ザンビ〜東京壊滅編〜   作:ルコル

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篠崎剣斗


教会からの任務で壊滅した東京の調査と事件の収束のため、東京に派遣された悪魔祓い師の少年。修行の際に得た浄化の力と魔法を駆使し、ザンビや神人達と戦う。年齢は17歳。キリスト教関係の高校に通っている。



浄化の力


剣斗が持つ神人達と対抗し得る唯一の力。あらゆる悪しき力を浄化する事が出来る。この力で、ザンビや神人を人間に引き戻すことが出来る。



ザンビ


突如として、現れた異形の怪物。元は人間であり、100年前に生き埋めにされた女性の呪いを受けて怪物化した存在。陰陽道では生と死の狭間を彷徨うモノとされる。生き残った人間に噛み付き、呪いを感染させ、仲間を増やす。倒すことは出来るが、心臓を撃ち抜くか、頭を潰さない限り倒せない。



神人


ザンビの成れの果て。ザンビが自身で繭を作り、その中で一定時間経て成り果てた化け物。記憶、思考、感情をすべて失っている。殺すことは出来ず、跡形もなく消し飛ばしても決して死なない不死身の存在。


第3話

剣斗は先程まで神人となっていた人々から呪いが消えている事を確認すると、ホッと溜め息をついた。

 

 

剣斗「ふぅ、呪いは完全に浄化されたみたいだな。」

 

 

剣斗(しかし、残美信仰か。それがこんなにも恐ろしいことを引き起こすなんてな。)

 

 

そんな事を考えていると、神人となっていた人々の中の一人の男性が目を覚ました。

 

 

?「あれ?オレは一体何を?」

 

 

剣斗「目を覚ましようだな。」

 

 

?「君は?」

 

 

剣斗「オレは篠崎剣斗だ。東京の調査に来たキリスト教の悪魔祓い師だ。」

 

 

?「君が助けてくれたのか?」

 

 

剣斗「ああ。」

 

 

その男性は辺りに倒れてる人々を見ながら、そう言った。

 

 

剣斗「神人になっていたことは覚えているか?」

 

 

男性「いや、ぼんやりとしか分からない。ザンビにされた時の事ははっきり覚えているがな。」

 

 

剣斗「そうか。」

 

 

修也「そう言えば、オレも名乗っていなかったな。宮川修也だ。よろしく。」

 

 

剣斗「ああ、よろしくな。」

 

 

修也な少し不安そうに、まだ倒れてる人々を見て、聞いてきた。

 

 

修也「彼らは大丈夫なのか?」

 

 

剣斗「呪いは完全に浄化されたからもう大丈夫だと思うぞ。」

 

 

修也「そうか。それでこれからどうするんだ?」

 

 

剣斗「そうだな。とりあえずここら一帯の神人を全て元に戻す。神人は殺せないから、人間の状態に引き戻すしか対抗する術がないからな。」

 

 

修也「君にそんな力があるのか?」

 

 

剣斗「ああ、修行しているうちに偶然手に入れてね。オレも良く分かってないんだ。だから使えなくなるうちに使って置こうと思っている。」

 

 

修也「そうなのか。」

 

 

修也は少し考えて剣斗に一つの提案を出してきた。

 

 

修也「剣斗くんだったか?これから一緒に行動しないか?」

 

 

剣斗「いいのか?食料や武器は分配になるぞ?」

 

 

修也「また神人に戻るのは嫌だしな。君といる方が生存率が上がりそうだしな。」

 

 

剣斗「そうか、分かった。」

 

 

修也「ああ、これからよろしく。」

 

 

こうして、剣斗は修也と行動を共にすることになった。

 

 

その後は、目を覚ました神人から元に戻った人々に事情を説明し、安全な場所に送り届けた後、そこに結界を張り、そこを任務活動の拠点とした。

 

 

そして剣斗と修也は、再び行動を開始した。

 

 

ちなみに剣斗は浄化の力を「セフィロト」と名付けた。

 

 

由来は、聖なる樹からそのまま取った。

 

 

剣斗「よし、ここら辺で良いだろう。修也さん頼む。」

 

 

修也「分かった。」

 

 

修也はそう言って、移動中にドローンが落として来た武器の中にあった手榴弾を瓦礫の山に投げ付け、起爆させた。

 

 

ドカアアアン!!!

 

 

その手榴弾の爆発音でわらわらと、ザンビや神人の群れが湧き出てきた。

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