崩壊3rd Destiny Eye   作:アーヴァレスト

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これがフラグになろうとは


Day 63(下)

「こっちは着地地点に着いたけど、アヤカちゃんは?」

「より深くに先行したよ、私からウェンディちゃんは見えないなぁ」

「分かった、それぞれ目標近づく形で行こう?」

「了解、そのまま先行して行くね」

 

私はウェンディちゃんより相手に近い地点におりた

というのも、今回の任務にはもう一つ裏の事情があるのだ

 

「全く、私の部隊を使って実地演習ですか···昇格試験の相手によくそんな芸当が出来ますね」

「ありゃ、担当者がまさかの隊長とはね」

「役が不足しますので、私が急遽出向きました。不服ですか?」

「いいえ、驚いただけですよ···デュランダル隊長」

 

そう、今回の任務は潜入工作と見せかけた実地演習だ

その事を知っているのは学園の上層部と相手の部隊長であるデュランダル、そして立案者の私だ

まぁ、コレには部隊の錬成と私の事を知りたいデュランダル隊長と、相手を探りたい私、大主教の手の内を知りたい学園の思惑が絡み合ったからこその成果だし、手を抜くような真似は当然できない

でもなぜこうしたかといえば単なるサプライズが真相である

 

「よく受ける気になりましたね」

「私もあなたの人となりを知りたかったのです」

「それはまた」

「噂よりも、実際に会う方がよく理解出来るでしょう?」

「それは確かに」

 

私の質問にあっさり答えるデュランダル隊長に違和感を感じない

この人は本当にただそれだけで来ているのだと理解する

 

「それに貴女は油断出来ない人物だと思いましたので」

「おや、私のような小娘が?」

「貴女の目を見ていると、ある人物を思い出します···かつて私を救ってくれた2人のような」

「1人は大主教ですね?」

 

デュランダル隊長は空を見上げながら呟いた

 

「えぇ、そしてもう1人は恐らくあなたも知る人物。藍澤カズマ様です」

「どんな繋がりで?」

「人の過去を漁るのはいい趣味ではありませんね」

「あぁ、今ので理解した」

 

恐らく、過去のどこかで知り合ったのだろう

そしてその時、デュランダル隊長は危機的状況にあったに違いない

それを救ったのがカズマさんと大主教···ん?あれ、なにか違和感があるぞ?

カズマさんと大主教が、その場に居合わせた?

何故だ?

 

「真剣なところ申し訳ないですが、貴女の方の隊員は予想より早くこちらに向かってますよ」

 

その言葉で、思考を一時中断する

今はこちらが優先だ

 

「あぁ、その点なら問題ないですよ」

 

笑いながら返事し、私は続ける

 

「ここからが本番ですから」

 

そう言ってとある機材を持ち、ウェンディちゃんが来るルート上の吊り橋に向かう

 

「アヤカちゃん?」

「奇遇ね、こんな所で会うなんて」

「なんでそっちから来たの?私は···きゃ!?」

 

博士役のアルヴィトルさんは上から現れたステルスヘリのウィンチで吊り上げられた

 

「くっ!!」

「私はあちらに着く」

「どういうつもり!?」

「こういう事よ」

 

吊り橋の床に落としたものを見て、ウェンディちゃんの顔色が変わる

 

「崩壊弾仕様のデイビー·クロケット!?何でアヤカちゃんがそれを!?」

「これを手土産に、反乱するのよ」

「どうして!?」

「さぁ?時々の気分ね」

 

次の瞬間、ウェンディちゃんが向かってきた

 

「ふざけないで!!」

「残念だ、残念だよウェンディちゃん」

 

殴ってくる左手を掴み、そのまま一本背負いの要領で床に叩きつける

同時に肩も脱臼させる

 

「つっ···!!」

「貴女達は、私の理解者になれなかった」

 

立ち上がり、蹴りこんでくる足を掴んで今度は100メートルの深さに達する峡谷に投げ捨てる

ウェンディちゃんならこの程度、難なく降りられるだろう

 

「自分の部隊員にそこまでやりますか」

「なぁに、あの子なら意地でも追ってきますよ」

「恐ろしいまでの評価の高さですね」

「信用してますから、信頼もしてますしね」

 

後ろから見ていたデュランダル隊長にそう返し、流れ着いたウェンディちゃんを見下ろす

 

「この程度の難関、突破してみなさい。ウェンディ」

 

そして待ち構える場所へ向かった




峡谷落ちる、ウェンディちゃん
いくら元風の律者といえど普通なら死にますよ主人公さん?
(作者は鬼畜だもんね仕方ないね)
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