次の日、剣斗は窓から差し込む陽の光で目を覚ました。
携帯を見ると時刻は午前7時となっていた。
朝食を摂るには十分な時間だった。
携帯とは言っても電波が遮断しているためか、通話やメール、ネット検索などは出来なくなっている。
剣斗「さてと、そろそろ花蓮さんとゆかりさんが朝食を準備している頃か。」
剣斗はそう言うと、起き上がって朝食を摂るために生還者たちの所へ向かった。
生還者達の所へ来ると、すでに生還者達に朝食を運んでいる花蓮とゆかりの姿があった。
二人は昨日の晩、拠点で生活するにあたって、食料係を買って出てくれたのだ。
剣斗「おはよう。花蓮さんにゆかりさん。すまないな、食料係を買って出てくれて。」
花蓮「大丈夫ですよ。前の避難所でも食事係やってたので。」
ゆかり「そうですよ。助けてもらった恩もありますし、気にしないで下さい。」
剣斗「ありがとう。さてと、オレももらおうかな。」
剣斗はそう言って、花蓮達が用意してくれた朝食を生還者達と共に、ありついた。
食事後、剣斗は何人かを招集し、拠点での役割を生還者達に与えて行った。
剣斗「皆さん、集まってくれてありがとうございます。」
男性「いやいや、キミには恩があるからね。頼み事ならいくらでも聞こう。」
女性「そうですよ。私もちょっとした料理くらいなら出来ます。それくらいはさせて下さい。」
剣斗「わかりました。では貴方には、夜の見張りをオレと交代でお願いします。今は結界を張っているので、1日ごとの交代で大丈夫でしょう。オレは拠点周辺なら夜でも単独で探索出来る程度の能力があるので、朝と夜に休む時間も作れるので、その辺は気にしないでください。」
男性「わかった。確かにキミにはザンビや神人を元に戻す力があるから、その辺は頼りにさせてもらうよ。」
女性「それで、私は何をすればいいの?」
剣斗「そうですね・・・花蓮さんとゆかりさんと共に食料の管理をお願いします。」
女性「わかったわ!任せて!」
男性と女性は剣斗から仕事を与えられ、生き生きしながらその仕事を引き受けてくれた。
ちなみに男性は自衛隊隊員の早河祐也、女性は小料理屋の若女将の橋本未来と言うらしい。
そして残りのメンバーで剣斗と共に物資と食料の調達や、神人探しをこれからやって行くことになった。
剣斗「さてと、そろそろ行きますか!」
修也「行くのかい?」
剣斗「ああ、準備も出来たし行ってくるよ。」
修也「それなら、オレも行っていいかい?」
剣斗「それならちょうど、頼もうと思ってたんだ。お願いするよ。」
そして準備が出来た剣斗と修也と成人男性、二人の合計四人探索メンバーで拠点周辺の探索出るのだった。