取り返すまでの物語   作:みかみ

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この二次創作を手に取って(?)いただき、ありがとうございます。
どうぞご覧下さい。


第4話

 

モニターにはボロボロになったビルが映し出されている。

 

その状況を作り出した2人も、片方は両腕に酷い怪我をして

 

「これしか…思いつかなかった……!」

 

絞り出すように言った。

そしてもう片方は呆然と立ち尽くして

 

「…っ」

 

モニターに映っている

 

『ヒーローチーム…』

 

一拍おいて

 

WIIIIIN!!(ウィーーーーン)

 

ヒーローの勝利を告げた

 

 

 

 

 

=============================================================

 

今俺たちは戦闘訓練のため、2人一組で「敵」と「ヒーロー」にわかれて2対2の屋内戦闘をしている。

設定はアジトに「核兵器」を隠している「敵」とそれを処理する「ヒーロー」という構図だ。

「ヒーロー」は制限時間内に「敵」を捕まえるか「核兵器」を回収するのが勝利条件であり、対して「敵」は制限時間まで「核兵器」を守るか「ヒーロー」を捕まえる。

捕まえたと判断されるのはそれぞれが渡された確保テープを相手に巻いたとき、「核兵器」は触れれば回収とする。

コンビ及び対戦相手はくじで決める。

 

そして、このクラスは全員で21人在籍しているので、一組だけ3人のところがでてくる。

2人対3人だと不公平かもしれないが、不利な状況なんてプロになれば沢山あるから今のうちにに経験しておこう、とのこと。

 

ちなみに俺がその3人グループの1人だった。運がいいな。

まあ出番が回ってくるまではモニター室から他の生徒の戦闘を見学するということだが。

 

 

「負けた方がほぼ無傷で、勝った方が倒れてる…」

 

クラスメイトの誰かが言った。

今行われた最初の試合のことだろう。正にその通りだ。

勝ったヒーローチームの緑谷・麗日ペアだが、緑谷は片腕がバキバキに砕けておりもう片方の腕は酷い火傷を負っている。

麗日は個性の許容量(キャパシティ)オーバーで気分が悪いようで、今日の昼ごはんだろうか、戻している。

対して(ヴィラン)チームの爆豪・飯田ペアだが、目立った怪我は無いようだで、余力があるように見える。

 

講評の時間ということで試合を行なっていた生徒をオールマイトが連れて戻ってきた。

オールマイト曰く、一試合目のベストは飯田らしい。

その理由を生徒に答えてもらおうと、挙手を促す新米教師(オールマイト)

 

「ハイ、オールマイト先生」

 

そう言って挙手する…確か、八百万だったか?

名前をしっかりと覚えてなかった。

 

その八百万が初戦の爆豪、緑谷、麗日の悪い点を論理的に指摘する。

すごいインテリな感じだ、下学上達らしい。

でも、言うこと無くなったオールマイト困ってるな…

 

講評もおわったところで次に戦う組の発表に移る。

 

第2戦を行う組をくじで決め、オールマイトが発表する。

 

「気を取り直して、次の組はこの2チームだ!!」

 

HERO Bチーム 轟 焦凍(とどろき しょうと) & 障子 目蔵(しょうじ めぞう)ペア

 

VS

 

VILLIAN Iチーム 尾白 猿夫(おじろ ましらお) & 葉隠 透(はがくれ とおる) & 霊弾 幕斗(れいだん まくと)トリオ

 

 

 

早速出番だ。

 

「尾白くん、霊弾くん私ちょっと本気だすわ

手袋もブーツも脱ぐわ」

 

「うん…」

 

葉隠…透明人間としては正しいんだろうがやばくないか、女の子的に

 

お互い微妙な顔をして向き合う尾白と俺がいた。

ほら困ってるよ

 

「あー…取り敢えずみんなの個性や作戦について話し合おうか。」

 

「ああ」

 

「オッケー!」

 

尾白の提案に乗っかる俺と葉隠

 

「じゃあまずは俺からでいいかな。

俺の個性は見ての通りこの"尻尾"だ。自分の体重も支えられるくらいには力もある。

あとは、いちおう武術をやってるから近接戦闘はできるよ。…こんなもんかな。」

 

近接戦闘で力が発揮される感じか…

 

「ハーイ!次私ね! 私も見ての通り"透明"だよ!

潜入隠密お任せあれっ!」

 

透明か…奇襲や待ち伏せなんかもできるな…

次は俺の番か。

 

「俺の個性は、表すのが難しいな…。簡単に言えば、未知のエネルギー的なものを生成し操作する。」

 

「「?」」

 

俺の説明に疑問符を浮かべる2人。

 

「実際見た方が早いか。」

 

手のひらからエネルギー放出する。

 

「これの反動を利用して移動を補助したり」

 

放出したエネルギーを球状に固定する。

 

「これを相手にぶつけて炸裂させる。」

 

「「おおー」」

 

他にも小技があったりするが、個性についてはこんなもんでいいか。

最後にもう1つ

 

「あとはこの棍で殴る、位が俺のできることだ。」

 

手に持った170センチ程の棍を見せる。

戦闘服(コスチューム)を作ってもらう際に要望を出して、一緒に作ってもらったものだ。

 

「習ってたの?」

 

「ああ。」

 

「これでお互いの出来ることがわかったし、作戦を立てよう。」

 

そう言う尾白に意見を出す。

 

「お互い会って日も浅いし、連携は期待しない方がいいんじゃないか?」

 

続けて伝える

 

「だからここはお互いが出来ることに集中するのが良いと思うんだが。」

 

「出来ることに集中…?」

 

「ああ、尾白なら相手から近寄ってくるポジション、核兵器の防衛。

葉隠なら尾白が交戦してる相手への奇襲、といった具合だ。」

 

「たしかにっ、それならなんだか簡単そうに思えるね!」

 

「うん、正直作戦とかどうしようとおもってたんだ。助かったよ」

 

葉隠と尾白の同意も得られたのでこの方法で行くか…

 

「ところで、霊弾くんは何をするの?」

 

葉隠から質問が来た。俺か…やっぱり

 

「遊撃かな」

 

そんなこんなで作戦も大まかに決まり、

 

『2チームとも、準備はいいかい?』

 

先程、確保テープやビルの見取り図と一緒に渡されたインカムからオールマイトの声が聞こえる。もう時間らしい。

核兵器は最上階である5階でいいか。

 

「頑張ろうねっ!尾白くん、霊弾くん!」

 

「う、うん。」

 

「…あぁ。」

 

元気に声を掛ける葉隠、それに応える緊張気味の尾白と無愛想な俺。

 

 

 

『屋内対人戦闘訓練、開始(スタート)!!!』

 

 

 

さあ、始まるぞ

 

 





話が進まなかった。展開遅くて申し訳ない。
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