崩壊3rd Destiny Eye   作:アーヴァレスト

8 / 90
覚醒したら異世界でした、えぇ、驚きです


胎動
Day 1


「ここはどこ・・・?」

 

目を開けたら異世界でした、謎すぎて分かりません

なぜ異世界だと分かるかと言えば、私の寝た場所は家の自室だから

普通に寝て普通に起きたら周りは建物だらけで私は公園の中のベンチで寝てました

そのせいか背中が痛いです

 

「とりあえず・・・」

 

身の回りの物を確認します

スマホ・・・ある、残り90%

モバイルバッテリー・・・ある、容量も満タン

財布・・・ある、学生証とお金、プリペイド式のクレジットカード、銀行のキャッシュカードも問題ない

 

「バックは・・・」

 

日傘・・・ある

教科書・・・ない、そもそも入れてなかったね

防犯ブザー・・・ついてる

護身用のスタンガン・・・ある

体操着・・・ある

ジャージ・・・ある

生理用品・・・ある

 

「ふぅ・・・とりあえず問題はないよね」

 

見たところ現金は普通に使えそう、公園近くのコンビニを覗いたら、財布の現金と同じ紙幣が使われていた

現在の紙幣価値も変わらないみたい(コレは無料Wi-Fiに接続して検索して分かった)

 

「とりあえず・・・ご飯かな」

 

お腹すいたよー

 

「ごちそうさま」

 

さて、ご飯も食べたし・・・どうしようかなー

 

「きゃあぁぁぁぁ!!」

「・・・?」

 

叫んでいる人がいた、そこには・・・

 

「え、あれ・・・ゾンビ?」

 

どう考えてもそれらしい奴がいた

某ゲームで有名になった例のアレ・・・ゾンビである

流石にB.O.Wではないよな?だとしたら非常に厄介だ

 

「泣けるね」

 

そう言ってすぐ後ろの工事現場からスコップ(剣スコ)を入手、簡易だけど武器になるそこそこの重みがあるものと言えばスコップだ

一発だけだけど距離が離れていれば拳銃弾を防げるくらいには硬い

 

「そいやッ!!」

 

後ろに回り込んで首の骨を折る、古典的なゾンビの始末の仕方だ

 

「あ、あなた・・・」

「早く行って・・・邪魔」

 

そう言って逃げさせながら私は振り返る・・・数は10体ほどか

 

「・・・悪くない」

 

食後の運動には良さそうな数だった

 

「せいッ!!」

 

剣スコの先を利用して首を斬り飛ばし、バックステップで倒れるソレを躱して次の敵をフルスイングで首の骨を折る

次に足を掴んだゾンビを突き殺し、迫るゾンビを突き刺した剣スコを軸にして両足で蹴り飛ばし、追撃として後ろに回って頭を拘束し捻り殺す

 

「まずは4体ね」

 

早くも残りは6体、案外つまらないものである

 

「つるはし欲しい・・・なんて言ってられないかなぁ」

 

五体目を倒したとき、ついに剣スコが折れた

これは仕方がない、逆によく持った方だ

幸いにして、近くには可哀そうにもご殉職された警官二名のご遺体がある

拳銃を拝借しよう

 

「お借りしますね」

 

先に謝っておき、銃を取る

 

双方共に一発だけ撃たれていた、警告で撃ったのだろう

さて、これで8発分確保だな

 

「うん、行ける」

 

SAKURA M360Jという拳銃だ、警官用の拳銃として配備されている日本警察の要請に応じたカスタマイズモデルだ

弾丸は.38スペシャル弾、装弾数は5発、うち一発を使用済み

元のモデルはS&W M360

改造点はシリンダーをチタンより安価なステンレス鋼製、銃身はアルミ合金の内部にステンレス剛製のライナーの2ピース構造

また、グリップはニューナンブM60の最終生産型やS&W M37の日本警察仕様と同様、フィンガースパーを付するとともに底面にランヤードリングが設置されている点である

 

「アレはただの的・・・私には撃てる」

 

頭に照準を合わせ、引き金を引く

旅行で行ったハワイで経験した銃の扱い方をトレースして見様見真似で撃ったけど予想以上の反動に驚く

 

「くっ・・・!!」

 

だが、上手く仕留めた

反射的に次のゾンビにも同じ事をしている

 

「残り3体!!」

 

迫ってきたゾンビを足で絡めて地面に倒し、頭を撃った

 

「これで終わり!!」

 

二丁目に切り替えて発砲し、最後の二体を同時に倒した

 

「ふう・・・これで終わり・・・かな・・・?」

 

そこに声が聞こえたのは、座り込んだ直後だった

 

「これ、全部アンタがやったの?」

「オバサンだれ?」

 

次の瞬間、頭に鋭い一撃を食らった

 

「誰がオバサンだクソガキ?」

「暴力ふるった!!この人短気すぎでしょ!!」

「まぁいいわ・・・もう一度聞くけどコレ、全部アンタの仕業ね?」

「そうだよ?何か文句ある?」

「ないわ・・・アンタのおかげで被害を最小限で済ませる事が出来たわ、ありがとう」

「それはどうも」

 

飲み物が欲しいなぁ・・・自販機で買おうかな

 

「ほら、これでも飲みなさい」

「ありがとうございます」

 

オバサンが飲み物をくれた、案外優しいらしい

 

「ところで・・・これから連行するけど身に覚えは?」

「窃盗に器物破損に銃刀法ですかね?」

「あるならよろしい・・・で、それを一括で解決する方法もあるわよ?」

「選択肢は?」

「あるわよ?」

「一択なだけですよね」

 

確実に一択のみだ、笑顔が胡散臭い

 

「あら、物分かりがいいわね」

「拒否ったら強制連行でしょう?」

「えぇ」

「だからです」

 

武器を預けて私は荷物も出す

 

「殊勝な心掛けね」

「下手したらヤバい手に出てくるでしょうし、警戒はしていますけど勝てないと思いますから」

 

勝ち目が出来たということと、だから挑戦することは全く別の概念なので、そこを誤るのはまさしくガキの所業だ

結局、自分のような負け犬が出来るのはどこまで行っても弱いものイジメなんだと、でもそんな臆病な自分でも真実譲れないものがあるのだと証明するかのように私は相手を見る

 

「参ったわね・・・」

 

そう、戸籍もない、家もない、ついでに言うとお金もそろそろヤバイ

銀行口座も使えないというトンデモ事態である

 

「まぁ、それはこれから解決しましょう」

 

さて、連れて行かれるのは大型の空を飛ぶ船の中

尋問室のようなものではなく、個室だった

 

「てっきり暗くてジメジメした所だと思ったら・・・」

「一応は事態を収束に導いた子が相手だからよ」

「あら、そうですか・・・」

 

紅茶がうまい・・・いい茶葉使ってるんだなぁ・・・

 

「で、どうしてあそこに居たのかしら?」

「さぁ?目が覚めたら何故か居ましたし、記憶との断絶があって私自身もわけわからないですね」

「そう・・・で、ここから先はどうするつもり?」

「まずは戸籍の確保ですかね・・・その次はダブりでもいいから高校生としての生活を楽しむだけです」

 

そう言って紅茶を飲み、私は相手の出方を見る

 

「戦う気はないという事かしら?」

「それによりこちらが不利益を被る場合において、私は正当な利益を守るための行動をするまでです」

「油断も隙もないわね・・・いいわ、こちらからの交換条件と行きましょう」

 

相手が出してきたのは二枚の紙

一枚は転入出書類、二枚目は・・・編入届?

 

「私の教師として勤めている学園よ、ここでなら上手く書類も誤魔化せるわ」

「うわぁ・・・腹黒い」

「何か言った?」

「いいえ何も」

 

でも、私としては魅力的だ・・・だが先ほど言った交換条件が気になる

まてよ・・・まさか・・・!!

 

「ああいうのと戦う子達を教える場・・・ですかぁ」

「まだ言ってもいないのに予測してくるなんて・・・」

「言い方に含みがありすぎです、予測してくださいと言ってるモノですよ」

 

そう言いながら書類にサインして印鑑も捺印する

 

「これでいいですか?」

「早いわね・・・」

「即断即決、やると決めたらとことんやる・・・アナタもそうでは?」

「痛い所をついてきたわね・・・でもその通りよ」

 

さて、それでは・・・

 

「これからお願いします」

「えぇ、よろしく」

 

さぁ、元気に行きましょう




ヤベーのはここから!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。