「やらかしたな、アヤカ」
「反省はしないわよ、カズマ」
「・・・そうか」
レベッカの力で艦に戻った私達を迎えたのは、ニヤニヤしながら近づいてくるカズマだった
あまりにもムカついたので返答と同時に腹にパンチをお見舞いしている
「で、私を止めなかったのは感謝しているけど・・・この件、防げたはずよ?」
「だが、蓋をし続ければやがて暴発するさ・・・お前のように」
「だからあえて見逃したと?」
「まぁな・・・」
私が質問し、カズマは即答した。次のレベッカの質問にも即答している
コイツはいつもそうだ・・・いつも率先して自分から損な役回りをしている
「で、この馬鹿共どうしようか?」
「キアナは医務室で反省文確定だな、そもそも戦闘出来ない身というのにやりやがった・・・後でお小言を学長と一緒にやるか」
「なら、芽衣もお願い・・・律者に覚醒したばかりだから」
「不安定だろうからな・・・よし、キアナと同室で隣り合わせにしてやる」
「ありがと」
そう言うと二人をそのまま医務室に運ぶ。着くころには既に準備が出来ていた
「セリア・・・」
「お早いお帰りだなァ、目覚めて挨拶もなしでいきなり協力要請するバカ娘?」
「それに関しては反省しているよ・・・」
「俺には?」
「「何か言ったか?」」
「いえ、なにも」
中で機器の設定を行っていたセリアに声をかけると、持っていたバインダーで私の頭を叩きながらセリアは返答してくれた
反省している事を伝えると、バインダーを下げて頭を撫でてくれる
カズマが何か言ってきたが二人で同じ言葉を同時に言って黙らせた
「キアナは右のベッド、芽衣は左に寝かせろ、機器の設定も済ませている」
「了解」
「カズマ、これの補充を頼むぞ」
「おう、任せろ」
セリアは私とレベッカ、カズマに指示を出して帰っていった
多分この後は艦内を散歩するのだろう
「ついでにお前もじゃ」
「は・・・?」
カズマがそう言ってきた瞬間、レベッカに後ろから拘束された
「レベッカ!?」
「お前も目覚めてすぐに無理な事をしているのだ。休ませるために、キアナ達と同室で反省しろ!!」
「クソ・・・!!離せぇ!!」
「カズマさん、ベッドは?」
「カーテン開ければ用意済み、セリアに頼んで用意してもらっていたからな」
そう言ってカズマがカーテンを開ける
そこには私専用に用意したであろうベッドがあった
抵抗を試みるがレベッカの言う通り、無理が祟ったのか上手く力が入らずあっさりとベッドに寝かされた
「お前もしっかり反省しろ、アヤカ」
「レベッカが冷たい・・・」
「頭から冷水を浴びてみるか?」
「冗談よ」
そう言って、抵抗を諦めておとなしくする
それを見てレベッカは毛布を掛けてくれた
「少しの間だけ、寝ていろ」
「そうするわ、レベッカ」
かけられると同時に襲ってきた睡魔に身を任せてレベッカの笑顔を見ながら寝る事にした
お、百合の花咲きますか?(咲きません)