「最後の一人ね」
「あぁ、これでベストメンバーが揃うな」
「最後はやはり彼女か···」
暗くなり始めた空に赤い光が生まれる
それはやがて人の形となり、私たちの前に降り立った
「久しぶりね、カズマ」
「お久しぶりです、教官。まさか貴女がこの世界にいるとは思いもしてませんでした」
「嘘言わないの、最後は私だと予測していたでしょう?」
「流石に分かりますか」
「分かるわよ」
降り立ったのはかつての私達の教官、櫛灘アサミ
カズマですら、一体一では苦戦を強いられる人物だ
本人曰く、戦闘能力は平均値しかないとの事であるが、カズマに言わせれば対応能力がワロエナイくらい高いから平均値が意味を成さないらしい
「アヤカも久しぶりね?分離しているから初めてがいいかしら?」
「いえ、お久しぶりです。教官はなぜこちらの世界に?」
「私にも不明よ、しいてあげるなら、カズマに巻き込まれたと見るべきね」
「ご愁傷さまです、こんなアホに巻き込まれて」
「この迷惑は、カズマに後で払わせるわ」
そんな話をすると、カズマは"え?なんで?"という表情を浮かべたので2人で同時に鉄拳制裁を加えた
「アンタの間抜けな対応が今のこの世界のザマでしょうが」
「おら、そうした分キリキリ働くんだよ」
私の怒りを込めた声と、教官のドスの効いた声にカズマが震える
「はい、おっしゃる通りです。キリキリ働きます」
若干涙を浮かべながらカズマはそう返事して···
「あ、逃げた」
「逃げたわね」
走り去って言った、よっぽど恐ろしかったのだろう
「まぁいいわ、一発殴って気が済んだし。それよりも···」
「···?」
「セリアはいるわね?あのもう1人の間抜けは2発くらい殴らないと気が済まないわ」
「全力で殴らないでくださいよ、死にますから」
「じゃあ半死半生位で終わらせてあげるわ、どうせ胸の大きい子を見て興奮してんでしょうけどね」
おぉう、なんて鋭い読みだ。まさしくその通りだ
「まぁいい、それよりアナタの淹れたコーヒーが欲しいわ」
「ブラックで良かったですよね?」
「一杯目はブラック、二杯目はシュガー入れて、三杯目はミルク入れてちょうだい」
「了解です」
そうして彼女を案内する
「あぁ、闘真の設計した船は懐かしいわね。機能美の塊と言っていいのも相変わらずだわ」
「その癖やたらとユーザーフレンドリーですしね、その才能をなんで他に生かせないんでしょうかね?」
「アホだからよ、師弟揃って」
「ボロカス言いますね」
あはは、と笑いながら案内して教官が先に見たのはブローニャだ
「あら、可愛い子がいるじゃない」
「教官の得意なレンジの子ですよ、是非教えてあげてください」
「OK、これからよろしくね?先に言っとくけど、私はそこにいる近接バカと芋砂とイカレマッド2匹と爆殺魔の教官をしていた時期があるから」
共感はそこにいるメンバー···セリア、ミドリ、闘真、カズマ、私の順番にそう説明した
流石に発言の訂正を求めたいが否定も出来ないので何も言えない
「さて、これからの動きをどうするか、休憩終わったら聞かせなさい」
「了解です、教官。皆の用意ができ次第教えますよ」
「よろしい」
さて、これからの動きをどうするか
それは教官の休憩が終わり次第話が始まる
作「よし、これで終わったぞ···!!」
(ガラスの割れるような音と床に倒れる音)
主人公「あ、やっべ、間違えて作者の息の根止めちまった」