蒼白させる
「い・・・今のは、なに?」
キアナのその声で、芽衣とブローニャも動けるようになる
「まるで深海の底に叩き込まれたような、そんな薄寒さを感じました」
「あるいは、無限に積層された地層のようなものをものを・・・」
「どれもこれも正解よ、これが私、無限に重ねてきた
武器をしまい、私は3人を立たせる
「模擬戦はこれまで、勝利は私よ」
「悔しい!!」
「アレを受けて意識を失わないだけでも合格よ、B級くらいはね」
「きぃぃぃ!!」
「頑張りなさい、貴女たちはやれば出来るのだから」
私はそう言って部屋に帰る
今日のことをレポートに纏めるからだ
やっべえよ、ネタが浮かばねぇよ!!