僕が始まりの男なのは間違っているだろうか 作:MASKED RIDER
昔々、食べると神になれると言われている、【黄金の果実】を
巡って、戦う鎧武者が11人いた。
ある者は弱い自分から"変身"する為に、ある者は
弱者は存在せず、強者だけが存在する世界を作る為に、
ある者は縛られた自分を解き放つ為に、ある者は
人類の未来を切り開く為に、戦う者それぞれが、己の信念を
貫きながら戦った。
戦った末、残った、鎧武者は二人、弱き者を守る
橙色の鎧武者、【鎧武】。強さを求め、禁忌の力を得た、
黄色の鎧武者、【バロン】。お互いは己の信念の為に
剣を手に取り、火花を散らしながらどちらかが倒れるまで、
剣と剣で、拳と拳で、蹴りと蹴り、どちらも勝利を譲らない。
何が彼等をここまで動かすのか。それは、自分の居場所、
仲間達を失わない為に。自分の居場所を失った強者、
手を伸ばせず、家族を失った弱者。もう何も失わない為に、
戦った。やがて、二人は禁断の力を手に入れ、人である事を
やめた。そして、戦いの末勝ち残ったのは鎧武、バロンは、
今まで弱者と呼んでいた、鎧武を始めて強者と呼び、その命を
絶った。勝ち残った鎧武は、黄金の果実を食べる。鎧武は
始まりの男という神となった。バロンの遺体は戦いの地に埋め、
そこにはでかい大木になったという。
そして始まりの男は世界を見届けた後、異世界の扉を開き、
異世界の中に入り、そこで暮らしたと言われている。
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「ここがオラリオかぁ〜」
迷宮都市オラリオの中でそう叫ぶ少年が一人、
名はベル・クラネル。冒険者を目指している少年だ。
「カイト...僕はここで冒険者として生きていくよ。みんなを
守る為に。」
オラリオの中にある大木に手を当てそう呟く。そして、
ベルは歩き出す。冒険者になる為にはファミリアに入り、
恩恵を貰わなければならない。ベルは色んなファミリアに
足を運び、ファミリアに入りたいと願ったが、
「こんな、ひょろいガキがファミリアに入れる訳ないだろ!」
の一点張り。ベルは諦めて恩恵無しで、ダンジョンに行こうと
思った矢先、
「そこの君ちょっといいかな?」
後ろから声を掛けられ、振り向く。そこには、身長の割には、
なかなかのものを持っている一人の少女がやって来た。
「君は、ファミリアを探しているかい?」
「そうですが、あなたは神ですか?」
「ッ!?何故分かったんだい?」
神は驚いた顔をして、ベルに聞いた。
「他の人達と雰囲気が違うと思ったからです。それと
勘ですよ。」
「そ、そうなんだ。すごい勘だね。」
「よく、当たるんですよね。」
「それより!提案なんだけど、僕の家族になる気は
ないかい?」
「いいんですか?」
「僕も最近下界に降りてきて、ファミリアを作ろうとしてるん
だけど、なかなか、家族になろうとしてくれる人が
見つからなくて。」
「苦労したんですね。いいですよ、なりましょう家族に。」
「ウェッ!?いいのかい?本当に!」
「えぇ、どのファミリアに行っても、断られたので。」
「ありがとう!僕の名前はヘスティア!こう見えても、
神なんだぜ!」
「僕の名前はベル・クラネル。よろしくお願いします、神様。」
「よろしくね!ベル君!」
こうして、ベルはファミリアに入る事が出来た。
そしてベルはボロボロの教会にいた。
「ここが、僕達のホームだよ、ベル君。さぁ入ろう。」
ヘスティアに言われ、教会に入る二人、教会は地下室があり、
そこに入る二人。どうやらここがホームらしい。
地下室に入る二人。そしてヘスティアが、
「早速、恩恵を刻むから、上の服を脱いでくれるかい?」
「わかりました。」
ベルは上の服を脱ぎ、そこにヘスティアは恩恵を刻んでいく。
「ベル君、恩恵を刻ん...だ...よ。えぇぇぇぇぇぇ!!」
「どうしたんですか?神様?」
「なんだこのステータスは」
ベル・クラネル
Lv.1
力 : SSS
耐久 : SSS
器用 : SSS
敏捷 : SSS
魔力 : I0
《魔法》
【】
《スキル》
【始まりの男】
・アーマードライダー鎧武に変身する。
・全てのロックシードを使用する事が出来る。
・インベスを従える事が出来る。
・異世界の扉を開く事が出来る。
・本気で守りたいと思った時、その力を発揮する。
「な、なんなんだ、このステータスは!?」
「どうしたんですか、僕何かしました?」
「君は一体何者なんだい?」
「僕は普通のヒューマンですよ。」
「神である僕は嘘を見抜く力があるんだ。ベル君、嘘を付いてる
よね?本当のことを言って欲しいんだ。どんなベル君でも、
受け止めて見せるぜ。」
「ありがとうございます。神様は、【始まりの男】って
知っていますか?」
「あぁ、知ってるよ。普通のヒューマンが黄金の果実を食べて
神様になった話だろ。英雄譚になるくらいだから知らない人
はまずいないぜ。」
「その事なんですけど...」
「なんだい?」
「その【始まりの男】は実は僕なんです。」
「.........................えっ?」
「実は僕が始まりの男なんです。」
「そうなのかい?ベル君があの始まりの男?すごい!すごい
じゃないか!」
「信じるんですか?」
「だって君は嘘を言ってないだろ?それぐらいわかるさ。」
「てっきり、嫌われるかと思った。よかった〜。」
「何言ってるんだい?君が始まりの男でも、ベル君はベル君だろ?
それに折角出来た家族なんだ。嫌う訳ないじゃないか。」
「ありがとうございます。改めてよろしくお願いします、神様。」
「こちらこそ、よろしく頼むぜ!ベル君!」
こうして、始まりの男と炉の神が出会い、ダンジョンに出会いを
求める物語が始まる。
推奨BGM 「YOUR SONG」
このssのスピンオフでベル君が斬月に変身する話を
考えているのですが、どうですか?