第1話
?「ここが東京か。酷い有様だなこりゃ・・・」
辺りは一面廃墟だらけの街を見て、一人の少年が呟いた。
彼は、篠崎剣斗。
キリスト教の教会本部に所属する悪魔祓い師である。
現在剣斗は、教会からの依頼により、ある事が原因で壊滅状態になってしまっている東京に来ていた。
何故、東京が壊滅状態になっているかと言うと・・・
?「ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
?「グアアアア!!!」
?「アアアアアア!」
剣斗「クソ、さっそくお出ましかよ!」
それはザンビという謎のバケモノ達によってそうなってしまっているからだ。
剣斗「しかもこいつら全員、神人じゃねえか!!」
ザンビというのは生と死の狭間にいる存在で、見た目通りの生きる屍である。
ホラーなどの定番であるゾンビと似たようなものである。
今回、剣斗に襲いかかって来ているのは、そのザンビよりもやっかいな存在、神人である。
神人とはザンビの成れの果てであり、記憶、思考、感情をすべて失い、ただ本能のままに、人間を襲うバケモノである。
また神人はザンビとは違って、脳を破壊しようが、心臓を撃ち抜こうが、決して殺すことは出来ない。
剣斗「とりあえず、火を放って動きを止めるか、殺すことは出来なくても、肉体を焼けば、骨だけになって、しばらくは動けないだろ。」
剣斗はここで魔法を発動させる。
剣斗「焔よ来たれ!我が求むのは全てを焼き尽くす焔の雨!!【ブラストレイン】!!!」
魔法が発動し、神人目掛けて、炎の雨が降ってくる。
神人達「グアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」
炎の雨が容赦なく、神人の肉体を焼き尽くす。
それから、少しして、神人達は骨だけになってしまった。
だが、その瞬間すぐに再生が始まる。
剣斗「今のうちにここを離れよう。」
ザンビや神人は音に反応して寄ってくる習性があり、剣斗はすぐにその場を離れた。
それからは、ザンビや神人と遭うことなく、なんとか、隠れられそうな場所を見つけ、そこに隠れた。
剣斗「ここなら、安心だな。」
ひとまず、剣斗はそこで休憩をとることにした。
剣斗「それにしても、本当に酷い有様だなこりゃ。」
剣斗は辺りの瓦礫や散乱している物を見てそう呟いた。
剣斗「ったく。教会も無茶な任務出すなよな。行ったら、完全に終わるまで帰ってくるなって。無茶振りにほどがあるだろ。」
剣斗は教会から依頼されているというが、実は完全に終わるまで、帰れないという規定があるのだ。
理由はもちろん、ザンビの呪いを拡散させないためである。
分かってはいるが、剣斗は愚痴を言わない訳には居られなかった。