大切な存在にして、自分の存在証明
「ところでカズマ、一つ疑問なんだけど」
「なんだ、言ってみろ」
互いの相棒をメンテナンスしながら、私は疑問に思っていたことを質問する
「イセリアは?彼女もワンセットがあなたでしょ?」
「こちらの世界の神にNTRされた」
「あぁ、つまりあなた、この世界の神様の正体を知っているのね」
「最悪だと言っておく、詳細な正体は俺でもよく分からん」
帰ってきたのは意外な言葉だった
カズマですらその正体におおよその予測しか出来てないのという事実に驚く
「辛うじて、俺の権能を維持するのでやっとさ、イセリアは自分から接続を解除してその瞬間に敵に乗っ取られた」
「どうする?」
「決まっている、イセリアはそうすることで俺がこの世界の神を倒すであろうと予測していたのだからな」
そう、行動は決まっている
「倒してやるさ、でも、俺ではないこの世界の住民の手でな」
「そのためには敵対もする?」
「あぁ、もちろんさ」
だが今は、キアナの奪還が最優先だ
「光も闇も境界線も、あるがままにあっていいのさ・・・人類の可能性は三次元の世界で語れるようなものではない、それを阻害するだけの
「それでも
その先の言葉を奪って、私は呆れる
「まったく、前とどこも変わらないわね」
「人間そう簡単には変われないさ」
「だとしてもあなたの場合は変わらなすぎよ、少しは自覚しなさい」
「片腹痛いな同一存在」
「シバくぞ?」
「そういうとこだぞ・・・」
カズマが何か言っていたが、知らんふりしてメンテを続ける
「あ、カズマ、星辰炉はどうするの?」
「現状維持、あれは本格稼働させるとこちらの世界との干渉で空間軸が壊れる」
「あぁ、元が元だしね、最後まで温存するのね」
「あぁ、ここぞという時以外には役に立たんからな」
「それまでは動力として使うだけって事ね」
周りに誰も居ない事をいいことにこれからの動きを確認する
「俺はとりあえず雑魚共を掃討する、お前は迷わず、教え子達と奪還してこい」
「そうさせてもらうわ、先にっておくけど討ち漏らさないでよ」
「あぁ、一匹だって通してやらん」
そう言うと右手をあげたので、私は左手をあげる
同時に手の甲を打ち合わせ、互いに微笑む
「にしてもお前は変わったな、前とはえらい違いだ」
「そうかしら、本質では変わってないように感じてるけど」
「そうでもないさ、以前のお前なら今のような事はしてないだろう」
先にメンテを終えたカズマはそう言って私の頭を撫でる
「その変化は正しいものだ、俺から分離し、自らのアイデンティティを確立し、同じ道を歩んで別の答えを見つけてくれ」
「えぇ、そうするわ」
返答した時には部屋にいなかった
私の回答など分かりきっていたのだろう
主人公「それで再び1ヶ月近く空いてた理由は?」
作者「原神が楽しすぎたんや、俺は悪くなあぁぁぁぁ!?」(電気ショックで意識シャットダウン)