神人「グオオオオオオオオオ!!!」
ザンビ「キシャアアアアア!!!!」
剣斗「来たか。オレの後ろに隠れていろ!」
修也「あ、ああ!」
剣斗は湧き出てきた神人達に対し、冷静且つ真剣な表情でそう言い、セフィロトを発動した。
剣斗「セフィロトよ!かの者達を浄化せよ!!!」
カァァァァァァッ!!!!!!
セフィロトを発動させ、聖なる光の奔流が辺りを覆った。
神人達はその光に包まれると、徐々に動きを止め、神人の状態から、徐々に人間の姿へと戻って行った。
修也「す、すごい。神人達が元に戻って行く。」
剣斗「ふぅ、この辺りに神人はもういないようだな。」
修也「そのようだな。」
二人は顔を見合わせ辺りを確認し、神人達の気配はもう無いと警戒を解いた。
その時だった。
一人の少女がこちらに剣斗達の元に走って来た。
剣斗「何者だ!!」
剣斗はまた警戒心を剥き出しにし、魔法を発動しようとした。
修也「待つんだ!その子は神人でもザンビでも無い!人間だ!!」
修也に止められ、剣斗は警戒を解き、魔法を発動させるのやめた。
少女「誰か!!助けてぇ!」
修也はその手に手鏡を持っていた。
修也「ザンビや神人は鏡に歪んで写るんだ。彼女は歪んでいない。」
その少女はこちらに助けを求めて来た。
剣斗「大丈夫か!?」
修也「もしかして生存者かな。」
剣斗「そのようだな。あれ?この子の着ている制服、フリージア学園の制服だ!!キミは、フリージア学園の生徒なのか!?」
剣斗は気になって訊いてみた。
フリージア学園は教会からの報告によると、3ヶ月前に関係者全員がたったの7日で行方不明になったと言われている全寮制の女子校である。
彼女はそのフリージア学園の生存者かもしれないのだ。
少女「い、いえ。わ、私はフリージア学園の生徒ではありません。この制服は前の避難所で頂いた物です。」
修也「そうか。君も避難所で生活していたのか。」
剣斗「避難所?」
修也「ああ、オレは避難所で生活していたんだ。だが、ザンビの群れに襲われて壊滅したんだ。」
少女「私のいた所も形は違いますけども、壊滅しました。親友が私をに、逃がしてくれて・・・グスッ、うわあああん!!!」
その少女はそう言いながら、その場に泣き崩れた。
剣斗「よしよし、辛かったな。もう大丈夫だ。」
修也「そう言えば、フリージア学園って言ってたけど、そこがどうかしたのか?」
剣斗「ああ、実はな。」
剣斗は泣き崩れた少女の背中をさすりながら、今現在のフリージア学園の状況を修也に、なるべく簡潔に説明した。
修也「それは本当なのか!?」
剣斗「ああ、本当だ。フリージア学園の関係者は全員7日間で失踪した。」
修也は今聞かされた事実に驚愕していた。