不思議な狐少女 5話
ミヤビはまた目を覚ますもはや自分が誰かも分からない、いたぶられ傷だらけだ
ドタドタと激しい足音が聞こえる
「動くな!!」武装警官隊が雪崩れ込む
状況を確認した隊員の一人が呟く
「酷い、、、まるで、まるで、、、」
「それ以上は口にするな」
「そうですね、、隊長」
ゆっくり腕と手足の拘束を解く隊長と呼ばれた男はゆっくりとその狐耳と尻尾を生やした少女を持ち上げる
「おい、誰か服持ってこい、女性隊員が上に居んだろ1人でもいいから連れてこい、せめて先にコートでもかけてやるか、、」
「はい、隊長コートなら自分のをどうぞ」
「わかったコートに包んで上に連れていく人壁作っとけ」
「はい、わかりました隊長」
コートでその少女を包む
「それにしてもこの耳と尻尾、、、人か?少なくとも人間じゃ無いな」
ゆっくりと抱え上げながらそう独り言をいう
「あ、、、、えぁ? あうぁ、、、」声にならない声で喘ぐ
「人格が壊れてやがる、、かわいそうにな想像したくもない」
ゆっくりと階段をあがり女性隊員に引き渡す
「うちの病院へ連れていけそんな訳ありのでも何とかなる」
「了解しました、隊長は同席されますか?」
「ああそうだな、おい報告書任せるわ、こっちついていって事情説明してくる」
「始末書面倒なんですが」
「俺だって事情説明しなきゃならんのだから面倒だぞ変わるか?」
「いえ、いいです」
「じゃあ頼むぞ」「行ってらっしゃい隊長」「おう」
救急車の中で隊長と呼ばれた男は少女が着替え終わるのを待つ、タバコに火をつけようとして救急隊員に睨まれる
「ちっ、、、分かったよ」大人しくタバコとライターをしまう
「今日は厄日だぜ、、」
数分後病院に着く
ピリリリリリリリリリ 業務用携帯が鳴る
「[こちら藤崎]」「[木下ですあの後あの家を調べたのですが一着だけ女性用のドレスが見つかりましたサイズもあの子のものだと思われるのですが、どうされますか?]」
「[わかったこっちに持ってきてくれクリーニングの必要がありそうならしておけ]」「[わかりましたクリーニング後もっていきます]」
電話を切り、少女の着替えが終わったようで女性隊員がお姫様抱っこして連れてくる
「ちょっと待ってな」藤崎は病院の受付で医院長自分の父親を呼び出す「よう親父病室空いてるか?」「急に呼び出しておいてその態度かよそんで患者は?」
「こっちだ」救急車に案内する「なんだこりゃ人か?妖怪の類か?」「そう見えるよなやっぱ」
「仕事終わらせてすぐにこっちに来るわ」「人体実験したりすんなよ」「するかバカ息子」
じゃあなと言って病院を後にする
「3年?」「はい隊長あの土地管理者のクソ親父を取調べした結果わかった事は随分突飛な話でしたが3年間あの娘を拘束凌辱し」
「それ以上は別にいい、んで?なんて言ってるんだ?」「長いですよ」「分かったコーヒー淹れてくる準備しとけ」
藤崎はコーヒーを4人分淹れて席に戻る1つは自分に1つは話す隊員にもう一つは父親に、そして目を開けたまま心を閉ざした少女に1つ
「そんであの嬢ちゃんは歳をとってないと?医学者としては信じられんな」「それではあの少女について聞きだした情報を話しますね」
「彼女はミヤビという名前で何でも屋、狐の便利屋さんというお店をしていたそうですですがどうにもまっとうじゃないですね今でもやっているそうですよ従業員は彼女を除き2人同じく少女ですね」
「おい、戸籍はどうなってる日本の法律舐めてんのか」藤原は声を上げる
「とんだでたらめでした今その従業員の2人の少女に電話しております、続けますどうも本当に何でもしていたようですよ、殺しや納品、護衛、機械修理に猫探し他にもたわごとにもにた内容を話していますね」
「そんでそんな何でもできるやつの隙を見つけてさらったと」
「隊長口挟まないでくださいよ、ですがその通りですお腹に腹パンを入れ注射を入れた、、と、そこからは知っての通りです」
「ふーん、それでこの子の同居人の2人は?」「幼女で狐の幼女ですよ?、、こんな風にね」
突然ベットの横の椅子から涙を流す黒髪の少女がいた
「おい!どうやってここに来た!!??」藤崎は驚き怒鳴るようにその幼女に問う
「そりゃあ、、、」「こういう風にだよ?」黒い靄がでたとおもうと真横にその幼女は現れる
「本当に良かった探しましたよ、、、ミヤビ様、、そうよね、、セイル?」「そうね、、今まで甘えられなかった分甘えないといけないわ」
黒髪の少女に答えるように入口にミヤビそっくりな小さな少女が現れる
「ここには護衛が2人いたはずだが?」「眠っていただきました1時間は起きないでしょう」そう言いながらミヤビと言う少女に近づく
「あぅ?」ミヤビは最初と同じように声にならない声で喘ぐ
その瞬間濃厚な死が漂う、自分が生きているのが不思議なように
「だれがやった、、、これを誰がやった!!!?」「マスターねぇ、、マスター!?ねぇいつもみたいに笑ってくださいよ!マスター!!」
「とりあえず落ち着いてくれ私はこの子を助けたものだ全員君たちの味方だ!」その声に答えるように2人は警戒を解くそれでも少しはピリピリしていた
「ここの医院長だこの少女の親族かな?」「ええそうです、私はセイル彼女は楓お話は聞かせていただきました」
「じゃあ話は早いなおいお前は帰れ」「そうさせていただきます」
「うちのは帰らせたこれでいいだろう?」「ええ構いません」セイルが答えているうちに楓が椅子を準備する
「ありがとう楓」「飲み物はー、、」「いえ結構です」セイルが缶ジュースを取り出し投げ渡す「ありがとうセイル」
「あなたたちはエーテルは知っていますね?」「ああもちろんだそれをつかえば同じことが可能ですまぁ技術が追いついていないようですが」
「正体を話しても良いと判断しましたのでステルスを解除しましょう」そういうと二人の少女の姿の一部が 増えた
「君たちは妖怪なのかい?」「まぁ似たようなものですね楓は違いますが」「へぇ、後で検査させてくれない?」
「嫌ですよなんで好き好んで検査受けなきゃいけないんですか、話がそれましたねマスターは元アークスです宇宙の治安維持者と言ったところでしょうか」